【登場人物】
B-エロリューションズ
鈴谷と村雨による新たなるタッグ、ツープラトン技の肉便キングダムはナガムツドッキングにも匹敵するとかしないとか
レアキラーズ
最凶空母一航戦コンビによるタッグ、最近、翔鶴姉ぇに宇宙のパワーが守ってくれるお守りを売りつけて金回りがいい
タッグトーナメント二回戦第一試合
一回戦、タッグパートナーの裏切りで試合中にタッグ再結成!冷酷・冷徹・冷血を体現する悪魔的タッグ、B-エロリューションズ VS たとえ相手が女子供だろうが向かって来る者には容赦しない、残酷・残忍・残虐の権化、レアキラーズの悪魔VS悪魔の悪魔的ファイト!
「鈴谷はオマエ以上に勝利が欲しいじゃんーッ!」
「ア゛ァ?誰に意見してんだテメェ…?」
先ずリングに上がるのは難攻不落のビッチ兵の異名を持つ鈴谷と恐怖の一航戦の左の人、加賀ッ!!
「ヘイ!ヘイ!鈴谷!天使のように大胆に!悪魔のように大胆にだーッ!」
「ヘイヘイ、わかってるっーの」
事前に打ち合わせた鈴谷と村雨の作戦…
たしかに一航戦はヤバイ、ハッキリ言ってヤバイ、まともにヤリ合えば無事では済まない、っーか良くて全殺し、悪くて全殺しの後に念入りに全殺し…
しかしそんな無敵の一航戦にも必ず付け入る隙はある…ッ!!そう考えた鈴谷と村雨はこれまでのデータを徹底的に洗い直し、一つの活路を見出していた…
アウトレンジから放たれるそのスピードと威力は速吸クンの流星拳の比ではなく、もはや光ったと思ったら死んでいたレベル、しかし、閻魔の一航戦と言えどやはり………空母ッッ!!インファイトにさえ持ち込めば勝機は十分にあるッッ!!
「クタバレこのクサレ空母どもがーッ!!」
試合開始のゴングと共に勢いよく飛び出す鈴谷!とにかくインファイト!組み付きさえすれば勝てる…っ!
「ハ〜……舐めてんのか?」
「死ねッ!!」
先ずは先制の跳びスクリューキッ……
バシッ!!!(完全ガード)
「な、ナニぃ!?」
先手必勝の跳びスクリューを迎撃され、リングに転がった鈴谷に、加賀の打ち下ろしの肘がモロに鈴谷のお腹に突き刺さった!!
「ゲボォ!!!オ、ォォ……オボォ……」
「オイオイ、まさかこの程度でくたばんなよコラ?オマエさっきなんっつた?あ?クサレマ●コったろーがコラ?あ?頭にキてんだよ」
加賀は鈴谷の身体を持ち上げ、強烈なアルゼンチンバックブリーカーで締め上げるッ!!
ギリギリギリギリギリギリ!(アルゼンチンバックブリーカー)
「うっぎゃあああーッ!!痛い!マジ痛いィィィィィ!!ちょ、痛っ!ってか力強っ!いや、マジ強い!!」
「コイツはメチャ許さんよなぁ〜…」
正規空母 加賀…
閻魔の一航戦、鬼の二航戦、奴隷の五航戦、基地空母界鉄の縦社会の頂点に君臨するその出自は少し変わっている
その理由は大きく分けて2つ、まず、彼女は海軍への入隊時、通常ならば入隊試験を受けるのだが、彼女にはそれがない
彼女は自ら入隊を志願したのではなく、今は半ばボケ老人と化している海軍伝説のスカウトマン、中尊寺金色之介(98)がスカウトしてきた人材である
中尊寺はまだ野にいた加賀に目を付けると足しげく彼女のもとに訪れ、そして、加賀と言う怪物を獲得したのである
そして、彼女が他に類を見ない例であるもう1つの理由
中尊寺は彼女を“戦艦”としてスカウトしていたにもかかわらず、彼女は“空母”として配属を希望したのだッ!!
彼女の持つパワー、スピード、タフネス、残忍性、狡猾性、凶悪さはまさに戦艦に相応しいと考えていた中尊寺もこれには目を白黒させたが、加賀は空母としても高い素質を見せ、スカウトも上層部もやはり天才はいるものだと悟らざるを得なかった…
ちなみにこの件に関し、後年、定年退職間際の中尊寺が加賀に何故戦艦ではなく空母だったのかを尋ねたところ、加賀は幼馴染でダチの赤城が空母で1番獲る方がオモシレーだろ?と誘われたからだと答えたと言う…
『あやつにインファイトを挑むのは戦艦に挑むに等しい、それはつまり、自殺行為じゃ…』
『なんと言うコトだァァァァァァァ!!インファイトなら勝機があると踏んだ鈴谷さん!これはとんでもない誤算だったー!!』
しかし!加賀の剛力アルゼンチンバックブリーカーに捕まっていた鈴谷を救うべく、村雨がリングへ飛び込んできたッ!!
「喰らえ!村雨のチェーン!!サンダァァァァウェーブ!」
「痛てっ…っっ」
「グハァ!!」
村雨のチェーンで若干ロックが緩み、アルゼンチンバックブリーカーから解放された鈴谷はリングをゴロゴロと転がった
「ハァ…ハァ…す、すまねぇ!助かったぜ相棒!」
「フッ、いいってコトよ!だって村雨達はタッグパートナーじゃない」
鈴谷と村雨は一旦リングぎわへと下り、改めて態勢を整えるべく、まずは大ダメージを負った鈴谷からノーダメージの村雨へとタッチする
「次に死にてーのはテメーか?アァ?」
「フッ、あまり村雨を舐めないコトね……周りをよく見てみなさい!」
「ア゛?」
リングの中に、まるで村雨を中心に円を描くように敷かれた鎖!!
「そのチェーンの内側に一歩でも踏み込めば最後!10億ボルトの電流で敵を焼き尽くすのよ!」
「…ハァ?」
「さぁ…このチェーンの内側に入ってくる覚悟があるなら入ってきな………ぶべらぁ!!」
正規空母 加賀…
戦艦でスカウトされた彼女には空母の才能もあった、その才能は、闇に舞い降りた天才と称される空母、赤城にも匹敵する…
まるで見えない拳に顔面を殴られたかのように転倒した村雨は白目を剥き鼻血をドクドク流しつつパンツ丸出しの姿で転がった…
「バカかオマエ、いや、スマン、っーかバカだったな」
加賀はリングに転がる村雨の両足を掴み、自分の右足を村雨の股間にあて…………力強く揺らした
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
「ギャアアアアアアアアァァァァァァァァ!!」
所謂、電気あんまである…
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
「ヒギイイイィィィィィ!!無理!無理無理無理無理ぃ!負け!負けました!む、村雨の負けですっ!村雨の負けで…ギャアアァァァァァァァァ!!ごめ、ごめ…!ゆ、許し……許して!もぉ、ホント…!アヒィィィィィィ!!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
「な、なんでぇ?!なんで、村雨謝って…!ンギィ!!許して!許してください!なんでも!なんでしますからァァァァァァァァ!!」
地獄の電気あんまの刑が終わり、加賀は無様に公開アヘ顔失禁ショーを晒した村雨をジャイアントスイングで鈴谷へと投げつけた
「あ、相棒ォォォォォォ!!」
「アヘェ…」ビクッ!ビクンッ!
「ゆ、許せねぇ…!!オマエの仇!このメインヒロイン鈴谷様が必ずとってやる!」
鈴谷は村雨をリングの外に雑に放り捨て、再びリングにインした!!
「ハーッ………まだやんの?赤城サン、交替しよーぜ、交替」
「オイオイ、オマエの食い残しだろ?」
「いいだろ、っーか赤城サンも、少しはヤっとかねーと……ママが見てるしよ」
「………だな」
観客席最上段で試合を観戦しているジ・アドミラル2号ことビッグ・ザ・ママをチラ見し、赤城は加賀と交替してリングへ入った
「へー?交替するんだ?ま、そのほーが鈴谷としても助かるけど?」
「キャンキャンうるせービッチだなオイ、発情期か?」
「うるせー!!クソ空母どもがーッ!今度こそ組みつき次第投げまくってや…」
強襲のフライングニーで仕掛ける鈴谷!!しかし…
バシッ!!(完全ガード)
「あれ?」
「頭悪いな、オマエ」
フライングニーを迎撃され、ワンハンドクローで顔面を掴まれた鈴谷はそのまま勢いよくリングに頭部から叩きつけられた!!
「ゴデュファ!!!」
正規空母 赤城…
彼女もまた、海軍伝説のスカウトマン、中尊寺金色之介(98)が直々にスカウトしてきた逸材である…
………“戦艦”として
「一航戦舐めんなよコラ、私ら一航戦ってのはなぁ〜………」
どんな空母より残忍!!残虐!残酷!そしてその凶悪性も十分ッッッ!!
赤城は鈴谷の身体を掴みあげ、アルゼンチンバックブリーカーで締め上げるッッッ!!
ギリギリギリギリ!!(アルゼンチンバックブリーカー)
「ウッギャアァァァァァァァァ!!死ぬ!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!死んでしまうぅぅ!!」
「オラァ!!!」
バギャアッ!!!(背骨折り)
「ゴハァ!!!」
背骨を破壊され、血反吐を撒き散らし凄惨な姿となった鈴谷はリングに転がった…
「ペッ!反吐を出るぜ」
『決着ッッッッッッ!!!B-エロリューションズ VS レアキラーズの戦いはレアキラーズが圧倒的な実力を見せつけ、B-エロリューションズをくだしたァァァァァァァァ!!』
『うむ、良い試合であった』
『そ、そうですか?あの、青葉、たまに初春様のコトよくわからなくなります』
『そうかえ?』
二回戦 第一試合
○レアキラーズ VS ●B-エロリューションズ
(11分42秒 アルゼンチンバックブリーカー)
【登場人物】
中尊寺金色之介
海軍スカウト部に40年勤め、数々の名艦娘を見出してきた伝説的スカウトマン、末期の頃は大鯨に何か光るもの感じスカウトしてきたのだが、そこら辺でだいぶボケてるなこのジイさんと思われていた
当時、まさか中尊寺金色之介の目がまだおかしくなっていなかった気付いた人物はいなかった…