夢の艦娘タッグトーナメント編その1
【登場人物】
青葉(恐縮です)
未だ改二が出し渋られてる重巡界のリーサルウェポン
提督とは漫画の貸し借りするぐらいは仲が良い
初春様(雅な御方)
最低でも千年は生きてる大妖怪の類と噂されている雅な御方、陛下とは違った意味で提督もかなり気を遣っているあたり、信憑性があるとかないとか…
前回までのあらすじ
その身に装備すれば限界を超えた力を手に入れ、
………そして
「あ、あの野郎ォ!裏切りやがった!!」
五月雨のアホンダラに指輪手に入れてこいよと言ったら普通にイヤですと断られた2日後、どうしたものかと思い悩みつつ基地スポを読んでいると、トーナメント・マウンテンに参加するチームが続々と参戦!の記事を読んでいた俺は思わず基地スポを執務机に叩きつけた!
いや、この記事を読めば俺だけじゃない、誰だって叩きつけるだろう…
“無敵の死神”“完璧秘書艦”五月雨ד惨劇の王者”由良!!久々ぶりにタッグを結成ッッ!!今、悲劇の幕が上がるッッッ!!
「あ、あのヤロウ……っーかまさか由良さんと組むとかマジか、完全に俺の息の根を止めにきてるじゃねーか」
まさか飼い犬に手を噛まれるとは……まっことこのコトじゃわい
むしろ俺への嫌がらせを何よりも悦びとする由良さんだけならまだ納得がいったが、まさかサミーが由良さんと手を組むとは………なんだ?俺への不満か?職場への不満なのか?いつまでも輝く甲勲章を1つも貰えず、秘書艦コミュニティでマウント取られるのに嫌気がさしたとか?あら?おたくの提督まだ中佐?しかも甲勲章が1つも?プークスクス
ごめんあそばせー…とか俺の知らない間にディスられウッフンが溜まっていたのか?
「グゥゥゥム、なんと言うコトだ」
しかし唯一事情を知るサミーが敵に回ったとなるとマズイな、他のヤツはアレが俺の指輪だと知らず、マジで伝説の指輪とか思っているかもしれん
他に頼れるのは…………夕張?ないな、アイツだけはない、あのドMを超えたド変態だけには頼りたくはないが……
だがトーナメント・マウンテンの参加は艦娘に限られている、そう、艦娘にだ…
「やるしかないのか…ッ!」
◾️◾️◾️◾️◾️
「最強タッグチームを決定するトーナメント・マウンテン特別、本日の実況はキミ、目に光がないね?とよく言われる恐縮の申し子、青葉、そして解説はお馴染み、格闘技マニアである雅な駆逐艦、初春様をお招きしております、初春様、本日はよろしくお願いします」
「うむ、あと別に妾は格闘技まにあではないぞ?」
「初春様、最近漫画など嗜まれるとか?」
「うむ、せすたすとか言う漫画でな、初霜が読んでいたから妾も借りて読んでお…」
「さて!!今回のトーナメント・マウンテン!!参加チーム8チームの紹介に移りたいと思います!まずは優勝候補No.1!至高のツープラトン、ナガトバスターとナガトドライバーによる胸熱ドッキングの破壊力は単体の破壊力の10倍と言われています、長門さんと陸奥さんのナガムツブラザーズ!」
チーム名:ナガムツブラザーズ
名前:長門・陸奥
ツープラトン:胸熱ドッキング
「続きましてこちらも優勝候補!基地黎明期から現在に至るまでこの基地運営を支えてきた最初で最古のタッグ!駆逐艦と軽巡と侮ることなかれ!秘書艦五月雨ちゃんとその白髪が返り血で染まりすぎたせいかだんだんほんのり桃色に染まった気がする惨劇の王者、由良さんのカミナゲーナズ!」
チーム名:カミナゲーナズ
名前:五月雨・由良
ツープラトン:面倒くさくて名前がない
「3チーム目!おバカな子+おバカな子=おバカな子ではない!超・バカな子だッッッ!!ジャパン最強のおバカとイタリア最強のおバカがガッチリ手を取り合って優勝を狙います!清霜ちゃんとリベッチオちゃんのジーニアス・ファクトリー
チーム名:ジーニアス・ファクトリー
名前:清霜・リベッチオ
ツープラトン:復活のフュージョン!!キヨシとリベ!
「えー…続きまして4チーム目、現役援航巡……じゃなかった、最上型のツラ汚しとディスられつつもそれなりの実力と結果は常に挙げている鈴谷さんとエレガントの皮を被ったエセガント熊野さんの技巧コンビ」
チーム名:技巧コンビ
名前:鈴谷・熊野
ツープラトン:ダブルニーソクラッシャー
「そして続々と現れます5チーム目はプッツン駆逐艦姉妹、白露姉妹の中でも群を抜くプッツンぶりが目立つ2人、駆逐艦を超えた超肉体を村雨嬢とそれをチェーンで抑えきれるか!荒ぶる獣性と驚異の敏捷性を持つハードパンチャー夕立嬢のヘル=ズ・イクスパッションズ!」
チーム名:ヘル=ズ・イクスパッションズ
名前:村雨・夕立
ツープラトン:ヘルズゲートクラッシャー
「6チーム目、基地空母界から来てくれたッッッ!!魔界出身地獄育ち!ワルそうな空母はだいたい友達!ワルそうなヤツとだいたい同じ!裏の道歩いてきた最凶空母コンビ!闇に舞い降りた豪速の天才空母、赤城パイセン、背を追うヤツは容赦しない空母界の絶対王者、加賀パイセンだ!」
チーム名:レアキラーズ
名前:赤城・加賀
ツープラトン:なし
「続きまして7チーム目、素性!経歴!一切不明!謎の覆面コンビ、ジ・アドミラル!」
チーム名:ジ・アドミラル
名前:?・?
ツープラトン:?
「そして最後!!1番であることが義務付けられた1番星!白露姉ちゃんとストーカー規制法により白露ちゃんに接近禁止令が出されているハズの有明ちゃんの昔馴染みコンビです」
チーム名:昔馴染みコンビ
名前:白露・有明
ツープラトン:ギガンティックカタストロフ
「えー…以上の8チームが参加となりますが、どうでしょうか初春様、やはり注目はナガムツブラザーズでしょうか?」
「まぁ、力量で言えば確かじゃな、しかし注目となるとアレじゃな………ほら、アレ、あの変なの」
「クコココと変な笑い方でカクカクしてるあの変な覆面コンビですね、たしかに、ある意味注目を集めまくりです」
「なんなんじゃあやつら、艦娘か?」
「たぶん!よくわかりませんが、たぶん参加チームなら艦娘なんでしょう!たぶん!」
「たぶんを多用しすぎじゃ」
こうして集まったトーナメント・マウンテンに参加する8組のチーム達…
参加するチームはまず、最初の対戦相手を決めるべくクジを引く為中央リングへと集まった………
その時だったッッッ!!
『お〜っと、その抽選待ってくれまセンかネー?』
『仮にも最強タッグを決めるトーナメントに相応しいラインナップが必要じゃないかしら?』
突如として中央リングに降り立った2つの影!!いや、影と言うにはあまりにも豪奢な金髪と薔薇の香り!!
「ゲ、ゲェーッ!!アナタ達はーッ!!」
豪奢な金髪をぶわっと靡かせるフランスから来た自称最強戦艦、リシュリュー!!そしてそのリシュリューに肩車される形で不敵に笑う英国小淑女!ジャーヴィス!
「フフッ、観客席の皆さんもそう思っているハズよ」
「そーゆーワケで、弱体チームには大会の参加をご遠慮ねがおうカシラ?ねぇ?シラツユさんに、エー……えっと、名前なんだったかしら?アリ、アリ……なんとかさん?」
リシュリューとジャーヴィスから弱体チームと煽られた白露と有明は弱体チームだとォ!これはボク達仲良しコンビの名誉の問題だー!と、よせばいいのにつっかかった、そして…
グシャァッ!!!(地獄のコンビネーション)
『『ぐわああああああぁぁぁぁぁ!!』』
「フフッ、コレでわかってくれたかしら?」
「勝つのは私達……SUPER LOVERSネ!!」
チーム名:SUPER LOVERS
名前:リシュリュー・ジャーヴィス
ツープラトン:地獄のコンビネーション
「グゥゥゥム、初春様、コレ、アリなんでしょうか?」
「ま、アリでよかろう、どのみち8チーム必要なんじゃし」
「そうですね!では、初春様の許可もおりましたし、スーパーラバーズの参加を認め、改めてタッグトーナメントの抽選を始めたいと思いますっ!!」
こうして、ついにトーナメント・マウンテンの頂上を目指すタッグトーナメント決戦の火蓋はついに切って落とされたッ!!
【一回戦】
技巧コンビ VS ヘル=ズ・イクスパッションズ
ジーニアスファクトリー VS レアキラーズ
カミナゲーナズ VS ナガムツブラザーズ
ジ・アドミラル VS スーパーラバーズ