【登場人物】
大和(戦艦)
次期提督候補に選ばれるであろう仁・智・勇に優れた最強の戦艦、邪悪な心?持ってません!
武蔵(戦艦)
大和は善と悪の心を持っているがこの武蔵は悪の心しか持ち合わせておらん!
第三ステージ北極海最終決戦!
遂に現れた海軍最大最強の戦艦姉妹!圧倒的な
『ア、アノ構エハーッ!』
『両手ヲ高ク組ンダアノ構エ、間違イナイ!アレコソ大和型最大奥義!』
『全員死ヌ気デ防衛ダァー!!ココカラ先ハ絶対ェ通サネェゾォー!!』
『ディフェンス1本ーッ!!』
この海域、特効性能を発揮する艦娘達の猛攻にも何度となく耐えたと言う強い自信!今、まさしくチームの心は一つであり、それぞれが最高のパフォーマンスを…
『『『グワアアアアアアアアアアアアアー!!』』』
グシャアッ!!!
「フッ、教えてやろう……この戦艦武蔵には特効など不要、そんな仮初めの力に頼るのは弱者である証拠」
必要なのはただ、圧倒的な個人の力!決して揺るぎはしない自我!強さとは、力を屈服させること!!
「来い、本物の“力”を教えてやる」
『舐メヤガッテ…!コロシタイ…クライ!ザンネン…ダワ…ッ!』
ーーー
列島を襲う大寒波の執務室…
「やっぱ強ぇーな」
「安定感がありますね」
正直、大和さんと武蔵を同時起用はやり過ぎな気もしたが、さすがに最大戦力のカンバンに偽りは無い
多少遠回りとかしたものの、その安心感はハンパでなく、超長距離からの圧倒的な火力だけではなく鉄壁のタフネスはやはり他のクズどもとは一線を画している…
「あとは第二艦隊に期待ですかね」
「そうだな」
今までも何度かヤツを追い詰める場面はあったが、どうにも最後の一押しが足らぬ点が目立ったが……もう手加減もクソもない、とにかくヤツを追い詰められるだけ追い詰めて必殺の一撃を叩き込むしかない
「………あれ?第二艦隊ヴェ…?響さん?ヴェールヌイさんって前の海域で札付きになりませんでした?」
「知らなかったのか?不死鳥は何度でも甦る」
たとえ他の海域で札付きになろうとも一握りの艤装のカケラさえあれば、炎の中から不死鳥は再び羽ばたくのだッ!!(※二隻目が)
「へぇ」
「へぇ、じゃない、なんだその心底興味なさげなツラは?舌引っ張るぞ」
「ハラスメントです」
「バカ言うんじゃないよこの子は、舌を引っ張るのがハラスメントなら鼻フックはハラスメントじゃないのかい?」
「なんなんですか、その基準……ハラスメントかどうか試しに由良さんにでもやってみたらどうですか?100%キレますから」
「ハッハッハ、相変わらず卿はジョークのセンスがないな、ハッハッハ」
「イラっとします」
ーーー
北極海最終決戦、最大最強の戦艦2名を投入したこの戦い
猛威をふるうその圧倒的な力を前に、戦艦新棲姫率いる深海北極海方面艦隊は苦戦を………強いられていたッッ!!
『カ、カッタトオモワナイデ……!』
チームは既に壊滅状態、仲間達は皆、戦いに勝つ為にその命を捨てて一矢報いるべく散って逝き、残ったのは戦艦新棲姫ただ一人…
『今コソ……燃エアガレ、爆発シロ!!私ノ………小●宙ヨォォォォォ!!』
深海最硬の硬度を誇る?自慢の蟹!!この無敵の攻殻を粉砕することなどヤツらには決して不可能!
現に、これまでこの蟹の圧倒的防御力を前にヤツらは手も足も出なかった!!たとえどんな強烈なパンチでも耐えられる!!
「ハラショー!!」
ゴシャアッ!!(ハラショー幻●拳)
『ブベラァ!!』
強烈なパンチ…ッ!!だが、まだ耐えられる、まだ倒れるワケにはいかない、そう……この戦艦新棲姫に命と蟹がある限り!っーか…あのハラショーのヤツ、たしか前の海域に出てたから今回は出て来ないとか聞いてた気がするケド……
『フッ、サスガニ大シタ威力ダッタワ、シカシコノ戦艦新棲姫ノ艤装ヲ破壊スルニハ…』
ザッ!!!
『ナニ…?』
目の前に現れたのは長い金髪を揺らす美少女と金髪天然パーマの美少女…ッ!!
「フッ、enemy is in sight…!」ドヤァ!
「ウェェ…Jervis、ホントにやるの?」
「あったり前でショ!!Janus!アタシに続きなサイ!戦術No.Special 0よ!」
金髪美少女コンビは天パが金髪ロングを背中合わせに担ぎそのまま突進して来た!!
『シャラクセェー!!宇宙的ニ哀レナヤツガァー!』
ゴシャアッ!!(殺人ストレート)
「ぶべらぁ!!」
戦艦新棲姫の殺人ストレートは見事に突進して来た天パの顔面を撃ち抜き、煌めきの英国トレインは粉砕された………がッ!!
「隙ありーッ!!」
『コ、コイツ!?』
ジャーヴィスは戦艦新棲姫の顎を蹴り上げつつ上昇し、上空でそのまま両踵で相手の顎を踏み付けるように押さえて両手で相手の両足を押さえつけながら勢いよく落下を開始するッ!!
「死ね!!ジャーヴィスドライバー!!」
『グオオオ…!!ダ、ダガコノ程度ノ技、脱出ヲ………!!』
戦艦新棲姫は自らの身体を勢い良くグルグルと回転させジャーヴィスドライバーから辛くも脱出したと思いきや、空中では体勢の自由が利かず、再び空中でジャーヴィスに側面から両腕・片脚を固められた
「死ね!!英国淑女式超奥義!スコティッシュ・スティール・エッジ!!」
『ウガアアアァァァァォォ!!ウ、動ケナイ!!』
グシャアッ!!!(スコティッシュ・スティール・エッジ)
『グハァ!!』
脳天から勢い良く海面に叩きつけられ、ついに戦艦新棲姫は白目を剥きブクブクと気泡を残して沈み、遂に北極海の死闘は終わったのだった…
ちなみに、ジャーヴィスは“死ね”発言が淑女としてエレガントではないと帰ってから陛下にメチャメチャ怒られた