【登場人物】
Grecale(次女)
メスガキの異名を持つマエストラーレ四天王の次女
今回は開幕戦から大暴れ
地中海マルタ島への輸送作戦!これを阻止せんとする敵艦隊を殲滅し、輸送任務を完遂せよ!
中規模作戦第1ステージ、最初の指令を受け取ったチームはそれぞれが任務を果たすべく準備にとりかかったのだったッッ!!
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「ターンオーバーからのメスガキドライブ、そしてとどめのメスガキシュートとはな…」
第1ステージ前半戦、VS深海地中海棲姫率いる深海地中海艦隊主力艦隊との開幕戦、今回のスタメンは普段はピザばっか食ってるイタリア人を中心としたメンバーを採用したが…
あやつめ、やはり地中海棲姫ごときではわからせるのはムリだったようだな…
現場からの中継映像に映る褐色のクソガキは微笑ましくもカメラに向かってダブルピースをしているが、それはきっとMVPチケット獲得の喜びやBOSSを倒した嬉しさからではない………カメラに向けたグレカーレのその目は“次はお前だ!”と言っている俺への“挑戦”だッッ!!
相手の股間を躊躇なく蹴りあげるメスガキシュート、その破壊力は凄まじく森●クン程度ではふっとばされ、並の大人ならわからせられるだろう…
だが、この俺は違う
たしかにメスガキシュートは強烈なシュートだが、その破壊力故に撃った本人にも絶大な負荷がかかる、おそらくは使用回数には制限があると見た…
「クックック、面白い…」ニマァ…
「なんでグレカーレさん見てニヤニヤしてるんですか?ロ●コンなんですか?」
「ロ●コンじゃない、提督だ」
ヤツとはそう遠くない日、必ず決着を付ける日が来るだろう、だが勝つのは俺だ、大人は決して子供には負けない、これは既に常識…
「後半戦もこのままで行く感じですか?」
「あぁ、このままGOだ」
グレカーレだけではなく、イタリア人どもの活躍は大きい、中でもやわらかパイオツのリットリオことイタリアも今回はやたらと調子が良いらしく、ここまで無敵とも言える高火力でチームの活躍を牽引してくれている
今のチームならば大丈夫だろう…
◆◆◆
VS深海地中海艦隊増援急派部隊…ッッ!!
「輝け!私の
『コ、コイツ!マサカ!軽空母風情ガセ●ンセンシズニ目覚メタト言ウノカー!!』
「アクィラ・シャイニング・ブラ……」
前半戦からイタリア人チーム内でメンバーを替え後半戦、前半戦でボコボコにされた深海地中海棲姫は盟友、戦艦仏棲姫のいるところへ逃げ込み、海軍達への復讐を誓った!!
ドゴォ!!(お腹パンチ)
「ウゲェ!!?」
『ト、思ッタケド、ヤッパ違ゲーワ』
戦艦仏棲姫の強烈なお腹パンチを喰らい、光る吐瀉物をビチャビチャと吐きながらアクィラは倒れた…
「やっぱアクィラさんダメじゃん!!」
「ナニしに来たのあの人!」
「ま、まぁ……アクィラはアクィラなりに頑張ろうと、ね?」
セ●ンセンシズ覚醒→勝ち確BGMと言う黄金パターンでもダメだったアクィラに対し、メンバー達は全然ダメじゃん!と躊躇なく死体蹴りをぶち込むが、とりあえずイタリアはチームのメンバー達をまぁまぁと諭した
「か…カテぇ!!なんて硬さだ…!こんなの勝てるワケがねぇ…!」
「ガリィ!!」
ビタンッ!!(平手打ち)
「ぶべらぁ!!あ、アネキィ!!ヒ、ヒィ!!も、もう殴らねぇでくれよォ!」
突然のビンタに狼狽えるガリバルディをアブルッツィはガリィガリィガリィガリィガリィよォ~と優しく抱きしめ…
「いい?今私が怒ったのは貴女の“心の弱さ”なのよガリィ、そりゃあたしかに姫級の装甲は硬いわ、私だって硬いと思う、でも!!私達“チーム”の他の人なら!!あとちょっとで破壊できるゲージを前にクリティカルを不発したりしない!!たとえ服を飛ばされようが!ワインを奪われようとしてもよ!!ガリィ、貴女は“
「ア、アネキ…」
「そしてハッキリ言っておくわ」
アブルッツィは既にイタリアの殺人パンチで海上に転がる地中海棲姫のところへまるで名女優のようにゆっくり近付き…
「ブッ殺す!!と心の中で思ったのなら、その時既に行動は終わっているのよ!」
パン!パン!パン!パン!(152mm/55 三連装速射砲改)
『グヘェ…』死ーン
「わかったかしら?ガリィ」
「あ、アネキ!アネキはやっぱりスゲーや!!やっぱりアネキはスゲーや!!」
深海地中海棲姫【
「喰らえ!!!ネオメスガキシュート!!!」
『グワアアアアアアアアアー!!』
戦艦仏棲姫【
「ハァ………ハァ…勝った」
「グレカーレすげぇ!」
「やったねグレカーレ!マエストラーレ級の誇りだわ!ただのクソガキだと思ってたけど、お姉ちゃん嬉しいわ」
「えー?ぜ、全然フツーですけど?ってむしろ長女!ダレがタダのクソガキだって!?」