【登場人物】
長門(戦艦)
通称、一級ロリコンの長門、可愛い妹募集中
陸奥(戦艦)
私の存在全否定はやめてくれる?
Nelson(戦艦)
今のは高級ではない、最高級だ
Colorado(戦艦)
BIG7でNo.1の存在(自称)
傷つき易く繊細な年頃
ビッグ7…!!それは、世界の海軍から掠奪を認可された7人の一癖も二癖もある大戦艦達に贈られる称号であるッッッ!!!
その誰もが一騎当千の力を持ち、普段は馴れ合いを好まないクセ者達、世界に認可された問題児達が…ッッッ!!今日、その、ビッグ7の内4人が1つの部屋に集ったッッッ!!!
「陸奥よ、これは何の肉だ?」ナポォ…モニュ…
人格・戦闘力全てにおいて完璧であり、生まれてこのかた背中を地につけたことがないと駆逐艦のキッズ達から噂されている“鉄の城”長門ッッッ!!
「さぁ?潜水艦の子はラッコって言ってたケド…ホントかどうかはわからないわ」
歴史の裏に陸奥がいる、伝説を終わらせる為、歴史の表舞台に現れた“伝説の修羅”陸奥ッッッ!!
「らっこ?ふ〜ん、ナンの肉かはよくわからないケド、マーマーイケるわ!えぇ!アナタ達も食べなさい!私にエンリョなんかしなくていいわよ!なにせ私は偉大なるBIG7……その中でも最も寛大でみんなから愛される存在なのだから小さいコトは気にしないわ!Even though it's small, don't disrespect!」
MAJORからの刺客!小さな身体に大きな態度!タイマンなら誰にも負けないと豪語した日にタイマンで負ける安定のかませ犬!“ワキガじゃないわ!”コロラドッッッ!!
「うむ、悪くは………ない!」どんっ!
女王陛下の英国出身、知らなかったのか?BIG7からは逃げられない……“偉大なる余”ネルソンッッッ!!
この日、部屋に集まった大戦艦達、そして…
「うっせーよ、ゴチャゴチャ言ってねーで食え食え、ほら、コロちゃんも」
「あら?ありがとうAdmiral、なかなか気が利くわね!」
………この、世界の問題児達と卓を囲む俺様ことこの基地の絶対支配者である提督様は鍋をよそってお椀に入れてコロちゃんに渡した
そもそもアレだ、このビッグ7会…
先日、執務室にやって来たコロちゃんが“偉大なるBIG7同士、友好を深め……じゃない、誰がBIG7で1番偉いのかを教える機会が欲しいわね”と泣きついてきたのがそもそもの始まりであった…
たぶんこの娘、母国の友達少ないのだろうなと思ったが提督は空気が読める大人なので口には出さなかった
「しかしマジ変な匂いするなこの肉…」
「そうか?余は大して気にならんが…」
偉大なる女王陛下にすら対等に口をきく不遜が許されし唯一無二の余、ネルソンはニホンの鍋も悪くないと思っているのか、いちいち“うまい!うまい!”と瞳孔の開いた目でうまい!と食している…
「と言うか、お酒が欲しくなるわね…」
「そいつは奇遇だな、俺も飲みたい気分なのだよ」
「ないの?お酒」
「ねぇんだな、コレが」
陸奥のジト目による批難が痛いが、たしかに失敗だなコレは、長門は飲まないし、コロちゃんはコークとかでいいだろと思って飲み物まで気にしてなかったのだよ
「なに?なら、Arkにwineでも持って来させよう!勿論、最高級の、な」どんっ!
「う〜ん、私はどちらかと言えば日本酒の気分なんだけど」
「私はBeerよ!Budweiserないの?」
グゥゥゥム、仕方ない、とりあえずママんトコにでも行って適当に何本か貰ってくるか…
俺は鍋を囲むバカどもにちょいと飲み物仕入れてくると言い残し部屋を出た…
それが、後にあんな悲劇が待ち受けるとも知らずに…
◇◇◇
AdmiralがDrinkを買いに行くと部屋を出てどのぐらい経っただろう、部屋に残された私達は特に楽しくオシャベリするワケでもなくナベーを囲んでいた…
ってかAdmiral!ハヤク帰ってきなさいよ!私1人だとコイツらとナニ話していいのかワカんないのよ!
「……」
ただ、なんだろう?そう……何か変と言うか、なんだろう?どう見ても………
ナガートが、色っぽい…
イヤイヤイヤ!!そんなワケない!そんなワケないわ!そーよ!わ、私はフツーよ!フツー!!えぇ!!好きな俳優はハリ●ン・フォード!!
「フッ、どうした?Colorado……っと、いかんいかん、胸のボタンが」ムッワァァァァ
クッ!!この英国戦艦、スケベすぎる…っ!
「それにしても長門……アナタ、ちょっと見ない間に良いオンナになったんじゃない?」
ナニ言ってんのムツ!?
「そうか?フッ………よせ」ムッワァァァァ
照れてるナガートかわいい………って!!違う!違う違う!そんなワケないでしょ!!よく見なさい、腹筋バッキバキよ!
「フッ、ムツよ…オマエも前より良い身体になったのではないか?」
「ふふっ、そうかしら?どう?コロちゃん?」
「ピィ!?わ、私に!急に私に話題を振らないでよ!!!」
「あらあら、ごめんなさい♪」
ムツーは私に寄りかかりその豊満なBodyを当ててくる!!
な、なに?なんなのこの気持ちは…っ!この感情の高まり、こ……こんな気持ち初めてだわ、どうしたらいいの?こ、こんなの母国で教わらなかったわ!
…Admiral!どうしたのAdmiral!!ハヤク!ハヤク帰ってきてー!!
………と、私の祈りが届いたのか、部屋の扉が開き、酒瓶を持ったAdmiralが……
「よぉ、酒持ってきたぞ」ムッワァァァァ
あ、ダメだわ、Admiralまで色っぽく見える…見え……
ばたんきゅ〜!!
「あらあら大丈夫コロちゃん?」
「ふむ、胸元を開けて楽にした方が良い!な」どんっ!
「下も脱がせろ!いや、全部だ!」
後日、コロちゃんは故郷に帰ると言って泣きじゃくって暴れアイオワからお腹パンチを喰らい2週間程寝込んだ…
そして………
「Johnston、Sum、Submarineの皆さんから珍しい食材を頂いたの」
海外艦寮、フレッチャー姉妹+サムくんの住む部屋…
「へぇ、ナニそれ?肉?」
「えぇ、なんでも…らっこ?Enhydra lutrisとかなんとか…」
「ゲェー…食べれるの?それ?」
「Sumはナンでも食べれるよ!」
次回
天パと呼ばたJ