不健全鎮守府   作:犬魚

727 / 940
ア●ルだア●メがやたら多いお下品回

【登場人物】

提督(尻にもこだわり)
むしろパイオツより尻に惹かれるのもまた快男児
そして、その双方兼ね備えたフレッチャーくんは………無敵、と言うコトになるのかな?

夕張(水着)
同時期実装水着グラの中でも圧倒的に貧しい佇まい

間宮(水着中)
今年も水着期間、これはもう誘っているのでいいんだよな?いいんだよなッ!!


提督と夕張と三種の液体

ナツいアツがやって来た今日この頃、この時期は基地内でも水着でうろつくアホンダラどもが増えるせいか、基地の健全化を尊ぶ俺としては基地風紀に頭が痛い季節でもある

 

そして、そんな灼熱-HEAT-な季節の執務室に恐怖の来訪者がやって来る…ッ!!!

 

「新しい装備を開発しました、ハッキリ言って自信作です」

 

「ふ〜ん………って、オイ」

 

「なんですか?」

 

「なんですか?じゃないよ、なんだその格好は?」

 

やって来たのは科学があればなんでも出来ると心の底から信じる科学の申し子、スーパーサイエンス軽巡夕張…

改二になって制服が縮んだせいか、もともとヘソチラしていたのに最近はヘソ丸出しとまるでお腹を冷やすことに躊躇いのないお腹急降下上等の化身だったハズだが………

 

いや、これはさすがにやりすぎだろ?なんだコイツ?イカレているのか?

 

「水着ですけど?」

 

「水着ですけど?じゃないよ、どうしたよオマエ?突然水着とか……まさかアレか?盛ってるのか?発情期か?」

 

「なんで水着着ただけで発情期とか言われなきゃならないんですか…」

 

夕張は“ね?五月雨ちゃん?”と自分の机で漢字クロスワードの雑誌を解いていた五月雨に同意を求め、五月雨はチラっと夕張を見ただけで興味なさげにそうですかねと返答した…

コイツらもしかして仲悪いんだろうか?

 

「まぁ、オマエの水着とかどうでもいいか…」

 

「それはそれで乙女としてはサラリと傷つくんですけど……ま、たしかにどうでもいいですか」

 

どうでもいいコトは刹那で切り替えるコトに定評のある夕張はさっさと切り替え、今回のビクーリドキーリメカーと言ってなにやら変なモノを取り出した

 

「今回開発したアイテムはこちら!水鉄砲ですっ!」

 

「…足がないな」

 

「足なんか飾りです」

 

水鉄砲に足があるワケないが、このやり取りは一種、様式美なので仕方ない

 

「まぁ、正確にはこの水鉄砲+3つの選べるフレーバーが今回開発した自信作です、はい」

 

「ふ〜ん」

 

夕張は色違いの3つの色の液が入ったボトルを取り出しドヤァ!と言いたげなツラをしていたので、とりあえず俺は夕張のお腹にパンチをメリ込ませるとレインボーの吐瀉物を吐いて床に転がった

 

「ウボオォォォ」ビチャビチャ…

 

「汚ねぇなオイ、後でちゃんと掃除しろよ」

 

「は………はい」

 

お腹パンチのダメージもそこそこに、まるで産まれたての仔馬のように膝ガクガクで立ち上がった夕張…

普通の艦なら“もうカンベンしてくれェ!”と敗北ア●メをキメてもおかしくはないハズなのに、ちょっと嬉しそうなツラをしているところが最高にキメぇ…

 

「とりあえずこの3種の液ですが、まずはこの薄い緑色………BUKKAKEると水着が溶けます」

 

「は?」

 

「水着が溶けます」

 

………コイツ、やはり天才か?

 

「ただ、水着しか溶けないので、例えばですけど今、五月雨ちゃんにBUKKAKEても五月雨ちゃんの服は溶けません、むしろ黄緑色っぽい染みになります」

 

俺は夕張の右手を優しく握り、よくやった…っ!キミは天才だ!とアツくシェイクハンドした

 

「でかした!うんうん……でかした!」

 

「は…はぁ?ありがとうございます?」

 

水着が溶けるとかオイ……オマエ、そんなT●L●VEる待った無しのアイテム!使わないワケにはいかないな!

誰にBUKKAKEればいい?やはり間宮か!あのむしゃぶりつきたいドスケベ水着で毎年俺を誘ってる間宮か!よし!間宮だ、間宮にBUKKAKEる!間宮にBUKKAKEよう!あのデカ尻ガン突きしてヒィーヒィー言わせてやるわい!

 

「で、こっちの青色の液ですが〜………浴びると発情します」

 

「…は?」

 

「浴びると発情します」

 

夕張曰く、すごく簡単な言い方をすると身体がめちゃめちゃ火照りお腹の下辺りがキュンキュンする気分になる効果があるらしい…

 

「オマエやっぱ天才なのか…?」

 

「そうですか?や〜…照れますねぇ〜」

 

コイツ、自分の作り出した驚異の発明に……いや、男の欲望を叶える世紀の大発明になんの謙遜があるのか?そうだ、誇っていいのだ!俺は夕張の手をアツく握り、アリガトウ!この世に生まれてきてくれてアリガトウとアツくシェイクハンドした…

 

よし、コイツもまずは間宮に使おう、あのデカ尻安産ヒップに、ケツ穴から直腸に流し込んで俺専用肉便器に変えてくれるわい!ガハハハハ、あのいつもクソ生意気な間宮のキレーな顔がア●メによがる姿が楽しみじゃわい!ガハハハハハ!

 

「で、最後にこのやたら緑色な液ですが…」

 

「おう!なんだ!ドンとこい!」

 

正直、薄い緑のやつと青いやつだけでも十分なんだが、一応説明は最後まで聞かないのも無作法と言うものだろう…

 

「空気に触れると一瞬で気化し、半径20000キロ圏内にいるありとあらゆる生物を2秒で即死させる死の殺戮ウィルスです」

 

「…………は?」

 

「今、ちょっとでも漏らしたらみんな死にます、絶対死にます、誰も助かりません」

 

オイオイオイオイ…コイツぁとんでもないバイオテロルだよ、これまさに大量殺戮兵器ですよ…

 

「提督、私はですね………私はこの地球をもとの自然溢れる豊かな星に戻すのが子供の頃からの夢なんです」

 

「お、オイ…ちょっと待て夕張、ちょっと待て!まずそれをテーブルに置け、な?」

 

夕張は緑色の液体が入ったポンプを手にゆらりと立ち上がり頭のおかしい科学者特有の片手で顔を半分覆いつつゲラゲラ笑いだした

 

「そう……この星は今も荒廃を辿る一途!それもこれもこの母なる美しい星を汚すガンどもがいるからなのです!フフフ、私はね……あの時決めたんです!この地球を必ず再生してみせると!その為ならば人類など滅びてしまえー!とねぇぇぇ!!」

 

「やめろ、やめろ夕張、やめろめろ」

 

こ、コイツ…狂ってる!狂っていやがるッ!前々からアタマのおかしいヤツだとは思っていたが…!

 

「待て、まずは話し合おうじゃないか?まずは話し合い、人類の抹殺はそれからでも遅くはない、と言うか、人類抹殺の前にできれば薄い緑の液と青い液を使わせてくれ、間宮を俺専用オ●ホールにしてからにしてくれ」

 

「クッ…!これだからニンゲンは!」

 

「そして夕張よ、人類もまた地球が作り出した天然自然の産物、それを抹殺しての理想郷など愚の骨頂ではないかね?」

 

「…………まぁ、そーゆー考え方もありますか」

 

意外とチョロいなコイツ…

 

「ならば提督、私と提督、どちらが正しいのか勝負しましょう、私が勝てば人類抹殺、提督が勝てば私が提督のア●ル隷奴、いかがですか?」

 

「いいだろう、勝負の方法は?殴り合いか?」

 

「勝負は72時間ア●ルア●メ耐久対決、私が提督のア●ルアナライザーに耐えきれば勝ちと言うのはどうでしょう?」

 

「よかろう」

 

「では、ここでは床がビチャビチャになりかねないので地下の拷問室で…」

 

夕張は勝負の間、五月雨に水鉄砲と3つのリキッドを預かって欲しいと五月雨にそれらを渡し、俺は必ず帰ると五月雨に言い残し執務室の扉を開いた…

 

「よし、では行くか」

 

「えぇ、行きましょう」

 

 

人類の存亡と間宮のア●メを賭けた最大の戦い…

その激戦はかなりハゲしいものとなった、何度となく敗北ア●メで色々ブッ飛んだ夕張、戦いは敗北→屈服→隷属→反逆→敗北→屈服→…の千日戦争となりかけたが、ある時、機転を利かせた俺が提督にのみに許された禁断の拳、幻朧魔●拳を夕張の脳に叩き込み夕張の精神を支配し、勝負は俺の勝利に終わった…

 

 

そして激戦を制し、執務室に戻った俺に対し、五月雨は“昨日ゴミの日だったから捨てましたよ”と何の悪びれもなく言い放ち、俺は深い絶望に包まれた…

 

ちなみに、一番危ない緑の液体は革命キッズの海防艦のバカどもが夏休みの工作で作っていた旧ソ印のペットボトルロケットで宇宙まで飛ばしたらしい…




次回はイベント海域最終回

長門には陸奥の、知らぬ技がある

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。