不健全鎮守府   作:犬魚

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突如としてランキングに入った事に動揺したものの安心の通常

【登場人物】

提督(31)
去年はカレーパンなのでちょっと残念

鈴谷(12)
カース・オブ・ビッチ
高いヒロイン力と圧倒的なビッチ属性、カレーが食べたい


提督と鈴谷と通常運転

「ティーッス、ヒロイン力溢れる鈴谷がお小遣い貰いにきましたよォ~…アレ?サミーは?」

 

「あぁ?アイツならコーヒー豆買いにブラジルに行ったぞ」

 

「え?マジ?」

 

まぁ、実際は近所の珈琲豆扱ってる店だろうけどな、暇な時にインターネットとかで珈琲豆扱ってる店を探してるみたいだが…

 

「まぁいいや、お小遣い頂戴」

 

「いいぞ、最上クンにワンパン入れて上等吐いてきたら20万な」

 

「…や、それはムリ、ホントムリ、マジでムリ」

 

やはり最上クンは怖いか…

コイツと熊野の最上クンとくまりんこへの恐怖は最早DNAの定めしカルマと言っていいレベルだろう

 

「もうちょっと難易度低いので、できれば3万円くらいの!」

 

「3万円か…そうだな、四つん這いになって公開オ●ニーぐらいか、勿論、全裸でな」

 

「変態ッ!変態ッ!マジ変態ッ!!ありえねーし!変態!」

 

「イヤならイヤで別に構わんぞ、大して見たくもねぇしな」

 

「クッ!!」

 

「わかったらさっさと消えろビッチが、俺は忙しい」

 

来週の秋の大運動会に向けてやる事はなんやかんやある、今年のパン食い競争は練乳がパンパンに詰まり、ちょっと噛むだけで練乳が溢れ出す練乳パンを採用しよう

勿論、決していやらしい絵面の為ではない、俺はただ練乳が溢れ出す練乳パンをみんなに食べて欲しいだけだ、決していやらしい絵面を青葉に激写させる為ではない

 

「じゃ1万円!手でするから1万円!お買い得じゃん!」

 

「やかましい、ほら、100円やるから消えろ」

 

「100円じゃ自販機でジュースも買えないじゃん!」

 

「だいたいなんだ?オマエ、こないだの作戦でかなり稼いでたろーが」

 

「…や、ちょっと豪遊し過ぎて」

 

「街に行ってエンコーしてこいよ、エンコー」

 

「しねーし!鈴谷そーゆーのマジやらないし!」

 

なに言ってんだこのビッチは?イカレてるのか?

 

「じゃ、ポテトの皮剥きでもしてろ」

 

「やだし、ナニ?どっか行くの?」

 

 

「腹減ったからカレー食いに行くんだよ」

 

「あ、じゃあ鈴谷も…」

 

「そこの戸棚に賞味期限の切れたボ●カレーがあるからくれてやる、じゃあな」

 

「待て!待て待て待てし!!せっかくだし鈴谷に奢ってくれてもいいかな~…って?」

 

「いいともー…とか言うワケねぇだろうがボケ」

 

「いいじゃん!お小遣いくれないならせめてカレーぐらい奢ってくれても!」

 

「全裸土下座でもするなら考えてやる」

 

「全裸土下座ッ!?へ…変態ッ!」

 

「変態じゃない提督だ、で?やんのか?やらねーのか?3秒で決めろ」

 

「クッ!!や……やり」

 

「はい終了、じゃあな」

 

「待て待て待てし!!いや!待ってください!」

 

なんでこんなに必死なんだコイツは…

この必死さをもっと別の事に使えたら地球でも救えるんじゃないのか?

 

「待って!マジ待って!ちょっと鈴谷考えるから!」

 

「うるせぇ野郎だな、よし、じゃあ熊野が今穿いてるパンツ取って来い、そしたら金を出してやろう」

 

「マジ?よっしゃあ!!ちょっと待ってて!マジすぐKOしてくるから!マジ持ってくるから!」

 

そう言って鈴谷は勢い良く重巡寮の方へ走って行った

そして、俺は携帯電話を取り出しコールする

 

『もしもし?熊野ですわ』

 

「もしもし?オレオレ、オレだよ」

 

『…オレオ?営業の方ですの?』

 

「今すぐパンツを脱げ」

 

ブッ!!!ツー…ツー…

 

切りやがった、まぁ、警告はしたからな

後はなんとかなるだろう

俺は賞味期限の切れたポ●カレーを机の上に置き部屋を後にした


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