【登場人物】
五島沖海底姫(潜水艦)
見た目だけならラスボスの風格漂う潜水艦、趣味は深海サボテンの栽培
五十鈴(達人)
今回は開幕ではなく第三戦で登板、乳がデカパイ
初戦、二戦目を勝ち越し続く第三ステージ!五島列島沖…!右へ左へ数々のギミックを攻略したチームを迎え撃つのは第一ステージに続き新人のご当地姫級、五島沖海底姫!
『ココニ…キタノ?イマサラ?ナニシニキタノ?』
サンドバッグ姫こと潜水棲姫、クソガキこと潜水新棲姫と同じくハイスペックをウリにする潜水艦ながらその見た目はまるでラスボスの風格…ッ!
あの深海棲艦の中でも見た目がメチャ怖くてメチャシブいと名高い中枢棲姫が今回、彼女の登板を強く推したと深海棲艦の中でも噂されていた…
「おーおー、深海のゴミクズどもがイキってらっしゃる」
「五十鈴サン、アイツら全員“死刑”でえぇんやろ?」
そんなラスボスの風格が漂う五島沖海底姫率いるチームに対するは、人類最強の潜水艦狩りの達人率いる…………五十鈴
「愚問ね、深海棲艦は皆殺し、特に………潜水艦はねッ!!」
まずは挨拶代わりにと放った爆雷は鋭いカーブを描きつつ五島沖海底姫の左腕を叩いた!!
『スキジャナイィ…!!』
「でたーッ!!五十鈴サンの破滅への
「アレを喰らったら悶絶確定!二日はメシが食えなくなるぜーッ!!」
『…イタイヨォ…!イタイヨォ…!』
「なるほど………なかなかTOUGHじゃない?でも…っ!」
あまりの痛みに素早く海に潜り込んだ五島沖海底姫、しかし…!!
ドゴンッ!!!(爆雷)
『イタイッタラ…! ヤメテヤメテェ…!!』
「五十鈴には丸見えよ」
いくら海中に姿を消そうとも、関節や骨格が対応出来ない絶対死角が出来てしまう…
そこを狙うことで相手は反応することすら出来ない…!
これが五十鈴の世界………五十鈴
「勝つのは五十鈴!勝者は五十鈴ーッ!」
「負けるの五島!敗者は深海ーッ!」
◆◆◆
未だ梅雨明けの気配漂わぬ梅雨の執務室…
「あ、クソ!やっぱつえーわ、やっぱつえーわ」
「またゲームですか」
「またゲームですか、じゃないよこの子は、ご覧の通りゲームなのだよ」
今日も信じてチームを送り出し、現場の中継でも見るかとテレビの電源を入れ、ついでにゲーム機の電源も入れたのがやはりマズかったな、ついついのめり込み過ぎてしまうのが僕の悪い癖ってヤツだな
「フーッ〜…しかしやっぱジャステ●スはつえーわ」
スピーディかつ派手な超人たちのバトルをアニメ調で表現することを目標として制作されたスタイリッシュ格闘ゲームGUILTY GE●R…
その初代のラスボスことジャステ●スは未だ俺のノーコンティニューを阻む難敵であり、その桁違いの強さは今なお俺をアツくさせてくれる
「それ、前にたしか海防艦の……え〜…なんでしたっけ?あの白い子」
「平戸クンだ」
「そうそう平戸ちゃん、ってか海防艦の名前がよくすんなり出ましたね、ロ●コンなんですか?」
「誰がロ●コンだ、海防艦の名前が提督の口からすんなり出てはいけないのかね?」
俺はこの基地を統べる絶対支配者であり、この基地に配属された仲間達は皆“家族”だと思っている、もし仮にウチのバカがバカをやっても、そんなバカを、それでも許そうと抱きしめる懐の広さが俺にあるのだ、Aだけが特別じゃねぇ、みんな大事な俺の“家族”だからな!
「いや、提督から巨乳以外の名前が正しく出るとは…」
「やかましい」
「まぁ、それはどうでもいいとして……そのジャステ●ス、前にその平戸ちゃんが瞬殺してましたね」
「あぁ…」
あれはたしか面接の時だったか、なんかゲームに興味がありそうだったのでやってみるかねとコントローラーを手渡してやると、さっきまで俺が15連敗していたハズのジャステ●スをバッドガイで苦もなく倒してのけたあの衝撃…
正直、戦慄を覚えたね……まるでバー●ャ2で初めて望月さんのプレイを見た時以来、いや、最強のゲーマー“バトルキング”のプレイを見た時並みの衝撃…
…おそらくあの子は“天才”だわ、まぎれもなくね
「そういやその平戸ちゃん、今日は出撃チームに入ってましたっけ」
「ん?あぁ、そーいや入ってたか?」
基本的にウチでは五十鈴さんにチームを任せる時、チームの人選も五十鈴さんに任せてある
五十鈴さんならヤれる、五十鈴さんなら大丈夫、その…アツい信頼が五十鈴さんにはあるのだ、そんな五十鈴さんに対し、俺が下す指令は常に一つだけ………行って良し!だ
その…俺がアツい信を置く五十鈴さんの目に留まるとは、どうやらあの子、やはり大した子のようね…
「まぁいい、じゃ、とりあえずチームの活躍でも見てみるか」
「そうですね」
◆◆◆
五島列島沖最終決戦ッ!!持ち前のタフさと勘の鋭さをフルに発揮し、海軍の猛攻を凌ぐ五島沖海底姫!今やその、限界を超えた敏捷性を捉えるのは至難の技と言えた…
『(ドイツダ…?ドイツガキメニクル…?)』
致命の一撃さえ貰わなければ逃げ切れる!
その一撃を、今の自分に当ててくる可能性があるのは4人…!そして、その中でも致命の一撃を最も警戒すべきは誰?
深海
それともあのデカパイの駆逐艦?いや……今回初めて見たノーマークのあの白いメガネチビ…?誰…?誰が本命?その一瞬を、見逃すな!
ーーー
まるで
浦風か、平戸か、やはり五十鈴か…最後はやはり五十鈴が決めにくる!五島沖海底姫はその道筋を読み切った!
読み切ったハズだった…!!
『バ、バカナ…?ナンデ…?ナンデ…!』
最後は五十鈴、そう読み切ったハズなのに、五十鈴の手から放たれのはシュートではなくパス…!
五十鈴の背後にいた小さな、そう、小さいけど、すばしっこい駆逐艦…!
「死ィィィィィねェェェェェ!!!」
最高にイキでイナセな駆逐艦、谷風ッ!!!
ーーー
陽炎姉妹の十四女、谷風…
超個性派スター集団と名高い陽炎姉妹の中でもとりわけ燦然と輝きを放つチーム、第十七駆逐隊のチームメイトである彼女は駆逐艦の中でも最高にイキでイナセな駆逐艦と呼ばれていた…
しかしそんな彼女にも悩みはあった
第十七駆逐隊は数あるチームの中でもトップクラスの巨乳揃だが………自分だけが違う、普段は誰にも気にしてる様子を決して見せたりしないが、やはりそれは彼女にとって悩みであり、劣等感でもあった
そして、いつしか巨乳の姉妹達は改を超え、改二に迫る力を手にしたが彼女だけはなかなか改装の声がかからずやきもきした時期もあった…
自分も浜風みたいにヤラシー乳が欲しい、磯風みたいにエロい乳になりたい、浦風みたいにペェズリ専用の搾乳おっぱいでもいい、そんな風に憧れた…
「でも、憧れるのはもう………やめる」
憧れるだけでは届かない、その日、谷風は覚醒した…
ーーー
あの五十鈴サンが自分を信頼し、出してくれたラストパス、コレを決めなければ艦娘じゃあない…!!
その信頼に谷風は見事応えたのだった…!!
『マ……マブシクテ…イタイヨォ…!!』
五島沖海底姫は勢い良く叩きつけられた爆雷で頭をカチ割られ、ブクブクと気泡を残して沈んでいった…
「決着ゥゥゥゥゥゥ!!!」
見事決勝点を決めた谷風はガッツポーズで吠え、そんな谷風にチームの仲間達が駆け寄ってきた
「ようやった!ようやった谷風ェ!」
「素晴らしい一撃、でした…」
「フッ、やればできるじゃない……ま、五十鈴には最初からわかってたけど?」
次回は前半戦最終ステージ、小笠原諸島戦
してェ………ifエンドしてェ〜……と、考えてます
I'd like to read her if end!私は彼女のifエンドが読みたいってのがあれば御意見くださいますと助かります、はい