不健全鎮守府   作:犬魚

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スロウペース中

【登場人物】

提督(益荒男)
快男児

海風(姉)
白露型キ●キの世代とは別の進化を遂げたキ●キの世代と同格のバケモノ



続続続続続続続続続続続・提督と作戦とミーティング

「ナイスガッツ!ナイスガッツ!ナイスガーッツー!!」

 

『『『行くぞ!オー!行くぞ!オーーー!!』』』

 

「よっしゃあァァァァァ!!長良の足についてこいやァァァァァ!!」

 

提督のありがたいお話よりアツいナイスガッツ、約半年ぶりとなる作戦海域開始と言うコトで、基地体育館にて恒例の全艦集会を開催したワケだが~………まぁ、いつものこと、話が長いだの足がクセーだの汚い野次ばっか飛ばすクズどもに若干ウンザリしていた俺は、提督からのありがたいお話を早々に切り上げ、誰よりアツいナイスガッツを持つナイスガッツ系陸上部、長良主将に皆にアツいナイスガッツをお願いしますとマイクを手渡し、長良主将は見事その期待に応えてくれた

 

きっと長良主将のアツいナイスガッツは皆を鼓舞し、そのナイスガッツは感染するのだろう、長良主将はアツいナイスガッツを叫び、オマエらみんなサイコーだァー!とステージから飛び降り、ナガラわっしょいナガラわっしょいとアツいナイスガッツのウェイブに流されて行った…

 

「やっぱ長良主将は違いますね」

 

「あぁ、あれほどのアツいナイスガッツはそうはいない…」

 

秘書艦サミー子と共に、そのアツいナイスガッツの持つパワーに改めて長良主将が長良主将たる由縁を感じずにはいられなかった…

 

---

 

久々の大規模作戦と言うだけあって、今回はかなりの海域数を突破しなければならないらしい…

そうなると、やはりメンバーの選定には十分な熟考が必要だろう……

そんな提督らしくベストオブベストなコトを考えつつタバコでも吸うかと喫煙所へと向かっていると……

 

「あ、テイトク、こんにちは」

 

「ん?あぁ、こんにちは……え~…海風クン?」

 

「あ、ハイ、海風ですけど…」

 

誰だよこのエッチでキレーなオシャレさんはと思ったがやはり海風クンか……私服?なのでよくわからなかったが、ふむ……やはり海風クンだ

 

白露姉妹の七女にして改白露姉妹の長女、長女であり妹でもあると言う矛盾………しかし、その長女力は長女である白露をあらゆる面で上回り、白露が旧型の長女なら海風姉ちゃんは新型の長女と言えるだろう…

 

もし仮に、この駆逐艦とは思えないエッチでキレーなお姉さん属性を持つ海風姉ちゃんが駆逐艦でなかったならば、俺は間違いなくこの海風姉ちゃんに滾る提督の欲望を乱暴にブチ撒け、性欲と愛欲を心の底から徹底的に教え込み隷属と奉仕を悦びとする肉奴隷としていたかもしれない…

 

「散歩かね?」

 

「散歩と言うか〜……えぇ、ハイ、買い物がてらに散歩ですね」

 

海風姉ちゃん曰く、いつも使っているお茶葉がそろそろ無くなりそうなので新しいものを仕入れるところらしい

 

「そうかね、ふむ…」

 

俺は財布から紙幣を数枚取り出し、これで妹達にたまにはオシャレなお茶菓子でも買ってあげなさいと海風姉ちゃんのスベスベでキレーな手に握らせた

 

「えっ!?あ、いえ、悪いですよ、こんなに…」

 

「いいからいいから、おじさんの気持ちだから、とっといて」

 

「でも…」

 

「いいからいいから、これからホラ、作戦海域で海風クンも姉妹もバンバン起用するかもしれないし、美味しいもの食べて英気を養って貰いベストなコンディションを作って貰うのも提督の仕事だから」

 

「は、はぁ……そう言うコトなら」

 

まったく、海風姉ちゃんは駆逐艦とは思えない色気だなオイ、おじさんムラムラしてきちゃうよ♦︎

 

でも我慢我慢♦︎まだこの子は強くなる………❤︎

そんな海風姉ちゃんの可能性と将来性に期待と股間を膨らませていると、トラベル鞄を持ったバカ面どもが歩いて来た…

 

「あ、テイトクだ」

 

「テイトクなのね」

 

「オマエらは………潜水艦?」

 

やって来たのはかつての基地一番の働き者、実力派エリート集団、潜水艦ズ……

現在は海域が第二期に移行し職場環境が激変したせいか、かつてのような労働条件で働く事もなく、極めてホワイトな職場環境になっており、むしろ稼ぎは悪くなったと不満の声もある…

 

「見てわかれよオッさん」

 

「オッさんじゃない、提督だ、だいたいなんだ?その口の利き方は、全員尻を出せ、修正してやる」

 

「セクハラ!セクハラですって!」

 

「…セクハラは、良くないと…ユーも、思う」

 

稼ぎは悪くなったと言ったものの、実力派エリートであると言う評価自体は変わらない、知性溢れる俺の基地には、コイツら知性溢れるバカどもが必要なのだ

 

「だいたいその荷物はなんだ?旅行か?」

 

「そうなのね、温泉行ってカラオケ行ってディ●ニー行ってホスト遊びして散財してくるのね」

 

このソーシャルなディスタンスが叫ばれるご時勢になんて剛毅なヤツらだ…

 

「まぁ、行くなとは言わんが、オマエら昨日付けでクビな」

 

「なんでッ!?」

 

「横暴だよ!横暴だよテイトク!」

 

「やかましい、旅行から帰って何事もなければ二週間後にまた雇ってやる」

 

「…どうしよう14ちゃん、お姉ちゃん無職になっちゃった…どうしよう14ちゃん、お姉ちゃんどうしたらいい?」ガタガタ

 

「落ち着けよネーちゃん!落ち着けよ!ほ、ほら、ビール!ビールでも飲んで落ち着いて!」

 

そう言ってイヨティンは流れるような手付きで取り出した缶ビールのプルトップを開け13ちゃんに手渡し、13ちゃんはブルブル震える手でそれをイッキに呷り…

 

「…………ケップ」

 

「おぉー!ネーちゃん、イイ飲みっぷり!」

 

「…………14ちゃん、正座」ギロッ!

 

「ヒッ…!?な、なんで…!?」

 

「いーいーから!!正座!そこ座って!はやく!はやくはやくはやくはやく!お姉ちゃんは今から14ちゃんに説教……じゃない、お話があります!ほら座って!あとみんなも!そこのオッさんとオパーイきいのも!」

 

………13ちゃんは、酒乱だった

 

「オイ誰でち!13に酒飲ませたの!」

 

「ヤバイですって…ヤバイですって…」

 

「…ユーも、ヤバイと思う」

 

「いいから全員座れェェェェェ!!!14ちゃんがどうなってもいいのかァァァァァ!!」

 

ギリギリギリギリ!(スコーピオンデスロック!

 

「ウゲェ!!ネ……ネーちゃん、苦し……やめ……タスケ……おしっこ…おしっこ漏れるぅ…」

 

「ハァ〜………?いけないなァ14ちゃん、イイトシしておもらししちゃあ……お姉ちゃんはとても哀しい、おしっこも我慢できないような悪い妹はァァァァァ!!」

 

「イダァァァァァァァァ!!!タスケテー!!誰か…っ!誰かタスケテー!!」

 

 

この後、13ちゃんのスコーピオンデスロックから抜け出せず、失禁KOされたイヨティン、そして、アルコールブーストが抜けてスヤスヤ眠る13ちゃんは潜水艦の仲間達にトランクに詰め込まれ、そのまま旅行へと旅立った…




次回は開幕!新しい海への航海!ゴールラインはまだずっと先!

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