楽しみにしている奇特な方も、そうでない方も、皆々様のささやかなお暇潰し程度になっているなら幸いです
思えば、開始最初は社会派で現代社会の疑問にメスを入れるようなお話しを書きたいと考え始めましたが、最近、なんか違うなと考えるようになりました
【登場人物】
提督(ああああ)
クズ・ゲス・カスの揃った快男児
アニメ提督を見習って名前を出さない名前自由入力式エロゲースタイル、キミの名前を入力してあの娘を攻略しよう!
五月雨(秘書艦)
淹れるコーヒーが不味い点にドジっ子の名残を残した冷静で的確な五月雨
気になるあの娘の好感度が知りたい時は秘書艦に聞こう!こまめなセーブも大事だぞ!
「時は来た」
「はぁ?」
そろそろ汗ばむ昼の陽気すら感じつつある五月の執務室…
朝、爽やかな目覚めと共に“予感”がした、ヤれるとかヤれないとかじゃない………ヤるんだと
今日、この日、この時に、俺は浜風ちゃんとヤる…
別に約束したワケでもないし、何か根拠があるワケでもない、理屈じゃないんだ…ただ、そう、俺は気付いてしまっていたんだ、今日なんだと…
「ヤるよ、俺は…」
「はぁ?」
「はぁ?じゃないよこのカミナゲーナ子は、オマエも行くんだよ」
自分のデスクでナニ言ってるんだコイツ、イカれているのか?と言いたげなツラをしている秘書艦サミー子は開いていたパズル雑誌を閉じ、とりあえずコーヒーでも飲みますかと聞いてきたので懇切丁寧に断った
「で?行くとかやるとかなんの話ですか?とうとう観念して金剛さんと
「バカ言ってるんじゃないよこの子は、俺は浜風ちゃんと
「へぇ…」
「へぇ…じゃないよこの子は、ヤるんだぜ!ヘイ!もっとテンションアゲていこーぜ!ヘイ!」
「アガる要素がどこにもないんですけど…ってか提督、定期的に持病みたいに浜風ちゃんブチ犯したいと言ってますけど一度たりとも成功どころかイイセンにいったコトすらないじゃないですか?ってか声かけるだけで緊張して目も合わせられないってどーなんですか?それ、童●ですか?そんな童●ムーブしか出来てないのにレ●プしたいだのパ●ズリしたいだのアホなんですか?毎度毎度まるで知性を感じない作戦ばかり思いついてそのメガネは飾りなんですか?」
「…お………おう!」
こやつめ、まさかいきなり速射砲のごとき言葉責めから入るとは、この俺が一瞬とは言え気圧されたのだよ…
だが、やはり今ので俺は確信した、俺にはコイツが必要なのだと………この手に宇宙を手に入れる為には俺1人だけではダメなのだ、秘書艦カミナゲーナ・青髪ロング子、俗な名前だが俺にはコイツが必要だ
「あと、俺は童●じゃない」
「さいですか」
大して興味なさげにパズル雑誌を開いた青髪ロング子は右手でエンピツをグルグル回しつつ再びクロスワードパズルに興じ始めた…
「………で?今回はどんな作戦でいくんですか?1人でいるところを狙って後頭部ガツンからの拉致監禁レ●プですか?胡散臭い催眠アプリでも使って催眠レ●プですか?それとも、姉妹を脅しのネタに使って脅迫レ●プでも迫りますか?」
「オマエすげぇな、よくそんなサラサラとレ●ププランが思いつくな…」
まったく、コイツこそまっことレ●プの申し子!レ●プ界のキングマスターレ●パーなのだよ
「いや、今回は正面から行く」
「はぁ?」
「真正面から、正々堂々、
「レ●プに正々堂々もクソもないとは思いますが…」
サミー子の冷静で的確な意見はいいとして…
相手はあの浜風ちゃんだ、正直なところ、俺は浜風ちゃんに対して免疫力がなさすぎる…
彼女の顔を見るだけで心が騒めき、身体にまるで電流が受けたように動けなくなる、そう……たぶん俺は彼女に特別な感情を持っているだろう
もう認めなきゃならない、そう、わかっている…
惚れているんだ…
だからこそッッッ!!正面からッッッ!!真っ向からッッッ!!ヤらなきゃならない!
「場所も時間も関係ない、次、俺は浜風ちゃんを見たらその場でヤる」
「はぁ?」
「…と、言いたいところだが、やはりここは海軍の基地であり、不特定多数、大勢の者が生活をする公共の場、ある程度はわきまえねばなるまい」
「まぁ、そうでしょうね」
もし仮に、大勢の者が集まる食堂で行為に及んでしまえばたとえこの基地の絶対支配者である俺でも社会的地位は剥奪され、未来永劫、鬼畜に劣る賊の烙印を押される事は必至ッッッ!!
「…しかし、みんなに見せつけながらヤると言うのもそれはそれでメチャメチャ興奮する」
「さいですか」
「そこでだサミダーレ、卿の忌憚のない意見を聞きたい」
「そうですね、やはり1人のところを狙うのがベストじゃないですか?あと、五月雨です」
「やはり卿もそう思うか、しかし浜風ちゃんが確実に1人だと言う状況はなかなか無いのではないか?」
そう、浜風ちゃんは普段、十七駆の仲間達と一緒に居ることが多いのは既に調査済みだ
「無いなら作ればいいじゃないですか?たとえば1人で十分な用事でも適当に………倉庫にあるファイル1つ取り行ってくれとか」
「オマエ天才かよ…」
「むしろ何故思いつかないのか理解に苦しみますけど…」
さらに、念には念を入れ、確実を期すべく他の十七駆のヤツらには別のテキトーな用事を伝えればより確実になると…
サミー子は顔色一つ変えずにこの完璧なるレ●ププランを提案した
「なるほど、卿の意見を是とする」
「はぁ」
俺は机に置いた菓子皿からエンゼ●パイの小袋を1つ手に取りサミーに投げつけた
「痛っ」
「褒美だ」
「………イラっとします」
「カッカッカ!こやつめ!カッカッカ!こやつめ!」
イラっとして睨んできたものの、すぐにニュートラルに戻ったのか、投げつけたエンゼル●イの小袋を開けて口に入れたサミーはまたつまらなげにクロスワードパズルの雑誌を解き始めた…
◆◆◆
「と、言うワケで、今、この倉庫の中には浜風ちゃん1人しかいないワケだが…」
「何故私も同行を?」
「バカヤロウ、俺たちは2人で宇宙を手に入れると誓ったろーが、病める時も病んでない時も、2人なら喜びは2倍、悲しみは半分こだ」
「私のやるせなさと怒りも2倍ですけど」
既に十七駆のメンバー達にはそれぞれテキトーな用事は伝えてある、あとはそう………ヤるだけだ
父さん!俺にもっと強い勇気を与えてください!
「よし………行くか」
俺は熟練された素早い動作で倉庫の扉の前へとスムーズに移動し、扉の隙間から内部の様子を確認してみる
「よし、クリアーだ、カウント10で突入する!」
「それ、必要ですか?」
「必要だ、10、9、8、7……ヒャアがまんできねぇ!0だ!」
俺は倉庫の扉を開き、果敢に内部へと突入……いや、ここは突乳と言うべきか
そしていた!!目標ッッッ!!
乳は………巨乳ッッッ!!
間違いないッッッ!!
俺は疾走しながらスピードを緩めることなくジッパーを下ろし猛る己自身を…
「ん?なんじゃ?テイトクさんやないか……ナニしてんのこんなトコで、って!!ナニ出してるじゃあ!?」
「な……??バ、バカな…!浜風ちゃんじゃ…ない」
違う!コイツは浜風ちゃんじゃあない……浦風ッ!
「アホかッ!!はよしまえや!!」
「何故浜風ちゃんじゃないんだッッッ!!」
「浜風なら磯風達としょーもない用事で出かけとるわ!!っーかはよソレ隠せッ!!」
ど…どう言うコトだ?俺はたしかに十七駆に命じたハズ、1人は倉庫にファイルを取り、他の3人は明石の畑にHB1●1を散布するようにと………確かに命じたハズ!!
「いや、誰がどうとか指定しなかったんですか?」
「なん……だと?」
俺に続き、ダラダラと倉庫に入ってきた秘書艦サミー子の冷静で的確な意見…
「たしかに、指定はしなかったな」
「バカなんですか?」
「バカじゃない、提督だ」
「っーかいつまでソレ出しとるじゃあ!!」
「チッ、うっせーな…テメーなら見慣れてるだろーが、だいたいなんだ?そのスケベ専用ボディは、パイ●リしない方が失礼な乳しやがって」
「見慣れてないわ!!うちをなんじゃと思うとるんじゃ!」
「テクニシャン?」
「誰がテクニシャンじゃ、まだそんなん……あー……したコトないわ」
「カッカッカ!こやつめ!乳に似合わず冗談が好きとみえる!カッカッカ!」
「おんどれェ!!マジでブッコロがすぞ!!」
次回
山風かジャーヴィスか、どっちか