【登場人物】
提督(メガネ男子)
コロラドくんの腋ってありますよね?なんて言うかその…ふふ、下品なんですが、あの腋を見て勃…
夕張(改二内定中)
ア●ル隷奴、そのムカつくヘソチラウェストは多くの贅肉達をイラっとさせている
Colorado(ザコ)
世界の問題児集団ビッグ7の1人、ザコい
本人は意外にも努力家で常にNo.1であることを強調してくるものの、いまいち成果は出ておらず、同じくMAJOR出身で戦艦のアイオワに対抗心を剥き出しにしているがザコすぎてあまり相手にはされてない
今年も終わるたった一度の今日と言う日…
執務室で今年のヨゴレを今年の内に始末せにゃならんなぁとアツいティーを飲んでいると、自分の机で漢字クロスワードパズルしていた青髪ロング子がふと思い出したように言った…
「そうそう、最近また出るらしいですよ」
「ほぉ、DELLとな…?」
ウチの基地DELLのヤツ使ってたっけかなぁ〜……あ、そういや教務室のヤツDELLだった気がするな、たしか鹿島先生がWind●ws7がどーのこーので買い替えた方がいいとかなんとか言ってた気が…
「ちなみにでるのは心霊現象的なものです」
「あーはいはい心霊現象ね、心霊現象、あるよね、そーゆーの、よくあるよくある」
あるある、そーゆークソくだらねーハナシがよォー、どうせ窓がガタガタしたとか風の音がビュービューしてるとかそんなアレだろ?知ってるんだよ
「バカ言ってるんじゃないよこの子は、霊とかいるワケねーだろーが、アレだよ、人間死んだら
「はぁ?」
「つまりアレだ、俺が言いたいのはアレだ………トリックだ、霊的なアレとかなんとかは全部トリックなんだよ、わかるか?俺の言ってるコト」
「なるほど………まぁ、トリックかどうかはどうでもいいとして、やはり怪現象は怪現象で原因をなんとかして貰えますか」
「やだよメンドくさい、オマエがやれ」
「イヤですよメンドくさい」
こやつめ、自分がメンドくさいコトを平然と上司に押しつけてくるとは………どうやらこの秘書艦にもわからせが必要らしいな、この基地の絶対支配者が誰なのかを…
「まぁ、霊的なモノにビビってるチキンな提督に頼むのはアレですが…」
「あ゛?」ピキッ!
「ビビリクンには少し難易度が高すぎましたね、スイマセン」
「誰がビビリクンだコラ?ハッ?ビビってねーし、っーかこの提督様が霊的なモンにビビるとかありえねーし」
「そうですか、じゃ、今夜見回りをお願いします」
「上等だよコラ」
「ちなみに私は早寝早起きタイプなので今回もお付き合いできませんが、提督がビビっておしっこチビっても大丈夫なように他の人にも声をかけてますので」
「誰がチビるか!ナニがユーレーだよ…?ただの不法侵入だろーが、見つけ次第ボコボコにしてユカイなオブジェみてーにして明日の朝刊に載せてやんよ」
◆◆◆
草木も眠る丑三つ刻………草木も眠る、ふむ、草木も眠るか、たしかにこの時間帯では木も草も光合成はできない、古い者が光合成のメカニズムを知っていたとは思えないがよく言ったものだ…
「フーッ〜………よし、帰るか」
「まだ来たばかりじゃないですか」
「来たばかりでもわかる、ここに霊的なものは存在しない」
主に戦艦どもが住む戦艦寮……その、戦艦寮の最奥に存在すると噂されている金剛姉妹専用の部屋、通称、天動宮…
この基地の“暴”の頂点に立ち、俺を差し置いて何年も裏から君臨する恐怖の覇王、金剛が住む部屋がある…
こんなところにゃたとえ地獄の鬼だろうが閻魔様だろうが近付きはしないだろう
「でも出るってハナシですよ」
「出るワケねーだろ、むしろ出たとしてもあの金剛がユーレーなんぞ生かしておく理由がない」
「ユーレーだと生かすもナニも、もう死んでるんじゃ…」
今回、五月雨が声をかけて集めたユーレー撲滅科学調査隊の1人、毎度お馴染みアンチ・オカルトにしてスーパーサイエンスネットワークの申し子、ア●ル隷奴!夕張
「まぁ、たとえ生きていよーが死んでいよーが……この夕張の科学の前では無力ですよ、この………ドリルの前ではね!」
「オマエそれ役に立った試しねーだろーが」
毎度毎度ドリルを背負ってやって来るが、そのドリルがコイツのケツ以外を衝いたコトがあっただろうか…
「フッ、そんなDrillなんかでGhostをbastardできるワケないじゃない?」
そして、今回科学調査隊初参加メンバー、MAJORから来たキンパツ美乳、腋がエロくてザコいコロラドくん
「Ghostを殺るにはコレよ!このプロトンパックよ!」ドヤァ!
コロラドくんは背中に背負っているナニやら高圧洗浄器っぽい如何にも胡散臭いメカを見せつけなんか誇らしげな顔をしていた…
ちなみにその胡散臭い機械、インターネット通販で買ったらしい
「Admiralもユーバリーも出番はないわよ、何故ならゼンブこの私がやっつけてやるからよ!」ドヤァ!
何故この娘は最初に犠牲になるタイプのかませ臭をプンプンさせてなおそこまで自信溢れる顔ができるのだろうか…?むしろそのザコ臭はそのやらしい腋から出ているのだろうか?
「とりあえず、中に入ってみましょうか?」
「そーね!イチバンは私よ、私が先頭で入るわ!いいわね?アナタ達は後から入ってきなさい!」
「あーはいはい、じゃ、1番最初に突入してくれや」
そんなワケで、俺たちはこの基地で最もキケンな場所、天動宮の扉を開き、その中へと足を踏み込んだ…
ーーー
薄暗い照明、物音一つしない静かな廊下……まるで侵入者を決して生かしては帰さないと言う雰囲気バリバリの中…
「ほらほらー!Ghostどもー!どこにいるのー?でてきなサーイ!」
ザコスケが高圧洗浄器みたいなのをブンブン振り回しながらもしかしてママが恋しくて帰ったんじゃないのー?といらん挑発をしていた…
「オイ、ザコ……コロラドくん、もう少し静かにだな」
「待ってください提督!今、私の霊的スカ●ターにナニか反応が…」
「ちょっと待って、今ザコって言わなかった?ねぇ?」
夕張は例によって右耳だか右目だかに装着していた戦闘力を測る機械みたいなので75000…78000、80000!まだ上がるとかワケのわからないコトをブツブツと呟き…
ボンッ!(爆発)
「バカな…!なんて霊圧…!」
「オイ、壊れたのか?やっぱその機械壊れたのか?っーか毎回壊れてるよなそれ」
「スカ●ターによると霊圧はこの先の通路から強い反応を…」
「この先ね!」
俺たちの制止を待つまでもなく、コロラドくんはカクゴしなさい!こんなところには1秒だって長く居られないわ!私は私の好きにやらせて貰うわ!と、チームワークのカケラもないセリフを吐きながら薄暗い廊下をダッシュして行った…
「…行ってしまいましたね」
「あぁ」
この感じだと、次にコロラドくんを目にするのは逆さまになって吊られたコロラドくんの凄惨な死体だろう
「よし、行くか…」
「そうですね」
とりあえず、俺と夕張は懐中電灯片手に廊下の奥へと進むコトにした…
「ところで金剛さん達、今日はもしかして部屋に居ないんですかね」
「サミーの話じゃ3日ぐれー前から姉妹で温泉行ってるらしいぞ、別府に」
「別府ですかぁ〜…いいですねぇ〜」
あのアホンダラども、そもそも今は海域攻略作戦中だってコトを忘れてるんじゃねぇのか?後半戦はアイツら出番あるぞ………そんな実のない世間話をしつつ歩いていると、足下に何か当たった
「………オイ、今、なんか踏んだ」
「え?なんですって?」
「なんか踏んだって言ってんだよ」
…なんだコレ?とりあえず、ウ●コとか踏んだのならイヤなので懐中電灯で足下を照らしてみると、そこに…
「…」死ーン
「コ、コロラドォォォォォォォォ!!」
まるで恥ずかし固めのようなポージングで失禁し白目を剥いて気絶するザコザココロちゃんがそこに居たッッッ!!
「大丈夫かァァァァァ!!」
しかしいったいコロラドくんにナニがあったのか?とりあえず俺はコロラドくんにしっかりしたまえとコロラドくんのパイオツをタテタテヨコヨコと揉みしだいた
「うっ…ぅぅ…」
良かったまだ生きていたか、とりあえず腋も舐めてみよう……………うん、健康だ
「提督!何か居ます!」
「ペロペロペロ…ヤッベ!甘っめ!コロちゃんの腋マジヤッベ!………え?なんだって?」
夕張の指差す先になにやらモヤっとしたナニかが……いや、なんだアレ?新手の
「クッ!かなりの霊圧を感じますね、これはもう王属特務の管轄では…ッ!」
「なんだよ王属特務って…」
「しかし案ずるコトはないですよ提督、何故なら私にはこの………ドリルがありますからね!」ドヤァ!
ドリルに対する絶対的信頼…ッ!何故こいつはそれほどまでにドリルを信じられるのか?螺旋の力はいつかこの宇宙を滅ぼす力になり得ることがわからんのか!
夕張は背中から生えたフレキシブルアームをフルドリライズさせ、果敢にモヤっとしたナニかに向かって走り出した!
「うぉーっ!!天上天下!一騎当神!人間の力ァ!みせてやりますよーッ!!」
疾る!前に進み続ける螺旋の力をその身に宿し、夕張は今、螺旋エネルギーそのものと化し…
コケ…っ!(バナナの皮)
「あ」
………コケた
「ンギイイイイィィィィィ!!ドリルきたァァァァァ!ンホォ!!お尻ドリ…っ!ドリルきたァァァァァ!!」
転んだ拍子に、フレキシブルアームの先のドリルが1本、夕張のア●ルを芸術的に衝き…
サクッ!(ドリル)
「ビャア!?イタ…っ!ヒッ……ピギャアァァァァァ!!ピギャアァァァァァァァァァァー!!」
ついでに、転んだ拍子に折れたドリル搭載フレキシブルアームが1本、未だ気絶中のコロラドくんのア●ルに刺さった
「あば、あばばばば…」ジョー…ドボドボ
「コ、コロラドォォォォォォォォ!!」
な、なんてコトだ…ッ!夕張が自爆しただけならいざしらず、まさかコロラドくんのア●ルまで…寝ている間にア●ル処女喪失とは難易度高けぇなオイ、とりあえず腋を舐めてみるか…
「あばばばば…」死ーン
「あがががが…」死ーン
「………なんてコトだ」
2人ともヤられてしまった…
だが、いつの間にやらモヤッとしたナニかは姿を消しており残されたのは懐中電灯の心細い灯りと、未だギュルギュル回るドリルの機械音…
まさに惨劇…ッ!!やはり来るべきではなかった!この天動宮にッ!!俺たちにはまだ早すぎたのだ…ッ!!
…後日、この事件は天動宮の惨劇として基地スポの一面を飾り、基地中を恐怖のズンドコに叩き落とすと共に金剛姉妹への畏敬の念を更に強めることとなった…
あと、金剛姉妹からは廊下のクリーニング代をキッチリ請求された
良いお年を、ですって!