アイオワ(2)
超大国出身ビッグガール
色々ビッグ
「キターッ!!ミカのアリウープ!」
「すげぇよミカは…ハンパじゃねぇ!」
秋の鎮守府杯、略してチンハイの三回戦、陸奥率いる睦月型VS白露型キセキの世代、五月雨擁するチーム・衣笠
「やらせませんよ!」
「サミダレェ!クソッ!圧力ハンパねぇ!」
「キクッ!こっちだ!」
「ムツキにパス?いや、これは…ロングパスッ!ハツ!サツキのスリーだ!」
「遅いよ!」
ロングパスから流れるように放たれるスリーはリングに掠る事なくネットを揺らした
皐月のスリーも夏からかなり精度を上げている
「お~コレ勝ちそうじゃね?キセキの世代負けるんじゃね?」
「ん~…まだなんとも言えないネ」
体育館内、観覧席
俺とアイオワはポップコーンとコークを手に白熱する試合を眺めていた
「Gameは終わるまでわからないモノよ」
「アイオワ的にはどっちだ?」
「ん~…ま、やっぱKinugasaかしら?Mutsukigirlsの高さでSammyを止めるには限界があるわネ」
アイオワ曰わく、五月雨より先に皐月の膝が限界だろうとの読みだ
なるほどたしかに、皐月の対空はパネェがあんな跳躍はそう何度も出来ないだろう
「さすがアイダホのNo.1プレーヤーだな、む、コークが無くなったか」
「Noproblem、ワタシのをあげるワ」
「悪いな」
さすがは超大国のダイナイトパッキンガール、うちのクズどもとは器が違う、すぐオレンジジュースとか言うメイドインジャパンどもにも見習って欲しいものだ
「妾には見えておるぞ」
「こいやァ!このファッキン妾がァ!」
「うむ、止められるものなら…」
「右…いや、左ッ!」
「パスじゃ」
「な゛!?」
「ネノヒの速攻!?止めろォォォ!」
お~さすがにヤるな、他のトコもそうだったがキセキの世代が居るチームは全体的にレベルが高い
「オマエんトコで勝てそうか?」
「ん~…Nocomment、少なくとも、夏のGameで負けたTeamにはもう負けないワ」
「夏の試合…?あぁ、浜風ちゃんが居るトコか」
「あのSizeの揃ったTeamはStatesにもなかなか無いワ」
「ふ~ん…む、ポップコーンがなくなったか」
「バーガーもあるヨ」
「悪いな」
鞄からアメリカンサイズのバーガーが出てきた
あの鞄、さっきから明らかにサイズ超える量を取り出してる気がするんだが…
「クソッ!サミダレェ!!」
「ダメだ!!ブロックされた…いやッ!!」
「オオオオオォォォ!!!」
「キターッ!!ミカァ!!」
「!?」
「スゲェ!サミダレの上から強引に叩き込んだァ!!スゲェよミカ!ハンパじゃねぇ!」
「ッシャア!!」
すげぇよミカはこと三日月のダンクで逆転し、場内は歓声に湧く
まさか、敗れるのか?キセキの世代が!?
「甘いですよ」
「高弾道スリーッ!バカな、もう限界じゃ…」
「…限界などとうに超えてますよ」
「クソッ!キサラギィ!」
「またテメーかッ!アヤナミィ!」
「抜かせるかよォ!キサラギィ!」
「上等だよテメー!」
「ディフェンス!死んでも守るぞォ!!」
さすがに甘くはねぇな、五月雨の野郎、あとでアイスでも買ってやるか