【登場人物】
提督(キュウシュウ男児)
ラーメンはトンコツなのだよ、オイ!そのラーメン………オソマが入ってるじゃないか!
秋月姉妹(貧乏姉妹)
キモい鳥やタコヤキに苦しむチームを救う頼れる艦隊のエクスカリバーに等しい存在
あったよ!!●●と10cm高角砲+高射装置が!→でかした!
最終ステージ、ジブラルタルを越え、地中海戦域へ突入したチームは欧州反撃作戦【シングル作戦】に従事すべくマルタ島及びイタリア半島アンツィオを目指していた…
「クソッ!空母おばさんだッ!空母おばさんが出たぞ!」
「痛いっ!痛い!クソッ!このキモい鳥!キモいぞ!ってか痛い!!なんとかならねぇーのか!」
「あったよ!!照月と10cm高角砲+高射装置が!」
「でかした!」
最終ステージ前半戦、BOSS前に立ちはだかる壁、空母おばさんにチームは思わぬ苦戦を強いられたが、持ち前のガッツで見事これを下し、前半戦BOSS、泊地水鬼と集積地のダブルエース擁する深海艦隊に挑んでいた…
「FUUUUUUUU!!F.P.M.Pーッ!!」
BAKOOOOOOOON!!
『ウギャア!オオキナツバサァー!』
「で、でたーッ!!アイオワの目にも留まらぬマッハパンチじゃあ!」
「フッ、まったく…オレ達はヤツが敵でなかった事を神に感謝しなけりゃならない」
この前半戦、チームを率いるMAJORの怪物アイオワは最近めっきり出番がなかったせいか、久々の出番にワクワクを抑えきれなかった、あまりのワクワクぶりに昨日なんか眠れず、今日はもう朝からギンギンだった
「Pray to God for your safety!(神に祈りなさい)」
チームはこの日絶好調のアイオワを中心に打線が爆発、集積地棲姫が土下座して命乞いする暇もなく最終ステージ前半戦を見事完封勝利におさめた…
◆◆◆
季節は初秋の気配を感じずにはいられない執務室…
「……足がないな」
「そうですね」
最終ステージ後半戦へと突入した我がチーム、そんなチームの勝利の為にと提督様らしく色々と情報を集めていたワケだが…
「コレあれだろ?あれ、ほら、あの丸っこくてなんかやたら強い駆逐艦のやつ」
「ナ級…?でしたっけ?たしか」
「それそれ、それなのだよ」
集めた情報の中にあった一枚の写真、なんでも、この丸っこいのが今回の作戦海域で叩くべきBOSSらしく、名前はたしか…
「アンキモ姫だっけか?」
「アンツィオ沖棲姫ですね、たしか」
「ふむ」
しかしなんだろうなコイツ、ナ級とナ級とナ級とナ級とナ級とナ級とナ級とナ級が集まって合体した系のキングナ級とかそんな系だろうか?グゥゥゥム、海外には不思議なナ級がいるのぉ
「まぁいい、とりあえず後半戦のオーダーだが〜…」
まぁアンキモだかアンティモだかは置いておくとして、勝負の後半戦の出撃メンバーを決めるべく、机に並べた書類を指でトントンしていると、執務室の重厚な扉が勢い良く開き、キンパツの小娘が飛び込んできたッ!!
「Darling!Darling!Darling!オネガイがあるノー!」
キンパツの小娘こと、英国から来たロイヤル小淑女のジャーヴィーくんは勢い良く俺に掴みかかり、ダシテ!ダシテ!アタシモーガマンデキナーイ!と言いながら俺の身体をガックンガックン揺らした
「まぁまぁジャーヴィーくん、落ち着きたまえよ、落ち着きたまえよ、サミー、彼女にオレンジ、オレンジジュースを入れてやってくれないか?くれないか?」
「あ、アタシ、OrangeじゃないでTeaがいい!Earl Gray!」
小さくともさすがは英国淑女、ティーにはこだわりがあるのだろうか?五月雨は冷蔵庫から午後ティーのペットボトルを取り出し、グラスに注ぐとアイスティーしかないですけど?とジャーヴィーくんにグラスを渡した
「Thanks!……………ブハァ!!フゥー…」
「落ち着いたかね?」
「え、エェ、落ち着いたワ…」
「落ち着いたところで、まぁテキトーに座って、話を聞こうじゃあないか?」
そう言って俺は落ち着きを取り戻したジャーヴィーくんにお客様ソファーにでも座るように促すと、ジャーヴィーくんはごく自然な流れのように俺の座る椅子の……と言うか俺の膝の上にごく当たり前のように腰を下ろした
「…ジャーヴィーくん、そこに座られると提督のジャマなんだが?」
「ダイジョーブ、アタシは気にしないワ」
…なんだろうな、ごく最近似たようなコトがあった気がしたが、たぶん気のせいだろう
「で?ナニかね?後半戦出たいのかね?」
「エェ!!LadyもArkもNelsonも出るんでショ?アタシ今回すっごいヤル気あるカラ!ゼッタイ活躍するカラ!ネー!ネェー!」
ジャーヴィーくんその後頭部を俺の胸板にガンガンぶつけてデタイデタイアピールをしてきた
まぁ、ジャーヴィーくんは言動的には些かアレなところがあるが基本悪い子ではない、今回の作戦海域に前…体育館の裏で1人、ひっそりとヒッティングの練習をしていたコトを提督は知っているのだよ
本人は秘密特訓のつもりだろうが、俺だけじゃない、あの女騎士もその秘密特訓は知っていたらしく、つい先日、陛下から呼び出しを喰らった俺は出来ればあの娘の努力を買ってあげてください”と陛下より直々にお言葉を賜っていたのだ…
その際、陛下から至近距離のロイヤルスマイルを浴びてあやうく女王陛下と英国に永遠の忠誠を誓いかけたが、右手の親指以外を全てヘシ折り、鋼のヤマトダマシイでなんとか耐えた
「ハッハッハ、わかったわかった!ジャーヴィーくん、今回はキミの力を頼らせてもらおうじゃあないか!ハッハッハ!」
「Really?サッスガDarling!ハナシがワカ・ルゥー!」
「ハッハッハ」
俺はジャーヴィーくんのキンパツをよーしよしよしよしと撫でキミに期待しているよソワールと言ってよしよーししてやった
あと、ここまで一連の流れを見ていた秘書艦の青髪ロング子の目はとても冷たかった
次回はその②、五連装酸素魚雷爆発!ジャーヴィスがやらねば誰がやる!
あと、イベント回後にifエンド回を予定していますって
細かくない詳細は活動報告に書いてます、はい