葛城
遂に現れた雲龍姉妹の三女、ズイカクセンパイをリスペクトしている、絶壁
雲龍
名前だけ登場、仙人みたい、大きい
天城
名前だけ登場、痴女ダンサー、大きい
瑞鶴
以前も名前だけ登場、最近新しい力を得た、絶壁
休憩がてら五月雨とメシでも食いに行くかとタラタラ歩いていたら前方の曲がり角になんか変なのが居た
「なんだアレ?」
「空母の葛城さんですよ、名前覚えましょうよ」
葛城…?あぁ、居たな、そんなのが、たしか仙人みたいな姉ちゃんと元演歌歌手の痴女ダンサーみたいな姉ちゃんのキョーダイだっけか
「ハァ~…カッコ良すぎるべェ~、眩しすぎるべェ~」
どうやら何かを覗いているみたいだが、声をかけるには些か躊躇いを覚える、ウチに居る奴は基本的にギラギラした目をした奴が多いのであんなキラキラした目は珍しい
「なにやってんだ?オマエ」
「ん?あぁ…テイトクさん、ティッス!」
葛城は一瞬メンチ切ってきたが、意外と礼儀正しく頭を下げた
「何見てたんだ?」
「何って……そりゃアレっすよ、ズイカクセンパイっすよ!」
「…ふ~ん」
曲がった先にはたしかに瑞鶴と翔鶴、そしてビッグママこと鳳翔がなにやら立ち話をしていた
五航戦どもが時折頭を下げているのは、たぶんあまりツッコんではいけない状況なのだろう
「嗚呼、尊い!尊すぎんべよォ!あまりの眩しさに直視できねェ!!」
「太陽か」
「ハンカチをどうぞ」
「こりゃスンマセン、え~…秘書子の、え~…サンドロックさん!」
「五月雨です」
「スンマセン、自分、ズイカクセンパイ以外の名前は曖昧なモンで、以後気をつけますサクラダイトさん!」
「五月雨です」
コイツもかなり面倒くさい奴みたいだな
大和さんをリスペクトし過ぎて形から入った矢矧ちゃんと似ているのか?
「そんな瑞鶴先輩に憧れてるなら舎弟にしてもらえよ、アイツなら仲間になれよ!って言ってくれるぞ、たぶん」
「そそそ!そんな畏れ多いッ!!憧れのズイカクセンパイとは目を合わすどころか会話すらしたコトすらねぇのにッ!」
「………え?オマエ、結構前からウチに居るよな?」
「ハァ、もう1年半ぐらいになりますかね?」
それだけ期間があって会話すらしてねぇとは…
「ズイカクセンパイがあまりにも眩し過ぎて直視するだけで常に視界が曇りまして!」
「雨だよ」
「いや、それ雨じゃないですからね」
「雨だよ」
そういや前に瑞鶴が後輩にビビられてるんじゃないかって悩んでたな、あの時はそう…無い胸張って缶コーヒーでも奢ってやれよって勧めたっけなぁ~
「おい、カツ」
「なんすか?」
「前に瑞鶴先輩が缶コーヒー奢ってくれなかったか?」
「恥ずかしながら!姉ちゃん達から気を失っていたと聞いております!」
たしかに、以前、瑞鶴が雲龍姉妹に缶コーヒーを奢ってくれたらしいがあまりの尊さにその場で失神&失禁したそうだ
ちなみに、中身は仙人みたいな姉ちゃんが飲んでしまい、今は空き缶だけを神棚に祀ているそうだ
「カツ」
「なんすか?」
「オマエも一緒に行くか?ファミレス」
「お供します!いいんすか?サンテグジュペリさん!」
「五月雨です、そろそろブン殴っていいですか?」
「同じ絶壁同士、広い心を持てよサミー」
「葛城さん、バット持ってませんか?金属のやつ」