鈴谷(10)
ヨゴレ担当、不幸度数は姉様や山城の比じゃない
熊野(5)
得意なショットはスネイク
プリンツ・オイゲン(2)
ライバル的存在、提督とは目が合っただけで今メンチ切っただのなんだので喧嘩する仲の悪さ
【前回までのあらすじ】
もうすぐ砂の安土城が完成だよ!やったネ!今夜はハンバーグだヨ!
「こォ~わァ~ンンンクゥゥゥゥン!!あァァァ~そ~びィィィましょォォォ!!!」
「ヒッ!!ヒィィィィ!!」ガクガク
「来ヤガッタカ!」
期待の助っ人外国人ルーキー、アイオワ率いる連合艦隊!
戦慄!ダブル戦艦夏姫の包囲網を抜けて遂にマレー沖最深部まで到達していた…
◆◆◆
「敵の拠点、発見したそうです」
「敵は陸上型か…」
「何か指示はありますか?」
「全員、突撃ラブハートな」
陸上型が相手ならば三式弾をブチかますか、ランチャーが火を吹くだろう
映像から見るに、全員がMVPを穫りたくてギラギラした目をしていた…
「ア…アレハ!」
「オーストリアン・フォーメーション!!」
「行くぞォ!熊野ォ!」
「よろしくてよ!」
オーストリアン・フォーメーション、2人の航巡が前衛と後衛に別れ、運悪く前衛に立った方が敵の攻撃を全て受けきり、夜戦まで艦隊を被害最小限に留めるダブルスの奥義…
「敗北ノ淵ニ案内シテクレルゥ!」
「鈴谷ァ!いきましたわよ!」
「来いやァァァ!!来いやァァァァァァ!!オゴォ!!」
「次!きますわよ!」
「クタバレコノクソビッチガーッ!」
「ぅぅ…痛い、痛いよぉ…あ゛!痛だァァァァァァ!!」
まさしく身を呈した究極奥義、後衛の指示の下、ダースで飛んでくる砲撃を受ける姿は壮絶と言わざるを得ないだろう
「ちょ…マジ、痛い…くま…熊野、替わって、死ぬ、マジで死ぬ、って!痛ァァァァァァ!!噛んだ!このイ級噛んだァァァ!」
「ナイスですわ鈴谷!そのまま動くんじゃありませんのことよ!」
「は?」
熊野のネオトラ●ダガー・ズィーMCが鈴谷の尻に噛みついたイ級を補足した
「とおおぉぉぉぉぉぉ!!」
「ちょ!ま!イダぁぁぁぁぁ!!!お尻!鈴谷のお尻がヤバい!もげた!今の絶対もげたァァァ!」
「大丈夫ですわ、提督が言ってました、ア●ルならセーフって!」
「アウトォォォォォ!!もうやだ!誰か!誰か替わっ………痛ぁぁぁぁぁい!!」
「クソッ!アイツナカナカ沈マネーナ!」
「集チャン!危ナイ!」
「ン?」
港湾夏姫の注意も虚しく、集積地棲姫の頭に三式弾が炸裂し、集積地棲姫は声を上げる間も無くその場に崩れ落ちた
「逃がさないわよ……」
ドイツの誇る超弩級戦艦、ビスマルク
「ヒッ!ヒィ!!」
「よくやったわ、航巡の、え~…鈴屋?」
「す……鈴谷です、もぉいい…早くそいつやっつけて……はやく、帰りたい…」
「…ま、まぁ、帰る前にこのビスマルクの雄姿を目に焼き付けておきなさい!」
◆◆◆
テレビモニターで観覧中の提督室…
「キャー!!ビスマルクのアネゴォー!!」
「まったく!ビスマルクさんは最高だぜ!」
ビスマルクさんの雄姿を見る為、この海域では出番の無いプリンツがさっきから隣で誘導棒みたいな光る棒をガツガツ振っていた
「ハァ…ハァ…カッコいい、ハァ…たまんねぇ…たまんねぇよォ!ハァ…ハァ…」
ちなみに、この海域でお前は出さないと言ったら殴り合いの喧嘩になり、俺は肋骨を、プリンツは膝を痛めた
「見たかったァァァ!!一番近くで見たかったァァァ!」
「うるせぇよ、ほら、もう終わり終わり、テメーはとっとと部屋に帰ってハァハァしてろ」
「そうさせてもら………ハッ!!まさか、帰投したアネゴを優しく出迎えて好感度を上げるつもりかッ!」
「チッ…勘のいいヤツだ」
「抜け目のないヤツ!!」
「五月雨、縄だ!縄を持てい!コイツを縛り上げよ!」
「え?普通にイヤですけど?」