【登場人物】
提督(204)
実力派のベテラン、ただ、浜風ちゃんの前ではいつだってルーキー
村雨(6)
右目のギ●スがオフにならなくなった、
鈴谷(58)
催事場のチョコレート売り場で考える難しい年頃
「あ、テイトクだ!おーい!おーい!」
「あ?」
明石の店で菓子パンと缶コーヒーを買い、喫煙所に行くべく廊下を歩いていると、なんかビッチ臭いのが廊下の先から歩いて来た
「…誰だオマエ?敵か?」
「誰だと何さ!誰だとは!どうよ?この新しい村雨は?どうどう?」
「村雨ェ…?」
そう言えば、なんか天龍姉妹のどっちかだかに改二改装の許可証だとかなんとかFAXが来てた気がするが……村雨?村雨っーとアレか、白露姉妹のバカコンビの片割れのアレか?
「どーよ?」
たしかに、この駆逐艦とは思えない超肉体はあの村雨だろう…ナニ食ったらこんないやらしい身体になるのかね、この子は
「もう完全にビッチだなオイ、なんだその胸は、重巡か?」
「駆逐艦ですぅー、白露型の駆逐艦ですぅー、お小遣いくれたらちょっとぐらい触ってもいいよー」
「お小遣いか……」
俺はポケットに入っていた一万円札を取り出し、村雨に渡さ………ずに、改めて財布にしまった
「ちょっと!くれるんじゃないの!?」
「なんでお前に小遣いなんかやらにゃいかんのだ、そんなに金が欲しけりゃ街にでも行ってぺえずりでもして来い、で、ホイホイ変なのに付いて行って中毒性は無いって言い張るクスリでも打って貰ってダブルピースでもして来い」
「やだよ!ねー!いいじゃーん!村雨改二のお祝いにお小遣いくれてもぉー!ねー!村雨新しい服とか欲しいしぃー!」
「えぇい!触るんじゃないよこのメスガキが!パパにでも買って貰え!パパに!」
「いいじゃーん!!オマエがパパになればいいじゃーん!」
「離さんか!この下郎め!」
村雨の野郎は人の腕を掴んでグイグイと己の凶器を使用してきた、なるほど…これが村雨改二、大した破壊力と言えるだろう、俺がただのおっぱい大好きのピュアなグリーンボーイならこの弾力に思わず財布の紐が緩んでしまうやもしれんが、だが村雨よ、この提督は経験豊富な実力派のベテランだ
「離せビッチが!」
「クッ…!なかなか手強いじゃない、この村雨っぱいにエレ●チオンしないなんて、ハッ!?ま…まさかやっぱりホ…」
「ホモじゃない、提督だ」
「じゃエレ●チオンしてよ、エレ●チオン、はい!3・2・1!はい!」
「するか!」
新しくなった村雨改二と不毛な言い争いを繰り広げていると、廊下の向こうから本物だけが持つ本物の輝きとビッチ臭を放つ本物のビッチが缶ジュース片手に歩いてきた
「お、テイトクじゃん、ナニしてんの?ゲームすんなら鈴谷も交ぜてよ、鈴谷も!」
「うるせぇよ、今取り込み中だ、消えろ」
「ハァ!?消えねーし!………っーかコイツ誰?新人?」
「新人じゃないですぅー!新しくなった村雨改二ですぅー」
「村雨…?あぁ、あ〜…え〜っと、あ、思い出した、なんか駆逐艦のくせにナマイキな乳してるヤツ」
鈴谷はゲラゲラ笑いながら村雨を指差してナニその服、狙ってんの?オ●サーの姫狙ってんの?ウケるーマジウケるーと村雨をディスった
「ハァ…?誰がナマイキだって……オバハン」
しかしビッチ界のスーパールーキー村雨も負けてはいない、鈴谷のPRIDEを刺激する冷静で的確な反撃で鈴谷をディスった
「オバ…!?はいキレたー………鈴谷久々にキレちまったよォー」ピキッ!パキッ!
「やる気っすかセンパ〜イ、言っとくけど村雨ケンカつえーですよぉ?」ピキッ!パキッ!
難攻不落のビッチ兵の異名を持つ実力派ビッチ、鈴谷と白露姉妹1のビッグボディを持つ村雨はメンチビームの火花を散らしながらアンアンと言いながらパイ合わせしつつ睨み合った
「とりあえず殴り合いして勝った方がテートクからお小遣いを貰う、OK?」
「村雨オッケーよ!」
「待て、何故俺がキサマらビッチどもに小遣いをやらにゃらいかんのだ」
コイツら、ナニごく自然な流れで俺の財布狙ってんだ、アレか? I am your fatherか?オマエの父親はこのワシだとかそんなアレか?そんなビッチどもに頭を痛めていると、俺の足元にナニかがぶつかった
「あ、あああああ!暁のアイスがぁぁぁ!」
……暁ちゃんが俺のズボンにアイスをぶつけていた
「悪いな暁ちゃん、俺のズボンがアイスを食っちまった、次は5段のを買うといい」
俺は財布から1万円札を取り出し暁ちゃんに渡してやると、暁ちゃんはウチには珍しい素直な良い子なのでありがとうございますなのですとお礼を言って頭を下げた、しかしこの子そそっかしいな、俺のズボンになんか恨みでもあるのだろうか…
「…やっぱりロリコン」
「これはもう言い逃れできねーし…」
村雨と鈴谷はやはりマダラか…みたいな顔をしてこちらを見ていた
「ロリコンじゃない、提督だ」
「でもお小遣い渡してたし…」
「アイスを弁償しただけだろーが」
「しかも1万円も…」
「暁ちゃんには良い物を食べ、素直な良い子に育って欲しいとの提督からの心尽くしだ」
そう、提督は暁ちゃんの一人前のレディを目指す向上心を高く評価しているのだよ、他意はない
「あ、鈴谷も素直な良い子になりたいんでお金貰っていいですか?」
「じゃ、村雨も素直な良い子目指すんで、はい」
「………よしわかった、オマエらとりあえずそこ並べ、よし、で、壁に手ぇついてケツこっちに向けろ」
鈴谷と村雨もきっと根は素直な良い子なのだろう、いや、素直と言うよりはアホなのか…2人は壁に手をつき、その、いやらしさ抜群のケツをこっち向けた
「ハァァァァァ………通・●・拳っ!!」
「おがぁぁぁ!!」
「もう一発ッッッ!!!」
「オゴォ!!」
とりあえず、村雨のいやらしヒップに通●拳が炸裂させ、さらに連続して震脚を踏む事で隣の鈴谷のサキュバスヒップにも通●拳をブチ込み、村雨と鈴谷は通●拳の衝撃で壁に激突し、お互いにケツを上げたままの状態でピクピクしながら前のめりに倒れ込んだ…
「ケッ……!ビッチが、反吐が出るぜ」
さて、手ぇ洗って帰るか…