【登場人物】
Italia(5)
イタリアから来たイタリア、ザラ姉様よりも良心を持ち合わせている
Roma(4)
イタリアから来たマックス大戦艦、幼少期はセリエAのスター選手に憧れる可愛いらしい面もあったが、現在はやかましい!鬱陶しいぞババア!と言える成長を遂げた
Pola(8)
イタリアから来たメチルモンスター、ミラノで服飾の勉強をしていたが、色々あって酒に溺れ、現在に至る
戦艦夏姫
帰ってきたケツダイソン、これはもう誘っているとしか思えない
紅海付近のゴミクズども無事に殲滅し、スエズ運河を確保した我々は遂に運河の先、手に負えない強者がウヨウヨする後半の海!地中海へと突入したッ!!
『ナンドデモシズメテ………ッテ!イタイ!!』
「オラァ!!なんだそのケツはー?あ゛ぁ?誘ってるんですかー?なぁオイ?そのプリンプリンなケツは誘ってるのかしらー?」
スパーン!!(尻ビンタ)
『イタイ!?チョ!待テヨ!』
後半の海に満を持して登板したイタリアから来た刺客、ローマとイタリアの大戦艦級姉妹は、地中海東部に蔓延る深海棲艦を絶滅するべく順調に海域を侵攻、そして今、この海域を統べるヘッドである戦艦棲姫改め戦艦夏姫とのアツかりし戦いを繰り広げていた
「このブタ尻女が、そのブタみたいな尻で何人の雄を誑かしたのかしら?………って、姉さんが言ってたわ」
ローマはスナップの効いた健康的なビンタを繰り出す手を止め、戦艦夏姫の尻にツバを吐き、姉であるイタリアの方を見た
「言ってないよ!?私言ってないよ!」
「え?こっちの穴が空いてるじゃない?…さすが姉さんね、悪魔もブッ飛ぶ鬼畜の発想だわ」
「言ってないよ!?ローマ!なんで私のせいにするのぉ!?」
イタリアは妹の肩を掴んでその身体をガックンガックン揺らし、なんでウソつくの!ねぇなんで!?ローマ私になんか恨みあるの!?ねぇ!と力いっぱい聞いてみたが、ローマはあくまで冷静に眼鏡をクイッと上げ、艤装の中に収納していたピッツアを取り出し、午睡の時間を始めた…
「…ワインが欲しいわね、姉さん、ワイン持ってない?」
「持ってるワケないでしょ!!」
「ポーラ、アナタ持ってるでしょ、出しなさい」
ローマは姉にガックンガックン揺らされつつも今回、同じく出撃メンバー入りをしていた同郷のポーラに声をかけると、ポーラはまるで人類ではとても耐えきれない凶悪オークチ●ポをいきなりブチ込まれたかの如く、その身をビクンッ!と震わせた
「も…持ってないですよぉ〜、うへへへ…ポーラお酒とか持ってないですぅ〜」
「胸の谷間からコルク栓がコンニチワしてわよ」
「ヒッ!!ち…違うんです!こ…コレはアレですぅ!ビタミン剤!ビタミン剤ですよぉ!」
「別に全部よこせとは言わないから出しなさい、帰ったら新しいの好きなだけ買ってあげるわ、姉さんが」
「ホントですかぁ!?」
ポーラのアルコールに淀んだ瞳が一気に光を取り戻し、明日への希望に輝きを放つ
「ねぇローマ、今なんて言った?ねぇ、ちょっとローマ」
「いやっほーい!!早く!早く!早く帰りましょ!早く!」
ポーラはまるで遠足を前にした子供のようにハシャぎ回り、ウッホホーイとか言いながらローマさん!ローマさんメチャシブ!メチャカッケーっすと小躍りしていた
「まぁ待ちなさい、まだコイツをファックしないと帰れないのよ」
「え?このケツ出しオバ……おばさんですかぁ?」
『誰ガオバサンダコラァ!!モォー怒ッタ!!オマエラミンナブッ殺シ…』
スパーン!!!(ケツビンタ)
『イタイ!?』
「うるせぇーですよぉ………クズ」
◆◆◆
「あー…今日も暑いし、う●こは臭い、お疲れー」
トイレでのビッグ・ベンと言う名の死闘を終え、執務室へとやって来た俺は何やら意識の低そうな雑誌を読んでいた五月雨に爽やかな挨拶をしつつ椅子に腰掛けた
「とりあえず後半戦の初戦は勝ったみたいですよ」
「あ?ナニ言ってんだオマエ、イカレてんのか?」
「イカレてません、ほら」
五月雨は現場からの簡易的な報告が記された書類と、記録係が記録していたであろう戦艦ケツ姫が赤く腫れ上がったケツ丸出しでメリ込んでいる画像を机の上に置いた
「…美しいな」
「はぁ?」
これまさに、見よ!ケツ姫の尻は赤く燃えているぅ!と言ったものだろう、今回は地中海ってコトで海外艦中心のメンバーで組んでやったが、おそらくはローマあたりがヤンチャしたのだろう、まったく、ヤンチャなメガネだ…オイタばっかしやがるのだよ
次回はマルタ沖、かもしれない