【登場人物】
空母夏鬼
空母棲鬼水着バージョン、鬼は穿いてるけど姫だとノーパン健康法、股間にビュービュー吹く風がたまらない
二航戦パイセン
飛龍と蒼龍の極悪コンビ、非常にガラが悪いが実力と結果は本物なので色々許されている
紅海!その、素敵な海が空母棲鬼を行動させた!たちまち空母棲鬼は水着となり、その生唾ゴックンのビシバシもんの身体を包む買ったばかりの最高にゴキゲンな水着を仲間達に見せつけた!
『ドーヨ?ドーヨコレ?イケルッショ?』
『アァ!最高、超エチャッテルヨ!』
『ダベ?ダベ?マジ超エチャッテルベ?ギャハハハハ!』
去年の夏はなんやかんやでバタバタして忙しく、後回し後回しと水着の購入を伸ばしていたせいで結局着る事が出来なかった水着、だが今年は違う!今年はキチンと計画的に予定を立て、深海一のネット依存症である集積地にあらかじめ今年の流行りを調べてもらい、厳選に厳選を重ねて選んだ最高にイキでイナセな水着を選び、今日、この紅海にてそのお披露目となった…
『オマエラミンナKAIKOKUダーッ!』
『空母夏鬼クン!マジイケテルッショ!』
『ウッ…!ダイナマイト…ッ!』
『ヌ級ノヤツ!鼻血フキヤガッタ!』
『デェジョウブダ!ヌ級!ダッテオメー、鼻、ネェジャネーカ!』
そう、空母夏鬼はゴキゲンだった、この夏はきっと素敵な全力サマーになる、この、最高の仲間達とならどんな艦娘どもが来てもKAERI-UCHIできると………その時、彼女は信じていた
ーーー
「ア゛ー?なんか言ったか?カス」
「オイ、誰がパンツ穿いていいったよ?土下座しろ、土下座」
一部、深海棲艦の間では恐怖の代名詞とされている凶悪な空母コンビがいる、機動連合で二航戦はマジヤバい、マジヤバいんだ…航空戦でいきなり友永殿の轢き逃げアタックを喰らったと思ったら、次は容赦無き急所攻撃だ…
「とりあえず服全部脱いで土下座しろ、写メ撮っから」
「マジヒリュー極悪過ぎっしょ?極悪っしょ?っーかマジヒデー!」
いつもより凶悪さが些か増している気がする二航戦を含む機動連合艦隊の前に敗北した空母夏鬼は、買ったばかりのオシャレな水着と艦隊の仲間達を失い、泣きながら頭を下げていた
「オラ!もっとケツあげろボケ、もっとみんなに見えるよーにせんかいダボが」
「はい笑って笑って〜!オラ、ピースしろ、ピース」
『ズミバゼンデシタァ〜…ッ!!ウゥゥ…ヂクジョウ!ヂクジョウ!』
◆◆◆
「…チンピラか、アイツらは」
執務室のテレビで現場の映像を見ていた俺の携帯がメールの受信したので内容を確認してみると、なかなかアレな画像が添付されていた、とりあえず画像保護しておこう
「とりあえず前半戦は勝ったみたいですね」
「勝ったみたいだな、サミデルン、コーヒーくれや、コーヒー」
「五月雨です、ブラックでいいんですか?」
「あぁ、冷蔵庫に入ってる缶コーヒーな」
「ご自分でどうぞ」
この野郎、テメェで淹れたコーヒー以外はぜってー出しやがらねぇ、まったく、便所のネズミのクソにも劣るくだらんプライドよ、俺は冷蔵庫から缶コーヒーを取り出して自分の机に戻った
「フーッ〜…で?次が本番ってワケか?」
「そうですね、一応、手元にある資料によると、この先にいるのは戦艦仏棲姫ってスンゴイのがいるそうです」
「なんだよ仏って、どんだけ尊い存在なんだよ」
「ちなみにこちらが画像です」
五月雨から受け取った資料に記載されている写真には、たしかになにやらスンゴイのが写っている、なにがスゴイってそりゃその爆乳も目を引くが、なによりも尻尾がスンゴイのだ
「…つーかコレ尻尾か?」
「たぶん」
どんだけ極悪サイズなんだよコイツ、ナニ食ったらこんなバカデカい尻尾になるんだよ、マグロか?マグロ食ってたのか?やっぱマグロ食ってるヤツは違うな
「とりあえず次が本番だ、カスどもに気合入れとけって言っとけよ、気合」
「はいはい、ちなみに、どちらへ?」
「便所、ついてくんなよ」
「行きませんよ、あ、ついでに空母寮の浄水器のフィルター取り替え時期らしいんで取り替えて来てください」
「へいへい」
次回は②、シツコイヒトハ、キ・ラ・イ!