【登場人物】
提督(132)
缶コーヒーとカレーパンはよく合うと考える大人
「ツルスケじゃねーの!」
『イタイ!ヤメテヨォ!』
作戦海域第一海域、目覚めた王の宣戦布告から放たれる失意への遁●曲が潜水棲姫を追い詰めるッ!
「勝つのは五十鈴!勝者は五十鈴!」
「勝者はイスズ!敗者はシンカイ!」
◆◆◆
「もしもし?俺だ」
俺は連絡係の伊勢に、現在の戦況についての確認の連絡を入れた
「あぁ…あぁ、そうか、まぁ、そうなるわな、あぁ、わかった」
「どうでした?」
「フーッ~…いつも通りだな」
「そうですか」
いつも通り、五十鈴さんが可愛がっているリベッチオと朝霜を連れてピクニックに行き、ドッタンバッタン大騒ぎしてハシャいでいるだけだ、彼女達にとっては潜水艦を狩るのは潮干を狩るのと何も変わらない、GWの楽しいハイキングにすぎないのだろう…
「フーッ~…ちょっと席を外す、電話があったらおかけになったハンサムは只今席を外してますって言っといてくれ」
「わかりました、ウ●コに行ってると伝えておきます」
「…女の子が真顔でウ●コとか言うんじゃないよ」
‐‐‐
明石の店で100円のカレーパン1つと130円の缶コーヒーを1つ買い、釣銭を確認すると270円でした、さて、提督は買い物する際にいくら払ったでしょう?
「100円と130円だから~…えーっと」
「バカね、提督は230円分買ったから230円とお釣りの270円を足せばいいのよ!」
明石の店でカレーパンと缶コーヒーを買い、喫煙所の近くにあるベンチで飲み食いしようと考えてベンチへ行くと、足柄と大淀のアホンダラが可愛がっている礼号キッズの清霜と霞がベイブ●ードで遊んでいたので暇つぶしに楽しい算数問題を出してやった
「230と270だから…え~っと、0と0を足したら0で3と7を足したら10?」
香取先生すらも手を焼くアホの中のアホ、故に、レジェンドオブアホ、清霜
「バカね!500じゃない!こんなの簡単すぎるわよ!」
礼号キッズの優等生、霞は自信満々に最適な答えを導き出したので俺はカレーパンの袋を空けて一口かじりついた
「正解した賢い霞クンにはチョコレートをあげよう」
「べ…別に!嬉しくなんかないんだから!」
「あと、惜しくも正解できなかったお馬鹿な清霜クンにはビンタをあげよう、尻を出しなさい」
「ヒッ!!?い…イヤだぁ!」
「やめなさいよ!清霜だって頑張ったのよ!アナタってホント最低の屑ね!」
誰が最低の屑やねん、何言ってんのかねこの子は、提督はこの子の将来が心配だよ
「冗談だ、小粋なテイトクジョークってヤツだ」
「そ、そう…ならいいのよ!」
「正解できなかった清霜クンにもチョコレートをあげよう」
俺はポケットから溶けにくいチョコレートを出し清霜に手渡した
「わーい」
「良かったじゃない」
しかしなんでコイツこんなにアホなんだろう、これでよく艦娘に採用された、もしかして艦娘の採用には筆記試験とか無いのだろうか?
「まぁいい、お前らもベイ●レードなんかで遊んでないでいつでも出撃できる準備しとけよ」
次回は第二海域
艦隊集結!単冠湾泊地へ!
激突!ハルサメVSハルサメ