【登場人物】
妙高型
十二人の国産重巡の内、四人が所属するシスターズ
妙高型三人で放つミョウコウ・エクス・クラメーションは小規模ながらビッグバンに匹敵する
高雄型
十二人の国産重巡の内、四人が所属するシスターズ
重巡同士の激突はワン・サウザンドウォーズになる恐れがあるので禁止されている
「妙高型正レギュラーの皆さんだ!」
「2‐5殲滅帰りか、マジオーラパネェ!」
妙高型重巡、全員が改二の力を持ち、大規模作戦時も高いMVPチケット獲得数を誇るスター集団
「チィース!妙高サン!今日もメチャシブいッス!」
「オウ…」
妙高型重巡のヘッド、妙高姉さん
タ級のアバラを折る、アバラ折りの儀式は恐怖の対象とされている
「那智サンマジカッケーッス!オレ、那智サンみてーになりてーッス」
「オウ、ベンキョーしろよ」
妙高型重巡の次女、那智姉さん
ストイックなイケメン
「足柄姉サン!またストバス教えてください!」
「オウ、ゼ●シィ読んだ後にな」
妙高型重巡の三女、足柄
ワイルドウルフの異名を持つ強い重巡、拳一つで勝負する姿はキッズ達の憧れの的
「羽黒サンお疲れッス!カバン持ちマス!」
「オウ、気ぃ利くな」
妙高型重巡の最終兵器、羽黒
一度キレると相手を殺すまで止まらない殺戮の為の機械
その、妙高型四姉妹が2‐5海域で今月もタ級のアバラを執拗に折り、任務達成の報告と給料の受け取りの為に提督室へ向かっていた
「よ~ぅ妙高クンじゃねぇの?」
「今日もそのサザエさんみてーな髪型がキマってんなァ?」
その日、運の悪い事に、廊下でたむろしていた高雄型重巡に出逢ってしまった
「どけよ、このおっぱいモンスターズが」
「あ゛?」
高雄型重巡、摩耶
その冷酷無比な高射撃能力から、エビルクラッシャー・摩耶と呼ばれている
「っーか死ね」
「なんだとコラ?テメーの脳漿パンパカパーンされてーのか?あ゛?」
「やってみろよ、その前にミルクタンクについた乳首切り取ってファミコンのBボタンにしてやんよォ」
「お前にはできないかもしれない」
臨戦態勢をとる愛宕、しかし、その前にイケメンの那智が立ちはだかる
「やめとけ愛宕ォ、オマエに妙高姉サンは殺れんわ」
「那智ィ~…ならテメーが“遊んで”くれっのかァ?」
「乳牛がよぉ吠えちょるわ、コイツァ~厳しい躾がいるみたいやわァ~」
ざわ…ざわ……
妙高型と高雄型
鎮守府の廊下にて一触即発の空気が漂う…
その時だった
「なにやってんだオマエらーッ!ケンカか?ア゛ァ?」
「ちょ!姉さん!なんで姉さんまでケンカごしッ!?」
最近買った茨の鞭を試したくて仕方の無い香取と昼食のサンドイッチを持った鹿島が現れた
「ゲェー!香取ーヌッ!」
「ヤベッ!」
「ケンカか?あ゛?」
「ケンカとかしてねーです」
「オレらマジfriendですわ、なァ?高雄クン?」
「あぁ、オレら“仲良く”お喋りしてただけっすよセンセー」
「ホントかァ~?オイ、鳥海」
「えぇ、まぁ…」
高雄型重巡の末妹、鳥海
この空間で、唯一オラついてないどちらかと言えばマトモな部類
「次問題起こしたら全員仲良く油風呂だ?ワカってんのかー?ア゛ー?」
「ダイジョーブっすよ、オレらちょっと元気ブリバリなだけっすから」
「多少ヤンチャなぐれー多目に見てやってくださいよォ、センセー」
「チッ…クズどもが」
「姉さん、クズどもはちょっと…」