【登場人物】
提督(64)
クズでゲス、カッコいい主人公に憧れる時期が俺にもありました…
アイオワ(3)
米国から来たバトルシップガール、速吸クンの100マイルを唯一、スタンドに叩き込んだ強打者
鎮守府内に存在する煌びやかな光を放つ夜の店、ナイトクラブHO‐SHOW…
『HO‐SHOWへようこそロミオー!』
軽空母、鳳翔がオーナーを務めるこの店は決して、キャバレーナイトクラブ、略してキャバクラではない
薄い酒と安いツマミをおっぱいの大きな女が勧めてくるだけの店だ
「Hi、ココ?OKカシラ?」
「オーケーオーケー、カムオンカムオン!」
いつものように流れるように席につき、煙草に火を点けると溢れ出る煌びやかなスターと共に男なら誰だってカムオンしたくなるパッキンガールがやって来た
米国からやって来た戦艦、アイオワ、そのアメリカナイズなフェロモンはまさしく歩くセ●クスシンボルと言えよう
「今日はラッキーデイ!」
「Luckyday?」
このはちきれんばかりのダイナイトバディにまるでコロラド河のように広い心、過去、この店でこれほどの当たりを引いた事があったであろうか…
「Admiral、Drinkは?」
「Beer」
「OK!」
アイオワはママの趣味であろうオリ●ンビー……
なにッ!?ち…違うッ!あのラベル!いつものオ●オンビールじゃない!あれは…
「Samueladams、OK?それともBudweiserのほーがイイ?」
「オーケーオーケー」
まさかオリ●ンビール以外も置いてたのか、この店……アイオワは手馴れた感じでグラスに注いで俺に手渡してきた
「Drink、OK?」
「オーケーオーケー」
この流れでNOと言える男はそうは居ないだろう、さすがは米国が誇るBattleshipアイオワ、恐るべし連合国軍よ…
「しかし、なんでまたこんなトコで働いてるんだ?」
「タダでお酒飲みホーダイって聞いたからネ」
「まぁ、厳密にはタダじゃないだろうが…」
前海域で出撃させなかった事に憎しみを持っているんじゃないかと思っていたが、さすがはアイオワ、まるでコーンベルトの如き心の広さだ…うちの心狭きバカどもに見習って貰いたい
「それでAdmiralぅ~、NextOperationなんだケドォ~?」
「う~ん、次は陛下のデビュー戦控えてるからなぁ~、旗艦はちょっとなぁ」
「ヘーカ?あぁ、Warspite」
「そう、陛下」
「ン~…でもAdmiral、やっぱLastmissionはワタシの方が栄えない?」
アイオワの持つ最大の凶器が俺の腕を圧迫する、グレート……コイツはグレートですよ、承●郎さん!気を抜くとイッちまいそうですよ!
「…」
「どう?」
「…まぁ、五月雨が調べた話ではそれなりに長丁場になるらしいし、前半戦をアイオワに任せようかなァ~」
「Great!さすがAdmiral!ハナシがわかるワ!」
そういや昨日、金剛が提督の心臓はワタシのモノデースとか言ったなぁ
『次は金剛姉者が旗艦じゃあ!』
『金剛姉ェが旗艦で榛名は大丈夫です』
『意味わかっちょるやろ?メガネ』
『ヘイ、シスターズ……テイトクは今更そんなコト言わなくてもわかる男デェス』
あと、大和さんと矢矧ちゃんが嬉しそうに46cm砲をピカピカに磨いてたなぁ
『武蔵、賭けをしましょう、負けた方が連合艦隊旗艦を諦める……ウフフ、ウフフフフ』
『さすが大和サン!マジ強打者っす!メチャシブいっす!』
………よし、アイオワで行こう!だって考えてもみろよ?アイツらちょっとおっぱいデカいからっていつもチョーシにノってるだけじゃん?大和さんに至っては偽乳ブラだよ?
「キミには期待している」キリッ
「OK!Look forward!」
次回は最終海域、渚を越えて!