【登場人物】
提督(61)
趣味には寛大なタイプ、明石の店にホ●同人が売ってるいるのを黙認する代わりにしまむーのねんど●いどを入荷させた
五月雨(26)
陸奥とはホ●同人を貸し合う仲、最近アツいのはア●スタ
重巡棲姫
姫級、出オチ
前半戦を越え、辿り着いた後半の海、新世界…
「通常艦隊VS連合艦隊です」
「ふ~ん」
五月雨は実に面倒くさそうに次の海域について調べた情報を読みあげる、前回が連合艦隊VS連合艦隊だった事を考えると今回は楽でいいじゃないか
「よっしゃ、さっさと連合艦隊編成してアイツらボコろーぜ」
「違いますよ」
「は?」
「は?じゃないです、話聞いてなかったんですか?」
「だから、連合艦隊VS通常艦隊だろーが、ナニ言ってんだオマエ、イカレてるのか?」
「違います、通常艦隊VS連合艦隊です」
「別に間違ってねぇじゃねーか、通常艦隊VS連合艦…?」
ん?通常艦隊VS連合艦隊?
「サミサス」
「五月雨です、なんですか?」
「つまりアレかね?こっちが通常編成の6艦、敵は連合艦隊編成の12艦で待ち受けていると?」
「そうです」
「…」シュボッ!ジジジ…
まずは落ち着こう、通常艦隊VS連合艦隊だと?なんだそれ?深海側との戦力差は単純に2倍じゃあないか、ちょっとそれは汚いんじゃないか?見かけ倒しだったとは言え前の海域の深海連合艦隊といい、ヤツらは一体どうしちまったんだ?新監督に替わったのか?経営者が替わって深海体制が刷新されたのか?
「フーッ~…」
「ちなみに、敵旗艦は空母棲姫を確認してます」
「あの赤城と加賀がフュージョンしたみたいなヤツか…」
アイツ嫌いなんだよな、狙い済ましたみたいにピンポイント爆撃してきやがるし
「しかし6対12か、サミッターマイヤー、卿の意見を聞こう」
「五月雨です、とりあえず対空を頑張りつつ右ストレートでぶっとばすで良いかと…」
「脳筋か」
「と言うか、今までこっちが散々連合艦隊で相手をボコボコにしてきましたからね」
「たしかにな」
「あ、そうそう、ちなみにこの海域、先に輸送作戦があります」
「は?」
「は?じゃないです、輸送作戦をこなしてからじゃないと先に進めません」
ナニ言ってるんだコイツ?イカレてるのか?
つまりナニか?輸送作戦してからじゃないとアカガだかカカギだかとヤれないと?
「めんどくせぇな」
「深海側に良い指揮官でも着いたんですかね、たぶんイケメンの」
「なんでイケメンなんだよ、妻子持ちの冴えないおっさんかもしれねーだろーが」
「いや、絶対イケメンですよ、たぶん軍の闇と深海棲艦の真実を知ってしまい始末された感じのイケメンですね」
‐‐‐
『兄さん!兄さんなんだろ!なんで兄さんが深海棲艦なんかと…』
『久しぶりだな弟よ、真実を知りたければ私と一緒に来い』
『出来ないッ!僕には人類を!いや!僕を信じてくれた彼女らを裏切る事なんて!』
『それがオマエの正義か、ならば戦うしかあるまい!』
『兄さぁーん!』
‐‐‐
「みたいな」
「王道かッ!!」
まぁ、俺が知らないだけで実はそんなヒロイックバトルな展開を繰り広げている鎮守府もあるかもしれないな
「ちなみに主人公には士官学校の同期でクールな眼鏡とホットな熱血漢の友人が居ます」
「ホモホモしいなオイ!それ艦娘モブキャラだろ?」
◆◆◆
シャングリラ捜索追撃!艦隊前進配備、輸送作戦…
『ヴェハハハハハ!ヤクタタズドモガ!シズメェ!』
前回のバカンススタイル改め、帰ってきた戦慄の姫級、重巡棲姫
「あ゛?」
「よっしゃ!もがみん、コイツボコろーぜ」
『ヴェアアア!イタイ!チョ!イタイ!イタイ!ヒイイィィィ!!』
反転した重巡棲姫の前に立つのは駆逐艦を超えた陽炎型最強の死神、雪風
「…深海棲艦は、ここから先へは進めない」
『ヴェ!?』
よくわからない内に重巡棲姫に、死神の尖った魚雷がアタマにサクッと突き刺さった
「新しい魚雷が、要る」
次回はたぶん②、戦慄!空母棲姫!