本日公開劇場版!について考える比較的メタい回
【登場人物】
提督(60)
日替わりランチ大好きバッドガイ
五月雨(25)
いつも同じ注文をしているが上司に合わせている訳ではなく、単にめんどくさがり
作戦海域も前半戦が終了し、一息つこうと考えた俺は五月雨と共に近所のファミレスに来ていた
「日替わりランチ、ドリンクバー付きで」
「私も同じでお願いします」
店員のお姉さんに注文を済ませ、とりあえず煙草に火を点けた
「あ、そう言えば今日から映画やってるそうですよ」
「映画ァ?」
あぁ…そういや上からの作戦関連の書類に交じって広報部から宣伝のチラシがあったな、そうか、今日からヤってんだな…
「私の出番ありますかね?」
心なしか、少しウキウキした様子が見える青髪ロング、たしかコイツ、一応アニメにも出てたんだよな、通行人Aと村人その2みたいな役で…
「無いんじゃねぇの?オマエほらアレじゃん、修正版じゃ消されたいわく付きキャラだしな」
「む、今のはちょっとカチンときました」
なんで消えたんだろうなぁ、アレ、まぁどうでもいいけど…
「アニメかぁ~…アニメったらアレだなぁ、大和さんと長門の深い確執しか覚えてねぇな」
「や、そこも修正されましたから」
「え?アレ修正されたの?オレ数少ない名シーンだと思ったのに」
「何が名シーンですか」
大和さん迫真のガチ確執だなコレと思ったのに…
「しかし映画か、たしかアレだっけか?劇場版艦隊これくしょん‐復●のF‐だっけか」
「それ違う映画が混ざってるッ!?」
史上最悪な願い!今、絶望が始まる!!
“更なる進化をお見せしましょう…”復活した吹雪は改を超える新たな力、改二を会得し凄まじい力を身につけていた!
深海棲艦と吹雪一味の地球の存亡を賭けた超絶バトルが今、始まるッ!
『安っぽいネーミングですが吹雪改二とでも言っておきましょうか…』
『コレが空母ヲ級フラグシップ・改を超えた、空母ヲ級フラグシップ・改・フラグシップだーッ!!』
スパーキングッ!!
「ってな感じだと俺は考えている」
「怒られるッ!それ絶対怒られる!って完全にパクリじゃないですか、なんなんですか空母ヲ級フラグシップ・改・フラグシップって語呂悪っ!?」
「フラグシップ・改のパワーを持ったフラグシップだ、ある限界を超えて強く穏やかになり冷静に戦えるようになった状態だな」
「ってか、そんな丸パクリみたいな映画なワケないでしょう、広報部の資料見てないんですか?」
「見てねぇよ、ブレイブウ●ッチーズの間にCMが入ってたからそれぐらいしか知らねぇ」
「なんでCM見てそのパクリバトル路線になるんですか!」
「お待たせしましたー、日替わりランチで~す、あとツッコミはもうちょっとお静かにお願いしまーす」
さて日替わりランチも来たところで楽しい食事にしよう、俺はもう腹が減って仕方ないんだ
「じゃアレか、超絶バトルじゃない感じなのか?」
「さすがに地球がどうのこうのまでは無いと思いますが…」
「となると…CMから察するにプランKの方か」
「なんですか?プランKって…」
とある田舎鎮守府で退屈な艦娘生活を送る田舎のJCみたいな田舎娘、吹雪…
「田舎田舎言いすぎでしょ、吹雪さんに失礼ですよ」
彼女は生まれ変わったら都会のイケメンDKになりたいと常日頃から考えている比較的ヤバい感じの田舎娘だったが、ある日!突然都会のイケメンDKと身体が入れ替わってしまい……
『大事な人、忘れちゃダメな人、忘れたくなかった人、誰!誰……君!君の……』
まだ会った事のない君を、探しているッ!!
「アウトォォォォォ!!!」
「…アウトか?」
「トリプルプレーなあげくに没収試合で出場停止処分ですね」
「フーッ~…大丈夫だって、大人気なモンからちょっと借りるぐれー大目に見てくれるだろ」
「ちょっと借りるじゃないで普通に丸パクリじゃないですか、言い訳とか無理なパクリですよ」
「え~?でもこれぐれーやらないと続編作ってくれねぇよ、ここで一発ドカンと興行収入上げてだな…」
「いや、それやったらアニメどころかゲームも危うくなりますから」
「闇の権力者かッ!」
「まぁ、闇じゃない権力者からも怒られますけど」
次回はシャングリラ捜索追撃!艦隊前進配備!