【登場人物】
提督(59)
好きな技は阿●羅閃空、嫌いな技はゴ●ドレーン
五月雨(24)
夜になると比叡さんに謝りたいと感じている
水母水姫
期待の新人、みんなの期待を背負って連合艦隊を任された、前向き
第三海域にして前半戦の終盤戦、艦隊作戦第三法…
「変な名前だな」
「変とかゆーな」
前半戦の最後とあって、いよいよ連合艦隊の投入となる海域か、まったく、こんなに資材がやべーのオラワクワクすっぞ
「情報によりますと、敵も連合艦隊組んでます」
「…は?」
「敵も連合艦隊組んでます」
ナニ言ってんだこの青髪ロング、イカレてるのか?敵が連合艦隊?ハハ…そんなワケないない、あるワケない、だってアイツら誇り高き深海の戦士達だよ?そんな12人がかりとか卑劣なコトするワケないじゃん?
アイツらはいつだって真っ向勝負!ノー変化球、アイムストレートオンリーだろ?
「なぁオイ!」
「いや、マジですから」
五月雨は買い置きの缶コーヒーと色々と調べたらしい海域の情報が書かれた書類を机に置き、俺はそれに目を通す…
「マジかよ…」
「だから、マジです」
それには、たしかに敵が連合艦隊組んで待ち構えてると情報が記載されている、え?マジなの?
「相手が連合艦隊を組んでいるのならば覇王翔●拳を使わざる得ないな」
「使えるんですか?覇王●吼拳?」
「苦手だな」
「苦手なんですね」
龍●はあんまやり込まなかったのでK●Fでも自然に使わず今でも苦手なんだよなぁ、ある意味サイ●ョー流の方が得意かもしれんが……まぁそれはいいとして、連合艦隊VS連合艦隊で殴り勝てる面子を集めるか
「…」シュボッ!ジジジ…
「窓開けますよ」
「フーッ~…さて、どうしたものか」
とりあえず二航戦は引き続き続投させてドラゴンフライさせるとして、高速戦艦にアイオ……いや、比叡にしよう、アイツ暇人だし、こないだ1人で黙々と打撃訓練してたしな、そーゆーひたむきな努力を評価するよ、俺は
「高雄さんと愛宕さんも続投で?」
「そうだなぁ、なんやかんや言っても強いしな、アイツら」
ガラ悪いけど
「…摩耶と鳥海出して姉妹仲良く出撃させてもいいが~」
「まぁ、アリですね」
「ここは妙高と那智でいこう」
「…大丈夫ですか?それ」
「大丈夫だろ」
高雄型と妙高型は互いにオヤのカタキじゃないかってぐらいに仲が悪い、互いに千人規模のチームのヘッドだった過去を持つらしい高雄と妙高は入隊前にも何度か衝突した事があるらしく、そのレジェンドを妹の摩耶(元特攻隊長)や羽黒(元特攻隊長)から酒の肴に聞いた事がある
「その為に比叡がいるんだからな」
「あぁ、なるほど」
比叡と言う名に、五月雨の目が一瞬光を失ったがすぐにいつもの五月雨に戻った
「あとはまぁ、テキトーに集めるか…」
「そうですね」
◆◆◆
『連合艦隊ダヨ!』
『オレメッチャ緊張シテル』
第三海域、水母水姫の率いる本隊…
前回の深海会議で、相手が毎度毎度連合艦隊組んでるのになんでこっちは連合艦隊組まないの?バカなの?と言う画期的な意見が出たので早速連合艦隊を組んでみた深海棲艦、試験的にKW環礁海域で取り入れてみると結構イケるよコレと絶賛され、今回デビューする新人、水母水姫を華々しくデビューさせてやろーZE!と深海センパイのアツい後押しもあって水母水姫は連合艦隊を任されたのであった…
『フッフッフ…ヨクミツケマシタネェ、ゴホウビデェス~アイテヲシテクレルワァ!……ドウカナ?コレ?』
今回デビュー戦になる期待の新人、水母水姫は会敵した際のセリフを練習していた
『アイテヲシテクレルワァ!ジャチョット上カラ過ギネーデスカ?』
『ソ、ソウカナ?ジャ、アイテヲシテアゲマショウ?』
『ウ~ン、モウチョイきゃら作ッテミタラドースカ?』
『きゃらネ……ア、アイテヲシテサシアゲマスワー!トカ?』
『イイネ!』
『イイヨイイヨ!ソレデイコーヨ!』
『フフフ…ヨクミツケマシタネェ、ゴホウビデス、アイテヲシテサシアゲマスワ!……シズメェ!!………ドウ?最後ノ?』
『イイネー!』
『アイツラマジチビッチマウヨ!』
『ソ…ソウカナ?ウヘヘヘ~、ヨォ~シ、ガンバルゾォ~』
次回は②