おっぱいドラゴンに柱間ァ……!大好きクレイジーサイコホモがinしました(休載中)   作:ふくちか

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こっそりと……





第十話「get the glory」

 

 

兵藤一誠だ。

 

 

あれから拷も…………もとい特訓を終えた俺達は今、試合場所となる異空間の校舎にいた。

 

今はリアスの指揮の元、作戦を立てている。

 

 

先ずは姫島と木場がトラップを仕掛ける。

 

 

そして俺と塔城で体育館を確保ーーーーあわよくば破壊。

 

そこからは一人一人摘まんでは投げていくスタイルだ。

 

 

 

まぁ此方は戦力差が少ないからな、あの金髪小便小僧(名前?忘れた)も体育館は抑えたいだろうから、此方が先に確保すれば良いことだ。

 

 

「さて、行くぞ塔城」

「はい」

 

塔城はオープンフィンガーグローブを着けていた。

俺は前世から着ている甲冑だ。

 

 

因みにアーシアはリアスの元につく事になっている。

彼女には単独行動は危険すぎるからな。

 

 

そんなこんなで体育館に到着した。

中には…………

 

「四人か」

「…………どうしますか?」

「一気に雷遁で吹っ飛ばすか、火遁で放火するか……」

「突入しましょう」

 

即答か。

……まぁ良い。

 

「少しは特訓の成果を見せてもらうぞ」

「……はい」

 

俺達は扉を蹴破ると、そこには猫耳を着けた双子に、以前俺が幻術にかけた棒使いの女、それとチャイナ服の女がいた。

 

「来たわね。グレモリー眷属」

「それとライザー様に喧嘩売った人間!」

「勝手に向こうが買っただけだ」

 

そう言って、俺は体育館の二階にある手摺に飛んで腰掛ける。

 

「戦わないの~?」

「お前達程度、ソイツ一人で充分だ」

「……その言葉、後悔させてあげるわ!」

 

そう言うと、チャイナ服が塔城に向かって飛び出した。

接近戦闘を仕掛ける辺り、恐らくは塔城と同じ『戦車』か。

 

ソイツは蹴りやパンチを織り交ぜて攻撃するがーーーー遅いな。

そんな程度のスピードじゃあ…………

 

 

 

 

「……遅いです」

「っ!!」

 

地獄の猫は落とせないな。

 

塔城はそれらを特に大きく動くことなくかわすと、相手の拳に合わせてカウンターを浴びせた。

拳には微量だが魔力が宿っている辺り、ちゃんと進歩はしているらしい。

 

しかもインパクトの瞬間に拳に捻りを加えていたが故の今の一撃は、相手の意識を刈り取るには充分だった。

 

「っ!」

「今のってーーーー」

「ハァ!」

「「キャーッ!!!」」

 

呆気に取られる猫耳の双子目掛けて、今度は魔力を纏わせた力強い後ろ回し蹴りを喰らわす。

防御の為に突き出したチェーンソーも纏めて砕き、猫耳は仲良く壁にのめり込んだ。

 

残った棒使いが慌てて此方に攻撃するが、塔城は冷静にそれを受け止めて、上へと女ごと投げ飛ばす。

 

「キャッ!?」

「ここからは……私のオンステージです」

 

塔城は空中で背後を取ると、回し蹴りで脇腹を蹴った。

 

「……ぐっ!?」

 

だがそれだけでは終わらず、その反動を利用して一回転すると、今度は反対側から殴打を加える。

そのまま付け入る隙すら与えず、相手の上に回り腹に回し蹴りを叩き込む。

 

そしてそのままーーーー地面へと叩き付けた。

 

 

「ーーーーッ!!!」

 

女は口から血を吐いて昏倒する。

塔城も同じ様に叩き付けられる筈だが、そこは考えていたらしく、地面に体が付く手前で受け身を取っていた。

 

 

 

ーーーーふっ。

 

 

「…………ふぅ、っ。せ、先輩?」

 

一人で完勝した塔城の頭を乱暴だが撫でてやった。

 

「……及第点、と言った所だな」

「……厳しいですね」

「まぁ、よくやった。行くぞ」

「……はい!」

 

因みに体育館はしめやかに爆発四散させてもらった。

 

 

『ライザー・フェニックス様の『兵士』三名、『戦車』一名、撃破』

 

 

 

……俺の一撃ではないだろう、多分。

 

 

 

「…………ふん」

「にゃっ!?」

 

体育館の跡地を後にして直後、俺は塔城を抱き寄せた。 突然の事で顔を赤らめている塔城だが、無視して須佐能乎を纏う。

 

直後、爆発音が俺達を包んだ。

 

 

「ふふっ。狩りを終えた後が一番油断しやすいのよ。貴方達は駒が少ないから、一人失うだけでも致命的ーーーーッ!!!?」

 

 

 

 

 

………………と、馬鹿みたいに悦に入って語らう馬鹿女の頭上から、雷が落ちた。

俺も一応攻撃の準備はしていたがーーーーアイツも中々ヤるようになったな。

 

「良い一撃だ。姫島」

「ふふっ、ありがとうございます」

「ぐぅ…………!!」

 

チラリと横目で見ると、女は何やら瓶を持っていた。

 

「さて、何かを仕掛ける前に……」

「えぇ、分かっていますわ」

 

姫島は雷の鞭を作り上げると、そのまま馬鹿女を打ち据える。

その度に身体から煙が上がるが、姫島は何のそのと鞭打ちを続行する。

 

「ちょ、まっーーーーギャァァァァァ!!!」

「あらあら、こんな程度で悲鳴を上げるなんて…………躾のなっていないワンちゃんですわねっ♪たっぷり苛めて差し上げますわ!」

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

「姫島の奴、生き生きしてるな」

「輝いてます、朱乃先輩」

 

暫くして、漸くその女はリタイアされた。

恐らく、あのメイドも見ていられなくなったのだろう。

 

何せ気絶しても姫島と俺の水遁で目を覚まさせられ、今度は二本に増やした鞭打ちだ。

しかも俺の木遁で縛り付けて、な。

 

 

 

そして、俺達は「フェニックスの涙」を手に入れた。

あの馬鹿女が持っていた物だ。

 

まぁ持っていて損はないだろう。

アーシアがいる以上、徳も無いだろうが。

 

 

 

次いで、『兵士』三人のリタイアが知らせられた。

 

 

 

 

ーーーー木場か。

 

 

 

 

 

 

 

「姫島、塔城。リアスの元に向かえ。俺の予想では恐らくこの校庭に奴は眷属をフル動員する筈だ」

「その隙に部長を叩くーーーーそう言うことですか?」

「あぁ。何せ此方には本当に戦力が足りない」

 

ーーーー数の上では、だが。

 

「他に犠牲を強いようとも、『王』一人取れば終わりだ。念には念を入れて、と言うわけだ」

「分かりましたわ」

「了解です……」

「頼む。後で木場も送り込む」

 

塔城と姫島はリアスの元へと向かった。

 

「飛雷神の術」

 

俺は木場に予め仕掛けておいたマーキングに向けて、転移した。

本来なら"あの"扉間の術など使いたくもないが…………ミナトから教わったものだと言い聞かせれば不思議と腹が立たなかった。

 

人徳の違いだろうか。

 

「うわっ、イッセー君かい?」

「どんな状況か……は聞くまでもないな」

 

チラリと見れば、木場は汗一つ掻いていない。

 

「ヤるようになったな」

「君に褒められるとは、思わなかったよ……」

「慢心はするなよ?」

「勿論さ」

 

と、その時だった。

 

「私はライザー・フェニックス様の『騎士』カーラマイン!こそこそと腹の探り合いなど飽きた!リアス・グレモリーの『騎士』よ!いざ尋常に勝負しようではないか!!」

 

…………何だ、あの如何にも狙い撃ちしてくださいと言わんばかりの馬鹿は?

あれか?主が馬鹿だと眷属も馬鹿になるのか?

 

「名乗られてしまった以上は、『騎士』として出ない訳にはいかないね。ゴメンよ、イッセー君」

 

そう言って、木場は飛び出して行った。

 

 

 

…………ここにも馬鹿がいたか。

 

 

 

 

『どうするんだ、相棒』

 

何だ、いたのかドライグ。

 

『…………うおぉぉぉぉぉん!!!』

 

どうするも何も、あの剣馬鹿が出た以上は、俺も出ざるを得んだろうよ。

俺はドライグの咽び泣く声を無視して校庭に出た。

 

「お前もここにいたのか、人間の少年よ」

 

声を掛けられてそちらを見ると、顔の半分に仮面を着けた女がいた。

そして後ろからもう一人現れた。

 

「全く、頭の中まで剣で塗り潰された者同士、泥臭くて堪りませんわ」

「そんな場所に態々出てくるお前も同じ穴の狢だがな」

「な、何ですってぇ!?このレイヴェル・フェニックスに向かって何と言う口の聞き方ですの!?」

「知るか、チキン・リトル」

 

フェニックス……と言うことは、恐らくあの小便小僧の血縁か。

まぁ、何でも良い。俺には関係がない。

 

「ち、チキンですってぇ!?」

「そうだ。お気に召さないのなら鳥頭のドリル女でどうだ?」

「こ、このフェニックスを……鳥頭!?」

「鳥は鳥頭と言うだろう?事実を言ったまでだ」

「ッ!!イザベラ!!」

 

激昂した鳥頭(女)が叫ぶと、仮面の女が前に出た。

 

「ハァ、君も中々面倒な事をしてくれるな。お嬢は怒ると面倒なんだ。だが…………君は危険すぎるからな。ここで、倒させてもらおう」

 

仮面女が構えを取る傍らで、俺は木場の戦いを傍観する。

 

「くっ!剣筋が全く読めない!?」

 

四方八方から襲い掛かる剣撃に、騎士女は防ぐだけで手一杯らしい。

……アイツ、スピードを完全に出し切っていないな。

 

 

とは言え油断の気配もない辺り、慢心は全く持っていないと見て良いな。

 

「っ!!」

 

魔力で造り出した剣の幻影が消えて、真なる太刀が迫る。

女は防御しようと、剣の腹を差し出すがーーーーその剣はあっさりと貫かれた。

 

「ーーーーッ!!」

 

女は驚愕も冷めやらぬまま、リタイアとなった。

 

 

 

「魔剣劇・蒼雷」

 

奴が俺との拷問の際に編み出した技だ。

奴が創る魔剣に蒼い雷を纏わせる、ただそれだけ。

 

 

だがその雷は、奴の魔剣全ての頑強性・斬撃性・刺突性を上げる効果がある。

 

頑強性ならばちょっとやそっとの一撃では壊されない程の耐久性を与え、斬撃性ならば断てぬ物はないと言わんばかりの切れ味を与え、刺突性ならばそこら辺の槍より遥かに優れる貫通性能を与えてくれる。

 

奴は他にも雷を応用した技を編み出したが……まぁそれは追々だ。

 

「……どうした、構えないのか?」

 

 

 

 

 

 

………………そうだった。完全にこの女を忘れていた。

 

 

どうしようかと悩んでいる時、旧校舎側から爆音が轟いた。

 

「っ、イッセー君!」

「落ち着け。恐らくあの小便小僧だろう」

 

やはり俺の予想は当たっていたか。

 

「申し訳ありませんが、貴方達はここから一歩足りとも進ませませんわ」

 

ドリル(鳥頭と付けるのが面倒になった)が言うと俺達の周囲に結界が張り巡らされた。

 

何も言わない俺を見てか、ドリルは嘲笑を浮かべる。

 

「貴方達はここでリタイアとなって貰いますわ。これ以上こんな泥臭い戦いをーーーー」

「飛雷神の術」

「ゴメンね」

「続けるの、は………………?」

 

俺はドリルの騒音を無視して、木場"だけ"を飛雷神でリアス達の元へと転送した。

 

「り、リアス様の『騎士』は…………!?」

「次からは術を無効化するトラップでも張るんだな」

 

そう吐き捨ててやると、ドリルは肩を震わせる。

俺はそれに構わず、その場に座り込んだ。

 

「……何のつもりですの」

「…………分からないのか?戦ってやると言ってるんだ」

 

そう言ってやると、仮面女は不快そうな顔をする。

 

「私達を舐めているのか?」

「お前達小砂利程度、座ったままの方がハンデになるだろうからな。どうせなら一度に掛かってこい。後から沸いて出られても迷惑だ」

「…………後悔するなよ」

 

それを最後に、奴等は全員飛び出してきた。

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

木場side

 

 

「紫電一刀!」

「ぐがぁっ!」

 

イッセー君の術で部長達の元へ転移した僕は、魔剣に紫電を纏わせて、ライザーの腕を切り裂いた!

 

「この餓鬼ぃ!!」

「お相手は祐斗君だけではありませんわ!」

 

その通り。

 

逆上したライザーに向けてけたたましい雷が大地から迸り、ライザーを痺れさせる。

 

ーーーー我等がオカルト研究部の副部長、朱乃さん。

 

「隙在りです……!!!」

「ぐっぱぁっ!!!」

 

動けないライザーの腹に、容赦のない拳打を浴びせるのは、僕達オカルト研究部のマスコット、小猫ちゃん。

 

その一撃の重さは、辺りに響く鈍い音で察せる。

意識が刈り取られそうになったライザーだが、小猫ちゃんに蹴りを見舞った!

 

小猫ちゃんは後ろに飛んでかわすが、その炎により少しばかりの火傷を負ってしまう。

 

 

だがーーーー

 

 

 

「皆さんの傷は、私が癒します!」

 

それも僕達の癒し担当、アーシアさんが回復してくれる。

それがどんなに心強いか。

 

「喰らいなさい、ライザー!!」

 

そして勇ましい声と共にライザーに滅びの魔力の弾丸を見舞うのはーーーー主であるリアス部長。

 

ライザーは無抵抗のままそれを全弾喰らい消し飛ぶが、瞬時にその肉体は再生された!

 

「無駄だと言うのが分からんのかリアーーーー」

「でゃあぁぁぁッ!!」

「グギャァッ!?」

 

その怒声を無視する形で部長はーーーーライザーの腹に蹴りを叩き込んだ!

予想外の攻撃に苦悶の声を上げるライザー!

 

 

そしてライザーは目を見開いていた。

何故ならーーーー蹴られた箇所が消し飛んでいたからだ。

 

「ふっ!!」

 

その隙に部長はゼロ距離で滅びの魔力をぶつける!

その一撃に込められた魔力は凄まじく、旧校舎の屋上が崩壊し始めた!

 

「こ、このーーーー」

「やぁっ!!!」

「がはぁっ!!」

 

空中を飛びながら部長は強烈な踵落としを見舞った!

 

 

そしてその足にはーーーー滅びの魔力が纏われていた。

 

これこそが部長の新しい戦い方。

部長らしからぬ体術に、最初は僕達も目を疑ったよ。

 

 

でも、滅びの魔力を抜きにしても、部長の脚力は凄まじい強さを誇っていた。

その蹴りのスピードに加え、両足のアンクレットを起点として膨れ上がる滅びの魔力の力は、どんなものだろうと抉り、消し飛ばす。

 

 

…………しかし、イッセー君も突拍子もない事を思い付いたよ。

 

 

 

 

 

そのまま旧校舎側のグラウンドに叩き付けられるライザー。

直ぐ様復活するが、その再生スピードは心なしか遅い。

 

「ライザー、これで勝負を決めるわ」

 

部長が手元に魔方陣で砲身を形作る。

そこにチャージされる莫大な魔力。

 

それを見たライザーは顔を青ざめさせる。

 

「ま、待てリアス!この婚約は、悪魔の未来のために必要で、大事な事なのだぞ!!君はそれを理解している筈だ!!!」

「えぇそうね。でも、この戦いに勝てば自由な恋愛を認めるーーーーそう言う約束の筈よ。そして何より、私が迎える婿は貴方ではないわ!!!私は私の夢を叶える!!その為ならどんな試練だって乗り越えていくわ!!!!ーーーーさぁ、行くわよ皆!!!」

 

 

 

『はい!!!』

 

 

 

 

「四聖元素・阿鼻狂乱!!!」

 

炎で形作られた朱雀、水で形作られた玄武、風で形作られた青龍、雷で形作られた白虎が次々にライザーを襲い、ライザーは爆炎に包まれる!

 

 

 

 

「タイタンズブレイクッ!!!」

 

小猫ちゃんの拳を中心に集まった周りの岩石。

それらが集まり終えると、その手にはまるで小さな隕石の様な岩が出来上がり、小猫ちゃんは宙に浮いたライザー目掛けて直接叩き付けーーーー凄まじい爆発が鳴り響いた!!

 

 

「舞えーーーー剣舞の鎮魂歌(レクイエム・ソードダンス)

 

 

ライザーを蒼雷で空中に留めてーーーー彼の周りを無数の剣が囲んだ。

僕が剣を振るうと、一斉に剣がライザーを滅多刺しにする!

最後に剣を力強く下に下ろすと、蒼い雷がライザーを襲った!!

 

 

 

「殲滅の、滅殺爆砲(ルイン・ザ・バースト)ォォォォォォォォォッ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

そしてライザーに引導を渡したのは、部長が放った滅びの魔力の大奔流だった。

 

 

 

その一撃はライザーを飲み込みやがてーーーー空間に穴を開けた。

 

 

 

 

『……ライザー・フェニックス様。強制リタイアです。戦闘不能と判断されたので、この試合、リアス・グレモリー様の勝利となります』

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

「そ、そんな………………」

 

 

レイヴェル・フェニックスは驚愕していた。

 

兄であるライザーが、不死身であるフェニックスが、敗北する様に。

 

今だかつてない衝撃が、彼女に渡来していた。

 

 

 

 

そんな彼女に、掛けられた声があった。

 

「信じていた絶対が崩れ去ったのは、一体どんな気分だ?」

 

胡座を掻き、頬杖を付いている甲冑を着た人間ーーーー兵藤一誠。

 

現在、この場にいるのはイッセーと彼女のみ。

他の眷属は全員、強制リタイアシステムにより先に脱落していた。

 

レイヴェルもボロボロではあるが、彼女は先にリタイアとなった眷属達と比べるなら、意識がハッキリとしているだけまだ幸運である。

 

 

他の眷属は皆、意識不明の重体患者として、冥界の病院に搬送されている。

辺りにはその壮絶さを物語る様に、粉砕された剣の成れの果てや服の切れ端、辺りに漂う焦げた臭い、血に彩られた木々の山々で溢れかえっていた。

 

「自惚れの強いお前達焼き鳥一族に言っておいてやる」

 

イッセーは立ち上がって、まだ立ち上がる事が出来ないレイヴェルの前に立った。

 

「この世に絶対など存在せん。お前達が当たり前と信じていた絶対は、今を以て消えたのだ。その事を認知せん限りは…………一生負け犬のままだ」

「…………ッ」

 

レイヴェルは、この日初めて涙を流した。

自分が今まで小馬鹿にし、嘲笑っていた悔し涙を、彼女は今止めどなく流していた。

 

「…………文句があれば、何時でも俺の元へ来い。奴はもう、自由なのだからな」

 

もう興味はないとばかりに、イッセーは勝利を噛み締めるグレモリー眷属の元へと向かった。

 

 

 

 

「……兵藤 一誠………………」

 

 

 

 

 

 

そこでレイヴェルの意識は、途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いや、あのね?別にレイヴェルちゃん苛めたい訳じゃないのよ?

一応、ライザーはちゃんと生きてます。生きてますが…………どうなる事やら

そした序盤に繰り出した小猫ちゃんの体術…………あれ、文では絶対に分からないと思いますが、元ネタは獅子連弾です。
文章にすると難しいなぁ…………


イッセー君の戦闘シーン?須佐能乎で薙ぎ払って火遁で炙って木遁で串刺し!ハイ終わり!!


……いや、大体はこんな感じですよ?
因みにレイヴェルちゃんはただ巻き込まれただけです。防御はしましたが簡単に崩されて……と言った感じです。

そして妹キャラのレイヴェルちゃんを攻撃した訳は、血縁と察していても妹だとは微塵も思っていなかったから。
兄としては妹を戦場に出すわけない!と思っているからです。
今度謝罪イベントを挟まなきゃ、ね……


それでは、善きに計らえ皆の衆。



サラバ!!!(^-^)ノシ




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