Moon Knights IS〈インフィニット・ストラトス〉   作:アマゾンズ

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女化その2(10-1)

学園中がネコ(受け)だらけ


以上




なぜ続いたんだ・・おい銀○ァァァ!どうしてこんなネタを浮かばせた!?(良い意味で)


赤と蒼の百合の花

女性になってから二日経ち、騒ぎも収まった。女性としての名前に改めさせられ、赤野政征は『赤野夕妃(あかのゆうひ)』青葉雄輔は『青葉柚月(あおばゆづき)』という名になった。

 

男性操縦者の二人は留学し、二人の姉という事で入学してきたと生徒達には説明したそうだ。

 

二人が教室に入るとクラスメイトは飛び切りの笑顔になった。

 

「はぁ、いつまで続くんだろうか」

 

「仕方ないだろう?こうなってしまったからには」

 

今の二人は髪を結っておらず、髪をロングヘアを靡かせている。更には整えるように手で髪をかきあげる。

 

「はぁ・・羨ましいです」

 

「シャナ、大丈夫・・・女になっても変わらないから」

 

シャナの制服の乱れを直し、頭を優しく撫でる。その様子はまるで姉妹のようだ。

 

「分かっているのですが・・複雑です//」

 

自分の恋人が同性になってしまったが、優しさや態度が変わらないためにどうしても顔を赤くしてしまう。

 

「生百合!?生百合よ!!」

 

「初めて見たわ!」

 

「夕妃×シャナ=ミアだと!?新境地だわ!!」

 

教室中は百合に近い現場を見てしまったために大騒ぎである。そんな中、柚月の目の前でタイが解けてしまった生徒がいた。

 

「全く、タイはちゃんとしておきなさい。身嗜みは基本だから」

 

「は、はい・・お姉様//」

 

タイを直された生徒、谷本癒子は柚月に対して自分の理想とする姉として認定してしまった。

 

「夕妃さんが面倒見のいい近所の『お姉ちゃん』で柚月さんがお嬢様学校の『お姉様』って感じだわ」

 

「はぁ・・はぁ・・//」

 

クラスメイト達が興奮しており、発情に近い状態になっていた。

 

「柚月さん、みんなの目が血走ってるけど・・」

 

「嫌な予感がする・・」

 

二人の予感は大当たりし、クラスメイト全員が向かってきた。

 

「「「夕妃お姉ちゃん!私達と禁断の一夜を!!」」」

 

「「「柚月お姉様ー!私達の愛を受け取ってー!」」」

 

「おいィィィ!?なんだかとんでもない事を口走ってるよみんな!!」

 

「捕まったら食われる!こんな時は急いで逃げるに限る!!」

 

二人は同時に教室から逃げ出し、廊下を走り出した。本来、廊下を走ってはいけないはずだが緊急事態のために走り続けている。

 

「「「待ってェェ!夕妃お姉ちゃァァァァん!柚月お姉様ァァ!」」

 

「私達、今女の子よ!?なんで追いかけてくるのおお!?」

 

「全員が全員、百合に目覚めたんじゃないの?」

 

「冷静に分析しとる場合かァァ!!」

 

学園が二人を狙う生徒達が追いかけてくる為に地震のように揺れている。全速力で逃げ続けるが当然のように追いかけてくる。

 

「このままじゃ捕まる!二手に分かれるぞ!」

 

「分かった!」

 

左右に分かれた廊下を別々に走り出し、追いかけていた生徒達は目的の方へと左右に別れていった。

 

「なんでみんな止まらないんだよォォォ!?」

 

夕妃は死角になる木の上に登ると身を潜めた。その下では夕妃親衛隊が本人を探している。

 

「あれ?お姉ちゃんこっちに来たはずなのに」

 

「探し出してみんなで熱い夜をすごすのよ!ムチも用意したし、お姉ちゃんに躾てもらおうよ!」

 

完全に目覚めた百合女子達は目が血走っており、まるで飢えた狼状態になっていた。

 

全員が全員、熱い夜の下に百合の花を咲かせようと必死だ。

 

「(ここ、R-18じゃないよ!このままじゃこの作品がR-18ゾーンに入っちゃうよ!)」

 

 

 

別方向に逃げた柚月も中庭の木の上で様子を伺っていた。身を隠せるくらいの枝に隠れている。

 

「お姉様、どこですかー!?」

 

「ああん、お姉様と夜を過ごしたいのに。お仕置きしてくださーい!」

 

柚月親衛隊も暴走しており、どちらの親衛隊も二人の純潔を狙っているようだ。

 

「(開き直りすぎだろう・・・このままじゃ危ない)」

 

とんでもない発言ばかりが飛び交っており、親衛隊側の方が攻めるよりも攻められたい方が多いようだ。

 

 

 

 

「皆さん、集まってもらったのは他でもありません。あのお二人の事です」

 

セシリアをはじめとする専用機持ち達は食堂に集まっていた。

 

「ええ」

 

「うん」

 

「姉様達の事か?」

 

鈴、シャルロット、ラウラも参加しており、話を聞いている。

 

「ずばり、どちらと夜をすごしたいですか?わたくしは断然、夕妃さんですわ!」

 

「私は柚月・・かな」

 

「ぼ、僕も柚月」

 

「迷うが私は夕妃姉様とだ!」

 

この四人もどうやら二人との夜を狙っているようだ。誰と過ごしたいかとだけ話し合っているらしく、周りには聞こえていない。

 

だが、この四人も目が血走っていた。

 

「わたくし、お風呂を夕妃さんともう一度、ご一緒したくて・・」

 

「私は柚月の肌に触れたい・・」

 

「僕は柚月に触れて欲しい・・・あの時、すごくゾクゾクしたんだ」

 

「夕妃姉様にもう一度抱きしめてもらいたな・・」

 

この四人も蒼赤の親衛隊の熱気に当てられており、妄想に耽ってしまっている。件の二人とお風呂を共にした事がより一層、暴走をかきたてている。

 

誰もが危ない妄想ばかりして二人に狙いを定めている。その原因は女性となってしまった二人が時折見せる騎士としての表情だった。

 

夕妃(政征)が見せる女の騎士としての顔は英霊と共に人類焼却を止める戦いで有名なゲームに出てくる影の国の女王に似ており、対する柚月(雄輔)は槍を持った騎士王に似ていた。

 

二人の眼差しは攻めて欲しいと思える程に美しく、また魅力的に映ってしまうのだ。

 

その結果、親衛隊と受け手だらけとなってしまい二人を求めるようになってしまった。

 

魅了に取り付かれたのはクラスメイトだけではなく、専用機持ち達も魅了には勝てなかった。本人たちがそれに気づいていない。

 

「この状況、どうすんだよォォォォ!?」

 

「このままじゃこの話だけで百合が発生してしまうな」

 

二人は別々の場所で今起こっている出来事にツッコミを入れていた。




短いですがここまでで。

百合ハザード発生。大元の原因は前回、コスプレ撮影の時に夕妃(政征)がスカサハのコスプレ、柚月(雄輔)が槍トリアのコスプレをしてドS全開の目で見たせいです。

そのせいでクラスメイト達は攻められる事を想像しまくりの妄想しまくりで発情しました。

シャナはコスプレ時に偶然、軽い目眩で保健室にいたので難を逃れていました。

谷本癒子さんは憧れ状態なので発情していません。

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