データが消えていてもう一度やり直しています。
この小説を見て下さっている皆様。亀更新ですがそれでも良ければ見て貰えると幸いです。
どうもみなさん、現在の時刻は午後三時。
おやつの時間ですねぇ。
目の前では、助けた姉妹が嬉しそうな顔してアイスを食べてます。
姉の方はバニラで妹の方はチョコのアイスと定番な組み合わせ。
ドーヤはオレンジジュースを俺はあんぱんを食いながらゆったりしている。
何であんぱんかだって?そりゃお前、願掛けみたいなもんだよ。
昨夜助けた女性はどうしたのかって?
自分の家に帰しましたよ。ちゃんと怪しまれないようにもしましたし・・・・ドーヤが。
・・・・さて、このまま平和に毎日過ごせればよかったんだがそれも終わりの様だ。
クロメの居場所が判明した。
今朝、将軍ロクゴウが帝都を裏切り西へ兵を連れ逃走したと新聞に書かれていた。
既に、追跡部隊が派遣されたとも。
原作では、ロクゴウがクロメの人形になっている。
よって、考えられるのは二つ。
捕縛され帝都で処刑されるか、もしくは、その場で殺されたかのどちらかだ。
エスデスは現在、北にいる。
となれば、クロメの暗殺部隊が追跡部隊として派遣される可能性が高い。
仮に、違った場合でもロクゴウを助けることが出来るだろう。
出発は夜中の三時。
狙うは、帰還している最中がベスト。罠を仕掛け、混乱に乗じて暗殺。
次に、帝都の門がベター。この場合は奇襲。
最後にバッドなのが帝都の中。この場合、暗殺はほぼ失敗だろう。
仮にできても、帝都に住んでいる異民族のハーフが標的にされる可能性が出てくる。
其れだけは避けなくてはならない。
「ねぇ、ザイードさん。それおいしいの?」
「こら!まだアイス残ってるでしょ!」
モソモソ食っているあんぱんを見て興味が湧いたみたいだ。
「食べてみるか?」
うん!と元気な返事を返す妹に申し訳なそうな顔をする姉。
「ん~変な味。けど、好きだよこれ」
そりゃよかった。
はい、お姉ちゃん!!と姉にも分ける妹。それをわたわたしながらも受け取り食べる姉。
二人が食べ終えるのを見て二人の口元をふいてあげるドーヤ。
こんな光景がいつまでも、何処でも見れる未来のために。
・・・よし!!腹はくくった!
最悪、暗殺に失敗しても帝都とは逆に逃げて、そのあとこっそり帝都に戻れば大丈夫だろ。
さて、そうと決まれば仕掛ける罠考えなくちゃ!!
こんばんは。
姉妹をドーヤに任せ、夜の十時に罠を仕掛けているザイードです。
はい!それじゃあ、今回の罠をご紹介しましょう!!
はい、まずはこれ!!
定番中の定番、落とし穴!!続きまして、トラばさみ!!そして最後は、お手製の地雷です!!
え、地雷?と思ったそこのあなた!こちら作り方はとーっても簡単。
だって、手動ですし。
えー、まず火薬をいっぱいにしたものを地面に軽く埋めます。このとき、導火線を油で浸した状態にして置き地面から出しておくことが大切です。周りにもいくつか同じものと気に隠れるようにおきます。
後は、火炎瓶を投げて爆発させるという考えです。
・・・・しかたないだろ、高校生だぞ?そんな罠とかパッと思いつかなかったんだよ。
やっぱダメかな?駄目だよな・・・。
まぁ、なんとかする。無理矢理爆破させるから。そこ、罠じゃないとか突っ込まないで。
もう作ったんだから。
ふー、出来た。さて、ドーヤを連れてきますか
帝都の中に入り気配遮断を使う。
そして、曲がり角で人とぶつかる。
そこには、帝都警備隊の服装の少女がいた。傍らには犬みたいな生き物(何故か二本立ち)もいる。
ん?警備隊の・・・・少女?
「すみま・・・お前は・・・」
ああ、これスロットなら今頃、ボーナス確定!!みたいなテロップが流れてるだろうな。
「怪しい恰好・・・。悪党か!!」
いやァァァああ!!?何で、ここで『セリュー・ユビキタス』があああ!?
まだ、死亡フラグは立ててないぞ!?
って、そういえば・・・・。
『他愛なし』
言ってたな、俺。
俺の馬鹿野郎(ノ・ω・)ノオオオォォォ-おお!!!
月明かり照らされながらザイードは人知れず絶叫するのであった。
どうなるザイード!?次回、ザイード死す!?
誤字脱字感想お待ちしております。