現在の時刻は、朝の六時。みんな段々と起き始めるころですね。
どうも、昨夜にヘッドショットを貰いかけたハサンです。
いやー、あの時は心臓が飛び出るかと思った。
確かに、この身はアサシンの英霊であるがこの世界にはでたらめな、それもへたしたら宝具に匹敵するものがゴロゴロ転がっているのだ。
調子に乗って『・・・他愛無し』とか言った瞬間、死にかねない。
さて、あの狙撃を上手くかわした後、どうなったか、だが・・・
「へぇー、変態の分際で私を無視すると・・・。随分と舐めてくれるわね」
金髪のお姉さんに正座させられています（泣）。
簡単に説明すると
ハサン「うお！？狙撃された！！逃げなきゃ」 以降、ハサン略して、『ハ』と表示
窓、発見！！
ハ「ラッキー、窓が開いてる。ここでやり過ごそう」
金髪のお姉さん「・・・・・・・」 以降、金髪と表示。
ハ「・・・・・・・サンタクロースだよ？」
金髪「しねええぇぇぇえ！！」二丁拳銃取りだし
ハ「やべッ！！」速攻で武器をはじき気絶させる
とまあこんな感じで実際は、もう少しまとも（まともだったと思いたい）だった。
・・・はい、俺が全面的に悪いね、今回。
だって、腰布と不気味な仮面だよ？
もう、夜にこんなのが入ってきたら誰だって・・・ねぇ？
で、気絶させた後に我に返り介抱して目覚めるまで待機。
そして、先程目が覚めた金髪に事情を説明しながら謝罪中。
・・・因みに、仮面は剥ぎ取られました。
よって、ただいま腰布一枚の状態。・・・腰布が長くて助かった。
「・・・それで？あんたはたまたまここに入ってきたと？」
「はい」
説明しながら頭は床に。
「・・・それじゃあ、帝国とは無関係なのね」
「はい」
真実なので全て肯定する。
すると、上から大きなため息が聞こえ
「わかった、顔をあげなさい」
と言われ顔をあげると
「ふんッ！」
「ぐおっ！！」
顔を蹴られた。
いや、実際には避けれた。避けれたのだがこれは、この蹴りは喰らう必要がある。
なぜなら・・・
「これで、裸見たことは帳消しにしてあげる。感謝しなさい」
というわけです。
前世の漫画で、殴られたり蹴られたりするだけで終わるラッキースケベとかずるいわ～・・・
なんて、思っていたがかなり痛いな。
「で、話は戻るけど・・・」
なんて、くだらないこと思っていたら金髪が話しかけてきた。
「私の銃、壊れたんですけど・・・」
「え？」
うそ！？はじいただけで壊れたの！や、やばい。今、手持ちないしというか腰布しかない。
「そ、それは、その、すいませんでした」
「・・・まぁ、いいわ。なら、私の仕事を少し手伝いなさい。無事、終わったらチャラよ」
というわけで仕事を手伝うことになりました。
大まかな説明で、何でも暗殺の仕事らしい。
・・・さすが、アカメの世界だ。ちょっと俺にはついていけない。
で、俺の役割は侵入経路と脱出経路の確保。
それ以外は何もしなくていいらしい。
まぁ、それぐらいなら・・・。
「そ、なら頼むわ。ところで、アンタの名前聞いてなかったわね」
こちらに仮面を投げ返し問いかける金髪。
俺は気合を入れる為、仮面を装着し、床に膝をつけ自己紹介をする。
決して、アサシンの英霊として恥じないように。
「俺の名は『ザイード』。群にして個の影が一人。影として貴方に仕え、守りぬきましょう」
「きもい」
ザイードの心に精神的ダメージ9999！！
・・・俺の心はボロボロだ！！
うむむ・・・。早速、やっちまった。アサシンの英霊の皆さん本当に申し訳ない。
「・・・でも、頼りにしてあげるわ、『ザイード』」
「ッ！？」
まさかの下げて上げるとは・・・恐るべし金髪！！ってそういえば
「それじゃあ、朝ごはん食べてくるから」
「少しお待ちください」
「なによ？」
少し不機嫌そうな顔でこちらを振り返る。
「よろしければ貴方のお名前をお聞かせ願いたい」
いつまでも金髪呼びでは失礼にあたる。
すると、納得したかのように頷き、
「私の名前は・・・・」
あれ、なんか嫌な予感・・・。
「ドーヤ。北の奴らから依頼を受けた殺し屋よ。私の名前を聞けたことを光栄に思いなさい」
凄いドヤ顔である。
ああ、そういえば『ザイード』って直感のスキルがあったんだっけ。
もう本当、笑うしかない ( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ ＼ / ＼/ ＼・・・・・・・。
暗殺ってクロメの事かよー！！！！
早くも死亡フラグが建ちました。
感想誤字脱字の報告お待ちしています