魔法使いの俺に弟子がいるのは間違っている   作:ゼルガー

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小町を回収した八幡はそのまま気絶させてた。その翌日、一人にすると危険と判断して早朝にこっそり学校に連れていくことにした。




魔法使いの俺に弟子がいるのは間違っている⑯

 

 

 

翌日、腹痛も無事完治した俺達は早朝から部室に集まることになった。

 

理由?それはもちろん・・・・・・

 

 

 

「あひゃひゃひゃーー!ごーめーんーなーさーいー!ゆーるーしーてー!アッハハハハハッハ!!!」

 

「アハハ~、だーめ☆」

 

「反省しなさい、結衣さん」

 

 

元凶である由比ヶ浜に報復するためだ。

 

現在、城廻先輩監修のお仕置きで、簀巻きにしてからのくすぐりの刑にしていた。

 

俺としては軽い方だと思うが、それどころではない

 

 

「クンカクンカお兄ちゃんの臭い・・・・・・ハアハア」

 

「ねえ小町ちゃん?先輩から離れてくれないかなー?(妹だからって調子に乗らないでよね)」

 

「はぁ?お兄ちゃんに近づく女狐が何を言ってるんですか?貴女こそ離れてください(○ね、雌○がっ!)」

 

 

馬鹿後輩と愚妹が俺に引っ付いて離れてくれない。つか、愚妹よ中学はどうした?貴様は受験生じゃねーのか?

 

 

「中学?お兄ちゃんが居なくなった中学校に行く意味は無いよ」

 

「へー、それじゃあ先輩と同じ高校には入れないってことですね~♪」

 

「ムカッ!」

 

 

あー、暑苦しい。ていうか先輩、HRも近いですしそろそろお仕置きはその辺で。

 

 

「そうだね~じゃあ、止めよっか雪乃ちゃん」

 

「ええそうね」

 

「はーはー・・・・・・苦しかった」

 

「おう、お疲れさん由比ヶ浜」

 

「もう二度とクッキーは作りません・・・・・っていうか、ヒッキーって妹いたんだね」

 

「そうね。とてもご兄弟がいるようには見えなかったわね」

 

「まあ実際、実家とは縁を切ってたしな」

 

 

流石に両親をコイツが食い殺したとは言えねーな。

 

 

「お兄ちゃんに近づく雌がこんなに・・・・・・ふしゃー」

 

 

お、おい!またあの蛇の力を使う気か!?

 

 

「駄目だよー小町ちゃん?ここでは暴力はご法度だよ?うふふ~♪」レイジングハート起動&血だらけエスカリボルグ装備

 

「ひぃっ!?ごめんなさい、殺さないで!!!」

 

 

うわぁ、あの小町が涙目で命乞いしてる。流石城廻先輩

 

ていうか、レイジングハートを起動したってことは・・・・・・

 

 

 

 

 

―――キャーーーーー♪!!!

 

―――アハハ、そろそろ俺諦めた方がいいのかな?

 

―――ちょっ?!隼人君、正気に戻るっしょ!大岡と大和も着替えを持ってくるべ!

 

―――お、おお!

 

―――それな

 

―――ちょっ、優美子!?は、鼻血!っていうか、ソレ私のアイデンティティなんだけど!?

 

―――は、隼人の裸・・・・・ぶふー

 

 

 

 

 

OK、葉山。頼むから目覚めるなよ。

 

 

「それで比企谷くん、小町さんはどうするのかしら?」

 

「今日のところは仕方ないからここに居させてくれ。顧問のアザゼル先生にも頼むつもりだ。正直、目を離すと何を仕出かすかわからん」

 

「・・・・・・妹さん、嫌いなの?」

 

「言いたくはないがな。まあ、昔色々あったんだよ。つか、やけに気にするな雪ノ下?何かあんのか?」

 

「そうね・・・・・・小町さんの気持ちも分からなくはないから。私も妹だからね」

 

「ふーん」

 

 

上の子と下の子。何か感じることがあるのか?

 

 

「でも、小町ちゃんって珍しいね~。まさか白蛇の力を使えるなんて」

 

「ひうっ・・・・・はっ、はい。小町は白蛇に仕えていた現人神の子孫で、その先祖返りなんです」

 

「・・・・・・はぁ?俺、そんなこと知らねーんだけど?ていうか、俺もなのか?」

 

「多分ね。小町がこの力を自覚したのは、お兄ちゃんが居なくなってからだし」

 

 

ちっ、両親が居なくなったのは痛いな。先祖のルーツを調べられねーじゃねーか

 

 

「でも確か、親戚に東風谷っていう守矢神社に仕えてる一族がいるはずだよ。昔、クズどもに連れていかれたことがあったよ」

 

「東風谷・・・・・・ねぇ」

 

 

まあ、どうでもいいか。俺、魔法使いだし。

 

 

「ていうかお前らいい加減に俺から離れろ。暑苦しいんだよ」

 

「「嫌」」

 

「ヒッキーって年下に懐かれやすいのかな?」

 

「知るか」

 

「でも、ウチのサブレもヒッキーに会いたがってたよ」

 

「お前の犬神にか?」

 

「うん!今度連れてくるね!あ、それとめぐり先輩!これ、入部届だよ!」

 

「はい、確かに受け取りました。これで結衣ちゃんも部員だね~」

 

「よろしくね、みんな!」

 

 

まあ、俺としては暗黒物質を作らなければ何でもいい

 

 

「それじゃ、放課後にまた集まろうね!あ、小町ちゃんは大人しくしてよーね?ね?」

 

「「「「はい」」」」

 

「は、はい・・・・・・怖いよぉ」

 

 

まあ、その意見には同意してやるよ小町。


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