作者「……い、いつものやつだってよ(震え声)」
読者さま方「「「でしょうね」」」
作者「(白目)」
つ中編
「えと……家(うち)ここだから……」
「お、おう、そうか」
なにこの新婚初夜みたいな探り探りの照れ臭いやりとり。
──学校の最寄り駅から一旦千葉まで出て、そこから線を乗り換え電車に運ばれること数駅。
さらに到着した駅から市営バスに揺られることしばし。そこに相模宅はあった。
ここに辿り着くまでの道中もそこそこイベントまみれだったのだが割愛しておこう。まぁ強いて言うなら、基本相模がモジモジしてて、それを見て俺が悶えてたくらいか。……割愛じゃなくて説明するのも恥ずかしかっただけの話ですね。
にしてもこいつってなかなか遠いとこから通ってんのな。こりゃ毎朝弁当作ってくるとか大変だわ。やっぱ断っといて正解だったな、などと思いつつ、ぼーっと様子を見ていると、相模はおもむろに鞄から鍵を取り出して玄関に差しこむ。
ん? 相模って鍵っ子なのか?
「あ、家って共働きでさ、ウチが帰って来た時は基本誰も居ないんだよね」
そんな俺の視線を感じ取ったのか、相模は自身の鍵っ子な生い立ちを説明しながらカチャリと鍵を回す。
「ほーん」
なんてことない空気を醸し出して適当な返事を返した俺ではあるが、実のところ内心超安心!
いやぁ、実は超緊張してたんですよね。促されるまま無抵抗でここまで来ちゃったけど、これ親御さんになんて言ってお邪魔すればいいのん? て。
だって可愛い娘がある日突然目の腐った異性なんて連れてきたら、俺なら即始末する自信まである。
まぁ平日の夕方なら父親は居ない可能性が高いから、問答無用に始末されちゃう心配はないかもではあるが、母親は母親で通報の危険性もあるからね。
なのでとりあえず第一関門は突破だが……ん?
いや待て、じゃあこれから俺は知らない天井の下で、相模と二人きりで過ごさなきゃならないの?
「……んで今日は両親とも残業らしくって、どっちも結構遅いみたいだから、あんま気にしないで遠慮しないで上がって」
マジかよ……ただ二人きりで過ごすだけじゃなくて、遅くまで誰も帰ってこないという新たな情報が追加されました。遠慮しないどころか相模宅にお邪魔するのをご遠慮させていただきたい気分です。
てかなんでわざわざそんなこと言うのん? 長居確定なのかな?
「……えと、ど、どうぞ」
「……ひゃい」
どうも。意識しすぎで超キモい自意識の化け物 比企谷八幡です。
若干の武者奮い(なにに対して猛ってるんですかね)を起こしつつ、相模が用意してくれた来客用のスリッパに足を通すと、なぜかクスリと隣から小さな笑いが聞こえた。
え、なに? キモい噛みっぷりに鼻で笑っちゃった? それとももしかしてスリッパにアロンアルファーとか仕込んであった? それを見た相模がほくそ笑んだの? なにそれもはや陰湿な虐め!
「……んだよ」
「あ、ごめん! ……な、なんか、うわぁ、家に比企谷が居るんだーって思ったら、すごい不思議な感じがして、思わず噴き出しちゃった……!」
やだ! なにその眩しいくらいのはにかみ笑顔!
文化祭時の相模と別人過ぎて、さがみん宇宙人成り代わり説を唱えちゃうレベル。思わず惚れて告白して以下略しちゃうだろうがこのやろう。
「……ああ、そう。つうかお前が連れて来たくせに不思議もなにもねーだろが……」
とは言うものの、友達が初めて家に来た時って、なんか妙な違和感というか照れ臭さがあるよね。なんかコイツ俺ん家に居るんだけどー! ってね。
もちろんお察しの通り、初めてもなにも友達を家に誘った事も来た事もありませんがなにか? でも友達じゃないけど、知り合いが家に来て妙に照れ臭かった事ならあるんだからね!
……サブレ預けに来た由比ヶ浜だけど。
「だってしょーがないじゃん、比企谷がウチん家に居るって光景をいざ目の当たりにすると、やっぱ超可笑しいんだもん」
へへ〜と悪戯っぽく笑う相模だが、なんだか嬉しそうに見えるのは気のせいでしょうか。はい、気のせいです。
「……さいですか」
「そそ、超笑えるー! ……って、いつまでも玄関で話してたってしょうがないじゃんねー。んじゃホラ、リビングこっちだから早く行こっ」
「へいへい」
──こうして、ぱたぱたと愉しげに鳴るスリッパの音に連れられて、俺は人生初の同級生女子のお宅訪問経験という快挙を成し遂げたのであった。
あ、文化祭ん時の雪ノ下んちへの訪問は経験から除外の方向でおなしゃす。だってあいつんち豪華すぎるわ綺麗すぎるわで、お宅訪問というよりモデルルーム見学にしか思えなかったんですもの。
× × ×
「……」
なんという所在の無さだろうか。やはりリビングでテレビでも観ときゃ良かったな……
相模にリビングダイニングに通された俺は、なんとも幸せな家庭のひとコマのような光景の中、とてもとても肩身の狭い思いで縮こまっています。
『比企谷ってもうお腹空いてる?』
『おう……まぁ、な』
『じゃウチさっそく作るから、比企谷はリビングでテレビでも観てたら?』
『……あー、いや、作ってもらってる間ひとりであっちに座ってんのもなんか悪いし、人んちでひとりでテレビ観てんのもなんか落ち着かねーから、なんか手伝える事あっかも知れんし俺もこっちに居るわ』
『そ? たぶん結構時間掛かっちゃうし手伝いとかしなくていいからね? 比企谷って性格悪いくせに変なトコ律儀だよねー。お客さんなんだから気にしなくてもいいのに。んー、でもま、それならテーブル着いて待ってれば?』
『了解。あと性格悪いのくだりらへん、一言余計じゃないですかね……』
『ひひっ』
そんな流れで俺はダイニングテーブルの席に着いているのだが、なんだかとても居心地が悪い。……いや、居心地が悪いというよりは、なんとも気恥ずかしくて落ち着かない、という方が正しいのだろうか。
なにせ目の前では制服にエプロン姿の同級生が、なんとも幸せそうに、鼻歌を口ずさみつつフライパンとおしりを振っているのだ。
ミニスカートな制服にエプロンってなんかいいよね! つい先日バレンタインイベントで雪ノ下達の制服エプロン姿を見たばかりだというのに、女子の家で二人きりでのミニスカエプロン姿という背徳感がなんかやばい。目のやり場と気持ちのやり場に困る事この上ない。
なんで俺もこっちに残っちゃったんだよぅ……今からやっぱリビングで待ってるとか言えないよぅ……
ダイニングに残った俺をそわそわと気にしつつ、エプロンを照れくさそうに装着した相模はレッツラクッキング! と、てきぱきと作業を進めている真っ最中である。
まずはすぐさま炊飯器のスイッチを入れ、挽肉と刻んだ野菜を炒めてトマトを投入し、普通ならドリアには不要のミートソースを作る。
通常ドリアとは米の上にホワイトソースとチーズを乗せてオーブンで焼くだけの料理ではあるが、そこはさすがさがみん。サイゼのミラドリ風に、ちゃんとミートソースも掛けてくれるようだ。
そして現在、ヘラでフライパンの中身……弱火で薄力粉とバターを混ぜ合わせたものに、少しずつ牛乳を流し入れて激しく掻き混ぜている。その激しさは、あの頑丈なフライパンナちゃんが思わず悲鳴を上げるほどだ。「ふぇぇっ……そ、そんなに激しく擦らないでよぉう……! そんなに激しくされたら、自慢のお洋服(テフロン)がボロボロになってすっぽんぽんになっちゃうよぅ……!(CV寿美菜子)」
こいつなかなかやるな。まさかミートソースだけでなくホワイトソースまで一から作るとは思わなかったわ。どっちか、もしくはどっちも缶詰とかで済ますもんかと思ってた。
ほんのひと月前にはあんなにいびつな弁当作ってたくせに、いつの間にこんなに料理の腕を上げてたんだか。
いやまぁこいつの料理の腕が日増しに上がっていっていたのは、みるみる旨くなっていく相模手作り弁当を、こいつの隣で食っていた他ならぬ俺が一番よく知ってるんですけどね。
ったく。なにが手伝う事あっかも知れんだよ。小六家事レベルの俺には手伝える余地なんか全然ねーよ。
これは専業主夫を目指す者として一大事。このままでは家事は奥さん任せになっちゃって働きに出されちゃう危機が現実味を帯びてきたぜ。
……いやいや、べ、別に相模が奥さんになるとか、そういうんじゃ全然ないんだからね!?
そんな益体もない事を考えてひとり悶えていると、不意にピーピーと電子音が鳴り響き、気付けばダイニングは炊きたての米の甘い香りに包まれていた。
その電子音と共に相模の作業もタイミング良く終了したようで、彼女はパカッと炊飯器の蓋を開けるとグラタン皿に米を敷き、出来たてのホワイトソースを回し入れる。
そしてその上になんとも旨そうなミートソースを掛けると、たっぷりとチーズを乗せてオーブンレンジへIN。
「比企谷お待たせ。あと十分もしたら出来るからね」
「おう……なんか悪いな、手伝えること無くて」
「だから最初っからいいっつったでしょ? もうちょいだから大人しく待っててねー」
「……へーい」
お母さんと子供かよ。もちろんフォークとナイフを持った手でテーブルをばんばん叩くような真似はしません。ちゃんと大人しく待ってますとも。
包丁の音も炒める音も消失したキッチンでは、オーブンレンジが頑張ってドリアに焦げ目を付けてくれているうぉーんという音と、手際よく洗われていく調理器具たちの音だけがカチャカチャ響く。
……あ、じゃあその洗い物だけでも俺がやれば良かったじゃねーか。まぁだったらせめて食い終わった後の食器くらいは洗うかなー、なんて考えつつ、次第に辺りに充満し始めるドリアの旨そうな香りに鼻腔をくすぐられながら、ルンルンと食器を洗っている相模の後ろ姿を頬杖ついてぼーっと眺めていると、やべぇなんかこういうのが幸せとかいうやつなのかも………………なんて事は一切頭によぎったりなんかしてません!
あっぶね! 俺ってばなに油断してアホなこと考えちゃってんでしょ! やっぱ頭よぎっちゃってたんじゃねーか。
「どしたの? なんか顔真っ赤だけど」
「ふぇ!?」
びびびびっくりしたわ! 悶々と下らないこと考えてたら、いつの間にか洗い物を終えた相模が顔を覗きこんでいたらしい。
なんだよふぇって。キモいな俺。
「もしかして調理熱でキッチンちょっと暑かったりした? 換気しよっか?」
「……いや、大丈夫だ。問題ない」
「そ? じゃあやっぱ暑かったら言ってね」
そう言ってぱたぱたとオーブンレンジを覗きに行く相模さん。
いやマジでぼーっとしてる時に急に人の顔を覗きこむのは心臓に悪すぎるんでやめてね、いやマジで。
「あ、そろそろいい感じかもー」
するとレンジの中を覗きこんだ相模からそんな声が上がった。どうやらついに完成のようだ。
がちゃこんとレンジの扉が開け放たれると、キッチンはミートソースとチーズがとろけて混ざり合う、かぐわしいドリアの香りに包まれた。
× × ×
「いただきま〜す」
「い、いただきます……?」
完成したドリアと、ついでに作ってくれていたポトフが並べられたテーブルで、お手々の皺と皺を合わせて幸せ☆ないただきますのご挨拶。
そこはいい。そこまではいいのだ。
……しかし、これは……
「な、なぁ相模」
「ん? どうかした? 早く食べよ? せっかくの熱々とろとろが冷めちゃうんだけど」
隣できょとんと可愛らしく小首を傾げる相模に、俺はどうしても言わなければならない事がある。
「……なんでお前、隣に座ってんの? 普通こういう場合って向かいとかに座るもんじゃねーの……?」
そう。料理を並べ始めた時点でそこはかとない違和感を感じてたんだけど、なんかこいつ、とても自然な流れでぬるっと隣の席に着いてるんだよね。カウンター席かよ。もしくはバカップル。
「え、…………あ」
そう言われてハッとすりさがみん。あ、これ素のヤツや。
「ご、ごめん……! ウチ超自然にこっちに自分のぶん並べちゃってた……っ」
あわあわとパニくる相模は、もはや真っ赤な茹でみんと化し動揺しまくる。
「……あ、や、別にそこまで気にしてるわけでは無いんだが……あ、あーアレか? お前んちって、こうして食卓囲うのが普通とかなのか? もしくはそこが普段のお前の定位置だから、そこに座るのが普通だったってだけなんだよな」
まぁ食事の席が二人の場合、向かい同士にポジショニングするのが一般的かもしれないが、もしかしたらそれは単なる思い込みなのかもしれない。二人きりの食事なのに、このポジショニングでは不自然だろと部外者の俺が果たして言い切れるのだろうか?
否。いま俺が座ってる席が相模の母ちゃんの定位置で向かいが父ちゃんの定位置。そして母ちゃんの隣が相模の定位置だとしたら、相模的にはこの位置取りはなんらおかしくもない自然なポジショニングなのだろう。ならば母ちゃんと二人で食事を採る際は、こうして横並びになったとしともおかしくないではないか。
むしろこの場で異物なのは俺なのだ。郷に入っては郷に従え。先人たちの教えに従うならば、いま俺はとても余計な事を言っているのではないだろうか? たかだか異物でしかない俺が、勝手な思い込みでなにも知らない相模家の作法を否定しようとしたのだから。
なんという傲慢だろうか。その身勝手な傲慢さで、この家の住人たる相模南をここまであたふたさせてしまった己の矮小さに情けなくなると同時に、なんとも申し訳ない気持ちになってしまった。
すると相模はなんとも気まずそうな顔でおずおずと俺を見る。
やめてくれ、そんな顔すんな。お前がそんな辛そうな顔する必要なんてねぇだろ。申し訳ないのはこっちの方なんだ。
そう言おうと思ったら、相模は俺の向かいの席をぴっと指差した。
「……やー、別にそんな事ない……けど。……そもそもウチの普段の席ってそっちだし……」
違うんかい! 俺、ひとりでどんだけ無駄なこと考えてんだよ。なにが先人たちの教えだなにが傲慢だ恥ずかしい。
「……は? じゃあなんでお前こっちに座ったの……?」
「あー、やー……」
相模は、林檎園に無数に成っている数あるリンゴの中でも、特に熟れきったリンゴの如く真っ赤に染まった顔を俯かせる。
「その……なんか最近、比企谷の隣が安心出来る……って、ぎゃー! ち、違う違う! 安心とかじゃないから! そそそそういうんじゃなくって……! ひ、比企谷と居るトキはなんか隣に居るのが当たり前みたいになっちゃってるから……だからつい自然に隣に座っちゃったというか……? ま、まぁ……そんな感じ……です」
「そそそ、そうか」
「うん……」
ちょっと待って! 思ってたより八割増しの恥ずかしい答えが返ってきちゃった!
なんだよ俺の隣が自然って。しかも言い間違いとはいえ安心とか言い掛けちゃってたからね? ドキドキしてハートがキャッチされちゃうわ。
「て、てかマジでごめんね、二人きりのテーブルでウチと隣同士とか嫌だよね……! さ、移動移動……っ……」
そう言って相模はカチャカチャと自分の取り分け皿やらスプーンやらを移動させようと立ち上がる。
その表情はなんとも気まずそうでもあり……なんとも淋しそうでもある。……うん、アレだね。シュンて感じ。
「……はぁぁ〜」
ホントこいつズルいよなぁ。セリフから表情まで全部卑怯。こんなの追い返せるわけねぇだろ……
いつもの事だからいっかーと、半ば諦めにも似た悟りを開いた八幡大菩薩たる俺は、深く溜め息を吐くとぶっきらぼうにボソリと呟く。
「あー、なんだ……めんどくさいし、別にわざわざ移動する必要も無いんじゃね」
「え」
「……グラタン皿とか超熱いし、移動すっために、またあっちからミトン持ってくんのもめんどくせぇだろ……。それに──」
そしてここで、今やお馴染みとなりつつある照れ隠し界の天地魔闘の構えが炸裂する。俺は頭をがしがしと掻いて、ぷいっとそっぽを向くのだ。
こんなん恥ずかしすぎて頭でも掻いてないと言えるわけねぇだろ。
「……お前の言いたい事も、まぁ分からんでもないしな。……なんつーか、俺的にも……相模は向かいに居るよりも隣に居る方が……その、なんだ、お、落ち着くわ……」
きゃー! やだなにこれもう死んでもいいかな?
……許すまじ相模……! この孤高のキングオブぼっちに、こんなハラキリモノの恥辱を味合わせるだなんてぇ!
「落ち……着く、の……? ウチが隣に居る方が……?」
「ば、ばっかお前、そういうんじゃ無くてだな。学校では四六時中隣の席に居るお前が向かいに居ると落ち着かないっつーだけの話だかりゃ」
惜しい! 頑張ってたのに最後の最後でちょっぴり噛んじゃった!
「そ! そっか! 比企谷も……隣の方がしっくりくるんだ……!」
でもこのお隣さんには、そんな残念で悲しい噛みっぷりなど、どうでもいいほんの些末な出来事のようで。
「……そっかそっか」
俺の恥ずかしいセリフにぱぁっと破顔したかと思えば、次の瞬間にはそのセリフを噛み締めるかのように、何度もそう呟き、うんうん頷いていた。
なんなのこの子、ちょっと情緒不安定すぎないかしらん? と、恥辱で涙目な横目でチラチラ様子を窺っていると、
「……しゃ、しゃーないなぁ〜!」
相模は形の良い胸をむんっと張り、まるで勝利宣言でもするかのように、にへっと微笑んで偉そうにこう宣いやがるのだ。
「じゃあしゃーないから、ウチもこっち座っててあげよっかな〜」
「…………そりゃどうも」
──その後無言で食った熱々とろとろドリアはとてもとても美味しかった……んだと思う。
でもさ? このこっ恥ずかしい空気の中で、食ってる様子を超不安そうな顔でじぃ〜っとガン見されたら、味なんて分かるわけないでしょうが……
続く
というわけでありがとうございました!
なんという事でしょう。たったコレだけ書くのに十日も掛かってしまった……(吐血)
すいませんなんか最近筆のノリが超絶悪くって(>_<;)
本来であれば最後まで書いてからバレンタインで上げる予定だったのですが、このままだと間に合わないかもっ…!気分を変えてここまでで一旦更新しちゃえ!と思い立ち、ついつい中編upとなっちゃいましたm(__;)m
ではでは次回こそバレンタインにお会いいたしましょうっノシ
(ヤバいあと四日でラストまで書けるのかな……?
でもあとはラストシーンだけで五千文字未満の短いお話だろうから大丈夫!のはずっ…)