ハリー・ポッターと帝王のホムンクルス 作:オリゴデンドロサイト
ダフネ視点
昔、まだ私が本当に何も知らない子供だった頃。
私は、初めてその子に出会った。
いや、会ったというより、見たという方が正確。だって、私は彼女と一言も会話することが出来なかったし、彼女の方からしたら私の存在など認識すらしていなかったことだろう。
でも、私は覚えている。
扉の向こうから現れた彼女は、当時の私にはとても美しく、何者にも侵せない神聖なものに映った。私はこの時以降、彼女より美しいものを見ることはないだろうと思った。
その子の髪は白銀で、その肌はおしろいを塗ったかのように真っ白だった。
そしてその薄い金色の瞳を持つ顔立ちは、私と同じ6歳にしてすでに美人と形容していいようなものだった。
何より私を引き付けたのはその表情。
無表情に会場を見渡す彼女はとても冷たい印象だった。会場の人たちは彼女の醸し出すオーラに充てられ、まるで世界が止まったかのように気おされている。
でも、私には冷たい表情の元にある、その薄い金色の瞳だけは、何故か憂いを帯びているように見えていた。
その瞳こそが美しいものだけで構成された彼女の中で、最も美しいものであるように私には思えた。
その日、彼女に出会った日、私の世界は変わった。
魔法界では、多かれ少なかれ皆純血であることは尊いことだと思っている。でも、多くの家は自分達は純血だと信じたいと思っているけど、本当に混じりっ気のない純血であると証明できる家というのはそこまで多くない。先祖のどこかでマグル、もしくはマグル生まれの魔法使いの血が入り込んでいる。
でも、私の生まれた聖28一族は違う。間違いなく純血の血筋なのだ。先祖をたどっても、皆純血であることが証明されたものばかり。
だから聖28一族は魔法界の多くの者たちに尊敬されている。
私はそんな聖28一族の一つ、グリーングラス家に生まれた。
両親は純血貴族では主流のお見合い結婚だった。そこそこ年を取って結婚した両親は、中々子供を授かることができず半ば諦めかけていたらしいが、何とか私を授かったことで本当に喜んだらしい。
我が子ができたことに。
そして……グリーングラス家を純血に保つことができることに。
でも、私は時折不安だった。
パパたちが愛しているのは私ではなく、私の中にある純血の血だけではないのか、と……
両親の純血主義は血を守ることで、魔法界の文化と誇りを守るというものであって、決してマグルを排他するといった過激なものではなかった。でも、やはり純血貴族として育てられただけはあり、純血であるということに並々ならぬ執着を持っていた。日常の中でふと感じる両親の純血貴族への帰属心。私の誕生を、純血の保続として喜ぶ言葉。
本当に小さい頃、私は両親の愛を疑ったことなどなかった。でも私が大きくなってくるにつれ、両親の発する純血への誇りは、私の中に漠然とした不安と、両親の愛を疑う罪悪感を産んでしまっていた。
愛されていることは分かっているのに、それは実は私に向いているものではないのではないか?
はじめは小さな棘のようなものだった。しかし成長するにつれ、それは大きなものとなっていた。
そして私が漠然と感じていたそんな不安を覆い隠すために選んだ手段は、皮肉にも私を苦しめる純血主義だった。しかも両親のような
純血は何よりも尊い存在であり、そうでない人間は私達純血より劣った存在であるという考え方に、私はどうしようもなく救いを求めた。
今から考えると、周りの人間を蔑むことで、ただ漠然と存在する不安から目をそらそうとしていただけだったのだ。一時的に得た偽りの優越感で不安を隠し、不安をまるでなかったものとして扱う。でも、蓋をされた不安は今以上に膨れ上がり、またそれに蓋をする。決して満たされることのない、そんな悪循環。
マグルを蔑み、マグル生まれを蔑み、亜人を蔑み、魔法生物を蔑み、そして時に同族すら蔑んだ。
私はただ尊くありたいというよりも、誰かを見下すことで安心感を得たかっただけだったのだ。
こんなことは間違っている。実のところ私はそんなことは心のどこかでとっくに分かっていた。でも、それをやめる
一言、パパ達に、
「パパ達は、私自身を愛してる?」
そう聞くだけでよかったのに。
それがもしかして否定されてしまうかも。そうでなくても、純血であることに不安を感じていると思われ、嫌われてしまうかも。
それが怖くてしかたがなかった。
そんなどうしようもなく愚かだった私が六歳になった年、その招待状は届いた。
「マルフォイ家から?」
「そうだ。マルフォイ家は聖28一族の筆頭。行かないわけにはいかない」
私達聖28一族にも序列が存在する。グリーングラス家はその中でも中堅。そしてマルフォイ家は筆頭だった。
そんな家からの招待状。行かないという選択肢など存在しない。パパは他の聖28一族と同じように、魔法省において権力のある地位についている。だけど、マルフォイ家はそんなパパなど問題にならないくらいの権力を持っていた。
「うん。わかった」
私はマルフォイ家の人たちを自分達より偉い純血貴族としてしか見ておらず、自分達より偉い純血だから挨拶しなければいけないと考えていた。私が不安に思っていたことを、そっくりそのまま他人に行っていたのだ。
「では、明日も朝から準備があるだろう? 今日は早く寝なさい」
「うん。おやすみなさい、パパ」
そう返事をするものの、まだパパが何か言いたそうな顔をしているのに気がついた。
「まだ何かあるの、パパ?」
「ダフネ……お前は最近何か悩み事があるのではないか? 最近のお前はひどく荒れているように見えたからな……。パパでよかったら相談に乗るよ?」
パパはどこか真剣な瞳をして、私を見つめていた。
それをまっすぐ見ることなく、私は、
「……ううん。何にもないよ、パパ」
「……そうか。それならいいんだが。悪かったね、引き留めて。おやすみ、ダフネ」
私は、今日もまたきっかけを逃した。私は、臆病者だった。
いざお茶会の日になり、パパに連れられルシウス・マルフォイ氏の元に挨拶しに行く。
「マルフォイさん。御機嫌よう。今日はお招きいただきありがとうございます」
「ああ、グリーングラス。今日は楽しんでいってくれ」
「ありがとうございます。さっそくですが、私の娘を紹介させていただいても?」
「かまわんさ」
パパに背中を押され、私はマルフォイ氏に挨拶をする。
「初めまして、マルフォイさん。私、ダフネ・グリーングラスと申します」
マルフォイ氏は、そんな私をじっと観察するように眺めていた。何か粗相をしてしまったかなと内心焦っていると、おもむろに彼は尋ねてきた。
「ダフネ嬢だね。君は今6歳かな?」
「はい。そうです」
「では、将来私の子供たちと同じ年で、ホグワーツに入学するだろう。その時はよろしく頼むよ」
「はい。承知いたしました。こちらこそよろしくお願いいたします」
別に今紹介してくれてもいいのに、と内心思いながらマルフォイ氏に返す。どうやらルシウス氏の中では、まだ私に子供たちを紹介する時ではなかったらしい。
「じゃあ、ダフネ。パパはマルフォイさんともう少し話があるから、他の同年代の子供たちとでもお話ししていなさい」
「うん。わかった」
ルシウスさんと難しい話を始めたパパの元を離れる。気に入られたかはわからないけど、何とか無事挨拶はできた。これなら少なくとも嫌われたということはないだろう。
少し肩の荷が下りた気持ちを持ちながら、あたりを見回すと、つい最近知り合ったパンジー・パーキンソンとミリセント・ブルストロードが近くにいるのに気付いた。
「パンジー。ミリセント」
「あら。ダフネ、あなたも来ていたのね」
「うん。まあね」
彼女たちも同じ聖28一族だということで、先日私の友達に選ばれていた。
結局、私に与えられるものは、全て血統を基準にして与えられている。友人すらも。血統にこそ価値があり、純血でないものなど価値はないと。だから私も、純血だから価値を与えられている……。
いつもは胸の中に押し込めた不安が顔を出そうとする。最近はいつもこうだ。少しでも油断すると、すぐ不安な気持ちになってしまう。
不安に足元を絡めとられそうになっていると、
「ダフネもマルフォイ家のご子息目当て?」
パンジーがいつになく真剣な目をして尋ねてきた。
「ご子息?」
そういえば、私はマルフォイ家に子供がいるとは知っていたけど、その子供たちがどんな子達かは知らなかった。どうやら男の子がいるらしい。
訝し気にしている私の表情を見て安心したのか、
「……その様子だと、別にそれが目当てで来たわけではなさそうね。いいわ、教えてあげる。今マルフォイ家には二人の子供がいるらしいんだけど、その一人が男の子らしいのよ」
「うん」
「だから、私たちみたいに純血の一人娘としては、将来結婚するのにその子は優良物件ってわけ。それであなたもそれが目当てだと思っていたのだけど……。どうやら違ってたみたいね」
「そうだね。今日来たのは、ただマルフォイ氏に挨拶に来ただけだし。パンジーはその様子だと、それが目当てみたいだね」
「そうよ。だってマルフォイ家よ! 純血の中の純血だし、何と言ってもお金持ち! 狙うのは当たり前でしょ?」
私も純血を保つためには、同じ純血である聖28一族の誰かと将来結婚しなければならない。まだ何も言ってこないが、多分純血であることに誇りを持っているパパもそのつもりだ。
でも、私は純血主義を掲げておきながら、そんな将来のことを考えることができなかった。
「そうかもね」
「ちょっと、何よその気のない返事は」
あまり私が話に乗ってこなかったのが不満なのか、パンジーは少し顔をしかめている。
「あはは、ごめんね。そういえば、もう一人の子はどうなの?」
まだ少し不満そうな顔をしながら、パンジーが私の問いに返す。
「さあ? もう一人は女の子って話だけど、誰も見たことないそうなのよね。男の子の方はお父様も見たことあるらしいのだけど」
「へえ。なんでだろうね」
変な話だと思った。お茶会はお披露目のためのものと言っても、実際はその前に多少は他の純血貴族と会っているものだ。
「誰も見たことないらしいから、噂でしかないけど、どうもすごい醜い顔をしているらしいわよ。誰も見たことがないぐらい隠しているんだから、あながち間違いでもないかもね」
「ふ~ん」
「まあ、もうすぐ分かるわ。だって今日はその二人のお披露目でもあるんだから」
この時、私はまだその二人の子供にそこまで興味はなかった。マルフォイ家と仲良くしなければならないとは思っていたけど、その実、その中身まで私は興味がなかったのだ。
しばらく三人でとりとめのない話をしていると、会場のドアがゆっくりと開き、三人の人物が中に入ってくるのが見えた。
「やっと、登場ね」
「うん。そうだね」
私たちは今しがた入ってきた三人に目を向ける。周りの大人たちも、今日ここに来た目的だったのか、三人の人物に顔を向けている。
一人は大人の女性。女性はナルシッサ・マルフォイ。ルシウス氏の奥さんで、すらっとしていて色白の美人だった。
右隣りには、青白く、顎が尖っている顔をした男の子。なるほど、確かにルシウス氏に似ている。隣のパンジーは頬を赤く染めながら、彼を見つめている。マルフォイ家というだけで狙っている彼女だったけど、やはりイケメンである方がよかったのだろう。
そして、左隣には……。
その時、世界が止まった気がした。視線を外すことが出来ない。
周りの大人たち、そして先ほどまで頬を染めていたパンジーすら彼女を驚愕とした瞳で見つめていた。
あまりにも美しく、そして冷たい彼女を見て、私の中でくすぶっていた不安が吹き飛んでいった。
あまりにも綺麗な彼女を見ていると、彼女以外の全てのことがどうでもいいものに思えた。
私は確信した。
彼女の前では、純血かどうかなど無価値なのだと。彼女は純血主義などという定規では測ることができる人物ではないのだと。
彼女が純血であるかどうかなど関係なく、彼女自身が輝いているように見えた。
言うなればそれは……一目惚れだった。
彼女、ダリア・マルフォイは今、体の大きな二人組と話している。私はそれを横目に見ながら、彼女に話しかけるタイミングを探っていた。
私は彼女と話してみたかった。あんな美しい姿をしている彼女と、あんなに美しい瞳をしている彼女と。マルフォイ家だからとかそんなことはどうでもよく、ただ純粋に、彼女と話してみたかった。
あんなにも綺麗な、憂いを帯びた瞳をしている彼女が、一体何を考えているのか知りたかった。
彼女はその二人組と少しだけ言葉を交わした後、少しの間彼女に殺到した大人たちと会話していた。私もすぐに彼女の元に行こうとしたけど、私は大きな体の大人たちの中に入ることはできず、ただ彼女の周りから人がある程度いなくなるのをじっと待っているしかなかった。でも彼女は突然押し寄せる大人たちに辟易としたのか、とんでもないことを言い始めてしまった。
「申し訳ありません。何分これほど多くの方と話したのは初めてで、少し疲れてしまいました。お父様、申し訳ないのですが、部屋の方に戻ってもよろしいでしょうか?」
「わかった。部屋で休んでいなさい」
本来ならそれはあり得ない対応だった。まだお茶会は始まったばかり。6歳になった子供を皆にお披露目するための会であるのに、こんなに早く主役が引っ込んでしまうのだ。
しかし、ルシウス氏はそれを許可した。こんなに大人が彼女に殺到するとは思っておらず、少し面食らっていたというのもあっただろうけど、彼の瞳には、娘を純粋に心配する色があった。
ルシウス氏の許可を取ると、彼女はすぐにまた扉の向こうに帰って行ってしまった。
大人たちが殺到したせいで、これではずっと待っていた私が彼女と話すことができない!
そう思うといてもたってもいられなくなった。
私は周囲が私を見ていないことを確認する。一緒にいたパンジーたちは、とっくの昔にもう一人のマルフォイである、ドラコ・マルフォイ君の元に行ってしまっていた。
誰も私を見ていないことを確認すると、私は音をなるべく立てないように会場を出た。
これがマナー違反どころか、他家の家の中を勝手に歩き回るという犯罪行為であることはわかっている。でも、それでもどうしても彼女と話してみたかったのだ。
会場を出て、マルフォイ家の中を歩く。流石は聖28一族筆頭。私の家よりはるかに豪華な内装をしている。
そろーりと歩いていると、角の向こうから話し声が聞こえてくる。それは先ほど聞いたダリア・マルフォイの声だった。
目的の人物を発見し、すぐにでも話しかけたかったが、誰と話しているかわからないため、彼女の声に耳を澄ませることにした。
「ドビー、ごくろうさま」
「ご、ごくろうさまなど、お嬢様! もったいのうございますです!」
なんと相手は屋敷しもべ妖精だった。
「いいえ、今回のお茶会。あなたが準備してくれたのでしょう。大変素晴らしい会場になっているわ。でも、ごめんなさい。貴方がこんなにも準備してくれたのに、すぐ出てきてしまった」
「い、いえ! そんなことをお気になさる必要はありません!」
私は彼女達の会話を聞いて驚いていた。
グリーングラス家にも屋敷しもべ妖精はいた。でも、こんな風に扱われてはいなかったのだ。他の純血貴族の家でもそうだ。屋敷しもべというのは、役に立つと同時に、その見た目から害虫のように扱われていたのだ。それを彼女は……
「……ありがとう、ドビー」
彼女は愛おしそうな声音で屋敷しもべ妖精と話している。その声は彼女の冷たい雰囲気と違って、どこまでも温かかった。
これならこんなところでいきなり話しかけても大丈夫かも、と思い、角から出ようとしたのだけど、
「ところで、どなたか存じませんが、おトイレはこちらにはありませんよ。あまり他家の中をウロウロするのはいかがなものかと思いますが?」
突然先程までの優し気な声と違い、冷たい声が発せられた。
気付かれている!
私は責められるのを覚悟でここまで来たのに、彼女の声に含まれたあまりの拒絶と糾弾の意志に怖気づいて逃げてしまった。
私はその日、彼女と話をするどころか、彼女と知り合うことすら出来なかった。
結局私は会場に逃げ帰り、彼女を待ったのだけど、彼女が再び会場に現れることはなかった。
家に帰った私は今日あったことをベッドで振り返っていた。
彼女が退室を願い出るときのルシウス氏の表情。
彼女は純血を保つための道具としてではなく、彼女自身が本当に家族に愛されているのだろう。
そうでなければ、純血貴族が集まるあの会場で、あのように早々に退室を許可することなどあり得ない。
グリーングラス家よりはるかに格上の純血貴族の家。そこには私が疑ってしまったものが確かに存在している様子だった。
そして私にはもう一つ、どうしても気になることがあった。
ルシウス氏がダリア・マルフォイを見たときの瞳、私はそれをいつもどこかで見ていたような気がしていた。
あの瞳、私はどこで見ていたのだろう?
目を閉じ、何とかそれを思いだそうとしていると、コンコンというノックが部屋に響いた。
「ダフネ? 起きているかい?」
「パパ? うん、起きているよ」
パパが部屋におずおずといった様子で入ってくる。
「お茶会から帰ってくるときから様子が少し変だったから、心配になってきたんだよ。どこか調子でも悪いのかい?」
ベッドに腰掛け俯いていた私は顔を上げる。するとこちらを見ているパパと目が合った。
ああ、思いだした。
どこかで見たことあるなと思っていたら、こんなにも近くにあったのか。
私が不安を抱えるようになってから、私はパパ達とまともに目を合わせることはなかった。
もし、その瞳が私の中のもの、純血しか映していなかったら?
そう思うとまともに目を合わせることすら怖かったのだ。
でも、今久しぶりにパパの瞳をみた。
そこには先程みたルシウス氏の瞳と同じく、純粋に娘を心配している色が浮かんでいた。
決して純血の道具としてしか見なしていないモノではなかった。
その瞳を見ていると、私の中にあった不安がぼろぼろと崩れていくようだった。
今なら聞くことができる。きっかけは今だ。
マルフォイさんの家にもあったのだ、私の家だってそうであるはずなんだ。
私はようやく、きっかけを掴むことにした。
答えは……聞くまでもなさそうだけど。
「パパ。パパは私のことを愛してくれてる? 私がたとえ純血じゃなかったとしても、私を愛してくれる?」
私の突然の質問にパパは一瞬瞠目していたけど、これこそが、私がずっと悩んでいたことだと思い至ったのだろう。すぐに真剣な表情に戻り、
「私は、純血貴族であることに誇りを持っているし、純血は尊いものだと思っている。そしてお前は間違いなく純血だし、どうしてそんな質問をするかわからないが……」
そこで言葉を切り、
「パパは、たとえお前が純血でなかったとしても、ダフネがダフネであるということだけで、お前を愛しているよ」
そうパパは微笑みながら、涙を流す私を抱きしめてくれた。
不安はもうどこにも存在せず、ただ家族に対する愛情だけが胸に残っていた。
ダフネちゃん、ダリアに一目ぼれの回でした。
現在、アステリアの存在がないのには理由があるので、突っ込まないでいただけるとうれしいです。