ハリー・ポッターと帝王のホムンクルス   作:オリゴデンドロサイト

187 / 218
遅れて申し訳ありません!


閑話 誰でもない少女の告白

 

 ()()()()()視点

 

私の両親はどこにでもいる魔法省職員だった。

低くもないけど、別に高くもない。そんな極々普通の、そこそこ代わりは利き、でもそれを悲観する程でもないくらいの地位。生活も困窮しているわけではないけど、贅沢が出来る程でもない。私の家庭はそんなどこにでも有り触れたものでしかなかった。

でもそれを悲観したことはそれほどない。勿論もう少し贅沢をしたいと思ったことは何度もある。もう少し家にお金があれば、もっと色んな服を着たりお化粧が出来たのに。そう思ったことは人生の中で何度もある。でもそれを不満に思った時もあるだけで、だからと言って自分の人生を悲観したことは一度だってない。

普通の家庭、普通の両親。そして何より……おそらくどこにでもいる、普通の女の子である私。オシャレと恋の話が好きな、どこにでもいる女の子の一人。私の人生は普通に満ち溢れており、それ以上の存在になるつもりもなかった。()()()()()を除けば、私の世界はそれで完結しているはずだったのだ。

 

なのに……ここ最近私を取り巻く事情はどんどんおかしな方向に進みつつある。

全ての始まりは、やはり友人であるチョウが……普通に溢れていた私の唯一の例外が、ほとんど騙すような形で私を『ダンブルドア軍団』に誘ったことだろう。

 

チョウは一年生の頃から同じ寮内で最も多くの時間を共にした友人だった。艶やかな黒髪が特徴の彼女は聡明で美人であり、至って平凡な見た目の私とは決して縁のない人間だと最初は思っていた。

誰がどう見ても、一目で彼女が特別な存在だと思ったことだろう。事実次の年にダリア・マルフォイが入学するまで、それこそ全学年の中で最も美人であったのは彼女に他ならなかった。ダリア・マルフォイが入学してからも、向こうの性格の悪さも相まって未だに人気だけなら学校一番だと私は思っている。

でもそんな一目で特別である彼女が……入学し同じレイブンクローどころか同じルームメイトになった時、私にまるで昔からの友人であるかのように話しかけてきたのだ。

普通であることに固執しているわけではないけど、特段特別な存在になりたいと思っているわけではない。ただ自分が特別な存在にはなれないと知っているだけだ。

こんな美人はさぞかし色々な面倒ごとに巻き込まれるだろうし、私も女である以上多少の嫉妬もある。それに美人は性格が悪いと相場は決まっている。と、当時の私は自分の普通さを慰めるための固定観念を抱いていた。私の家は別に純血の家系ではない。マグルのテレビ番組も家で見ることは出来たし、おそらくそこで妙な考えを吹き込まれたのだろう。

美人のドロドロした人間関係は遠すぎず、さりとて近すぎない所で楽しむのが一番なのだ。だからこそ、私は最初敵対はしなくとも、別に大して彼女と仲良くするつもりもなかった。

 

でも……実際はそうはならなかった。

 

それは彼女の人徳によるものなのだろう。こんな美人に上から目線で話しかけられでもすれば、私はおそらくルームメイトになったその瞬間から内心彼女のことが大っ嫌いになっていたと思う。でも彼女は自分の美貌を少しも鼻にかけることはなく、一人の人間として私に接してくれたのだ。それこそ見た目はともかく、中身は私と同じ普通の女の子であるように。最初は表面上だけ仲良くしていた私にも、ずっと根気強く。

だからだろう。私も知らず知らずのうちに、彼女にどこまでも心を許すようになっていたのだ。まるで彼女の態度と同じく、昔からの友人であるかのように。

これこそが彼女が特別だと言える理由だ。同じく、いや、チョウ以上に美人なダリア・マルフォイはほとんど全生徒から嫌われていることから、彼女がマルフォイ以上に特別な存在であることは明らかだ。チョウは顔だけではなく、性格も含めて美人なのだ。

美人で、性格がよく、頭もよく、挙句の果てにレイブンクローのシーカーでもある。ここまで完璧だと嫉妬する気持ちも失せてしまうというものだ。

平凡な私に出来た、特別としか思えない友人。それが私にとってのチョウ・チャンという存在だった。

入学してから数年。私達はほとんどずっと一緒にいた。ホグワーツの中でも上位の美貌を持つ特別な存在。彼女は私と過ごす間、最初の予想通り様々な恋愛問題に巻き込まれてきた。でも私は彼女と一緒にいても、それを楽しむつもりはいつの間にかなくなっていた。陰口のように、チョウの恋愛話を他の人間と楽しむ気なんて少しも起こらない。気が付けば彼女と同じように悩み、彼女に自分の出来る限りの助言をしていた。

 

『マリエッタ……私は貴女と友人になれて本当に嬉しい。貴女がいてくれて、私の話を聞いてくれて……本当に良かった。貴女だけよ、私にここまで寄り添ってくれるのは。貴女は私の唯一無二の親友だわ』

 

今でも去年チョウに言われた言葉は頭に残っている。セドリックが死んで、チョウは一時期酷く情緒不安定になっていた。当然だ。自分のことをあからさまに好きでいてくれた人間が突然死んだのだ。

別にチョウはセドリックが好きだったわけではない。私には到底理解できないことではあるけど、彼女はハリー・ポッターのことが好きだったのだ。それにセドリックも、今思えば最後は決してチョウのことではなく……。

でもセドリックが突然死んだことで、チョウは思い悩んでしまったのだ。自分のことを好きでいてくれた人間が、文字通りの意味で帰らぬ人になった。優しい彼女が気に病まないはずがない。他の人を思うことに罪悪感を覚え、そのことで毎日のように泣き腫らす。傍から見れば随分と情緒不安定に思えたことだろう。今まで私のようにチョウと一緒にいた生徒も、随分と苦しむ彼女から離れて行ってしまった。薄情とは思うけど……それも仕方ないと思えるほどの情緒不安定ぶりだったのも間違いない。チョウが唐突に泣き始める時も何度もあった。あれで一時的にでも彼女と離れたいと思ったのは客観的には仕方がないことだろう。

……でも私だけはチョウから決して離れはしなかった。離れたいと一度も感じはしなかった。気づけば彼女のことを我が事のように悩み、悲しんでいたのだ。だからこそ、私はひたすら彼女に寄り添い、ずっと彼女のことを励まし続けていた。自分でも不思議だとは思う。でもその時の私にはそれが当然のことに思えたのだから仕方がない。

そしてその感情の果てに、

 

『私は貴女と友人になれて本当に嬉しい』

 

彼女からそんな言葉をもらった時、私はとてつもない感動を覚えたのだから、私はどうしようもなくチョウに魅了されていると言えるだろう。

彼女に言われるまでもなく、私自身も認めている。極々平凡で、ありきたりな人間である私に出来た特別な友達。私は自分が決して特別な存在でないことは知っている。でもそんな私にも手を差し伸べてくれた、こんな素敵で特別な友人。私はそんな彼女に魅せられ、ここまで共に過ごしてきたのだ。

 

彼女は私のことを唯一無二の友達と言うけれど、私にとっての掛け替えのない友人が彼女だったのだ。

彼女は私に出来た最高の友人だ。彼女と一緒にいれば、私はそれだけで楽しい学校生活を送れる。

そう私は信じて疑っていなかった。

 

……なのに、

 

『マリエッタ! これから面白そうな集会があるの! 貴女も一緒に行きましょう! ねぇ、お願い!』

 

私はどこで道を間違ってしまったのだろう。いえ、()()はどこで間違ってしまったのだろう。

事の始まりはごく普通の誘い文句からだった。何の集会かは知らないけれど、まるでホグズミードで開かれる女子会にでも誘うような声音。私はいつものように、何の気負いもなくチョウの誘いにのった。

当然だろう。確かにホグワーツは去年までと違い、様々な問題を抱えるようになってしまった。セドリックの()()()に、ポッターとダンブルドアの()()。そして……両親の上司であるアンブリッジ先生の就任。どれ一つとっても大事件としか言いようがない。でもそれが私の生活に何かしらの影響があるとは思っていなかった。事故死や発狂はチョウに直接関係した事件であり、アンブリッジ先生のことは私に関係することであるけど、極普通の学生生活を送る私には影響自体は何もないと思っていたのだ。

なのにそんな私の甘い考えは一瞬のうちに砕け散ることとなる。

チョウに連れられ来た場所は、お世辞にも女子会に相応しい店ではなかった。店主は胡散臭く、店も汚らしい。そしてそこに集まっていたメンバーに至っては、ハリー・ポッターに彼の仲間達。店に入った瞬間、そこがまともな空間でないことが直ぐに分かった。

 

チョウの特別性に対してこんなにも腹が立ったのはこれが初めてだろう。

チョウがポッターのことを昔から好きなのは知っていた。ポッターは確かに魔法界一の有名人であるし、顔だってそこまで悪くはない。特別な人間と特別な人間が惹かれあうのは当然だろう。

でも特別だからといって、彼はあまりに有名な故に目立ちすぎるし、毎年のように何かしらの事件を起こすのだ。もうこれは運が悪いだけとは思えないし、明らかにポッターの意図も含まれていると私は考えていた。同じように考える人間も多い。特に今年は既に死んだはずの『例のあの人』が復活したなんて妄言まで……特別であっても、到底まともな人間だとは思えない。

でも、それでもチョウはポッターのことが好きだと言うのだ。いくら私が苦言を呈しても、彼女の意思が曲がったためしがない。ならばこそ私は半ば諦め、決して応援まではしなくても、彼女が納得できる結果になればいいと思っていた。

……なのに、半ば私が折れる形でいた結果がこれだ。私自身は決してポッターのことを認めたわけではないのに、チョウの勝手な行動に私は巻き込まれてしまった。

しかも会だけに参加して、後は逃げてしまおうと思ったのに……ダフネ・グリーングラスが会に現れたことによって、決して逃げ出せるような空気ではなくなってしまったのだ。誰もが知るダリア・マルフォイ一番の取り巻き。どう考えてもダリア・マルフォイのスパイとして送り込まれたであろう彼女ですら、グレンジャーの作った名簿とやらにサインさせられてたのだ。私だけ逃げれば、きっとグリーングラス以上に敵視されてしまうことだろう。というより、チョウにほとんど無理やりにサインをさせられてしまった。

これで怒らない方がおかしい。

 

『ご、ごめんなさい。で、でもこれは貴女にも必ず必要なことだと思うの! ハリーが言っていたでしょう!? 『例のあの人』が帰ってきた。それでセドリックは殺されてしまったの! なら私達は備えるべきなのよ! 貴女もアンブリッジ先生の授業は酷いと思うでしょう? なら彼に色々教えてもらうのは悪いことではないはずよ?』

 

ふざけないでよ、と思った。チョウの言い訳のような謝罪を聞いても、胸のモヤモヤしたものが晴れることがない。

何故ポッターが正しいことを言っている前提で話を進めるのだろう。前提条件として、『例のあの人』はもう死んだのだ。そう私の両親も所属する魔法省が発表している。魔法界を守護する魔法省と、有名人とはいえ一生徒であるポッター。どちらが信用に値するかなんて考えるまでもないだろう。チョウは騙されているのだ。彼女は特別であるが故に特別なものに惹かれるところがある。だからこそポッターのことが好きなのだろうし、セドリックへの罪悪感がより一層彼女の判断を惑わせているのだろうけど……客観的に見て彼女が間違っているのは明らかなのだ。

それに……たとえ万が一ポッターが正しかったとしても、この企みが成功することもあり得ない。何故ならポッター達が敵対しているのはアンブリッジ先生であり……そして何より、この学校を常に恐怖に陥れ続けてきたダリア・マルフォイなのだから。

この会は明らかにアンブリッジ先生に敵対している。そしてそんな先生から権力を与えられているダリア・マルフォイとも……。

アンブリッジ先生のことは両親から聞いたことがある。とても厳しい人で、決して自分の意に反する人間を許さない人であると。何よりスリザリンらしい狡猾さを持ち合わせ、人の裏切りに何より敏感な人だと。両親からも決して先生に逆らうなと厳命されていた。当然だろう。彼女に逆らえば、私だけではなく両親の立場にも影響するのだから。

そして……ダリア・マルフォイに目を付けられればどうなるかは、もはや学校中の誰もが理解している。彼女は二年生の時、『継承者』として学校中を恐怖のどん底に叩き落した。彼女に逆らえば石にされてしまう。しかもそれが分かっていても、誰も彼女を捕まえることすら出来ない。そんな彼女のスパイが会に紛れ込んでいるのだ。それもダリア・マルフォイが一番信用しているであろうスパイが。ハーマイオニー・グレンジャーが優秀なことは聞いたことがあるけど、同時にダリア・マルフォイも優秀なことで有名なのだ。常に学年どころか学校で一番の成績。それはつまり、グレンジャーが如何に呪文でグリーングラスを縛ろうとも、ダリア・マルフォイにはそれを凌駕する力があるということなのだ。未だに彼女が何の行動も起こしていないことは不思議だけど、それがより一層私の恐怖をあおっていた。

失敗することが確定している行動。それも失敗した時、人生そのものが狂ってしまうだろうことも確定している。そんなものに巻き込まれて怒らない方がどうかしている。

 

会の皆は怖くないのだろうか?

いや、怖くないはずがない。彼等だってダフネ・グリーングラスの存在に怒り、戸惑い……そしていつだって恐怖している。グレンジャーの強硬な態度で大っぴらなことが出来ないだけだ。グレンジャーが自分のかけた呪文に過信し、皆をそれを以て従わせようとしていなければ、疾うの昔に皆でグリーングラスを追い出している。

でも、彼らと私には決定的な違いが存在する。それは彼らは恐怖しながらも、それでもポッターの語る正義とやらを信じ切っていることだ。ポッターの言うことは正しく、いもしない敵と戦うことが絶対的な正義だと信じ切っている。それが彼らの恐怖を緩和し、恐怖しながらも戦っている自分に酔いしれさせているのだ。

私とは……全く違う。怖がりながらも自分を誤魔化している。

 

私は自分に酔いしれることなんて出来はしない。ポッターの妄言なんて信じる気も起きない。

毎日怖くて仕方がなかった。いつダリア・マルフォイに石にされてしまうか。アンブリッジ先生に呼び出されるか。そう考えるだけで体が震えそうだった。気が付けばいつもあの人達の姿を目で追っている。恐怖のあまり無意識に二人のことを見てしまっているのだ。しかもアンブリッジ先生はそれに気が付いていない様子だけど、ダリア・マルフォイの方は……。

こちらに向けられるあの冷たい瞳を思い出し、更に恐怖感が募っていく。入学当初から有名だった、美しいのに、それ以上に私達のことを人間として見ていないようなあの冷たい視線。目が合ったことは一度だけではない。あれは絶対にこちらの視線に気が付いている。あんな恐ろしい存在が、他寮の、それこそどこにでもいるような存在である私に視線を向ける理由なんてない。

私の予想通り、ダリア・マルフォイは疾うの昔から知っているのだ。グレンジャーがどんなに自分の力を主張しようと、あの人はもう私のような末端の会員のことまで知っている。情報源はダフネ・グリーングラス以外にあり得ない。結局のところ、ダリア・マルフォイにはグレンジャーの呪文など問題にもならなかったのだ。全ては……ダリア・マルフォイの掌の上。今も私の、いや私達の監視だけで済ませているのは、きっとタイミングを見計らっているからだろう。私達に最も残虐な罰を与えられるタイミング。()()ダリア・マルフォイなら十分あり得る話だった。

 

どうにかしなくちゃ。どうしようもない恐怖感の中、私はそれでも必死に思考を巡らせる。私は決して特別な人間ではない。でもそんな私にだって、踏みにじられたくない一線というものは存在するのだ。

チョウ……。私をこんな事態に巻き込んだ原因な上、未だ彼女に対するわだかまりのような感情は感じている。でもこのまま彼女の破滅を眺めるだけのつもりはない。どんなに酷い目に遭わされようとも……たとえ彼女にとって私が友達の一人でしかなかったのだとしても、私にとっては彼女こそが一番の親友なのだ。

今はポッターに対する恋愛感情で頭がのぼせているけど、きっと彼女も目が覚める時が来る。その時に既に全てを失っていては元も子もない。私はチョウのことを守らなくてはならない。

 

それに……私の両親のことも。

 

ママは今年初め私に言った。

 

『今年ホグワーツの教員になるドローレス・アンブリッジ先生だけど……決して逆らっては駄目よ。あの人は本当に、自分の意見に逆らう人間をとことん嫌っているから。どれだけの人があの人に逆らって辺境の部署に異動させられたことか。いい、決してアンブリッジ先生に睨まれるようなことはしないのよ』

 

私の両親はしがない一魔法省職員に過ぎない。アンブリッジ先生のような高官に睨まれてしまえば、あっという間に魔法省から追い出されてしまうことだろう。

だからこそママとパパは心配しているのだ。自分達が魔法省から追放されることを。……そして職を失うことにより、私達家族が路頭に迷うことを。……私の未来までもが閉ざされる可能性を。魔法省高官に逆らい追放されるということはそういうことなのだ。学校教師すら解雇できるような人間が、一生徒である私を追放できないはずがない。

自分達のことだけを心配しているわけではないことくらい、私にだって分かっている。もう何年両親の子供であっただろうか。二人が私のことを心配するからこそ、あんな風にいつもはしないであろう忠告をしたのは私にだって分かっているのだ。

でも私だって両親のことを守りたい。私がどんなに何の取柄もない人間だったとしても、そんな最低限の家族愛くらいは持ち合わせている。

 

私はチョウと両親を守るために何かしらの行動を起こさなくてはならないのだ。

 

だからこそ、私はただ恐怖に震えているばかりではいられなかった。

何かしなくては……何かしなくては、私は大切な人達を守ることが出来ない。このままでは破滅の未来しかない。誰も幸せにはなれず、あの何でもなかった日常が返ってくることはあり得ない。

 

私は何の取柄もない、ただ平凡な生徒でしかない。ただチョウという特別な人間の友人に偶然なれたに過ぎない。決して何者にもなれない人間の、その他多数の一人でしかない。

でもそんな私にでも……どんな些細なことでも、私にでも出来ることがきっとあるはずなのだ。ほんの少しの勇気さえ持つことが出来れば、私にだって大切な人を……。

 

私は今日も一人考える。恐怖に耐えながら。会の最中、恐怖など微塵も感じず、ただポッターに熱い視線を送っているチョウを横目に見ながら。大広間でチョウと朝食を摂りながら、私は必死に内心考え続ける。

 

 

 

 

そんな私を、私が視線を外した後もあの冷たい視線が見つめているとは気付かずに……。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。