すごく短いです...
妖怪の山の頂上にできた神社の異変と部下からの救難信号を受けた今回の事...
それを解決に向かっていた博麗霊夢・霧雨魔理沙・そして天逆毎乃葉が率いる第0部隊のメンバー睡煉と夜喪妓...
霊夢達が神社の巫女である東風谷早苗を相手にしている中、第0部隊はメンバーの1人である忌梗の救出に成功したが、そこの神社の神である八坂神奈子・洩矢諏訪子の2柱の相手をすることになった...
毎乃葉は部下を逃がし、やけくその状態で2柱と相手することになったがどうなる事か...
「これで終わりよ!」
「きゃあ!!」
霊夢の放った光弾は早苗に命中し、彼女は石段に倒れて動かなくなる...どうやらこちらの戦いは終わりを告げたようだ...
「ふぅ...手間取ったわね」
「おい...大丈夫か?あいつ伸びているけど?」
息を切らす霊夢に魔理沙が指を指すが、彼女は気にしていない...
「軽く手加減したから大丈夫よ...それよりも今回の黒幕がいるんでしょ!こんなところで油を売っている暇はないわ」
霊夢は奥に見える湖を見つめる...
毎乃葉が向かった先...あそこからは何やら強い力が発せられており、それはここにいる彼女たちにも確認ができる程だ...
「毎乃葉が向かった方だよな?何かここからでも変な力を感じるな」
「ええ...彼女の実力は認めているけど今回は嫌な予感が...」
「どいたどいたー!!」
突然声が響き彼女達がその方向を見ると、そこには第0部隊の一人である睡煉が夜喪妓と忌梗の2名を抱えてこちらへと走ってくる姿を確認する...
「どうしたのよ睡煉!」
「つか...パワフルだな1名を抱えたまま背負って...」
「撤退しまーす!!道を開けてくださーい!!」
睡煉は2人の言葉に返答せずに横を通り過ぎ神社からいなくなる...
彼女の慌てようを見た霊夢は湖の方を走り出す
「霊夢!」
「睡煉のあの状況!毎乃葉の奴が苦戦しているみたいね...助けに行くわよ!」
2人は湖へ向かう...
湖につくとそこは激戦地の後というべき惨状であった...
地面にはクレーター木々は薙ぎ倒され、あたりの灯篭は全て破壊されていた...丸で何かがここで暴れまわったようなことになっている...
「何があった?」
「...」
2人が警戒して進んでいくと、急に足を止める...
湖の前に2人、こちらを見つめて佇んでいる姿を確認したからだ...
この2人こと2柱は八坂神奈子・洩矢諏訪子...2柱はボロボロの満身創痍であり、霊夢・魔理沙を手招きしている...
「ん?来いってか?」
「罠かしら?」
2人は警戒するが、神奈子が疲れ切ったような絞り出すような声をあげる...
「そこの2人...こちらの負けでいいから帰って」
「は?」
「どういうことよ?」
「あとさ!!!この子も連れて帰って!!」
諏訪子が叫ぶ
「は?」
「あ...あれって」
よく彼女の足元を見ると、そこにはボロ雑巾と化した毎乃葉が彼女の脚にへばりついていた...
着ている物はボロボロで泥だらけであるが、彼女からはまだ闘志が消えていない...
「まだだ...まだ終わって...」
「いい加減沈め!!」
どごぉ!!!
諏訪子が毎乃葉の頭を地面に叩きつける
「むぐぉお!!」
しばらくその場でジタバタしていた毎乃葉だったが、とうとう力尽きそのまま動かなくなる...
そして神奈子が彼女の襟首を掴み霊夢達の方へ来る...
「こいつを連れていけー!!神域が滅茶苦茶だ!!!!」
「帰って!帰って!!」
「ちょ...」
「おい!引っ張るな!!おい!!」
2柱に無理矢理毎乃葉を押し付けられ、2人は押し出されるように神社から追い出される...
「...」
「...」
神社の前に佇んでいる2人は足元に転がっている毎乃葉を見つめた後、お互いの顔を見る...
「異変終わったんだよな?」
「多分ね?...毎乃葉どうする?」
「...放っておくわけにはいかないし、そこらへんの適当な天狗捕まえて持って帰らせるのが一番じゃないか?」
「...そうね」
2人は毎乃葉を引きずりながら守屋神社を後にする...
こうして今回の異変は毎乃葉が暴れた結果、尻切れトンボが如く終わることになった...
そして天逆毎乃葉は後日今回の命令違反が案の定バレ...重傷の状態のまま始末書の提出を迫られることになったのであった...
PC壊れました...
次回日常編
ではこれにて