世界が俺に輝けと囁いている   作:凡人9号

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原作入ったらキャラ動かしにくくなるね!


入学後と身体測定

そして教室の扉の前に辿り付き・・・これ何メートルあるんだ?俺の三倍くらいだから、五メートルあるのか。

 

中からなんか大声で話してるのが漏れてきてる・・・よし、ひっそりとドアを開けてこっそりと入ってこっそりと教壇にある席順を確認して、鞄を机に置いてみるが結構いい席だ。

と、耳郎さんおったから話しかけてみよう。轟君はー、本読んでるし後でいいか、時間もあるし。

 

「耳郎さん耳郎さん、お久しぶりです」

「あ、星遠。ここ、凄いよね」

「色々とスケールが段違いだよな、ホントに日本?って感じでちょっと怖い」

「・・・ウチ以外に知り合いいないの?」

「一人いるけど本読んでるからまた後で。そっちは?」

「ちょっと話した、くらいかな」

「マジで、どうよクラスメートは」

「なんて言うか・・・うん、普通」

「普通かー。まあ、これからだしな」

「アンタみたいにアレぶっ壊せる奴なんて本当に少ないだろうからね」

「あそこで本読んでる彼、俺くらいに強いよ。ぶっちゃけ個性がヤバい上に頭もキレる」

「そうなんだ、仲良いんだ」

「俺の数少ないマブダチよ!」

「マブダチって、今時聞かないわよ」

「え、俺って遅れてる・・・?」

「というかなんかおかしい」

「あ、うん、そんな扱いね。分かった」

 

まだ知り合ってから時間換算で一日もないのにこの扱い、ちょっと凹むわ。

そんな事をしていると後ろから話し声と言うか怒鳴り合いみたいなやり取りが聞こえて来た。

 

「っと、なんか荒れて来たな」

「どうしたんだろうね、少し聞き耳立ててみようか」

「その個性集音とかは出来ないの?」

「出来なくはないけど、今そこまでする必要が無くない?」

 

言われてみれば、確かに。そんな風に返して視線だけ耳郎さんに向けたまま耳を傾ける。

 

足を降ろせだの、どこ中だの・・・ネクタイしろなど、パン屑落とすななど。俺は一体何を聞いているんだ?

 

「なんか、教育ママと思春期の息子ってカンジだよねー」

「それ!!」

「うん?んー、あー・・・どうなんだそれ。ってか誰?」

 

突如入って来た声の方を向くとピンク色の肌に髪、黄色っぽい角・・・角?異形型、にしてもピンク?モデルの動物は何なんだ?

 

「え?アタシ?アタシは芦戸三奈!」

「星遠輝永だ、よろしく・・・インパクトバッチリだな」

「そうかな?まあいいや!よろしくね!」

 

なんというか、豪快な性格してんな。いいね、好きだよ。

とか思いつつも叫び声がした方を向けば顔を両腕を使って隠しているモジャ髪の誰かと茶髪の女の子・・・あの緑っぽいモジャ毛は、緑谷君か。何してんだ?

 

「なにその顔、どうしたの」

「いや、友人がなんか良く分かんないことしてて・・・」

 

「お友達ごっこがしたいなら余所へ行け。ここは・・・ヒーロー科だぞ」

 

うん?今緑谷君の後ろ辺りから声が聞こえた気がするけど、どこだ?

え?なんか起き上った、なんか着ぐるみみたいなの脱いだ。あ、相澤先生だ。

 

「ハイ静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性を欠くね」なんて正論言いつつ煽りつつ、性格悪いな相澤先生・・・

 

「担任の相澤消太だ、よろしくね。早速だが、体操服(コレ)来てグラウンドに出ろ」

と脱いだ着ぐるみみたいなのから何かを取り出して見せて来た。紺色の下地にラインの入った服・・・いや、着ろと言われてもさっきまでアンタが入ってた着ぐるみから取り出したものは着たくねーッス。

 

 

 

全員に配られた温いジャージ?を持って男子更衣室でサッと着替えてグラウンドに出る。キモい、主に温くてキモい。

 

「・・・ピッタリなんだけど」

「耳郎さん、ジャージ似合うッスね」

「・・・喧嘩売ってる?」

「落ち着いて耳郎さん!」

「星遠ーアタシはどう?」

「うん?芦戸さん?どう、って聞かれても・・・セクハラになるから答えられねぇな!」

「アンタはなんか、素直だね」

「雄英最高!」

「怒らないから教えてよー!」

「誰だ今の」

 

あれ?誰もいない。何だったんだ今の・・・

 

と、遊んでる間に相澤先生に言われて爆発する個性の奴がボール投げ飛ばした。

え?これから身体測定?個性使っていい?最下位は除籍?

個性なんて必要ねぇ、上位狙ったるわ!

 

ま、使えそうな場合は使うんですけどね。個性。

 

しっかし、なんかスゲーカッコいい事言ってるな相澤先生。

理不尽(ピンチ)を覆していくのがヒーロー」「「Puls(更に) Ultra(向こうへ)。全力で乗り越えて来い」だってさ、録音しとけばよかった。

 

さーて身体測定だー。

五十メートル走だー。個性使った結果5秒。個性で足が地面に付いたらすぐ足が動くようにしておいた結果頭おかしいことになった。足がイテェ・・・でも大丈夫だ、オッケー全然動ける。

握力だー。個性使って一瞬に賭けた結果百超えたわ。キモい。

走り幅跳び。四メートルだー、あんまり変わらなかった。個性の活用が分からない。

反復横飛び。三十回。足が死んでるんや・・・

ボール投げ。全力で個性使った。

 

まずボールを上に投げます。

個性を使って反射神経を馬鹿程上げます。

降って来たボールをお空にシュゥゥゥーッ!超!エキサイティン!そして足に訪れる恐ろしいほどの筋肉痛!

 

記録?百五十メートル。

二度目。八百万と言う無機物を作り出せる個性を持ったボリュームのあるポニーテール?サイドテール?の女の子にバットを作って貰い、相澤先生に許可を取って使っても良いと御達しが出たのでノックをやってみた。

結果、二百五メートル。そして全身を襲う筋肉痛!

ま、いいんじゃないかな。

 

身体測定結果。全体成績の五位。オーイェー五位じゃー。二位の轟君に負けてもうた。悲しい、俺は悲しい。

ま、一回割とガチ目に戦ったりしたけど・・・その時は俺が勝ったんだけどな!

 

ついでに緑谷君の個性初めて見たけど、なんだアレ?反動で指逝ったのか?じゃあ筋力アップ系・・・うん、分からん。ただまあ、八木さんとなんか関係してんだろうなーって所。

 

「轟君、基礎能力上がってない?」

「ああ、鍛えたからな。そう言うお前は、随分下だな」

「個性の代償で足がね、筋肉痛なんだ。反復横飛びで死んだ」

「・・・お前、光るだけじゃなかったか?」

「俺は進化したのだ!ま、制御がね、全然出来て無くてな・・・まさか五秒になった結果反復横飛びが死ぬとは、逆なら、逆なら好成績も目指せたってのに」

「まだまだ精進が必要だな」

「殴り合った場合俺のが強いからな!轟君が戦いなれる頃には俺の身体能力が轟君超えてるから問題ない!」

「・・・言ってろ、いずれ戦いでもお前を超える」

 

うん、カッコイイね。それに引き換えあっちの爆発金髪毬栗は緑谷君に熱視線集中させてるし・・・なんだろうね、なんでこう、普通に振る舞えないのだろうか。まあ無理か、ヒーローなんて社会不適合者の集まりだし。




耳郎さんマジ耳郎さん。
芦戸さんマジ芦戸さん。
あいざわ先生が相澤先生になった!
個性は未だ慣れていない。

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