最高の料理人   作:ゴルゴンx

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はい第五話です

今回はあの人と対面・・・まぁ誰かわかりますよね笑
ではどうぞ


五の皿、匂いと食戟

あの歓迎会から数日、俺はある所に向かっていた

 

「ええーっと、ここを左で次の突き当たりを右と」

 

はぁ〜・・・・遠月広っろ!!アホちゃうか、なんでこんな広いねんデカすぎやねん、遠月の正門入ってからもう30分以上歩いとんねんぞ、もうあかんバイク買お、許可を取れば校内も乗ってええみたいやし

 

 

その後さらに20分程歩くと、漸く目的の建物にたどり着いた

 

「やっと着いた、よし行くか」

 

息を整え気合いを入れて・・・ピーンポーン・・・ん?もしかして留守?

 

いやいやいや、留守は止めて頑張って来たのに、俺がどうしよか悩んでいると

 

「ここで何やってんだお前」

 

「いや〜ちょっとここの汐見潤さんに用があって」

 

「なんだ潤の客か、なら入りな」

 

「あれお前関係者?」

 

「あぁ、俺は葉山アキラ、潤の助手をやってる」

 

「そうだったのか、俺は「桜清人だろ」知ってたのか」

 

「まぁな、取り敢えずついて来い」

 

俺は葉山について行きある部屋に通された

 

「この部屋でちょっと待ってな」

 

葉山はお茶を出しながらそう言って部屋を出た、俺は出されたお茶飲みながら部屋で待っていると、微かにスパイスの匂いがしてきた、スパイスの匂いがだんだん近くなり、ドアが開く

 

「ごめんなさい、お待たせしました」

 

そう言って頭を下げてくる白衣を来た女性、俺は頭を上げてもらい自己紹介をした

 

「初めまして、桜清人です」

 

「こちらこそ初めまして、このゼミの責任者、汐見潤です」

 

そう俺がここに来たのは、汐見さんに会うためにきたのだ、銀さんにこの先スパイスなどの香味料の知識は必ず必要になる、と言われたのでなら紹介してやと言ったら、汐見さんを紹介してくれた

 

「銀先輩から話は聞いていたので、何が目的かは把握してます」

 

「銀さんから話来てましたか、あの人とは大違いだ」

 

「・・・そうですね、大違いです」

 

俺達二人が話しているあの人(・・・)とは・・・まぁその内話すときも来るだろう

 

それからは葉山も混ぜて三人でスパイスの話をした、さすがスパイスの権威と言われるだけはあった、葉山の嗅覚も恐ろしい程繊細だった、俺が試しに目隠しをしてスパイスを嗅がせると全て言い当てた、こいつも多分銀さん風に言えば、玉、なんだろうな

 

その後は普通に話を聞いたり葉山とふざけて潤さんを弄ったり、普通に楽しかった。

 

 

 

 

潤さんの所に行ってから数日、エリート校遠月と言っても高校なので普通に高校の授業もある、今日は数学と現代文だった、授業も終わり放課後どうしようか考えていると、ソーマと田所が俺の所に来た

 

「清人、この後暇か?」

 

「暇だな、ちょうど放課後どうしよか思てたからな」

 

「おお!そりゃー良かった、じゃあ行こうぜ」

 

「何処に?」

 

「丼研!」

 

そう言ってソーマはズカズカと教室を出て行った

 

「なぁ田所」

 

「何かな桜くん」

 

「清人でええよ」

 

「じ・・じゃあ・・清人君」

 

「おう、ほんで田所無理せんでええで」

 

「え?」

 

「ソーマ勝手に決めてるやろ、用があるならそっち行きや、ソーマには俺が言っとくし」

 

「大丈夫だよ、それに・・・私も気になるし」

 

「わかった、ほな行こか」

 

俺と田所もソーマの後に続き丼研を目指した。

 

「あっ清人君・・・私も恵って呼んで欲しい///」

 

俺はわかったと言ってそのまま二人でソーマを追った

 

 

 

 

丼研到着やで

 

 

 

「ちわー」

 

丼研の扉を開けると、どっかのジョーよろしくの人が燃え尽きていた、取り敢えずどうしたのか聞いたところ、どうやらこの研究会は数日中に潰されるらしい、なんでそうなるのか聞いていたら、扉が勢い良く開かれた

 

「なんや?」

 

開かれた扉からぞろぞろと業者が入ってきた、どうやら建物を壊すだの改装するだのを話していた

 

「そ?じゃあソレで!」

 

「な・・・なんのつもりだよ水戸」

 

水戸と言われた女と丼研主将の小西寛一は言い合い始める、かと思いきや水戸がまさかの壁ドン!!

 

大事なことやからもう一度言うで、壁ドンや!!初めて見たでしかも女からの壁ドンやで!!凄いな!

 

そこからの小西主将は弱かった、根性ねえなと思っていると、小西主将がボソっと肉魅と呟いた、その瞬間皮剥包丁を振り下ろし小西主将の髪の毛をバッサリ切り落とした

 

「おおおお!?」

 

すんげー切れ味やなあれ

 

「もし、もう一度言ったら解体(バラ)すぞ」

 

いや、あかんよ人解体したら、捕まるで?

 

「なぁ、邪魔だから出てってくれないか?小一時間したら帰って来ていいからさ」

 

「し・・・勝負はまだついてねぇだろうが」

 

「見えてるったいったろ?」

 

「えりな様も仰ってたよ、丼なんていくらこだわってもB級グルメでしかない低俗な品、遠月に必要ないってね」

 

「あんたがどんな品作ろうとあたしの超高級肉には勝てねぇんだよ!」

 

「食材の値段だけで喜んでちゃ、料理人の名折れだと思うぜ」

 

「ソーマに同意だな、食材の真価は値段では決まらない」

 

俺達は今の水戸の発言は許すわけにはいかない、確かに腐っていたりすれば話は別だか、安い食材でも調理次第で高級食材に引けを取らないラベルまで待っていくことができる、それをこいつは、水戸は知らない

 

「先輩・・・その食戟俺に任せてくんねーかな」

 

「なんだよあんた、部外者は引っ込んで・・・!あんた編入生!?始業式の・・・あんたとは話してみたかったんだ」

 

「あちゃー先越されたー、俺もしたかったな食戟」

 

「き・・清人君何言っての!」

 

「しゃーない、ソーマ俺から取ったんだ・・・勝てよ」

 

「おう!」

 

その後水戸も了承し、食戟は行われるらしい

 

 

たのしみやな




第五話です。なんとか今日中に間に合った。
次は食戟ですよ、そして清人はある人と・・・
では次回

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