侍女のアリィは死にたくない   作:シャングリラ

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この結末は、当初期から……それこそ、第1章を書いているときから決まっていました。
なので一番、思い入れのある話です。


第53話 許されないから死にたくない

「どうして帝国を裏切ったのお姉ちゃん!」

「私が信じた正義は帝国にはない……民のためだなんて、全部噓だった!」

 

アカメとクロメの刀が激突する。

つばぜり合いになってすぐ互いが距離をとるが、正直アカメは驚いていた。

なぜならば、一つには受け止めた時に感じた彼女の力が今までの比ではなかったこと。

そしてもう一つは八房の能力を起動させなかったことだ。

 

しかし驚いている暇はない。

すぐにクロメが距離を詰め、再びアカメへと八房を振るう。

若干苦しそうな顔で受け止めたアカメとは対照的に、クロメの顔には笑みが浮かんでいた。

だが、その目は薬で血走っていることがアカメにはわかった。

 

「それでお姉ちゃんは、顔も知らない人達のために仲間や私を裏切ったの!? 私たちよりも大事だったの!?」

「くっ……」

 

そのまま繰り返される数々の太刀筋。

お互いが相手へと刀を振るい時にフェイントを仕掛け、相手の攻撃をいなす。

どちらも譲らぬ攻防であったが、押しているのはクロメだ。

彼女自身、驚きはあったがそれは歓喜へと変わる。

 

斬り合いの末、ついにクロメの一閃がアカメを捕らえた。

斬られた彼女の腹部から血が流れる。アカメにとっては幸運なことに深い傷ではない。

だが、もしこれがアカメの持つ村雨によるものであったら……彼女は、ここで死んでいた。

 

「すごい力……今の私なら、お姉ちゃんを倒せる!!」

 

超強化薬。普段使用しているものよりもさらに効果の高い薬をクロメは服用している。

……もっとも。この力はあくまで今だけのもの。

強い力には、当然相応の代償があるのだから。この薬物とて後に大きな副作用をクロメにもたらすだろう。

 

「私は勝つんだ、絶対に……私は!」

 

再び両者が地面を踏みしめ、刀を打ち合うもやはりアカメが一閃を受け、後ろに下がる。

クロメの力が予想以上に強化されていることを受け、アカメは妹に向け戦闘方法を変えると宣言した。

アカメの帝具は一斬必殺・村雨。その名のごとく、一度斬れば相手に呪毒が流し込まれ、命を奪う。

ようするに一回斬ればそれで相手を殺すことができる帝具だ。

 

普段彼女は、この強力な帝具をあくまで普通の刀として扱い、敵を殺すときは首などといった急所を狙う。

これは帝具の力に頼らず、己の技術を鈍らせないようにするためだ。

村雨の効果に頼って地力が落ちればいつかは死ぬ。今の時代はそう甘い時代ではない。

 

「だが……今は土壇場だ。一斬必殺。存分に帝具の力を頼る」

 

刀を構え、一段と目つきをするアカメ。

自分の脅威を認めてくれたことはうれしいが、クロメとしても少々やりづらくなる。

今までのように急所を狙った攻撃ではなく、どこでもいいからかすらせて村雨の能力により決着をつけようとするのならば、なりふり構っていない分クロメには分が悪い。

 

「だったらこっちも使うね……八房!」

 

そこで、クロメもまた己の帝具を発動させる。

前回の襲撃でアカメに死体人形を数体破壊されたが、危険種など即席の死体人形で数を埋めている。

また、ロマリーでの戦いにも使ったナタラとドーヤは健在、さらに帝具使いの死体人形であるランもいる。

 

まずは即席の死体人形たちがアカメに向かって突撃するも、腕や足を切断され動かなくなる。

死体には村雨の効力はないが、腕や足を切断することによって行動はできなくなる。

更に今度はナタラ、ドーヤがアカメを狙う。

 

「……葬る!」

 

アカメにとって、ナタラはかつての仲間だ。

しかしもう、ドーヤ共々度重なる戦いの結果すでにボロボロの状態であるということがアカメにはわかっていた。

だから……もう眠らせてやるとアカメは刀を振り下ろした。

一閃。そしてもう一閃。

二回の斬撃によりドーヤの足、そしてナタラの右腕が切断され、他の死体人形と同じように倒れ伏す。

 

続いて残った死体人形と、空に飛びあがったランによる羽の攻撃がアカメへと向かう。

アカメは以前、キョロクにおいて偵察に出ていたランの攻撃を受けている。そのため、羽の攻撃はすでに硬度・速度共に経験済みであった。

故に。

 

「すでに知っている攻撃だ……対処できるように鍛錬してきた!」

「な!」

 

飛んできた複数の羽を次々に打ち落とすどころか、さらには跳ね返して見せる。

跳ね返した羽は死体人形の脇を抜け、まっすぐにクロメへと向かう。

慌てて八房で切り裂いたクロメであったが、その隙をついてアカメがクロメの元へと踏み込んでいた。

勢いの付いたアカメの攻撃にクロメは防ぐことが精いっぱいで、後ろへと体勢が崩れる。

その隙を狙い、アカメは必殺の一撃を振り下ろして……

 

「なっ」

「ラン……」

 

クロメを守らんとしたランの背中によって防がれる。これは自分を守れとクロメが指示したものではない。

命令する暇はなかったのに……死体となった彼は、かつての仲間であったクロメを守って見せた。

さらに、ナタラも片腕を失って立ち上がれないのにもかかわらず、腹ばいになってクロメへと向かう。

その二人の姿に、クロメは何を思ったのだろう。

 

「二人ともありがとう……もう動くのきついでしょ。あとは私がやる」

 

泣きそうな顔をしたが、顔を上げると帝具の能力を解除する。

八房は死体人形を最大8体操るという、戦闘において数の有利をもたらす帝具であるが、その反面操る死体人形が多いほど本体であるクロメの戦闘能力は低下する。

なので、帝具を解除して自分に力を戻したのだ。帝具を使わせたのが、姉の策略だと気が付いて。

 

「村雨の威嚇は、私に八房を使わせるためのものだったんだね」

「今の死体人形の面子なら、たとえ8体いてもお前の動きが鈍っていたほうが戦いやすい」

 

唯一、帝具使いであるランは厄介と言えば厄介であったが……彼の戦闘能力はすでに経験済みである以上、対策を積んだアカメとは違い、ランはそれより上の攻撃をしないとアカメは踏んでいた。

それは正しい。死体は成長しない……八房の弱点の一つである。

 

「だったらやっぱり。私が直接お姉ちゃんを倒す!」

 

再び始まる刀と刀のぶつかり合い。

しかし、先ほどとは戦況が全く違う。目に見えないほどの打ち合いの中、段々と対応が遅れていったのはクロメの方であった。

 

(動きが鈍い……っ!?)

「八房の発動で、体力を急激に消耗しすぎたな」

 

刀の打ち合いの中で、突如アカメに蹴りを入れられる。

不意打ちに対応できなかったクロメはそのまま体勢を崩し、その隙にアカメが攻撃を仕掛ける。

一度は防いだ、しかし二度目は……

 

「クロメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

月を背に、突如一つの影が二人の決闘に乱入する。

グランシャリオを装着したウェイブだ。彼は決闘に乱入しさらにはアカメへと攻撃を仕掛けようとしたが、突如横からの攻撃を受け吹き飛ばされる。

 

「決闘を止めに来たんだろ、ウェイブ。二人の邪魔はさせねーよ」

 

ウェイブに攻撃を仕掛けたのはインクルシオを装着したタツミであった。

回数制限があるとしても、彼はアカメの思いを遂げさせるためなら帝具の使用をためらわない。何より、ウェイブという男は帝具もなしに止められるほど弱い男でもない。

 

「どけっ! 俺は二人を止めるんだ……」

「行かせねえ!」

「どかないなら、どかすまでだっ……!」

 

二人の拳が激突し、あたりに強い衝撃と風がふく。

身体能力を強化する鎧の帝具、その二つが激突したのだ。その衝撃はアカメたちが同じく帝具である刀を激突させた時よりもはるかに大きい。

 

「クロメは……俺が守る!」

「そのクロメ自身が! 戦いを望んでるんだよ!」

 

止めたいウェイブ。止めたくないタツミ。

二人の意見は真っ向から対立し、ぶつかり合いという名の殴り合いになる。

しかし……グランシャリオと違い、タツミのインクルシオは公開処刑時の戦いで遥かに強化されている。それこそ、タツミを侵食しかねないほどに。

ウェイブの拳を受け止めたタツミは、腹に一撃を入れた後、さらに攻撃を回避してから顎に鋭い一撃を放つ。

 

「があああああああああああっ!!」

 

吹き飛ばされるウェイブ。

そのまま落下し、地面にたたきつけられるがタツミはあえて追撃はせず彼を見つめていた。

仲間のことを思うなら思いを遂げさせるのが筋だと言い、立ち上がるなら標的じゃなくても討つとウェイブを牽制する。

 

一方、ウェイブはタツミの強さはここまでかと血反吐を吐くも、諦めることなどできなかった。

その彼の視線の先に映ったのは……かつての仲間、ラン。

すでに八房の能力は解かれ、もう動かないランの元へウェイブは震える体を引きずりながら近付いていく。

飛び上がった姿を見つけたからこそ、この場所を見つけられた、彼の元へ。

 

(甘えてばかりで悪いけどよ……もう一つだけ頼みがあるんだ、ラン)

 

ウェイブが立ち上がった姿を見て、ならば容赦はしないと駆けるタツミ。

だが、彼はすでに……必要なものを手にしていた。

 

(マスティマの力を……俺に貸してくれ!!)

 

帝具・同時使用。

最大の禁忌とされたそれを、タツミすら驚く中グランシャリオの背にマスティマの翼を生やし、上空へと飛び上がる。

これならクロメに届く。

そのまま、武器を用意し構えたタツミへと、ウェイブは最大の攻撃を放った。

 

「グランフォール……フリューゲルゥゥゥゥゥ!!!」

「おおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

二人は激突し、辺りには先ほど以上の衝撃で爆風が起きた。

 

 

 

 

 

 

息が荒くなったクロメ。体を動かそうとすると、その体には激痛が走る。

戦う力もなく覚束ない様子のクロメに、アカメは静かに声をかけた。

 

「戦いの前に使った薬が強すぎたんだろう。ピーク時は私を凌駕したが、もうその反動が出て力が下がってしまっている」

 

もう剣を置け。決着は着いた。

 

彼女の言葉に、クロメは首を振る。

そんなことは認められない。自分はまだ戦えるのだと。薬物が入ったケースを取り出し、さらに口に運ぼうとする。

これ以上はクロメの命に関わる。焦った顔のアカメがもうよせ! と叫んだその時

 

「もうお前は、これ以上戦わなくていいぞ」

 

ウェイブがその手から薬物を奪い、握りしめて砕く。

仲間なら邪魔しないでくれと言うクロメ。そんなの嬉しくないと首を振る彼女だったが、ウェイブはその言葉を認めない。

確かに仲間としてお前を止めるとそう言った。しかし、今の彼の気持ちは違う。

 

「俺はお前のことが好きだ……だから止める」

「……え?」

 

クロメを抱きしめ、ウェイブは自分の想いを告白した。

クロメが別れ際にしたキスで彼は自分の本当の気持ちを自覚したのだ、と。

だから彼は、戦いを抜けクロメの治療に専念したいと言う。

その言葉を、アカメは攻撃することなく、受け入れるように聞いていた。

 

「だめだよウェイブ……そんなの、許されないよ……」

「いい。お前は頑張った。俺は許す!」

「なっ……」

 

何を一方的に、というクロメだったが、ウェイブは譲らない。

戦いを抜けるとは言ったが、革命軍に入る気はウェイブにはない。彼が選んだ選択は、戦いを降りる。どちらにも与せず、逃げるという選択。

彼の言葉を、クロメは何かを探すように手をさまよわせて聞いている。

 

「アカメ、この戦いから手を引いてくれないか。そしてクロメを俺にくれ! 必ず幸せにする!」

「クロメは誰よりも、何よりもかわいいからな。クロメ。こんなに言ってくれる人がいるんだ。すべてはお前次第

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ガリッ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アアアアアアアアアアッッ!!」

「くっ!」

 

アカメの言葉を遮るように、クロメの刀がアカメを襲う。

咄嗟に村雨で受け止めるが、突然の防御だったうえに、さらに超強化薬を摂取したクロメの力に対抗するのはかなりきつかった。

 

「クロメ、お前っ!」

「あはっ、アハハハハはハハはは!!」

 

ウェイブが止めようとするが、突如クロメが笑い声をあげたことでその手が止まる。

完全に目が血走り、まるでアリィのように目を濁らせたクロメは攻撃を繰り返す。

何かを振り払うように……本当の気持ちを抑え込んで、振り払うかのように。

 

「さすが、()仲間(みんな)を裏切ったお姉ちゃんだね! 私に裏切れって言うの!? 帝国を抜けろって言うの!?」

 

駄目なんだよ、と彼女は繰り返す。

それだけは絶対に認められない。

ウェイブが止めようとしてくるが、その手すらも八房を振って拒絶する。

もちろん切り落とすようなことはなかったが……その一閃は、ウェイブに大きな衝撃を与えた。

 

「なん、でだよ……どうしてっ……」

 

悲痛な声をあげるウェイブ。

アカメとクロメの戦いが再び始まり、互いに刀を振るってぶつけ合う。

八房を大きく振りかぶりながら……血走った目で、クロメは、叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウェイブが許しても……アリィさんが許さない(・・・・・・・・・・)!!」

 

 

 

 

 

 

 

刀を振るいながら、クロメは叫び続ける。

薬で無理に力を得て、無理に動かすその体で。

 

「私がアリィさんのために戦えば、アリィさんはみんな(非選抜組)を守ってくれる! 私が帝国を抜けるような真似をすれば、きっとアリィさんは許さない! ウェイブは知ってるでしょ! アリィさんが私たちを勝手に動かされただけで、どれほど怒り狂ったのかを!」

 

彼女の言葉通り、きっとアリィは許さない。

一人が裏切るような真似をすれば、全員を殺すかもしれない。殺すようなことはなくとも、今後は今までのように庇護することはないかもしれない。すでにマユモの前例があったからこそ、ウェイブとクロメはその可能性を否定することができなかった。

 

剣戟の中、無理をしたせいかクロメが僅かに隙を見せる。

その瞬間……二人は刀を構え、互いにつきつけるように交差して……決着した。

 

「……お、ねぇ………‥ん……」

 

八房が空を切った一方、村雨は深々とクロメの体を貫いており。

クロメはアカメに抱かれるようにして、静かに目を閉じていった。

 

「……あ……」

 

クロメの死を目の当たりにし、膝から崩れ落ちるウェイブ。

悔しかった。悲しかった。

彼女を止めることも、救うこともできなかった己の無力感にひたすら打ちのめされていた。

 

「俺は……俺はクロメに……何も、してやれなかったっ……!」

「お前はここに来てくれた。クロメへの気持ちを伝えてくれた。…‥十分だ」

 

クロメの亡骸を抱き上げ、立ち去って行ったウェイブの背中を見届けると、アカメもまた、しゃがみこんだ。

愛する妹を、止めることはついにできなかった。

自分の手で彼女を殺したという事実に震える彼女に、タツミは肩に手を置いて気持ちを押し殺さなくていい、と静かに言う。

 

「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

後には、妹を殺した姉の慟哭が響いていた。

 

 

 

 

 

 

「そうですか。クロメさんも、そしてウェイブさんも戻ってないと」

「どうやらそのようですねー。で、アリィさん……ひっ!」

「報告は聞きました……用がないなら下がってください」

「はいっ!」

 

ぞんざいな扱いだが、冷徹な視線を浴びせられた上にぞんざいに扱われて喜ぶ彼女を追いだした後、アリィは一人部屋に立ち尽くす。

クロメの手紙を見た時は正直やり場のない思いが胸に渦巻いていた。

彼女の気持ちは理解しよう。決着をつけたかったのだろうしアカメを殺すチャンスでもあっただろう。

 

ガン! と壁を叩く音が部屋にだけ響く。

 

だが……だが、戦力を失った以上、納得できるわけがないっ……!

 

「もう、革命が始まる……」

 

革命は止めようがない。

戦力だって大いに減った。しかし、エスデス将軍や彼女の用意した奥の手、そして大臣が温存している至高の帝具とやらがまだある。

決して、勝てない戦いではないのだ。

ならば、革命を止めるまでのこと。それしか、アリィに道はない。

 

「私は死にたくない……ただ平和な日常が欲しかったのに、ただそれだけだったのに、どうしてっ……!」

 

今の帝国でも、アリィはきっとそれなりに平凡な人生を送ることはできただろう。

そしてそれこそ、アリィが求め欲してきたもの。

たとえ両親から逃れられなかったとしても……すでに手遅れとなった自分には、もう関係のないことだ。

 

「全て革命軍のせいだ……革命なんて、私には必要ないっ……私を否定する未来なんて必要ないっ!」

 

革命を起こして、帝国を変える必要性など今のアリィには存在しない。

何より、革命軍が、ナイトレイドが自分を否定したのだ。

ならば革命が成功した後に、自分の未来があるとは思えない。

 

「私は死にたくない……何があろうと、死ぬわけにはいかない……生きて絶対に……絶対に……」

 

 

 

 

終わらせるっ……!

 

 

 

 

 

 

クロメ、死亡。

イェーガーズ 残り二人。




革命が、始まる。
帝国と革命軍、持つもの全てを用いての激突。

この時代を終わらせるために。
この時代を終わらせぬために。
どちらが勝ち、どちらが負けても、時代が動く。

誰もが生きたいと願っている。
誰もが生きたいと願っていた。

死を恐れた少女にとって、生きることもまた死の恐怖が続くだけの地獄でしかない。
それでも、彼女は死にたくない。

生きて革命を終えることが、彼女にとっての救いとなるのか。
死んで恐怖が消えることが、彼女にとっての救いとなるのか。

彼女は誰かを救うのか。誰かが彼女を救うのか。



次話より、最終章……「アリィ救済編」開始。



生きることが救いなのか。死ぬことが救いなのか。

――戦いの果てに、救いは、あるか。

予定している番外編の中で、特に優先して書いてほしいものがあれば意見をください

  • IFルート(A,B,Cの3つ)
  • アリィとラバックが子供の頃出会っていたら
  • 皇帝陛下告白計画
  • イルサネリア誕生物語
  • アリィとチェルシー、喫茶店にて

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