バカとテストと召喚獣 観察処分者は女の子?   作:木原@ウィング

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仮面ライダーとバカテスコラボの小説も人気が出て来たんですけど、こっちに至っては投稿して3日でお気に入りが41件もなっていて驚愕しました(;'∀')
みんな、明久の女体化が大好きなんだなって思った今日この頃です


2話

吉井side

雄二に言われてDクラスに宣戦布告しに来たんだけど、この状況は一体何なんだろう?

 

「きゃー!! アキちゃん可愛い!!」

 

「つ、次はこっちを! こっちを着て見て!!」

 

「何言っているのよ!! こっちを着るのが先よ!!」

 

…………1言言わせて。 なぁにこれぇ?

僕はただ宣戦布告しに来ただけなのに何でDクラスの女子の着せ替え人形になってしまっているんだろう?

僕はこうなる少し前の事を思い出していた。

 

――遡る事、少し前――

 

吉井「ふぅ、さっさと終わらせて補給テストしないとね」

 

僕はDクラスに向かう途中の廊下でそう呟きながら歩いていた。

……それにしてもさっきから何やら視線を感じるんだけど一体何だろう?

翔子さんは今頃はAクラスにいるだろうし、僕の周りには今の所誰もいない。

 

吉井(いや、この感じは前にも感じた。あの時は確か……)

 

そう考えていたら、いきなり僕の胸が背後から揉まれた

 

吉井side out

 

?side

ふっふっふ、?さんに頼んでみんなでこっちに来たのは良いですけどちょっと手間取りましたね。あの「編入試験」で調整ミスしてDクラスになってしまいましたが?さんと?さんがFクラスに行けたみたいですからそれで良いですかね。

それにしても、新聞を作っていたら学校に登校するの遅れてしまってあの西村先生って人に思いっきり拳骨されちゃいました。仮にも女の子なんですからもうちょっと手加減して欲しい物です。

それにしても、明久さんはどこですかね~? こっちに来て初めて会うのは私だと知ったらどんな反応してくれるんでしょう?

おや? あれはもしや?

 

吉井「ふぅ、さっさと終わらせて補給テストしないとね」

 

あややや!? まさかこうも簡単に会えるなんて今日は付いていますね!!

そうです!! あいさつ代わりに「あれ」のチェックでもしますか。ぐふふ

そうと決まれば早速!! 気が付かれない様に、私の最高速度で!!

足を思いっきり踏み込んで地面を蹴る。その時に少し衝撃で後ろに風が発生してしまいましたがこの勢いで!!

 

ガシッ!!

 

吉井「ひっ!?」

 

「お久しぶりですね~明久さん!!」

 

私はそう言いながらも明久さんの胸を揉みし抱きます

それを受けて明久さんは顔を少し赤くしながらも私の顔を見ます。あやや、驚いていますね。そりゃそうですよね~

 

吉井「あ、文!? な、なんでこっちに!?」

 

文「はい! いつも清く正しい射命丸文です!!」

 

吉井「いや、挨拶とか良いから! この手をどかして!!」

 

明久さんはそう言って私の手を振りほどいて少し距離を取って振り向きます。

何でそんなにも慌てているんでしょうかね? ……あっ、なるほどそういう事ですか

私は少しニヤつきながら明久さんの耳元で囁きます。

 

文「久しぶりに会えて感動のあまり棒立ちになっちゃいました?」

 

吉井「いや、それもだけど……こっちでは「男」って事にしているんだからあんまりこういう事はしないで欲しいな~って」

 

文「あやや!? それは知りませんでした」

 

吉井「うん、だろうと思った」

 

明久さんは少し呆れたような表情で私を見てきます。あやや~そんな顔で見ないでくださいよ。 ……あ、でもそれって不味いですね。私、もうクラスメイトの人たちにあれを見せちゃいました。

……私、生きていられるかなぁ?

 

吉井「? 文、何か顔色が悪いけどどうかしたの?」

 

文「な、ななんでも無いですよ!? そ、それよりも、明久さんはどうしてここに!?」

 

吉井「い、いや、実はね……」

 

ふむふむ、明久さんはDクラスに試験召喚戦争の宣戦布告をしに来たと

……これは丁度いいかもしれないですね。

 

文「そうですか、実は私もDクラスでしてね~」

 

吉井「え? 文がDクラス!? い、いやそれよりも!」

 

明久さんが私がDクラスなのを知って驚いていますけど何やらまだ聞きたい事が有るみたいですね。何でしょうか?

 

吉井「なんで文が「幻想郷」じゃなくて現代に来ているの!?」

 

あ~そんな事ですか。そんなの決まっているじゃないですか

 

文「明久さんがこっちに居るからですよ」

 

私の満面の笑みを見て明久さんが呆気にとられていますね。でも、この理由は私だけじゃなくてみんなも同じ理由だと思うんですけどね~

 

吉井「ゆ、紫さんはそれを許可したの?」

 

文「だって紫さんが言い出したんですもん。みんなノリノリでしたよ?」

 

吉井「それで良いのかよ! 幻想郷の賢者!?」

 

明久さんの意見もごもっともです。私達としてもその意見が出たときは普通にそう言いましたし。でも、想像したらみんな一気に乗り気になったんですよね~

まぁ、それも良いですからそろそろ行きますか

 

文「ほら、そうと分かれば善は急げですよ?」

 

吉井「え、ちょっと? なんで僕の腕を引っ張るの!?」

 

文「何でって急いで宣戦布告して教室に戻りたいんですよね? だから早く行きましょう!!」

 

吉井「わ、分かった! 分かったから引っ張らないで~!!」

 

文 side out

 

平賀side

やぁ、僕はDクラスの代表の平賀源二。今、僕のクラスは混沌に包まれている。理由? そんなものは決まっているよ。……明久君と文さんのせいだよ。

吉井「あの、僕そろそろ教室に」

 

「まだダメ!! これを着てから戻って!!」

 

「そう、あと1着、あと1着だけ!!」

 

文「明久さん、人気ですね~」(白目)

 

吉井「文~!! こうなった原因は文でしょう!! 責任もって何とかしてよ!!」

 

文「そうしたいんですけど……私は今、明久さんの写真を撮るので忙しいので無理です!!」

 

吉井「文の裏切り者~!!」

 

……うん、なにこれ? 久し振りに文さんに会えたと思ったら明久君の秘密を女子達が知って、みんなで着せ替え人形にしちゃってる。え? 男子はどうしたって?

……あそこで、文さんによって気絶させられているよ。

 

朝、文さんがこの学校に編入して来て驚いたんだけど先生が居なくなった後にすぐに男子たちを全員気絶させてそのまま明久君の秘密が映った写真をみんなにみせて現物を連れてくるって言ってそのまま出て行ったんだ。

 

で、本当に連れてきたんだけどそこで明久君が試験召喚戦争の宣戦布告をしてきてそれを聞いた気絶から復活した男子の一部から襲われそうになってそれをクラスの女子のみんながフルボッコにしてまた気絶させて現在に至るって訳。

 

平賀「あ~みんな、そろそろ解放しようね? 明久君も嫌がっているから」

 

「代表! 邪魔しないでください!!」

 

平賀「いや、そろそろ返さないとFクラスのみんなが来ちゃうかもよ? そしたら困るのは明久君なんだから」

 

平賀「明久さんは、ここでは「明久君」で通っていることになっているんだから」

 

「「「「うっ、わ、分かりました」」」」

 

僕がそう言うと女子のみんなが渋々と言った感じで明久君を解放する。

良かった、これ以上続けていたのだったら僕は「あれ」を使ってしまっていたかもしれないよ。

解放されて安心したのか明久君はすぐに着替えて僕の前に来る。

 

吉井「ありがとう平賀君、助かったよ」

 

平賀「いや、良いよ。それよりもごめんね? もうちょっと早く助けたかったんだけどちょっと思考が追いついていなかったよ」

 

吉井「いや、それは何となくわかるよ。僕だってさっきまで同じだったから」

 

明久君は苦笑いしながらも僕が動けなかった理由に同調してくれる。相変わらずそういう顔も可愛い。

確か、初めて会った時もそんな顔をしていたっけ? っといけないそんな事を考えている場合じゃない。

 

平賀「それで、宣戦布告だけど時間はどうするの?」

 

吉井「えっと、今日の午後からで大丈夫?」

 

平賀「うん、こっちは大丈夫。あいつらが起きてさえ来れば始められるよ」

 

吉井「そっか、それじゃあまた午後に」

 

平賀「あぁ、それじゃあまた午後に会おう」

 

僕の答えにほっとしたのか明久君はそれだけ言ってFクラスに戻っていった。

……さて、あいつら起こす前に少し文さんとお話ししないといけないな。

 

平賀side out

 

吉井side

Dクラスに宣戦布告して1悶着合ったけどそれも終わって僕はFクラスに戻って来た。

それにしても酷い目に遭った。でもDクラスの女子のみんなには僕については「絶対に他言無用でお願い」って頼んでおいたから大丈夫かな?

……約束を反故にしたら、さっきまでの流れを録音した奴を学園長に持っていこう、そうしよう。

 

吉井「雄二~今戻っ「あきひさ~!!」へぶぅ!!」

 

Fクラスの教室の扉を開けた瞬間、僕の胸に何かが飛び込んできた。

と言うか、物凄く良い感じで鳩尾に入った。メッチャ痛い。

 

「あきひさ~久し振り! 最強のアタイが会いに来たぞ!!」

 

吉井「げほっげほ! ち、チルノ!?」

 

「チルノだけじゃないよ~明久」

 

吉井「お空まで!?」

 

文の次はチルノにお空!? 一体何人の人がこっちに来ているの!?

と言うか、お空が来ているんだったら「あそこ」の人たちも来てるんじゃ?

 

お空「うにゅ~久しぶりの明久だ~」

 

吉井「ちょっと! お空!? 何してるの!?」

 

お空「だって久し振りに明久に会えたんだもん~」

 

お空がさっきから僕のお腹に顔を当てて甘えてくる。甘えてくれるのは嬉しいんだけどこの格好は恥ずかしッ!?

 

カカカカッッッ!!!!

 

殺気を一瞬で感じ取った僕は自分の卓袱台を構えてチルノとお空をそこに隠す。すると、そこに刃物が刺さる音が聞こえてくる。

一体何が?

 

「裏切り者だ」

 

「あんな可愛い美少女に抱き付かれるなど!!」

 

「ヤッチャウヨー? ヤッチャウヨー!!」

 

吉井「な、何やっているの? 君たち」

 

「黙れ異端者!貴様らに発言の権利などない!」

 

「異端者には死を!」

 

吉井「あ、駄目だこいつら。まるで話を聞かねぇ」

 

「横溝よ、罪状を読み上げろ」

 

「はい、須川団長。吉井はFクラスの生徒でありながら多数の女子と接触を持っておりこれは・・・」

 

「御託はいい!簡潔に述べよ!」

 

「女子と関係をモテて羨ましいんじゃボケェ!」

 

「よろしい。我ら異端審問会『FFF団』はFクラス生徒でありながら血の盟約に背いた吉井に対して罰を与える。判決!とっとと死刑!」

 

「「「「サーイエッサー」」」」

 

吉井「こいつら、馬鹿を通り越してアホだろ」

 

女子と関係を持ったものは死刑!? そんなもの日常生活に支障が出るレベルじゃん。第一血の盟約って言われても、僕はこいつらと約束事なんてしていない。だから、こんな奴等にやられるわけには……

「「おい・・・お前ら・・・」」

 

あっ不味い!? 

 

「なんだ? チルノにお空。言っておくが明久を生かしてほしいという願いは聞けないぞ?」

 

チルノ「最強のアタイの名前を気安く呼ぶんじゃないよ」

 

お空「私も、あなた達には呼んでほしくもない。……それよりも」

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

「「私(アタイ)たちの明久を殺ろうってんなら・・・・当然、私たちに殺られる覚悟は出来ているんでしょう?」」

 

「「「「・・・・・えっ?」」」」

 

不味い、不味い不味い不味い!! この2人が本気で怒っている!! ここじゃあ、幻想郷のルールの弾幕ごっこは適応されないのに!! こいつら、余計な事をしやがって!!

 

吉井「ちょ、ちょっと待った! 2人とも落ち着こう!!」

 

チルノ「退いて明久。そいつらピチュれない」

 

お空「そうだよ、そこ退いて」

 

吉井「駄目だってば!! それにここは……幻想郷じゃないんだよ?」

 

最後の幻想郷の所は2人にしか聞こえない様に言う。それを聞いた2人はハッとなって渋々と殺気を引っ込めた。

危なかった、この子達にはあんな事をして欲しくなかったしね。

 

吉井「君たちも、これからは余計なことしないでくれる? 抑えるこっちとしても大変なんだから?」

 

僕のお願いを素直に聞いてくれたのか、FFF団のみんなは一心不乱に頭を縦に振っている。そんなに2人の事が怖くなったのかな? まぁ、僕としては嬉しいかな?

だってあの子達に付く変な虫が減ったしね。

……僕も中々に酷い事を言っているな。師匠に影響されたかな?

あ、そうだ。僕に嘘をついた代表に話を聞かないとね

 

吉井「ただいま~雄二♪」

 

雄二「お、おぅ明久か。お、お帰り」

 

吉井「うん、それで少し話が有るんだけど良いかな?」

 

雄二「あ、あぁそれについてだが屋上で良いか? 今回の主力達で作戦会議がしたい」

 

吉井「う~ん、まぁ良いや。分かったよ、早く行こう」

 

雄二「よ、良し。それじゃあ秀吉たちを連れて行こう」

 

僕の笑顔を見て顔面蒼白になった雄二は秀吉たちを呼んで足早に屋上に向かって行った。僕もお空達を連れて行かないとね。

 

吉井「お空、チルノ。屋上に行くよ」

 

お空「うにゅ? 屋上で何するの?」

 

吉井「これから起きる試験召喚戦争の作戦会議だよ」

 

チルノ「作戦会議? 最強のアタイには必要ないね!!」

 

吉井「チルノ? それじゃあ僕とお空だけで行っちゃうよ?」

 

チルノ「ま、待った! アタイも行くわ!!」

 

吉井「はいはい、それじゃあ行こうか」

 

そう言って僕達も屋上に向かう。

 

吉井side out

 

秀吉side

うむ、まさかお空達がこっちに来ておるのは予想外じゃったが先程のあれは少し危なかったのぅ。明久が止めなかったら間違いなくあ奴等がとんでもない事になっておったかもしれない。

 

島田「ねぇ、秀吉。さっきの奴は誰だったの?」

 

秀吉「お空とチルノは明久の友人じゃよ」

 

島田「それにしては……なんか吉井との距離が近すぎだったじゃない?」

 

秀吉「そうでもないのじゃ。明久とお空達はあれが普通なのじゃ」

 

姫路「あの、秀吉君もあのお2人と知り合いなんですか?」

 

秀吉「あぁ、友人じゃ。幼い頃よりののぅ」

 

そう、儂と明久があの日にあの世界に迷い込んだあの日からの。

儂と同じ悩みを持つ明久、それを知った日に初めて迷い込んだあそこで知り合ったチルノ、それから暫く経ってから起きた異変で会ったお空。あの2人は儂にとっても大事な友人じゃ。

 

吉井「ごめんね~遅れちゃった」

 

雄二「いや、構わない。それじゃあ始めよう。明久、わざわざお前が宣戦布告に行ったんだ。何か収穫があるんだろ?」

 

吉井(雄二は僕に聞いてくるけど……収穫? 何か有ったっけ? 僕が着せ替え人形になっただけなんだけど……)

 

吉井「え、え~っと、僕が見た限りではDクラスには面倒になるほど大きな戦力はいなかったよ?」

 

吉井(うん、こうとしか言えない。だって誰が大きそうな戦力なんて見てみるだけじゃ分からないし、見る暇も無かったよ)

 

雄二「そうか。ならうまくいけば攻略はそう難しくないな」

 

チルノ「ねえ雄二。気になったんだけど、どうしてDクラスから仕掛けるの? 普通はEクラスからなんじゃ?」

 

雄二「簡単な話だチルノ。Eクラスは戦うまでもない相手だからだ」

 

秀吉「確かに。そうじゃな」

 

雄二の言っている事に儂は同意する。だが、チルノとお空は分かっていないようじゃな。

 

雄二「お? 秀吉はわかってるのか」

 

秀吉「うむ」

 

チルノ「え? でもアタイらより上位のクラスだよ?」

 

雄二「確かに試験の時点では上だ。だが今は違う。明久、チルノに周りのメンツを見てどういう事か教えてやれ」

 

吉井「え!? え~と良いかいチルノ。今僕たちの周りに居るのは・・・悪友兼親友に演劇好きの親友にむっつりな親友に帰国子女の女の子に優等生の女の子に大切な友人が2人だ」

 

む、むぅ// 明久め、平然と親友と言われるとこっちが恥ずかしくなるのじゃ//

ほ、ほら! 雄二に康太の奴も少し恥ずかしそうに顔を背けておるではないか!!

 

チルノ「う~ん? ……あ、そうか!!」

 

雄二「わかっただろ。ここに居るメンツは本来Fクラスから大きく逸脱したメンバーだ。……チルノは微妙に違うけど。言っちゃあ悪いがこのメンツならEクラスに負けることはまずありえない」

 

吉井「なるほど。じゃあDクラスは厳しいの?」

 

チルノ「ねぇ、今私は違うって言わなかった?」

 

雄二「いや、明久の偵察から考えた結果……問題なく勝てる。だが絶対とは言い切れないがな」

 

土屋「……だが、確実ではない」

 

 

雄二「康太の言うとおりだ。これから作戦を説明しるから各自しっかり頭に入れてくれ」

 

こうして儂らは打倒Dクラスのためのミーティングは続いて行った。

 

秀吉side out

 

?side

「ふふふ~あの子達も楽しそうで、私としては嬉しいわね~」

 

「全く、いきなりこっちに来て頼んできた内容がアイツ等の編入だなんて相変わらず無茶を言うのが好きみたいだね。アンタ」

 

「あら? そう言いながらも1日で手配してくれたのはどこの誰でしたっけ?」

 

「それを言うんじゃないよ!! 全く」

 

「あの、それよりも仕事してください」

 

「あら? だそうよ、学園長?」

 

カヲル「ふん、分かっているさね。アンタもさっさと戻ったらどうだい? 幻想郷の賢者さん?」

 

紫「ふふふ~それじゃあ、また近いうちにみんなの様子を見に来るわね」

 

「……学園長、私としても彼女の理想は理解しているのですがあなたが仕事をこっちに丸投げしたおかげで3日も寝ていないんですが、ちゃんと仕事してくださいよ?」

 

カヲル「そう睨まないでおくれ。これからはちゃんとするからさ」

 

「あなたのその言葉、何度聞いた事か。取りあえず、私は今日はもう帰っても良いですか?」

 

カヲル「まぁ、仕方ないね。給料は少し引かせてもらうよ?」

 

「おいぃぃ!! 誰のせいで家に帰って休息を取ろうとしていると思っているんだ!!」

 

カヲル「冗談さ、それじゃあ今日はもうお帰り」

 

「……それでは、失礼します」

 

男が去ってその部屋には学園長だけが残る。その手元には新しく編入された人物たちに対て書かれている物と、この学園に在籍する何人かの書類だ。ただし、ただの生徒ではない。そこに書かれていた文字はこう書かれていた……「半妖」と


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