本好きと暗殺教室   作:与麻奴良 カクヤ

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67 「17時間目 決意の時間」

何もかもタコ先生が来てからだった。

 

もういいよ。誰にも期待していない。興味ないとか言ったけど前言撤回にしてやる。

 

自分の平凡が崩れるなら殺してやる。だが今はまだ殺意を隠すべきだ。確実に殺せると安心できるスキル(武器)が手に入るまでは今までどうりにする。

 

死神にタコ先生への人質として捕らえられ私は密かに決意する。私の平凡(読書)を邪魔する奴らは全員殺してやると。

 

 

 

その後、私は救出された。死神は烏間先生にやられたそうだ。

 

結局は死神も失敗した。私の時間を奪ったのに失敗とは、やはりこの世界はダメだ。

 

 

 

今回の件で国に生徒を暗殺に巻き込んだ場合賞金は払わないものとすると請求し見事通ったらしいが賞金狙いの暗殺者は危害を加えて来なくなるがそれ以外は?

私みたいに単純にタコに殺意がある奴らはお構いなしに仕掛けてくるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ進路について考えないといけない時期になってきた。正直何も考えてなかった。高校は近くの簡単な所にいくだろう。親の決めた所に。

その後何をしたい?私はただ本が読みたいだけ。むしろそれ以外の事をしたくない。

 

進路相談は親が希望している高校の話をして終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 またやって来た学校行事学園祭。

 

私のクラスでは山で拾った食材でラーメンをするらしい。

 

学校行事にガチにならなくてもいいじゃない。サボりたいがここで参加しないとタコが付きまとって来て殺意がばれるのは良くない。ここは我慢だ。

 

当日、私の役割はウエイトレス。本を読んでいたら勝手にこうなった。

無心で注文を受けひたすら出来上がった料理を運ぶ。

 

二日目、客が可笑しいくらい増えた。わざわざこんな物を食べる為に山に登って来る。ネットに評価が書かれて見た人が雪だるま式に増えたらしい。

 

直ぐにネットやテレビに影響を受けてやって来るなんてバカじゃないの。お前らは暇人か。昨日の様子をみたら今日もラクかと踏んでいるとこの忙しさ。やっぱりサボろうかな?

 

途中で麺の在庫が無くなったので閉めた。森の生態系を崩さない為とかタコは言ったが理由はともかく終わった。もう立つ気力もないや。本読も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園祭が終わると直ぐに二学期の期末テストが始まったが

 

私はこれまでの騒動の反動が来たかのように倒れテストを受けなかった。

それにより奪われた。

 

体調が戻り学校に行っている間にそれは起きた。

学校から帰るとそこにあったはずの—がなくなっていた。家中探してもない。

ない、ないない、ないないない、ないないないない………………………

 


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