今回は投稿が早いので、ちょっと短編です。
短い駄文かもしれませんが見ていただけると嬉しいです。
それではどうぞ
アキside
「はぁ~……今日は疲れたな……」
学校から家に帰宅する途中、僕は疲れを吐き出すようにため息をついた。
その疲れの要因はもちろん学校での騒動だ。
僕の学校で事件や騒動はよくあることだが、今日は一段と騒がしかった気がする。
Fクラスの男子からはいきなり告白される、女の子になった僕を一目見ようと休み時間などにFクラスに生徒が集まる……。
おまけに姫路さんからコスプレをさせられそうになったり……考えただけで頭が痛い。
今日の騒動がきっかけとなり、学校全体で僕が女の子になったことを知っていない人は恐らくいないだろう。
あの様子だと全員は信じているだろうけど、これからどう接していけばいいのだろう?
男だった僕の今の姿は正真正銘誰が見たって女の子だ。
この姿でみんなにどう接したらいいのか分からない。
「女の子らしく、したほうがいい……かな?」
って何を馬鹿なこと言っているんだ僕は!
確かに女の子らしくしたほうがいいのかもしれない。
今の姿で男らしい行動を取るのはどうかと思うが、
そんなことをしたら、僕が僕でいられなくなりそうで怖いのだ。
もう、なんで僕がこんなことで悩まなくちゃいけないんだ……。
そんな理不尽過ぎる現実に悩んでいるとすぐに家に着いていた。
「……とにかく、部屋でゆっくりと考えよう」
ポケットから鍵を取り出して玄関の鍵を開ける。
ドアノブに手を掛けてドアを開けると部屋に入り
荷物を置いてソファーに腰を掛けると、自然と力が抜けていった。
「はぁ……やっぱり何も考える気にならないな……」
力が抜けて、何も考える気になれない。
頭が真っ白になって何も頭に浮かばない。
出てくるのはただの溜息ばかり。
ぼーっとしながら、僕はしばらくそこにずっと座ったまま動かなかった。
★
「シャワーでも浴びようかな」
しばらくして、意識を取り戻した僕は身体の汗と疲れを流そうと風呂場へ。
洗い方は霧島さんに教えてもらっているからもう大丈夫だ。
洗面所について服を脱ぐ。
「うん、やっぱり変わらないな」
少し小柄な体。それに反比例する豊満な胸。
手足もほっそりとしている。
やばい自分の身体に興奮するところだった……。
自分の身体に興奮する奴がどこにいるんだ!?
っと思ったが、自分が女の子なのは確かだ。
僕は女の子になった自分自身の身体に、嫌でも興奮させられる。
だって、元男だもの。
……何を馬鹿なこと考えているんだ僕は……。
そんな考えを忘れさせようとさっさと髪をとかして風呂場に入る。
昨日は霧島さんがいてもみくちゃにされて、ひどい目にあった。
今では考えると少しゾッっとするくらいトラウマになっている。
だが今回は1人なので、ゆっくりと隅々まで身体を洗うことができた。
★
風呂場からあがって、洗面所で髪を乾かす。
腰の辺りまで伸びた髪を洗い、乾かす作業には苦労するが、女の子の髪は荒れやすいので嫌でもやらなければならない。
髪を乾かし終わり、洗面所から出る。
「……夕飯にしよう、お腹空いてきたし」
冷蔵庫から食材を取り出し、夕飯の支度をする。
「何気に僕って女子力高いな…………いや、男子でも普通に料理はするよね」
食材を慣れた手つきと包丁で刻みながらそんなことを考えているが、
男でも普通に自炊とか家事なんてやるもんだし、女子力は関係ないやと思った。
「いただきます」
よし、今日も上手くできた。
僕は皿に盛りつけた料理を食べ始める。
我ながら美味しいと心の中で微笑んだ。
……うぅ……もう既にお腹いっぱいだ……。
あと少しで食べ終わる――というのに箸が進まない。
おかしい、なぜか既に満腹状態だ。
こんなの普通に食べれる量だというのに……!
しばらくかけてやっと完食したが、僕の胃袋はもう限界だった。
今にも何かが(物理的に)こみ上げてきそうだ。
「女の子になったから、小食になっちゃったのかなぁ……どうでもいいところまで女の子になってるんだから……」
いったい、どこまで僕を女の子にすれば気が済むのやら……。
胃の調子が落ち着いてきたところで、食器を片付けて食器を洗う。
「さて、もう寝るか」
時刻は午後10時。
ちょっと早めの就寝だが、今日は昨日よりいろいろあったので疲れていたので、
これくらいが丁度いいだろう。
明日はいったい、どうなるんだろうか……。
そんなことをベットに入って、うっすらと頭に浮かべたが、すぐに寝てしまった。
ふぅ、やっと完成。
朝の5時からやっていたのでかなり眠いです。(-_-).。o○
そんなことより、アンケートは明日の9時00分までですよ!!
活動報告にてアンケートをやっております。
皆様の意見をお聞かせください。
意見がいろいろあって困っているのでお願いします。急いでヾ(´ω`=´ω`)ノ 急いで