明久「僕が女の子に!?」   作:白アリ1号

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ついにこれで夏休み編はこの話が最後です。
長い戦いだったぜ……。 ヾ(´ε`;)ゝ ふぅ。。。

なんとかここまで来ることができました。
読者の皆さまと応援やご指摘の感想を送ってくれた方々には
本当に感謝しています。
感想書いてくれたりお気に入りにしてもらえると作者の励みになります。

そしてなんとUA40000件になりました!
沢山の方々に見てもらえて、作者は嬉しく思います。

さて今回もこの場をお借りして
読者の皆さまに送る「感謝の舞」を!

シバッ☆ヾ(・_・。)ミ★(*^-゚)vババババッ!!
(* ゚ー)O(*゚▽゚*)ノ~☆^ヽ(*^-゚)vThank you♪v(゚∇^*)/^☆ィエイ v゚ロ゚)☆
v(^_^v)♪ありがと~♪(v^_^)v

はい。感謝が伝わっていることを作者は願います。



32話 お泊り会3

sideアキ

 

 

あれからしばらく経ち、だんだんのぼせてきたので上がることにした。

身体を拭いて髪を乾かして、リビングに戻る。

 

「あ、吉井くん…………愛子に何かされなかった?」

 

「ムー、そんなことする訳ないじゃん! ねぇ吉井クン」

 

いや、おもいっきりされたんですけど。

工藤さんがヘルプの視線を送ってくるけどフォローする気はない。

 

「ふ~ん……吉井くんを見る限りなんか怪しいけど……まぁいいわ」

 

疑いのまなざしを向けてきたが、たいしたことはないだろうと、ため息をついた。

 

「さて、夏休みも最後だから、ここで最後の思い出を作ろう!」

 

夜はまだこれからだと目を輝かせる工藤さん。

 

「そう言われても、ここで何するの?」

 

僕の家でできることといえば……ゲームとかくらいしかないけど……、

 

「トランプでもしよう!」

 

トランプ? 夏休み最後の思い出がそれなの?

 

「トランプといってもただのトランプじゃつまらないから、負けた人は罰ゲームで」

 

工藤さんはいつも常備しているのだろうか、ポケットからトランプを取り出す。

 

「いったい、どんな罰ゲームをするの?」

 

僕がそう言うと、腕を組んで罰ゲームの内容を考える工藤さん。

 

絶対に今、罰ゲームをすると取ってつけたな。

 

「そうだね……1番になった人が負けた人に命令をすることができる……というのはどうかな?」

 

単純なルールかもしれないけど、逆にそれが面白そうだった。

 

「よし、それならやるよ」

 

「うん、じゃあやろうか、ただ罰ゲームは法に引っかかるようなことはダメだからね?

 

「愛子じゃあるまいし、そんなことしないわよ」

 

「みんなでトランプ、楽しそうです」

 

「罰ゲームは何にしようかしら……」

 

「……シャッフルは任せて」

 

みんなもやる気満々のようだ。

 

「それじゃ、ゲームスタート~!」

 

工藤さんの掛け声とともに、混ぜられたカードを配っていく霧島さん。

 

 

 

 

まず順番を説明すると、

 

工藤さん→美波→木下さん→僕→霧島さん→姫路さん

 

この順番でカードを引いていく。

 

「はい、次は私の番ね」

 

木下さんが僕のカードに手を伸ばす。

 

あ、そこは……。

 

「……?」

 

木下さんは不思議な表情で違うカードに手を伸ばす。

 

お、そこはジョーカー

それだ! それを取ってください!

 

心の中で切に願ったが、

 

「……顔に出てるのよ……可愛い///」

 

木下さんは顔を赤くしながら端っこのカードを取る。

 

あ、取られちゃった……思うようにはいかないな。

 

中盤になってから、僕の番になった時のこと。

 

霧島さんは無表情でカードを構えている。

 

……う~ん、霧島さんの表情を読み取るのは無理だ。

 

僕は勘だけの当てずっぽうで真ん中のカードを引く。

 

…………えぇ。

 

結果はジョーカーだった。

 

まぁいい、まだ勝負はこれからだ!

 

「……表情で丸分かり」

 

霧島さんはフフッと笑い、姫路さんからカードを引いた。

 

 

 

 

その後もなんだかんだで勝負は進み……

 

「……負けた」

 

「ということで、罰ゲームを受けてもらうのは吉井クンに決定!」

 

うぅ、なんで負けたんだ?

こういった勝負は得意中の得意なのに……!!

 

「じゃあ、1番の姫路さん。吉井クンに命令を」

 

工藤さんが面白そうな表情で姫路さんに指示する。

 

姫路さんか……嫌な予感しかしないな。

こういう時に限って、これなんだから……。

 

「それなら……アキちゃん、これをパジャマ代わりに着てください!」

 

姫路さんがパジャマ(?)とやらを渡してきた。

 

「う~ん、まぁこれくらいの罰ゲームなら……」

 

僕は嫌々ながらも、姫路さんから渡されたパジャマ(?)に着替える。

 

 

 

 

「それじゃあ吉井クン、出てきて」

 

「はーい…………うぅ……恥ずかしい」

 

僕が着ているのは、裸Yシャツに黒のオーバーニーソックス。

もちろん下着なんて履いてもないし着けてません。(姫路さんにそう言われたから)

 

スースーする……。

 

「とってもいいです! 持ってきておいてよかったです!」

 

姫路さんはとってもご満悦のようだ。

 

「下着を着けずにYシャツ、しかもニーソ履いたままとか……最強の組み合わせだわ」

 

はぁはぁと吐息を漏らしながら、ジーッと僕を見つめる。

 

木下さん……発言がムッツリーニみたいですよ。

 

「ここで罰ゲーム付きトランプは終了だよ、吉井クンはそのままで寝てね」

 

ニコッと笑いながら、言われた。

 

工藤さんのいじわる……。

 

「うぅ、この格好で寝るのか……」

 

この格好で寝るのは精神的に辛い……。

何よりスースーする……。

 

「まぁ罰ゲームなんだし仕方ないじゃない」

 

美波がきっぱりと言った。

 

確かにそうだけどね……。

面白そうだと思ってやってしまったのが悪い。

 

「それじゃ……寝ようか」

 

後、1時間もしない内に日付が変わる頃だ。

 

こうして布団を敷いて寝ることに。

 

「みんなは今回楽しめた?」

 

「アキちゃんのパジャマ姿が見れただけで十分楽しかったです!」

 

「ボクもとっても楽しかったよ☆」

 

「そうね、アタシも(吉井くんの裸Yシャツを見れたから)楽しかったわよ」

 

「ウチもなんだかんだ言って、いい思い出になったわね」

 

「……私も楽しかった」

 

寝る前の布団の中でも楽しい会話が弾む。

 

「そっかー、それならよかったよ。じゃあおやすみ」

 

こうして長かった夏休みもついに終了。

次は2学期。果たしてこれからどうなるのかな?




(´・ω・`)できた~♪

夏休み編、長くなりましたが、ついに完結しました。
終わらせ方がなんかイマイチだけど……。

そこはネタが尽きた作者をお許しください!(>ω<。人)

応援やご指摘の感想待ってます。

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