明久「僕が女の子に!?」   作:白アリ1号

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投稿かなり遅れて申し訳ない……。(´・ω・ `)ごめんよ……
文章も下手で申し訳ない……。 

(´・ω・ `)本当にごめんなさい……(大事なことなので2回言いました。)


20話 ミスコン決勝戦

sideアキ

 

 

姫路さんから本選用の水着を貰い、今僕はミスコン会場の裏の個室で待機している。

 

僕は予選前と同じ……いや、それ以上に緊張していた。

 

予選での盛り上がりが尋常ではなかったため、

決勝となると、それはもう言葉では言い表せないくらいなりそうだ。

 

また恥ずかしい思いをすることになるかもしれないけど……まぁいけるとこまで行こうかな……。

 

「……って、やば、もうすぐで本選が始まるじゃん!?」

 

気が付くと本選開始まであと10分に迫っていた。

 

「姫路さんから貰った水着は……」

 

予選で使用した水着から着替えて、今は今日ここに来る前の私服でいた。

水着はこれを着用しなければ、出場することができない。

 

姫路さんからもらった紙袋の中から水着を取り出した。

 

「……え、えぇ……何コレ!?」

 

会場の裏で僕の叫び声がこだました。

 

 

 

 

「さぁ、いよいよ決勝が始まりました! 

それでは優勝を争う美少女に登場していただきましょう、まずは――――」

 

ついに本選が始まり、再び会場が観客で賑わっている。

ちょっと会場の裏から覗いてみると予選よりもかなり大勢の観客がいる。

 

僕はあんなに大勢の観客の前でこんな姿を……。

 

自分の水着をこれでもかというくらいに、整える。

 

「ありがとうございます! さて次は吉井アキさんです! ご入場ください!」

 

ついに僕の番が来たよ……。

 

決勝では、5名ということで1名ずつ入場していく形となっている。

嫌でも観客全員の視線の的となる。

 

「はい…………」

 

ええい、ままよ。

 

 

「「「うおおおおおおおおおお!!!」」」

 

「おやぁ!? れはなんとゆうことでしょう!」

 

うぅ、歓声とアナウンスで恥ずかしさ倍増……。

 

晒しの処刑を受けている被害者だった。

 

それも無理はない。

なぜなら、僕は今露出が高い白のビキニを着ている。

 

えーと、これって確かマイクロビキニだよね……?

 

そんなことはどうでもいい。

とにかく、これはあまりにも耐え難い苦痛と羞恥だった。

 

上は僕の量感のある重そうな胸を少ない布地で持ち上げて支えている。

もうちょっとズレたら、大事な部分がはみ出てしまいそうだった。

 

下も上に負けてないくらいで、ほとんどお尻が丸出しだ。

なんというか、もうギリギリだ。

ギリギリ過ぎてヤバイ。

 

「これはなんとも素敵な水着姿! ところでこちらの素敵なお召し物は吉井さんのご趣味で?」

 

即座に否定した。

 

「ち、違います! これは友達に着せられて……」

 

「そうですか! これはそのご友人様に感謝しないといけませんね!

ご友人様! よくやった!」

 

感謝しなくていいよ……。

逆にこっちはありがた迷惑なんだから。

 

会場という場でありながらも、僕は腕で胸を隠していた。

こうしてないと、気が気でならないのだ。

 

「さて、ここからはアピールタイムとして、観客から寄せられた質問に答えていただきます!」

 

今度は審査員からじゃなくて、観客から。

こういうのは審査員より際どい質問がきてそうだ。

 

「まず1問目! 好みの男性はどんなタイプですか? また女性はどんなタイプですか?」

 

ちょっと待って、なんで女性まで!?

でも確かに女の子は好きなのは好きだけど……。

 

言葉を選ぶのに時間を要したいが、すぐに答えるしかなかった。

 

「えっと、私は優しい男性が好みです……女性も同じです……」

 

「「「お~~~~~!!」」」

 

「おお! なんと女性でもイケるとは……これは女性陣にはかなりの朗報です!」

 

別に僕はレズでもないし、ホモでもないんだけれど……。

 

「お次の質問です! 恋愛するなら年上ですか? それとも年下ですか?」

 

「年上でも年下でもどちらでも構いません……」

 

「なるほど! 会場にいる皆さんにまだ希望はありますねぇ。では、次の質問です。

家族構成を教えてください。次にもし付き合ったら、その人と何をしたいですか?

スリーサイズはいくつですか―――――」

 

ええ~!? まだあるの!?

 

その後も沢山の質問攻めをくらい、多くの恥を晒してしまいましたとさ……。

 

終わった頃にはどうにでもなれと、胸を隠す気力すらなかった。

 

 

 

 

「それでは、これですべての審査は終了しました。

決勝では審査員だけでなく、観客の皆様も投票することができます。

皆様、投票用紙に投票した理由やメッセージなどを記入した後、会場のスタッフに投票用紙をお渡しください! 集計結果までしばらくお待ちください」

 

はぁ……もう優勝とかどうでもいいから……早く帰りたい……。

 

引きこもれる部屋があるなら引きこもりたい。

そんな気分のまま、集計結果を待つのみだった。




次回で海の回は完結になります。
アンケートにご協力いただいた方や
感想を送ってくれた方には本当に感謝しています。

それと、大変申し上げにくいのですが……
来週からテスト期間なので更新が約2週間ほど遅れると思います。
本当にすみません!!(≧≦) ゴメンヨー

終わったらすぐに投稿するのでしばしお待ちください。
本当に申し訳ない……。


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