明久「僕が女の子に!?」   作:白アリ1号

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お気に入り件数200件突破!!

( ゚д゚)…………エ!?

(ノ゚ロ゚)エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!??

いつの間に!?

いや~まだ16回目の投稿なのに
お気に入り件数が200件になるとは思っていませんでした……。

半分は嬉しさでもう半分は驚きの作者です(´・ω・`)/
読者や感想を送ってくれた方、アドバイスや指摘をしてくださった方々には
言葉にできないほど感謝しています!

さぁ今回もこの場を借りて

シバッ☆ヾ(・_・。)ミ★(*^-゚)vババババッ!!
v(^_^v)♪ありがと~♪(v^_^)v

今回も感謝は伝わっているかな……?

それではどうぞ


15話 ショッピングモールにて

アキside

 

 

よく晴れた翌朝のこと。

 

僕たちは夏の思い出作りをしようと、最初は海に行くことになったのだが、

僕一人が海に行く際には一番の必需品である女の子の水着を持っていなかった。

 

という訳で、現在はとある大型ショッピングモールに来ている。

 

ここへ来る時間と待ち合わせ場所を決めていたんだけど、

姫路さんと美波はなんと、1時間も前から来ていた。

 

「お待たせ……ずいぶんと早いんだね……」

 

時間に厳しそうな2人だが、1時間も前は流石に早すぎると思った。

 

「はい! アキちゃんが水着を選ぶから、いてもたってもいられなかったので」

 

「いや、そんなに重要なイベントではないと思うんだけど……」

 

1時間も待たせたのは悪いとは思うが、約束の時間より何時間も前に来る必要はないだろう。

 

「いいえ、水着選びは女子にとって重要なイベントよ。私と瑞希がたっぷりと時間をかけて選んであげるわ」

 

「覚悟してくださいね! アキちゃん!」

 

2人の表情を見る限り、僕の水着選びに相当力を入れるつもりなようだ。

 

「う、うん……よろしく。美波、姫路さん」

 

それはとても心強いし、何よりありがたいのだが、逆にそれが不安な気もする。

 

女の子の服装にはもう慣れたとこなんだけど、女の子の水着はさすがに着たことがない。

 

水着を選ぶ、ただそれだけのことなのに、水着売り場に行く最中は不安と緊張しかなかった。

 

 

 

 

お店に着くと、そこには沢山の水着が並んでいる。

 

女性用の水着コーナーには、男が絶対に着ることのない形をした数々の水着。

 

この中から選ぶということを考えると、ますます緊張するし、恥ずかしい。

 

さて、改めてこの中から姫路さんと美波が選ぶのだが、

 

「あのさ……2人とも、カゴに入れすぎだよ……」

 

あぁ……もう、そんなに着る気はないし、着る機会がないから。

1着か2着あれば十分だから。

 

「アキちゃんこれはどうですか?」

 

水着がかけてあるハンガーを持ちながら僕にそれを見せる。

 

「そ、それはやめて! そんなの紐じゃん!」

 

多分、恥ずかしくて僕は顔が真っ赤になっているかもしれない。

 

姫路さんがすすめたのは、明らかに面積が紐に等しいほどの水着だった。

 

これを着るのは露出狂も顔負けするくらいの変態でしかない。

 

「じゃあ、これは?」

 

続けて、美波もすすめてくる。

 

「なんでスク水なの!? どうして、ここにそんなものがあるの!?」

 

美波が出したのは紺色のスクール水着だった。

 

ここは水着売り場だからというものの、なんでそんなものがここにあるんだ……。

 

「アキちゃん、次はこれなんてどうですか?」

 

またまた姫路さんは水着を手にして僕に見せる。

 

「……ねぇ、さっき言ったこと覚えてる?」

 

姫路さんの手にあったのはV字紐の水着。

 

先程の言葉は姫路さんには届かなかった……というより、なぜ姫路さんはさっきから危ない路線の水着をすすめてくるのだろうか。

 

「そこまで言うなら、これでどうなの?」

 

また美波が僕に水着を見せる……じゃなくて次は押し付けてきた。

 

押し付けてきたということは、そんなに着て欲しいものだろうか?

 

「今度こそはまともな水………………」

 

着という言葉がでる寸前で僕は固まった。

 

美波がすすめてきた水着:ボクサーパンツの水着(もちろん男性用)

 

「…………真面目に選ぶ気……ある?」

 

美波はもう選ぶのがめんどくさくなってしまったのだろうか……。

2人の選ぶ水着は予想の斜め上を行きすぎて追いつけない。

 

選んでもらっている立場で言うのもあれだけど……お願いだからまともな水着選んで。

 

「それなら、アキちゃんは何がいいんですか?」

 

「僕が?」

 

僕が選んでしまっては、2人に手伝ってもらう意味がなくなりそうだけど……。

まぁいいか。僕が選んで、その水着を2人に確認してもらおう。

 

沢山並んでいる水着を商品棚の端から端へと目をやる。

 

一通り確認してみたが、何にすればいいか分からず、迷うばかり。

 

価格や性能などを見ればいいのか?

 

それともここは無難に自分に似合うものを……といっても、自分に何が似合うかすらわからないから選びようがない。

 

ん~……とりあえず、これにしようかな。

 

白のワンピースタイプの水着を手に取った。

 

露出度も少なく、清楚感溢れる誰にでも似合いそうなデザインがいいと思ったからだ。

 

「これがいいんだけど……どうかな?」

 

美波と姫路さんに選んだ水着を見せる。

 

「……ダメね、こんなのじゃ」

 

「そうですよねぇ……これは露出度が低すぎます」

 

いい評価をもらえると思った矢先、2人のダメ出しをくらう。

 

「えぇ……? なんで?」

 

「考えてみたんだけど……アキには露出度の低いワンピースの水着とか似合わないのよね……そんなんじゃ男に見られて恥ずかしいわよ?」

 

「いや、美波。僕は男に見せるために選んだ訳でもないし、まず見せる相手もいないから」

 

美波の評価基準がズレているのではないかと疑った。

 

しかし、美波だけでなく姫路さんも

 

「私も最初はいいと思ったんですけど、やっぱりアキちゃんにはビキニが似合うんじゃないかなって、思うんです」

 

「うえぇ……ビキニとか恥ずかしいんだけど……」

 

なぜかここでも露出の高い水着をすすめられる。

 

なので、違う水着を選ぶことにした。

 

あの水着にすると自分の意見を押し通したかったが、2人にダメ出しをくらったようじゃ、買う気になれなかった。

 

大人しくすすめられた通り、ビキニタイプの水着の中から自分に合いそうなものを探す。

 

当たり前のことだが、どれも露出度が高いというかエロいというか……。

着て恥ずかしいものばかりだった。

 

やっぱり、消去法でいくと……これかな?

 

僕が選んだ水着は黒のホルターネックのビキニ。

上は三角ビキニ、そして下は紐パン。

 

少し派手な気もするけど、これが中でも一番マシだったんだよ?

これにするしかなかったんだよ?

 

「こ、これで……どうでしょうか……」

 

これでダメ出しをもらえば、もう後がない。

 

おずおずと選んだ水着を2人に見てもらう。

 

「うーん、アキにしてはなかなかいいもの選んだんじゃない?」

 

「私はこれがいいと思います!」

 

なんと、2人には好評だった。

 

「よかった……」と僕はホッと胸を撫で下ろす。

 

「それなら後はサイズが合うかどうか試着ね。ほら試着室に入って」

 

美波に背中を押されるように試着室へと入る。

 

えっと……どうやって着ればいいのかな……。

 

試着室に入って早々、水着の着方がまったく分からず、頭を抱えていた。

 

服を脱いで、僕は下着を着る時のように水着を着てみるが、構造が下着と水着では違うので、手間取りっぱなしだ。

 

「アキ、遅いわよ」

 

「まだですか? アキちゃん」

 

試着室の外から、2人の急かす声が聞こえてきた。

 

ええい、こっちの事情も察して欲しいものだ。

 

そして、やっとの思いで、着替えることが完了したのだが、

 

この格好で出るんだよね……? うぅ……恥ずかしい……。

 

着てみて思ったことは……エロい。

僕の大きな胸を支えている水着は、支えることで精一杯なご様子。

下手に動くとポロリ……なんてことも考えられなくはない。

 

背中も足も丸出しで、着心地が悪いということではないが、

なんか、こう…………変な心地だった。

 

外では美波と姫路さん以外にも客や定員までもがいるので、この姿を晒す行為ができず、その場に踏みとどまった。

 

「ねぇ……この姿で出るの恥ずかしいんだけど……」

 

試着室のカーテンを少し開けて、その隙間から顔をひょこっと出す。

 

「もう、何寝ぼけたこと言ってるのよ。海に行ったら嫌でも見られるじゃない」

 

「恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ」

 

「で、でも……」

 

「あぁ~もう! さっさと出てきなさいよ!」

 

美波はガシッと試着室のカーテンを掴んで、強引に開ける。

 

「あっ……」

 

開けた瞬間、水着姿の僕が周囲の視界に晒される。

 

すると、2人と周りが突然どよめき始めた。

 

「アキのくせに……で、でも、予想以上にかわいい!///」

 

「アキちゃん、そ、それは反則です……///」

 

2人はいったい、どうしたのだろうか……。

 

「何あの娘……!?」

 

「胸……凄くない!?」

 

「もしかして、モデルさん?」

 

「やべぇ……鼻血出そう」

 

「え、エロい……」

 

周りの人からの視線がものすごく痛いというか、恥ずかしかった。

 

思わず僕は胸を腕で隠そうとしたが、僕の大きな胸は隠すことは不可能だった。

 

(恥ずかしがる姿が更にいいわね……)

 

(顔を真っ赤にさせてて、微笑ましい光景ですね)

 

「ううぅ……どこか、おかしいところでもあるのかなぁ……?」

 

こちらを見つめる2人にを見て不安になった。

 

「悔しいけど……似合っているわ。それで決まりよ」

 

「すっごく似合っています! 絶対にそれがいいです!」

 

「そう……? なら、これにしようかな」

 

2人に後押しされて、買うこと決意した。

僕は試着室のカーテンを閉めて、元の服に着替える。

 

「そ、それじゃ買ってくるね」

 

着替え終わった僕はすぐに着替えてレジに向かった。

 

うわぁ……水着って結構高いんだ……。

 

下着とあまり変わらない気がするんだけど……。

 

夏休み早々、痛い出費をくらうことになる僕だった。




キリが悪いのでここまでです!
ちょっと今まで書いた文を見返したのですが
やっぱり下手でしたね…。かなり恥ずかしいです。(´・ω・`)しょぼーん

お気に入りにしてくれた方や、見てくれた方々、
こんなに下手な文章に付き合っていただきありがとうございます!!

下手ながらもがんばって投稿続けますので
どうか、ご指摘や感想、アドバイスなどよろしくお願いします!!ノ(_ _ ノ)ヨロシクオネガイシマス



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