ちょっとずつ投稿していきます。
こんな不定期な投稿では駄目ですよね。
ただ、エタらない事は約束します。
突然、警告が鳴り響いた。
『ケイ!何事だ』
『敵襲。アタラクシアから二百キロ先に敵艦隊出現』
どうやら、敵の襲撃らしい。
規模は二千メートル級の戦艦一隻、千メートル級以下の艦船がおよそ三十隻。うち半分が空母、残りが護衛艦だとの事。
『凄い大艦隊だな。』
『剛希、呆れるのもわかるけどしっかりしろよ。』
兄さんが言うのも一理あるが、僕はドロスの力を試したいのだ。まだ一回しか戦った事がないんだから。
そして、戦闘態勢に入ったアタラクシアは、色々と凄かった。まるで第三新東京市のようだな。
『さて、行きますかね。ドロス!!』
そう言い、僕はドロスを纏った。
ちなみに兄さんは留守番だ。兄さんのギアは戦う力を持ってないからね。
そして、兄さんを除くアマテラスの皆が、敵艦隊に向かった。
『大丈夫でしょうか…私達だけであんな大艦隊を倒すなんて』
『ハユルらしいわねえ。ま、ベストを尽くすしかないんじゃない?まぁ、いざとなったら傷無とここの剛希君もいるからね?』
『僕に期待しないで下さいよ』
ほんとに困る。そういう期待はして欲しくない。
何故なら、その期待が崩れると絶望しか残らないからだ。
『それと愛音さんは大丈夫ですか?』
『質問の意味がわからないわ』
姫川さんが心配するのもわかる。千鳥ヶ淵さんのゼロスは近距離専門だから、遠距離武器は、コアに内蔵されていないから、ただの重火器しかない。
『千鳥ヶ淵さん、大丈夫なのか、僕達でフォローするから無理をしないで下さい』
『余計なお世話よ』
え〜ほんとでごさるかぁ〜なんて煽る気はないけど、とにかく心配なんだよね。兄さん曰く背徳武装を手に入れることに執着しているらしいからね。
とにかく、気をつけないと。何か変な感じがするんだよな。
『いいか。叩くのは敵の旗艦、二千メートル級の大戦艦だ。奴の射程がアタラクシアを捉えるまでに約十五分。その前に敵の主砲を潰せ!』
『まーったく、簡単に言ってくれるんだからあ」
ユリシアは呑気にこう言ってるが、正直に言えばキツイ。
そう思ってるとアルバトロスの部隊がきた。
ユリシアは背中の攻機動粒子機関を使って、アルバトロスを倒していく。
姫川さんは『弩弓駆剣〈ブレイド〉』を使って倒していく。
千鳥ヶ淵さんは手にしたアンチマテリアルライフルと自らの腕で倒していく。
これでもまだ届かない。あと7分で二、三十キロ先の艦隊にたどり着かないといけない。
しかし、出て欲しくない奴である、竜騎兵が来てしまった。
さて、自分の役目を果たすとしよう。さっきまで皆が頑張って敵を倒してきたのだから。
『皆、先に行っててください。』
『『『え?』』』
『早く!皆は戦艦を壊して!!』
そう言うと、皆は戦艦の元に飛んだ。
『さて、行ったか。竜騎兵よ、ここを通す訳には行かないな。どうしても通りたかったら、僕を倒す事だな。』
そう言って、僕は竜騎兵に挑んだ。
まずは、能力は白龍皇の能力全てを入れて置くか。
そして、僕は竜騎兵の元に飛び触れて、減少の能力を発動させた。
「Venom、Venom、Venom、Venom、Venom」
こいつは吸収せず、ただカウントを減少する能力だ。
原作だと、無機物以外の物を徐々に減らす能力であるが、この世界に来て、能力が変わった物だ。
まぁ、赤龍帝の透過の能力も変わったけど。
取り敢えず、減少の能力は詳しい事は使ってみてわかったけど、吸収の下方互換なんだよな。
なんというか、使いにくい。
こんな事は置いといて、奴にも宝具放ちますかね。
そして、貯蔵から一振りの斧【黄金喰い〈ゴールデンイーター〉】を出して、詠唱する。
『吹き飛べ……必殺!【黄金衝撃〈ゴールデンスパーク〉】!!』
黄金喰いの中にあるカートリッジ15発の内3発を使って発動する宝具。
範囲の広い稲妻が、竜騎兵を喰らう。
一瞬にして、竜騎兵が蒸発した。
これで、ランクCだからね。前に発動した〈ヴァサヴィ・シャクティ〉はEXだったけど、遠くから撃ったから威力がわからなかったけど近くで撃つとどうなっただろう。
だけど、考える暇はなかった。
それは、ここにいるはずのない兄さんが戦艦の攻撃を受けて、ギアが解除して落ちていく千鳥ヶ淵さんを助けて、戦艦の砲撃を受けて落ちていくのを見てしまったから。
続く!!
読んでくれてありがとうございます。
感想欄で宝具の件まだ待ってます。
もちろん、感想も大歓迎です。