ラブライブ 未来へ受け継ぐ奇跡の物語   作:杉並3世

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おはようございます?

最近前書きで悩み続けております杉並です。


今日からあの3年生が出て来ます。

それではおたのしみ下さい♪


13襲撃

一年生組が加入してから3週間が立つ。

最近は以前宮司の千堂さんが近所の要望を受けて整備したバスケットリングを使っての練習をしていた。

「行くよ凛!」

 

「こいにゃ!!」

今は休憩時間を利用して凛ちゃんとバスケの1on1をやっている。

ちょこちょことフェイントをかけて抜こうとしても持ち前の反射神経とバネで中々抜けれない。

只単の筋トレや走り込みだけでは自分の体力が挙がっているのか分からないし、単調練習だったらマンネリ化になるからこういったミニゲームを取り入れた。

「ふう」

「おつかれ悠にい」

「ああ、ありがとう」

「でもすごいよね。あの時、なんであんなに動けるの?」

前にみんなの体力が本当に上がっているのか確認するためにバスケでミニゲーム

心のない不良連中に怒った俺が3on1で挑みボコボコのミンチにしてやった

何をやったといわれたら最初に相手の軸足に重心が乗っかった瞬間切り返すことで発生するアンクルブレイクをかまし、型にはまらない動きで翻弄し、レーンアップでダンクをぶちかました。

「あの時は大人気なかったですよ」

「すまんすまん」

あの時は久々に血がたぎったよ。

 

 

「それより悠にい」

「ああ、この書き込みの件だな」

この2週間の間にあまりうれしくない事案が起こっていた

『あんたたちがアイドルを語るなんて10年早いわ!とっとと解散しなさい!!』と書き込みがされていた

結成時に比べて徐々に人気が高まりこういうことも予想されていたことだけど気持ちいいものではない。

 

再びバスケットボールを拾うとしたそのとき奥の方から変な気配を感じ取った!?

「海未」

「はい!あの角あたりから」

海未も気か付いたらしい。

 

「俺が意識を誘導させてみる」

「できるのですか?」

「まあ、任せな」

 

「悠さん、もう一度勝負にゃ!!」

「その心意気やよし!!ならとっておきのを見せよう!」

凛ちゃんの間合いに臆さず入る。

「悠さんそんな無防備に」

「行くぞ!!」

ストリートバスケみたいな型にハマらない前後左右に激しいドリブルで翻弄。

「にゃ!?」

流石の運動神経随一の凛でさえ目が追い付いていない。

「さ~てボールはど~こだ?」

「「「「「え!?」」」」」

さっきまで手についていたボールを変則ドリブルスピードの一瞬をついて背中に隠した。

隠れていた不審者もドリブルテクニックに見とれらて体が出ていたことに気づいていなかった。

その瞬間、体を捻り遠心力でボールを不審者に当てた。

 

「ふご!!」

弾着を確認全身のバネを使って一瞬で詰め寄った。

「さて・・・どうして俺たちを見ていたのか説明」

季節外れもいいとこのロングコートにマスクとサングラスを身に着けたツインテールの

「あんた達とっと解散しなさい」

 

 

何をする気だ。

更に感度を上げて懐から・・・・

「ヌンチャク!?」

とっさに交わしたのだが相手も季節外れの格好のせいで、手汗ですっぽ抜けたヌンチャクが俺の・・・・・・に直撃した!

「!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?」

いくら訓練の時に大小さまざまな怪我を追ってきたがさすがにここだけは!!

 

「悠にい大丈夫ですか!?」

「だ、ダイジョウブ」

すっぽ抜けたおかげでそこまで力がなかったのが不幸中の幸いだ。

「・・・・ということはあの子がこの書き込みの犯人なのですか?」

「正直確証はない。本人もかもしれないし。別人が書いた可能性もある」

でも、気になる面もある。

あの気配・・・・

 

 

 

 

 

 

「それでは新たなメンバーを加えた新生μ`sの練習を始めたいと思います」

時間変わって放課後いつもの様に着替え終わって集まったら恒例のいつのやつをやるみたいだ。

 

「いつまでやるんだ?もう2週間は言い続けているぞ!!」

「だってうれしいだもん!!」

その気持ちは分からなくもないけど、目を輝かせながら近づくな!!

海未とことりからまた変なプレッシャーが降り注ぐから!!

 

「だからいつも恒例1!」

 

「2!」

 

「3!」

 

「4!」

 

「5!」

 

「6!」

 

「くぅ〜!6人だよ6人!アイドルグループみたいだよね〜!」

 

完全にやる気スイッチが変な方向に入ってしまって練習が始まる前のこれがすっかり恒例になった。

「毎日同じ事で感動できるなんて羨ましいにゃ~」

「いや~それほどでも」

おい!ア穂乃果!!

それ一切褒めていないぞ!

嫌味すら気が付いてないなんて・・・こいつの頭の中いったいどうなっているんだと気になってしまう。

 

「それよりいつまで駄弁っているのよ!練習時間なくなるじゃない」

「おお!真姫ちゃんやる気満々!!」

「べ、別に」

「またまた~凛知っているよ~一人でこっそり練習している真姫ちゃんを」

ほお~それは是非とも見てみたいな。

「あ、あれはこの間やったステップが酷かったから変えようとした」

「ちょっと待って真姫ちゃん!?今ステップ考えている人って」

 

 

「「・・・・・・・・そうですか」」

花陽が声を制してくれたが時すでに遅し・・・

 

「あのステップ・・・・考えたの俺たち(私たち)なのですが」

今のダンスのステップは主に俺と海未で考えているのだけど後輩からここまでdisられると割とへこむ。

 

「気にすることないにゃ!真姫ちゃんは照れているだけにゃ!」

そういって真姫に寄り添った。

本当にこの短期間で仲良くなったねお二人さん。

 

それが俺にとって最高の癒しさ・・・・・・

 

disった本人が混ざっているけど。

 

「雨だ・・・・」

「にしても日本の梅雨の時期ってよく振るな」

ここ最近、雨のおかげでまともに練習ができていなかった。

「でもこうなってしまったら棚上げしていた雨天でも使える練習場所を探さないといけない」

「区の体育館はダメなのか?」

「うん、放課後はすでに埋まっていて」

でも確かにこのままでは死活問題だな。

国防省の福利厚生施設は家族のみだし、何より手続きの間に梅雨が明けてしまう。

この時、俺の脳裏に都合のいい場所が浮かんだけど・・・・

 

「一応思いついたけど」

「ほんと!!」

「ただまあ・・・・場所が場所なだけちょっと聞いて見ないと分からない」

あそこにはそこそこ大きいスタジオや音響一式が完備されているって聞いたことがあるけど、大丈夫かな?

 

モノの試しに連絡してみた驚くべき回答を得た。

 

 

 

 

 

 

「それでどうでした?」

「みんな!よろこべ!!先方から了承を得たぞ」

 

 

「本当ですか?」

「嘘じゃないよにゃ!?」

正直微妙な所だったけど以外にもOKと言う返事をだった。

「ただ、いくつか条件が出されて」

「条件ですか?」

「大したことはないのだが、これは施設の責任者が直接話したいからって言うからこれから向かおう」

幸い今は雨が一時的にあがっていたのでこの機会に走り込みを兼ねて向かった。

 

 

 

 

「さて、ついたぞ!」

15分ほど走った所に今回の目的地についた。

 

「ふぃー疲れたよぉ」

「ほんとうにゃ」

大きく息を吐きながらけど、みんなは気が付いていないが普段のペースより少し早めには走っているのにまだ息が切れていないのは皆の体力がついている証拠だよ!

 

「あの・・・先輩」

「どうしたの花陽?」

「こ、ここが目的地なのですか?」

不安な口調で質問してきた。

 

「そうだ」

「で、でもここ大使館ですよ!?」

「そう在日アルテールス大使館が今日の目的地だ」

アルテールス王国の国旗が立っている建物。

 

「よ!久しぶり」

「朝霧さん!!」

「ご無沙汰しております」

門番には昔一緒に仕事していた元同僚が立っていた。

「今大使は戻っているかな?」

「申し訳ございません。まだお戻りなられておりません」

「そうか・・・しばらく中で待たせてもらっても構わないかな?」

「大丈夫です。駐在武官から事前の許可をもらっておりますので」

流石大使!

事前に話を進めてくれて助かる!

「皆!中で待っていても大丈夫だって」

 

 

「あなたからの頼みとなると何事かと思いましたが、なるほどそういう訳でしたか」

大使館ナンバー2であるコーネリア・C・モーリッツさんと歓談していた

 

「すみませんモーリッツさん。私的な事でお伺いして」

「いえいえ、あなたには大変お世話になっております故この位でしたらお安い御用です」

「ありがとうございます」

これまでμ`sの面々は緊張のあまり挨拶以外一言もしゃべっていない。

あの真姫ですら縮こまっている

 

「ですが最終決定権は大使が持っております故」

「分かっております」

外から車の音が聞こえてきて扉から1人の女性が現れた。

 

「悠斗さん!!お待たせして申し訳ございません」

「いえいえ、私こそ突然の申し出を承諾していただきありがとうございます」

お互い握手したところで紹介に入る。

 

 

 

「みんな。紹介するよアルテールス大使館大使を務めているセリシア・アースラさんだ」

「μ`sの皆さん初めまして。私はセリシア・アースラです。悠斗君とは昔からの付き合いがありまして」

元陸軍参謀で一時この大使館に駐在武官で勤務したことがあって、以前一緒に飲みに行ったとき大使館の地下にスタジオが置かれていのを教えてもらった。

 

 

「使用条件としましては申し訳ございませんが個人での使用は認められませんのでμ’sとして団体で使用してもらいます」

「大丈夫です」

一つ一つ確認しながら話を進めていた。

「後は大使館という性質上非常時は申し訳ございません。以上が利用規約になります」

 

 

「衛兵長、彼女たちに地下のスタジオに案内してください」

「畏まりました」

 

俺と大使以外の面々は近くで待機していた衛兵長の案内で席を立った。

「あれ、悠にいは?」

 

「俺は大使と話があるから先に練習しておいて」

6人は衛兵長に案内されて地下のスタジオに向かった。

 

「・・・・・・まさかあなたからスクールアイドルの練習場所を貸してくれと聞かされたときは耳を疑ったわ」

「ははは・・・」

最近同じことを部下と父親にも言われましたよ。

 

 

「でも正直驚いたわ。悠斗くんがスクールアイドルのマネージャーになっているなんて」

「幼馴染の熱意を受けてね」

「穂乃果ちゃん・・・でしたね。あの子を見てみるとあの人を思い出すわ」

「やっぱり大使も同じように感じていましたか」

「ええ」

紅茶を一口飲んで・・・・

「まぁ、あいつらと一緒に過ごして色んなモノを見てきました」

 

出された紅茶を飲んで本題に移った。

 

「それで話とは?」

先の電話の時、穂乃果達に直接利用規約の説明だけでなく直接俺に話したいことがあるらしい。

 

「これは本当に偶然な出来事でまだ詳細な情報が入ってきていないのだけど・・・ロシアマフィアの大物中の大物のヨランダが密入国した」

「あのロシアマフィアグラードのヨランダだと!?」

犯罪組織の中で世界最大の戦闘能力を持つロシアマフィアグラード。

その構成員の殆どを旧ソ連軍人で締めるだけではなく原潜や戦闘機も所有している世界一達の悪いマフィア。

「これがそのときの写真です」

顔に特徴のある大きな傷!間違いない!!

 

「・・・・・・このことは日本政府には?」

「既に大西総理に報告して動いているのだけど既に裏に潜った形跡でね。足取りが途絶えているのよ」

一歩遅かったか!!

「・・・・・しかし何で日本に来たのだ?」

「そう!そこが大西総理も気になっていたのよ」

昔の民社党の連立政権ならゴロゴロ入ってこれたが、今では海上・空港の警備網は強力でちょっとやそっとでは入れない

「入ってきたのもヨランダを含む数人か・・・・・」

抗争が目的なら兵隊の数は明らかに不足でビジネスなら護衛と御伴でこの人数は分かるけど目的がわからない。

以前見たいな非合法のビジネスはしにくいしリクスもある。

「グラードがバックについているのって確か・・・・」

「ええ、ユニオン政府が裏で手をつないでいるともささやかれている」

この件は昔から言われておるが物的証拠もなく、ユニオン政府からも公式に否定されている。

 

「目的が何なのかが分からないと手の内容がないな」

音ノ木坂学園の廃校の最中・・・その廃校派のバックについていると思われるユニオンの傘下が日本に来ている。偶然だろうか?

 

また突然走馬灯のように今度のは金髪少女の映像が頭に過った!!

「っ!?」

 

 

「・・・・・・・大使、常装薬弾と小銃・・・俺に渡すことってできないかな?どうもいやな予感がする」

「いやな予感・・・ですか?」

「正直に言うと俺のクラスメイトの女の子の顔が頭をよぎった。しかもその子祖母がロシア人のクォーターで・・・・何かが引っかかっている」

「分かりました。すぐに本国に打診してみます」

正直言って、この手のいやな予感は外れたためしがない

杞憂であってほしいのだが・・・・

 

 

こうして雨天の練習場所を確保に成功した・・・・・と思われていた。

 

 

 

「・・・・・・・何で雨止まないの!!」

「仕方がないよ・・・それが自然の摂理」

俺たちは近くのファーストフード店に足を運んでいた。

「穂乃果、そんな風に食べていると・・・・太るぞ」

 

「そんなことより練習場所どうするの?平日に大使館まで行くのに時間もかかるし」

「それに今回見たいな時に大使館は使えないですし」

今日は朝からアルテールス大使と内閣官房長官と会談することが分かっていたので大使館での練習はなくなった。

 

 

 

「確か前回練習場所を探していた時はきちんとした部活じゃないと借りられないって言っていたよな?」

「そうなんだよね~規定も変わって7人以上ならないと出来ないなんて」

「ちょっと待って改正規定は7人以上だったよね?」

「ええ」

「・・・・・・・今何人だ」

「・・・・・え!?」

「今・・・・7人」

「穂乃果・・・・・どういうことだ」

発起人である穂乃果に問い詰めてみると驚くべき回答が出た。

 

「・・・・・・忘れていた!!」

「忘れていたんかい!!」

パシーン

 

「それより忘れていたってどういうこと?」

「いや~メンバーが集まって安心しちゃって」

更にもう一発!

「この人たちダメかも」

「面目ない」

盛大にため息をこぼす西木野さんに謝罪した。

 

「よし、明日早速部活申請しよう」

憂鬱な雰囲気から一転して一気に明るくなった。

条件はそろっているのだし廃校派の連中も露骨に嫌がらせはしてこないはずだ。

「・・・・っとその前に」

俺は仕切りの向こうに隠れていた不審者(仮)に・・・

「よ、お嬢ちゃん。久しぶりだね」

「な、なん」

「何で分かったって?前にあったとき君の気配を覚えておいてね。さらに言ったらここに入る前からついてきたこともわかっていた」

「俺の急所を狙おうが頭から残飯ぶっかけようが大抵の事は笑って見逃すよ」

 

 

「・・・・・・・でもな」

 

一呼吸おいて・・・・

 

 

 

「どんな理由があろうとこいつらを狙おうというのならガキでも容赦はしねぇ!!」

 

「か、解散しなさいと言っているでしょう!あんた達は全然なっていない」

俺の気迫に怖気ついたのか言いたいことを言ったらそのまま逃走した。

 

だけど今度ので確信した。

 

ファーストライブに来ていた子に間違いない!

 

 

これで音ノ木坂の生徒だと分かったが一体何の目的で俺たちの活動を否定しているのが残った。




いかがでしょうか?

次は明後日に投稿ができると思いますので楽しみにして下さい。

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