ネフィアで見つけた赤い本   作:EX=ZERO

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*それはオリジナル要素が含まれている
*それはomake要素が含まれている



*それはあちこちに散らばっている

*とある犬の日記

おはようございます、私たち遺跡で暮らす神経ハウンドにございます

誰も扉の鍵を開けられないのですし詰め状態ですが体調はすこぶる健康にございます

さて、我々は待っているのです、この扉を開けてくれる誰かを

おお、さっそく扉の開く音が聞こえましたよ、それでは皆さんご一緒に……せーのっ!!

*神経ハウンドは神経のブレスを吐いた

 

 

 

 

*異形の森の使者『ロミアス』の日記

おいおい冗談だろ? 息抜きにたまたま手に入ったチケットでパーティ会場で遊んでたら

どいつもこいつも血相変えて俺に襲いかかってきたんだ俺が一体何をしたっていうんだ

っ! よく見たらお前、あの時助けた冒険者じゃないかあの時の恩を仇で返すつもりか!

は? お前も? そこにいるお前もそうだっていうのか? なんだ? 記憶にないぞ??

こっちにくるんじゃない、邪魔だっ、くそっこうなればこの弓で遠くから……

おいなんでこっちにワープしてくんだふざける*文章はここで途絶えている

*あなたは憎しみに支配されながらパーティー会場へ駆け出した

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

妖精さんが吐き出す種を植えたらまた妹が出てきた、何度目だろうか?

いろいろな種を出してくれる妖精さんに、そして授けてくれたクミロミ様に感謝はしているけどさ

最近妹ばかりが生えてくる、お兄ちゃんお兄ちゃんとやかましい事この上ないのだ

仕方ないので妹はかかしとしてそこらじゅうに吊るしてるけど害獣を追い払えない、役に立たない

ああ妖精さん、このハーブの種は嬉しいね 力をつけたいからモージアが育ってくれればいいな……

Fuck!! またストマフィリアか!!

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

あの、すみませんホントマジで勘弁してください

私の夢の中に降臨して笑いながら筋トレするのはやめてください、暑苦しいんです

今夏ですよ?灼熱の塔と同じくらい日照りが暑いんですよ?

見てくださいよ、飛び散った汗で全身濡れてますよ私、かたつむりなら溶けてますよ?

そんな満面の笑みを浮かべて私が捧げたクズ石を握りつぶすのやめてくれませんかね?

ほかの信者が捧げたダイヤモンド鉱石をこれみよがしに見せつけるのやめてくれませんかね?

あれですか、私も希少な鉱石を捧げろと? 欠片じゃだめなんですか?そうですかダメですか

黄金の騎士ちゃんもなんとか言ってください、え?「私の夢にも出てきます」って?

オパートス様、明日には鉱石をたくさん捧げますので今日のところはお引取りを……

え? 信仰心の熱い信者のために自ら個人トレーニングを? か、勘弁してぇ……

 

 

 

 

*《乱入者》の日記

英雄たる俺様にふさわしいチーズがあると聞いたんでな

そりゃもちろん食べなければならないさ、名のとおり生命力がみなぎる極上の味だったぜ

しかし数が少なくてな、なんでも幼女を攫ってとってこさせるのが一番効率がいいらしいのぜ

しかし何十人捕らえてもチーズを拾って来ない事が最近になって多くなった

無性にチーズが食べたくなった俺は普通のチーズで妥協するべくいたいけな少女に目を付けた

まずこの杖でパパッと少女を捕まえて服を剥ぐのさ、奴隷と一緒だな

次に媚薬を投与して搾り取る乳と卵 そのうち使うのは卵だな、乳は美味しく飲むのぜ

産みたて新鮮卵を熟成させてできた少女のチーズはなかなか美味といえよう

このチーズを食べるためだけに牧場を経営するのも吝かではない

いっそ幼女の方を牧場で増やしてみようか、前にやったら違う生き物が生まれた気がするが・・

 

 

 

 

*あるごろつきの日記

娼婦がダルフィでしか客を取らない理由を知ってるか?

ある売れっ子の娼婦が雪町で散々気持ちよくしてやったガードに殺されちまったんだよ

怒った娼婦が仕返しに巨人の枷を外してそのガードを黒コゲにしてもらおうとしたらしいんだが

何度火を噴かれても燃え尽きる気配がなくてな、腐っても街を守るガードには変わりねえってか、けっ

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

ひもじい、ひもじいよぃ

盗賊団に旅糧全部取られて、食べるものはトドに盗まれて、落ちてる食べ物はどこにもなくて

こんなことならふかふかパンの秘術を学べばよかったよ……お金だけあっても意味ないよぉ

ああ宿屋っ!食事が取れる!店主さん食事!食事をくださいお金ならいくらでも!!

えっ、あ、あれ?嘘っ……店主さんどこへ消えて*日記はここで途絶えている

 

 

 

 

*ある冒険者の日記

拙者の家は先祖代々冒険者をしている由緒正しき家系でござる

初代様はジューアの遺跡荒らしでござった、長年寄り添った少女と結ばれ子を宿した

生まれた子はゴーレムのピアニストとして音楽業界を総なめにし、黄金の騎士様と結ばれた

その子供はリッチの魔法使いであり街という街をメテオで破壊し、螺旋の王に想いを告げた

ある子孫は13の盾を手に持ち、その子孫は窃盗の達人の猫の神様、ある子孫は平凡なきのこだった

そして我が父は、あらゆる修羅を乗り越えたかたつむり、母は風の神に仕える不器用な黒天使

そんな二人の間に生まれたのがうさぎの拙者にござる、夫である防衛者殿との眠れない夜の末に

授かった我が子はきっと偉大な事を成し遂げる妹になるでござるな

 

 

 

*あるかたつむりの日記

みなさん、ゴミの分別は大事です、街が汚いと観光客も少なくなりますからね

ほとんどの物は可燃性がありよく燃えてくれますが何度燃やしても湧き出てくるゴミがいるのです

そんな時はサンドバッグで吊るしてあげましょう、いわゆる廃材アートという奴です

くれぐれも興味本位で縄を解いたりしないでくださいね?私が街で買い物できなくなりますから

解くのは見世物小屋の巨人の足枷だけにしておいてください

 

 


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