*それはomake要素が含まれている
*ある吟遊詩人の日記
私は今日天使たちに出会った
演奏の修行としてはるばるこんな雪原まで訪れたが
そこにいた女の子たちは私の演奏を目を輝かせて聞いてくれた
お兄ちゃんお兄ちゃんと元気な声で私を呼ぶ姿は実に愛らしいものだった
時々お茶目なお嬢さんが雪を投げてくるがそれもご愛嬌として受け流した
修行の成果はバッチリだ、これであの炭鉱町の男も私の演奏に満足してくれるだろう
さあ私の演奏を聞いて欲しい!ラー♪ララー♪ラ*文章はここで途絶えている
*ある魔術士の日記
宝石細工とは奥が深いのでおじゃる
まずは紙を使い特殊な巻物を作るのでおじゃるそして巻物を使う事で細工をするでおじゃる
極めれば紙でできた粗悪な剣すらダイヤの名剣にできてしまう素晴らしい技術でおじゃる
え? 思っていたのと違うでおじゃるか? 世の中そんなものでおじゃるよ
宝石が直接欲しいならそのへんの壁でも掘ってろでおじゃる
*あるトレイナーの日記
これは果たして私のせいなのかにゃ?
そう、私は確かにあの冒険者に採掘スキルを教えたのにゃん
そしたら何を血迷ったか街中の壁をぶっ壊してしまったのにゃ
おかげで今日も夜風が寒いのにゃー、誰か壁作成の魔法は使えないかにゃ?
違うそうじゃないにゃ、誰が私の周りに壁を作れって言ったにゃ
ああ、また壁を壊して、でも出られたから助か……!? い、今すぐ私を閉じ込めるにゃ!
ああドラゴン!ドラゴ*文章はここで途絶えている
*ある観光客の日記
旅ゆけば楽しってね、いやはや自由気ままに大陸を渡って世界を見るのは素晴らしいもんだ
炭鉱町名物の大災害なんてスリル満点さ、ドラゴンなんてこっちに来て始めて見たよ
雪町の新しい見世物の手のたくさん生えた化物も見ものだね、あの盾一つでいいから欲しいもんだ
それもこれも先輩から教えてもらった『旅歩き』の技術のおかげだよ
短い時間で遠くへ行ける気もするし、体力もついてなんだか成長したーって気分にもなれるんだ、
ただ、観光に来ただけなのに税金取られるのはどうなんだろうね、しかも微妙に高額なのが……
*ある戦士の日記
む! 警報だと!? そこの『鏡』を持った怪しい奴! 顔を見せ……なんだ新人君じゃないか
ふーむ、あんな新人はたしていただろうか? 戦術スキルを覚えに来たらしいが
そんなひょろひょろの魔法使いみたいな痩せた体で覚えられるのか?
ギルドもよくこんな弱そうな奴の加入を許可したよ、きちんと仕事をこなしてくれればいいが
しかし紛らわしい、新人が多いのも困りものだな、きちんと職員リストを作って欲しいものだ
*ある冒険者の日記
くそう、こんな事なら鍵開け技術をしっかり学んどけばよかったぜ
アホな同業者が俺の周りにドアを召喚して閉じ込めやがったんだ、これじゃ出られねえ!
複雑な鍵だっ、このっ! クソッ、こうなりゃ体当たりなんかで強引に蹴破ってドアごと……!
ふう、なんとかやってみるもんだな、この調子で宝箱とかも楽々開けられねえかなぁ
まあ無理か、おとなしく講習でも受けに行こう
*ある釣り具屋の日記
またあの冒険者だよ、うちから釣り餌を買って
餌がなくなるまで釣りをしてはその場で調理し仲間に食べさせておる
で、食べれないものはうちに買い取らせるんだ、うちは便利屋じゃないんだがね
しかし目の前の池で海パンやマグロが釣れるのはどうなんだろうね?
ひょっとして海と繋がっているのかのう? いやいや、ここはただの池だ、釣れるわけがない
む?その本はなんだい? え、それは買い取らなくていい?そうかい?残念だ
*ある農民の日記
あのな、冒険者さんやい
お前さんが随一の栽培スキルを持った腕利きの豪腕冒険者だって言うから
オラの畑の収穫を頼んだんだがよ、頼むから収穫した作物は『納入箱』に入れてくれよ
あそこに入れてくれねえと出荷するとき困るんだべさ
自慢じゃねえがおらはあんまり力はねえだよ、そんな人より大きく育ったリンゴ渡されても困るべ
はぁだれか代わりに納入箱まで運んでくれる人をさがなさにゃいけねえべ困ったなぁ
おい待ってくんろ、この歯型はなんだべ……?
*ある奴隷商人の日記
世の中ってのは厳しいもんだねぇ
うちのお得意さんは冒険者なんだがね、これがまたスキモノでねぇ
買った奴隷の身分を分からせるために最低限身につけさせた服をその場で全部取り上げちまうのさ
ここでおっぱじめる客はいくらでもいるんであっしは何も言わないんですがね?
だがお得意様はもっと凄いんでさ、何やら『変な機械』にいれて次々とその奴隷を消しちまうのさ
あっしに手品でも見せてるのかと聞いてみたら、ありゃ遺伝子とやらを合成してるそうなんだよ
そういや港町でそんな研究をしてる頭のおかしなジジイがいたね
あんたもしやそいつの助手かい? おっとまた奴隷をご所望で?
だったらこのジューアの剣闘士をお得意様におすすめするよ ひひひ
★嬢の日記
あ、あらら? 今日は調子が悪いのかしら
私の投げた火炎瓶が見当はずれな場所にばかり飛んでいってしまいますわ
おかしいですわね……いつもなら私の投擲スキルが火を吹くところですのに
おっ、オホホホッ
ま、まあ今日のところは火が広がる前に退散することにしますわっごきげんよう!
*あなたは日記を火の中にぶち込んで雨乞いを始めた
*あるパン屋の日記
贔屓にしてるお客さんがね、うちから小麦粉や生麺を買ってくんだけどさ
したらお客さん店のフードプロセッサーで自分で料理を作るのさ
んでそれを床において仲間とたべるわけなんだけどね
お客さんが作るラーメンやメロンパン見てるとこっちまで腹減ってくるよ
それ見たほかの客もうちの店にはああいうのないのかってよく言われるんですよ
まあ、あったとしてもお得意様が全部買ってっちゃうんですがね へへへ
うちとしてももう少し仕入れたいとこなんですがね、なにぶん税金があるからどうにも
はあ、資金援助してくれる人でもいればねぇ……
★妹の日記
お兄ちゃんへ、私は新しいスキルを覚えました
お兄ちゃんに擦り寄る奴らをバラバラにしてお肉に解体しやすくするスキルだよ!
目玉や心臓だっていずれは好きなようにえぐりとって見せるからね
だからお兄ちゃん、そんなお姉ちゃんに近づこうとしないでよ……ねえお兄ちゃん
お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
*あなたは日記を地中に埋めて消え去った
*ある女神の日記
定命である人間たちはよく無理をするの、魔法は確かに素晴らしいものだけど
使いすぎるとその命まで危険に晒す死と隣り合わせな力でもあるの
特に『限界を超えて』まで魔法を打ち続けようとするのはダメ
時々は精神を落ち着かせるために瞑想したり体を休めて自分の治癒能力を信じて
……なによその顔? っ!! べ、べつにそんな心配してるわけじゃないの
そうよ、これは信者が少なくなったら困るだけなの!
そういうことなのっ! だから勘違いしないで!
*それはティリスで生きていくヒントが散りばめられている。