デイモンマン※リメイク予定   作:ゼパル・ガルベスク

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ワンパンマンのオリ小説です。

それではどうぞ!


人生イバラ道編
0発目:怪人始動


俺の名は銀城(ぎんじょう)羅刹(らせつ)

年齢は24歳、血液型はAB型、誕生日は

10月29日、星座はさそり座の会社員だ。

 

ごく普通に産まれ、ごく普通に育ち、

ごく普通に仕事に就き、ごく普通に

働いている、ごく普通の人間だ。

 

でも、俺が生きているこの世界は全然普通じゃない。俺が中学生の頃から怪人とか怪獣とか、更には大災害や宇宙からの侵略者まで現れる始末。

 

 

そう、今この世はアメコミ風の超人社会になっているんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、ぶっちゃけどうでも良い。

 

え?なんでどうでも良いのかって?ヒーローに愛想尽かしてるからだよ。仕事になると夢のある物もくだらない何かになるみたいなんだ。

 

実際、今いるヒーローは金、地位、名誉とかそういうのばっかだ。その証拠にランキング制度もあるから毎日愚かで醜い争いをしている。

 

一番強いヒーローはS級と言うらしいが、はっきり言ってヒーローには向いてない奴らばっかだ。

 

ブラストは全く姿を現さないし、タツマキは他人を見下している傾向がある。他にもヒーローらしくない奴は沢山いる。

 

 

力の無い一般人が言うんだ、間違いない。

 

 

そして、俺は今仕事の外回りに出ている。

時間帯は真昼間だ、黒服は超キツイ。

 

 

銀城「アッチィ……」

 

俺は広場に設置されているベンチに座って汗を拭う、昼間っからチャラチャラした奴らが多い、イラッとした俺は悪くない。

 

 

「お時間頂いても良いですか?」

 

下を向いて休んでいた俺に誰かが声をかけた、そいつは白装束姿の男で、胸や手袋に地球を掴む鷲のマークが付いていた。

 

銀城「あの、なんでしょう?」

 

「お疲れの様ですが大丈夫ですか?私は訪問販売をしておりましてねぇ。貴方の為にいい栄養ドリンクを差し上げますよ?」

 

栄養ドリンク?とてもじゃないがそうは見えないのが世の断りだ。だが、よく考えてみろ?もしかしたらタダの変態趣味の人かもしれん。どっかのヒーローをサポートする為のサンプルかも知れない。そう言うのがあると何処かで聞いたことがあるが、これの事かもしれない。

 

銀城「じゃあ、試しに…」

 

「本当ですか!ありがとうございます!

此方をどうぞお受け取り下さい」

 

と言って白装束の男は緑色に発光するビンを俺に渡す。何かヤバくない?発光してるよ?緑色だよ?こう言うの大体ヤバイって相場決まってんじゃん。

 

チロリと男の方を見るが、ドウゾドウゾと手を此方に向けている。クソ!飲めってか?飲めってか!?アーーーーー!もうままよ!飲んでやるっと俺は一気飲みした。

 

味は悪くない、喉越しもスッキリ爽やかでなかなか飲みごたえのある飲み物だ、すると俺の体から疲れが一気に取れ始めて来た。

 

 

 

《ドクン》

 

 

 

だが、突然ドクンと音が脳内に響き渡る。その瞬間、俺の体がヒビ割れた様になりそのヒビから銀色の光が出始めた。

 

銀城「はぁ!?な、何だよこれ!」

 

「フフフフ、何でしょうねぇ?」

 

 

男はとぼけた様に返事をする、

そして俺は光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おめでとうございます!貴方は選ばれましたよ、人間を超越した存在にね!」

 

男の発言に何の事だと目を開けると、俺は目を疑った。本当に信じられない。

 

 

全身が白く、コモドドラゴンの様に太い尾を持ち、胸に逆三角形の紫色の水晶を嵌め、大きな三角形の目玉を持った、銀髪のオールバックの化け物。

 

俗に言う怪人になっていた。

 

 

 

銀城「はぁ!?ハアァァァァァァ!!?

え、ちょ、ェェェェェェェ!!!??」

 

「何故今の今まで貴方に会えなかったのでしょうかねぇ。怪人や怪獣など、星の数以上の戦士を作ってきましたが()()()()()()()()()は貴方以外に偶然生まれた()()しか居ませんでしたよ」

 

何か言っているがイマイチ頭に入って来ない。俺はこれから如何すれば良い?何をすれば良い?さっぱりわからない!?

 

 

 

 

 

「見つけたぞ怪人!」

 

すると、トラ柄のタンクトップを着た男が話しかけてきた。周りを目でチラチラと確認するが怪人は居ない。完全に俺だ、俺に言ってんだアレ。てか誰だっけ?

 

「虎っぽく戦うタンクトップタイガーが相手になるぜ!さぁ、かかって来いや!」

 

 

あぁ、そうそうタンクトップタイガーだ。タンクトップマスターとか言うマッチョの手下の一人だ。てか如何しよう。俺喧嘩なんてした事ねぇよ、喧嘩っつっても何時も被害者だったから勝てる気しねぇよ、此処は大人しく訳を話すか?

 

「ヤァ!タンクトップタイガーだね?

良かったね銀城さん、雑魚ですよ雑魚、今の貴方なら一撃で殺せる相手ですよ?さぁレッツトライ!」

 

覆面ンンンンンンン!!!!テメェ何ふざけた事言ってやがんだよ!俺は虫殺す時は必ずスプレーでプシューってやるタイプなんだよ!確かに今の俺は細マッチョになってるけどプロ相手に勝てるわけねぇだろが!

 

タイガー「ナニィ!?上等だ!覚悟しろ怪人!」

 

銀城「え!え!うわぁぁぁぁぁ!?」

 

俺は目を瞑りながら手を前に出す、するとガンガンと色んなところにぶつかりながらタンクトップタイガーが吹っ飛んだ。

 

銀城「・・・え?マジで?」

 

 

 

こうして、俺の怪人としての人生が始まっちまった。

 

そう、始まってしまったのである。

 

 

 

 

 

 




次回からキャラクター図鑑始動!

お楽しみにね!
(いつやるとは言ってない)

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