銀狼 銀魂版   作:支倉貢

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ツンデレのデレの時に勝る可愛さはない

ここは、とある定食屋。そこで、白飯を乗せた丼にマヨネーズ一本分を丸々かけている男がいた。

男ーー土方は、先の鬼兵隊と桂一派の衝突の報告を、山崎から受けていた。

 

「ほォ。桂と高杉がねェ」

 

「過激派だった桂の野郎も今ではすっかり穏健派になり変わり、とかく暴走しがちな攘夷浪士達を抑えるブレーキ役となっていると聞きます。バリバリの武闘派である高杉一派とぶつかり合うのは目に見えていました。両陣営とも被害は甚大な模様で、死者行方不明者五十数名。あの人斬り似蔵も行方不明とか……これで奴らもしばらく動けないでしょう」

 

「しかし解せねェ。岡田、河上ら猛者を擁する高杉に比べ、桂はロクな手駒を持っていなかったはず。一体どうやって高杉達と互角に張り合ったってんだ?」

 

「それなんですがね、気になる情報が。桂側に妙な連中が助っ人についていたらしくて。そいつが……妙なガキを二人連れたバカ強い白髪頭の侍と、白い服を着た銀髪の少女らしいんです」

 

土方は報告を聞きながら、箸を割った。

 

「……副長、こいつぁもしかして」

 

「…………野郎と志乃か。確かあいつらは以前、池田屋の一件の時も桂と関わってる風だったが、うまい事逃げられたんだったな。志乃の奴は、桂とは昔馴染みだとかと言ってたらしいな。洗うか」

 

土方は内側の胸ポケットから、煙草とライターを取り出した。それに火をつけ、煙を吐く。

 

「元々胡散くせェ奴らだ。探れば何か出てくる奴らだってのは、お前も前からわかってただろ。派手な動きもせなんだから捨て置いたが……潮時かもな」

 

「これでもし、旦那と志乃ちゃんが攘夷活動に関わっていた場合は」

 

「んなもん決まってるだろ。穏健派だろーが過激派だろーが俺達の敵には違いねェ。斬れ」

 

********

 

「…………トッキー」

 

「ダメ」

 

「……まだ何も言ってない」

 

志乃は布団の上で寝転びながら時雪を呼ぶが、何か言う前に時雪が一刀両断した。

不満げに頬を膨らませる志乃に、時雪は卵粥を持ってきた。

 

「新八くんから聞いたんだから。志乃、紅桜で串刺しにされたんだってね?そんな体でよく俺を助けに来ようとしたね?」

 

「そりゃ、助けに行くでしょ。っていうかホントは、あの岡田の野郎に報復しに行きたかっただけだけど」

 

口を尖らせてふて寝する志乃を宥めて、時雪は卵粥をスプーンで一口掬う。

起き上がった志乃は、時雪から器を奪い取った。

 

「わっ、志乃!」

 

「自分で食べれる」

 

「そう?」

 

「食べれる!!」

 

スプーンも奪い取って、志乃は貰った卵粥をばくばく食べ始めた。

予想通りの薄味に、志乃はべーっと舌を出す。

 

「トッキー、私そこまでの病人じゃないんだけど。怪我人だから」

 

「なら、普通にご飯は食べれる?」

 

「食べれるから。あのさ、トッキー……」

 

「だから、ダメだってば」

 

「何で言う前にダメって言うの!?」

 

「どーせ出かけたいとかそんなでしょ?」

 

「ぅぐっ……」

 

見事本心を見抜かれた志乃は、グッと押し黙る。

確かに、家よりも外で遊ぶのが好きな志乃にとって、一日中家にいるのはツライだろう。

時雪は溜息を吐いてから、懐から一通の手紙を差し出した。

志乃はそれを受け取り、開いた。

 

「桂さんから。明日会いたいって。デートのお誘い?」

 

「やめてよ。あんなバカとデートとかツラすぎる」

 

空になった器を貰って、時雪は立ち上がった。

 

「そういえばさ、志乃」

 

「何?」

 

「志乃さ………………好きな人、いるって言ってたよね……」

 

鬼兵隊の船の上。高杉を前に堂々と言い放った彼女を思い出す。

志乃の好きな人とは、一体どんな男なのだろうか。知りたい気もするし、知りたくない気もする。

志乃は「あー……」と呟いてから、ガシガシと頭を掻く。

 

「言ったよ。それが?」

 

「好きな人って……誰?」

 

「…………それ、言わなきゃダメ?」

 

「イヤじゃなければ……聞きたい」

 

背中を向けて、会話する時雪。

志乃はゴロンと布団に横になって、頬杖をついた。

 

「……………………明日」

 

「え?」

 

「明日、ヅラ兄ィに会いに行ってくる」

 

「……うん」

 

はぐらかされた。

時雪はそう思いながら、志乃の部屋を出て行った。

 

********

 

翌日。

橋の上で待ち合わせをしていた桂は、目当ての少女が現れたのを見て、橋の手すりに寄りかかっていた体を起こす。

もちろん真選組に見つからないために、笠を被り錫杖を持ち、修行僧の格好をしていた。

 

「来たか、志乃」

 

「よォ、ヅラ兄ィ」

 

「ヅラじゃない桂だ」

 

テンプレ通りのやりとりを挟んでから、桂は容態を訊く。

 

「体はどうだ?随分と酷かったらしいな」

 

「大丈夫だよ。まだ傷は完全に塞がってないけど」

 

「そうか。それにしても、辻斬りに体を貫かれるとは、普通女子(おなご)にあってはならない事態だぞ」

 

「うるさい!」

 

あまり女の子っぽくないことくらい、わかってますぅ。

志乃は不満げに口を尖らせると、桂は微笑みながら彼女の頭を撫でた。

志乃も桂も、岡田に髪を切られ、短くなっている。

 

「ヅラ兄ィ、髪伸ばすの?」

 

「そうだな、そのつもりだ。お前は?」

 

「そーだね、私も伸ばそうかな」

 

二人は笑い合うと、早速目的地に向かうため歩き出した。

 

そんな彼らを、遠くで見ている影があった。

彼の名は山崎退。真選組監察だ。

彼は副長である土方の命を受けて、攘夷志士の疑いがある志乃のことを監視していた。

家から出てきたと思えば、桂に会う。もしかして、本当に攘夷志士なのだろうか。

橋の影に隠れて姿勢を低くする山崎の背後に、一人の少年が立った。

 

「何してるんですか?」

 

「!?」

 

バッと振り返ると、そこには双眼鏡を手にした時雪が立っていた。

 

「えっと……君は確か……」

 

「あ、いきなり不躾にすみません。茂野時雪といいます。志乃の経営する万事屋で働く者でして」

 

「ああ、君が……こちらこそどうも、山崎です」

 

ぺこりと会釈をし合う二人。

時雪は山崎に、何をしているのか尋ねた。

 

「何をしているんですか?こんな所で」

 

「ぇっ!あ、えーと……さっき桂がいたから、後をつけようと……」

 

「良かった、志乃を疑ってるんじゃないんですね」

 

志乃の名前を出されて、山崎の心臓が跳ね上がる。

コイツ、エスパーか⁉︎

しかし、時雪は山崎の動揺など知らずに続ける。

 

「志乃、気にしてました。あの一件で、また疑われるんじゃないかって。銀狼だってわかってから、真選組の人から疎遠にされちゃって、気まずいってずっと言ってましたから」

 

「……そうなんだ」

 

にこ、と優しい笑みを浮かべて志乃を心配する彼を見て、山崎はやはり志乃は攘夷志士ではないと思った。

彼女にはこんなにも、自分のことを思ってくれる人がいるのだ。そんな人達を悲しませるような、酷い子じゃない。

山崎はふと仕事を思い出し、その場から離れようとした。

 

「じゃあ、俺は仕事があるのでこれで」

 

「あ、待ってください!俺もご一緒させてもらってもいいですか?」

 

「はい?」

 

突然の提案に、山崎はポカンとした。時雪は理由を説明する。

 

「実は、志乃が桂さんとデートに行ってて……」

 

「デ、デートォォ!?」

 

山崎の頭が、一気に混乱する。

デート!?あの攘夷志士の中でも指折りで数えられる程のテロリストと、志乃がデート!?

時雪は大声で叫んだ山崎の口を押さえ、シーっと人差し指を立ててみせる。

 

「まだ定かじゃないんですけどね。でも、絶対デートだと思うんです。志乃も桂さんに懐いてるし、桂さんもよく志乃の頭を撫でたりするので。これは男の勘ですが……」

 

「それを確かめに行きたいと?」

 

「それもあるんですが……その……知りたくて」

 

頬を赤らめながら俯く時雪。

おや?これはまさか?山崎は首を傾げて問う。

 

「何を?」

 

「あの……し、志乃が……好きな人がいるって言ってたんです。それが誰なのか……もしかして、桂さんじゃないかって。そう思うと、何か嫌で……」

 

山崎の勘は当たった。

 

「なるほど、時雪くんは志乃ちゃんのことが好きなんだね?」

 

「んなっ!!」

 

図星を指され、時雪はガバッと顔を上げる。

山崎はニヤニヤしながら、耳まで真っ赤になる時雪を見た。

 

「…………ぃ、言わないで、くださいね……?」

 

「もちろんだよ、時雪くん。一緒に二人の関係を調べに行こうか」

 

今回、面白くなりそうだ。

山崎は目の前の純粋な少年を前に、ほくそ笑んだ。

 

********

 

桂と志乃は、行きつけの団子屋で一服していた。

二人仲良く団子を食べる姿に時雪は嫉妬し、それを眺めて山崎はニヤニヤしていた。

変装した山崎と時雪は近くの席に座り、二人の会話を盗み聞きした。

 

「そうか、それは災難だったな」

 

「ホントだよまったく。おかげであの後、ヅラ兄ィと関係があるのかとか色々訊かれてさァ……おまけにあのメイド姿まで盗撮されたんだから」

 

どうやら、幾松の時の話をしているらしい。志乃のメイド姿は、山崎も見覚えがあり、記憶に新しかった。

溜息を吐いて茶を飲む志乃に、桂は微笑む。

 

「しかし、アレを着てちゃきちゃき働くお前は可愛かったぞ?」

 

「……そう?ありがと」

 

「ああ。今度は何がいい?ナースにチャイナドレスにサンタコス。なんならウェディングドレスにするか?」

 

「調子に乗るな!!私はコスプレ人形じゃねェっつーの、アホが!!」

 

「アホじゃない桂だ。ふむ……ウェディングドレスは嫌か。白無垢派か?」

 

「話聞けやァァァ!!どっちかっていうとウェディングドレスのがいいけど!!」

 

 

「ウェディングドレス……まさか志乃、桂さんと結婚するのか?……うああ、嫌だァァ!!」

 

「落ち着いて時雪くん!!大丈夫だから!あくまでコスプレの話だから!」

 

錯乱しかける時雪の肩を掴んで、山崎は彼を宥める。

わざわざ会って何でコスプレの話をしているんだ?コスプレ趣味なのか?

山崎は色々ツッコミを入れたかったが、溜息でそれを外に出す。

桂は膨れっ面をしてみせる志乃を可愛く思いながら、団子を口に含んだ。

 

「ほへへ、ははひはひほほほははんは?」

 

「は?何だって?」

 

ごくんと団子を飲み込んでから、桂は言い直した。

 

「それで、話したい事とは何だ?」

 

「ああ。あのね、私好きな人いるって言ったじゃん。その人のこと」

 

「お父さんは許さんぞ志乃。お前はまだ幼い。恋人など作る時期じゃない」

 

「私そこまでガキじゃねーよ。つーか誰がお父さんだって、ん?」

 

志乃は黒い笑顔を浮かべながら、桂の胸倉を掴む。

めちゃくちゃ怒ってることを察した桂は、とにかく彼女を落ち着かせようとした。

 

「志乃、手を放せ。女の子がそんなことをするもんじゃないぞ?これじゃ、相手の男に逃げられるかもしれんな」

 

「ゔっ……」

 

志乃はびくりと肩を揺らして押し黙った後、ゆっくりと手を放した。

むくれる志乃の頭をよしよしと撫でる。

 

「お前の好きな人は、どんな男なんだ?」

 

「えっとね、その人私の店の従業員なんだけどね」

 

「オフィスラブか?大人になってからしろ、志乃」

 

「違うそんなんじゃない‼︎相手も未成年だし……」

 

「未成年……そうか、お前の好きな男とは……」

 

「わわっ、バカ!!」

 

桂が彼の名前を言おうとした瞬間、志乃はバッと桂の口を塞ぐ。

 

「い、言わないでよっ」

 

頬を赤らめ、震える声で桂に注意する志乃。

もう充分可愛いと思うが。桂はそんなことを思いながらも、思わず吹き出してしまった。

 

「はははっ!」

 

「もうっ!!笑わないでよ!おじちゃーん、団子追加!代金はヅラ兄ィ持ちね」

 

「すまん、志乃。お前が可愛くてな。やはり妹とは良いものだな」

 

「これ以上揶揄ったら団子もう一皿追加するけど?」

 

運ばれてきたみたらし団子を一つ口にして、志乃はジトーッと桂を見つめた。

 

「お前は素のままでも充分可愛いぞ?そんなに固くならなくても大丈夫だとは思うがな」

 

「そ、そう……?」

 

「そうだ。そのままアタックしてみろ。もしフられたならば俺に言え。俺がその男を爆殺しに行く」

 

「やめろヅラ兄ィ!!アンタただでさえテロリストで追われてんだよ!?これ以上罪を重ねんな!!」

 

ベシッと笠を被ったままの頭を叩き、最後の一個を食べる。

 

「ありがとヅラ兄ィ。なんか元気出てきた。私、告白してみるよ」

 

「そうか。頑張れよ」

 

席を立った二人はそこで別れ、志乃は去りゆく桂に手を振って見送った。

一方、成り行きを見守っていた山崎と時雪は、物陰に隠れてボソボソと話し合う。

 

「ちょっとちょっと時雪くん」

 

「そんな……志乃が、この後男に告白するなんて……。結局桂さんじゃなかったみたいだし……一体誰なんだ?」

 

「いやいや、時雪くん落ち着いて。話聞いてた?二人の話聞いてた?」

 

「聞いてましたよ。だからこんなに落ち込んでるんでしょ」

 

「だから時雪くん。志乃ちゃんさっき相手がどんな男か言ってたよね?志乃ちゃんの店の従業員で、未成年って」

 

「え?」

 

時雪は顔を上げて、山崎を振り返る。

 

「志乃ちゃんが好きな人は、志乃ちゃんの店の従業員で未成年なんだって言ってたよね。時雪くん、心当たりは?」

 

「えっと……万事屋で未成年なのは、志乃と俺だけです……け、ど………………」

 

整理し終わった時雪は、自分で言っていて恥ずかしくなった。

未成年の従業員。それは、紛れもなく自分ではないか。

つまりはーー。

 

「っ、うあああああああああ!!」

 

あくまで小声で叫び、時雪は頭を抱えてコンクリートの地面にガンガン頭を叩きつけた。

いきなりの狂行に、山崎は志乃にバレるのではないかと慌てる。

 

「ちょっ、時雪くん落ち着いて!!そんな所で暴れたら志乃ちゃんにーー」

 

「アンタらこんな所で何してんの」

 

背後からかけられた声に、山崎はピタッと止まり、ゆっくりと志乃を振り仰ぐ。

そこには、呆れた顔で彼らを見下ろす志乃が立っていた。

 

「わああああ志乃ちゃん!!いつの間に⁉︎」

 

「いつの間にっつーかさっきからいたよ。何?つけてきたわけ?」

 

「えっ!!いや、その……えーと……」

 

しどろもどろになる山崎。彼の様子を見て察した志乃は、溜息を吐いた。

 

「つけてきたんだね……。じゃあ、さっきの話全部聞いてた?」

 

こくりと頷いたのを見て、志乃は頭を抱え、先程よりも盛大な溜息を吐く。

 

「そう……最悪だなァ……。まさか、伝えようとした相手が既に聞いてたなんてさ……」

 

時雪はびくりと肩を揺らして、ゆっくりと志乃を見上げた。

額は地面に打ち付けて赤くなっているものの、頬はそれに負けないくらい赤かった。

志乃も照れ隠しに、わしゃわしゃと髪を掻く。

 

「聞いてたでしょ、トッキー……いいや、時雪。私は、アンタのことが好きです。正直言ってアンタの気持ちは知らないけど、私はアンタが大好き。それは譲らないから」

 

志乃は真っ直ぐ時雪を見下ろして、震える喉を抑えて言葉を紡いだ。胸の鼓動が、うるさい。

志乃は時雪の横をすり抜けて、帰ろうと足は早めた。

その時。

 

「待って」

 

ガシッ

 

通り過ぎようとする志乃の手を、しゃがんだままの時雪が掴んだ。

志乃は驚いて、時雪を振り返る。立ち上がった時雪は、りんごみたいな顔で志乃を見つめた。

 

「何で……俺の答え聞かないの?」

 

「答、え……?」

 

「俺はねーー

 

 

 

 

 

 

 

 

志乃のことが大好きだよ」

 

「!?」

 

志乃が大きく目を見開く。

彼女からふと目を逸らし、時雪は後頭部に手をやった。

 

「ホントは、もっと早く言いたかったんだけどね。情けないな……女の子に告白させちゃうなんて」

 

「ト、トッキー……」

 

耳まで真っ赤になった志乃は、ずっと堪えていた涙が、堰を切ったように溢れた。

 

「し、志乃!?」

 

それを見た時雪は焦り、すぐにハンカチを彼女に差し出す。

 

「だ、大丈夫?どうしたの?」

 

「ご、ごめっ……嬉、しくて……」

 

ゴシゴシと目を擦った志乃は、不意に時雪に抱きついた。

時雪は突然のことに石のように固まるが、震える手を彼女の首の後ろにまわし、抱き締めた。

 

一部始終を見ていた山崎は、二人の邪魔をしてはいけないと思い、そのままそそくさと去っていった。

しかし、空気にされたことを悲しんで、一人涙を呑んでいた。

 

********

 

その後、山崎は簡潔に報告書にまとめあげ、土方に提出した。

報告書には、こう書かれていた。

 

『報告書 志乃ちゃんは攘夷活動とかしてないと思います。

それは、男の子が友達が多くて幅広いだけだと言っていたからです。

志乃ちゃんはあの男の子を護りたかったんだろうなと僕は思いました。 山崎退』

 

「作文んん!?」

 

報告書を読んだ土方はそうツッコみながら、机に報告書を叩きつけるのだったーー。




次回、イメージアップです。

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