銀狼 銀魂版   作:支倉貢

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メイド服ってのは着るのになかなか勇気がいる

この日オフだった志乃は、久々に友人である幾松という女性が店主をつとめるラーメン屋、北斗心軒にスクーターで向かっていた。途中、差し掛かった橋でロン毛のペンギンオバケを見かけたが、スルーする。

店の傍にスクーターを止めると、志乃は扉を開けた。

 

「こんにちは〜」

 

「いらっしゃい……アラ、志乃ちゃん」

 

「久しぶり、幾姉ェ!ラーメンちょうだ……」

 

最後まで言い切る前で、思わず固まった。

幾松の立つ前にあるカウンター席に、見覚えのあるロン毛男が座ってラーメンを食べていた。

 

「……ヅラ兄ィ?」

 

「ヅラじゃない桂だ」

 

その男は、見紛うことなき志乃の昔馴染みでありテロリスト、桂小太郎だった。

 

「何よ?志乃ちゃんアンタ、この怪しい男と知り合いなわけ?」

 

「うん。知り合いっちゃ知り合い」

 

あっさりと認めた志乃に、幾松は溜息を吐いて志乃をこちらへ呼ぶ。

 

「……アンタの交友関係が広いのは前々から知ってたけど、相手選んだ方がいいわよ。アイツ何なの?」

 

「昔馴染みなんだ。私がずっとちっちゃい頃から世話になってる。怪しいかもしれないけど、いい人だよ」

 

「志乃ちゃんの?……なら、まぁ……」

 

幾松はジロジロと桂を訝しむ視線を送っている。志乃は幾松にラーメンを注文し、桂の隣に座った。

 

「ヅラ兄ィ、アンタここで何してんの……」

 

「わけあって、彼女に命を助けられてな」

 

「あっそ……」

 

桂の立場上、おそらく真選組にでも襲われたのだろう。短い会話で全てを察した志乃は肩を落とした。

志乃にラーメンを出してから、幾松は桂を問い詰める。

 

「それにしても、アンタあんな所で何してたわけ?」

 

「ん?アレだ。道を間違えてな」

 

「へェ〜。道間違えて屋根の上歩いてたんだ。天国にでも行くつもりだったのかィ?」

 

「違う違う、そーゆうんじゃなく……人の道的なものを」

 

「お前やっぱ下着泥棒だろう!!」

 

下着泥棒の発言に、志乃は思わずラーメンを吹き出しそうになった。

 

「下着泥棒!?ア、アンタそんなことしたの!?」

 

「するわけがないだろう!志乃、貴様は俺を疑っているのか!?」

 

「だ、だよね……びっくりした……」

 

ホッとして、志乃は胸を撫で下ろす。桂はラーメンの器を持ったまま、窓の外をコソコソと見た。

 

「人には言いたくない事が一つや二つあるものだ。だが、これだけは言っておく。俺は絶対怪しい者じゃない」

 

「鏡見てみ。怪しい長髪が映ってるから」

 

「違う、コレはアレだぞ貴様。天気見てんだぞ、マジだから」

 

窓の外には、真選組が屯していた。桂は様子を伺いながら、ラーメンを啜る。

 

「チッ、酷い天気だ。幾松殿、すまぬがもうしばし雨宿りさせてもらえぬだろうか?」

 

「雨?そんなもの降ってたかィ?」

 

「…………正直に言おう。実は、俺は全国のラーメン屋を修業して回るラーメン求道者でな。君の技に惚れた。ぜひ勉強させてほしい」

 

「さっきそば好きって言ってなかったっけ」

 

「ラーメンもそばも似たようなものだ。なんか長いじゃん」

 

「お前にラーメンを語る資格はねェ!!」

 

めちゃくちゃな嘘だなぁ。志乃は苦笑しながら、スープを飲んだ。

まあ確かに、外に自分を探している真選組がいたのだ。指名手配されている桂にとっては、マズイ状況であることに変わりはない。

ラーメンを食べ終えた志乃は、丼を幾松に返した。するとその時、北斗心軒の扉が開いた。

 

「い〜くまっちゃん。げ〜んき?」

 

そう言いながら扉を開ける見た目からしてワルそうな男が、三人入ってきた。また来たか、と幾松は溜息を吐く。

 

「なんだよ、つれねーな。かわいい弟が遊びに来てやったんだぜ」

 

「ハン、弟だ?冗談よしてくれ。大吾が死んで、アンタと私はもう何の繋がりもありゃしないよ」

 

「つれねーこと言うなよ。一人残された兄嫁を心配して、こうしてちょくちょく見に来てやってるってのによォ。ここは元々兄貴の店だぜ。奴が死んで俺がこの店貰うはずだったところを、お前がどーしてもっていうから譲ってやったんだ。ちょっとくらい分け前貰ってもバチは当たらんだろ」

 

「また金かイ?もういい加減に……」

 

どうやら、彼は幾松の元義弟らしい。事情をなんとなく察した志乃は、カウンター席に座る義弟達を睨んでいた。

と、その時。

 

「いらっしゃいまっせー。メニューの方はお決まりですか?」

 

「ちょっとヅラ兄ィ勝手に何やってんの!ってかその格好何料理屋⁉︎」

 

桂が義弟達の後ろに立ち、何やらウェイターっぽい格好をして注文を訊いていた。

志乃は思わずツッコミを入れながら、桂に駆け寄る。

 

「志乃、貴様の分もあるぞ。着るか?」

 

「誰が着るかァァ!ってか何でメイド服なんだよ!?もっと着るか!!」

 

真顔でメイド服を差し出す桂。志乃は断固拒否していたが。

義弟達は、桂を見て驚く。今まで、この店には従業員がいなかったからだ。

 

「オイオイ、いつからバイトなんて雇ったんだ?」

 

「バイトじゃない桂だ。メニューの方は?じゃっ三人共チャーハンで?」

 

「いや、チャーハンなんて一言も言ってないから」

 

何故かチャーハンを推してくる桂に、仲間の一人はシッシッと手を振る。

 

「別に俺達ゃ、メシ食いに来たわけじゃねーんだよ。去ね去ね」

 

「では、当店お勧めのコースはいかがでしょうBコース?」

 

「アンタこの店の何を知ってんだよ……」

 

「ああもう、Bコースでもオフコースでもいいから少し黙ってくれ。俺は幾松と大事な話があんの」

 

「じゃっ幾松殿ォ、チャーハン三つお願いしまーす」

 

「結局チャーハンかいィィィ!!」

 

桂の注文を受け、幾松は仕方なくチャーハンを作った。何か桂に考えがあるのだろうか。志乃はそう感じ、事を見守ることにした。

運ばれてきたチャーハンに、桂が説明を添える。

 

「チャーハンは前菜です。Bコースは、他にメインディシュとデザートがあります」

 

「聞いたことねーよ、こんな充実した前菜!」

 

「うるせーな、ほっとけよ。それより幾松、早く金よこせ。困ってんだよ」

 

義弟は桂を無視し、幾松に絡んだ。幾松は義弟達に見向きもせず断った。

 

「…………金はこないだ渡したので最後だって言ったろ。それに私聞いたんだから。アンタら攘夷だなんだと嘯いて、明里屋の金蔵襲撃したらしいじゃないか」

 

「国を救うという大事の前では、強盗なんざ小事よ。俺達攘夷志士には金が必要なんだよ!」

 

そう言った彼に、幾松は強烈なビンタをお見舞いした。義弟はそのまま、椅子から落ちる。

 

「何が攘夷志士だァ!?金が欲しいだけのゴロツキがカッコつけてんじゃないよ!!外で屯してる真選組も、アンタらなんか相手にもしないだろーよ小物が!!だから嫌いなんだよ、あんたらみたいな連中!あんたらみたいのがいなければ大吾も……」

 

「幾姉ェ……」

 

涙を浮かべながら怒る幾松。

幾松の夫は、攘夷志士のテロに巻き込まれて既に亡くなっているのだ。それを彼女から聞いていた志乃は、心配して幾松を見つめる。

殴られた義弟は、激昂して彼女に突っかかる。

 

「んだァァこのアマッ!」

 

「メインディシュお持ちしました」

 

「うるせーんだよ、あっち行っ……って、またチャーハンんんん⁉︎メインディシュもチャーハン!?」

 

桂が、メインディシュと称してチャーハンを持って現れたのだ。

 

「エビチャーハンです。デザートの方は冷えたボソボソのチャーハンになっております」

 

「チャーハン三昧じゃねーか!!何ィ!?そのチャーハンへのあくなき執念は!?どこから湧いてくるの!?」

 

義弟がツッコんだ瞬間、突如激しい腹痛が彼とその仲間を襲った。

おそらく桂が、チャーハンに下剤の類いを入れていたのだろう。志乃はザマーミロと笑っていた。

義弟達は痛みに悶えながら、去っていった。

 

********

 

その後、志乃は幾松の店の手伝いをすることになった。真選組から隠れる桂が心配だったのもあるが、幾松のことも心配だったからだ。

志乃は桂から貰ったメイド服に着替え、店の掃除をしたり、ラーメンを運んだりした。

始めは気乗りしなかったメイド服だが、着てみると意外と動きやすく、動く度にひらひら舞うスカートが可愛かった。

 

「……よし、こんなもんでいいかな」

 

店の裏口を掃除していた志乃は、集めたゴミを袋に詰め、口をギュッと結んだ。

箒を持って店の前を掃除しようと向かうと、人の気配を察知した。

ふと、声が聞こえる。幾松の義弟の声だ。

 

「オイ、急げ!誰かに見られたらマズイぞ」

 

見られたらマズイ?エロ本でも買ってるのか?志乃の悪戯心がそわそわする。

ゆっくりと路地裏を歩き、そっと見てみると、そこにはとんでもない光景が広がっていた。

 

「!?」

 

なんと、彼らが幾松を押さえつけ彼女を縛り上げていたのだ。口に布を巻き付け声を出せぬようにし、駕籠に入れ込む。

義弟はもう一人の仲間と共に、駕籠を持ってこちらへ歩いてきた。

見つかる、と思った志乃は、再び路地裏に入り込む。義弟達は志乃には気付かず、そのままさっさと歩き去ってしまった。

路地裏から出た志乃は、彼らの背中を見る。

 

幾松が、誘拐された。志乃の額に、ツウと汗が流れる。

志乃は反射的に彼らを追うが、彼らとかなり距離が離れてしまい、しかも人混みに紛れて見失ってしまった。

 

「くっそ、アイツら……!!」

 

志乃はバッと踵を返し、店に戻った。店の前に出ていた桂に向かって走る。

 

「桂兄ィー!!」

 

「志乃?」

 

桂は、駆け込んできた志乃を抱きとめた。

肩で息をする志乃の背中を摩って、落ち着かせる。

 

「どうしたんだ?」

 

「幾姉ェが!」

 

「?」

 

桂は必死な彼女の様子を見て事態を少し察したらしく、少し眉を寄せた。

 

「幾松殿の姿が見当たらないのか」

 

「幾姉ェが、前に来てたあのチャラ男達に連れて行かれちゃったんだ!!体縛られて……」

 

「なんだと?」

 

桂は志乃の肩を掴み、ジッと覗き込む。

 

「志乃、どこに行ったかわかるか?」

 

「行き先はわからない。でも、方向だけなら……」

 

「そうか、行くぞ」

 

「え?」

 

志乃がどういうことかと尋ねようとしたが、桂は幾松が使っている出前用のバイクに跨った。そして、志乃を振り返る。

 

「奴らを追う。案内しろ、志乃」

 

********

 

志乃は義弟達が消えた先を指さして、バイクを運転する桂を案内した。

バイクは一人乗りだったため、志乃は荷物台に腰掛けている。

ようやく義弟達を見つけると、そこには真選組もいた。

マズい。このままでは、桂が捕まってしまう。しかし桂は、そのままバイクのアクセルをかけた。

 

「ちょっ桂兄ィ、真選組いるよ!?何やって……」

 

「今はそんなことどうでもいいだろう」

 

「っ…………あー、もう!!しょうがないな!」

 

今の彼には、何を言っても無駄らしい。志乃は諦めて、頭をガシガシと掻いた。

仕方ない。こーなったら、どこまでもこの男についていってやろう。志乃は覚悟を決めた。

駕籠を持ってトンズラする義弟達を追えと指令した沖田の横を、バイクで通り過ぎた。

 

「桂ァァァァァ!?嬢ちゃァァん!?何でェェ!?」

 

隊士が驚いて叫んだ横で、沖田はバズーカを構えた。

バイクで義弟達を追う桂と志乃に容赦なく、バズーカの雨が降り注ぐ。その中を疾走していく桂は、志乃を振り返らずに言った。

 

「志乃、お客様にデザートをご用意しろ」

 

「ラジャー!」

 

明るく返事をした志乃は、どこからともなく冷えたボソボソのチャーハンを取り出した。

桂に手渡してから、荷物台から彼の前に回り込んで、ハンドルを握る。

駕籠を置いて逃げ出す義弟達に向かって、さらにアクセルをかけた。

 

「お客様〜。デザートの方、お持ちしましたァァ!!」

 

義弟達の間を通り抜けざまに、顔にチャーハンをぶっかける。

桂はバイクから飛び降り、志乃は車体を斜めにしてブレーキをかけた。

 

「二つだけ言っておく。一つ、二度と攘夷志士を語らぬこと。二つ、二度と北斗心軒の暖簾(のれん)をくぐらぬこと。この禁、犯した時はこの桂小太郎が、必ず天誅を下す」

 

バイクを止めた志乃はスタンドを立て、駕籠の元に駆け寄る。中には、縛られた幾松がいた。

 

「幾姉ェ!!大丈夫?」

 

「大丈夫よ。心配かけたね、志乃ちゃん」

 

「あれ?ヅラ兄ィは?」

 

「あの人なら行ったよ」

 

「……そっか」

 

どうやら桂は無事逃げられたらしい。ホッとした志乃は、幾松を縛る縄を解いた。

 

「志乃ちゃんも、助けてくれてありがとう」

 

「どういたしまして」

 

「お礼と言っちゃなんだけど、ラーメン一杯あげるよ。チャーハンもつけたげる」

 

「ホント!?やったァ、ありがとう幾姉ェ!」

 

嬉しくて、ぎゅーっと幾松に抱きつく。幾松も微笑みながら、よしよしと彼女の頭を撫でた。

 

********

 

後日。志乃は、真選組のバイトで屯所に足を運んだ。

制服に着替えて部屋に向かうと、何やらいつもより騒がしい。事件でもあったのだろうか。

 

「はざま〜す。どーしたの?」

 

「!!」

 

志乃の顔を見た途端、山崎がささっと何かを背中に隠す。

山崎の周りには隊士らが集まって何か山崎の手を覗いていたように見えた。

それを不審に思った志乃は、山崎を問い詰めた。

 

「ねー、今何見てたの?エロ本?」

 

「えっ……あ、いや、その……」

 

「何?やましいものじゃなければ見せてよ」

 

「あっ!」

 

パッと山崎の手から、それを奪い取る。

見てみると、写真だった。写真の中には、メイド服を着た自分が、颯爽とバイクに跨っていた。

彼女の背後にいる山崎を含めた真選組隊士らは、冷や汗をかき、音を立てないようにそろ〜っと部屋を出て行こうとする。

そこに、志乃が声をかけた。

 

「ねェ、ザキ兄ィ。これ、誰に貰ったの?」

 

「え……えーと、その……お、沖田隊長に……」

 

「おー、来てたのかィ嬢ちゃん」

 

襖を開けて、沖田がニヤニヤしながらこちらへやってくる。沖田は飄々とした態度で、志乃の肩に手をまわした。

 

「いや〜、まさかあんな所であんな格好した嬢ちゃんと出会えるとはなァ。結構可愛いじゃねーかィ。ん?コスプレ趣味かィ?」

 

「違う。友達の仕事手伝ってただけ」

 

「じゃ、何で桂と一緒にいたんでィ?」

 

沖田は少し声を低くして、耳元で尋ねた。

志乃は彼の圧力に臆することなく、視線を沖田に向け、嘆息してから答えた。

 

「私の兄貴、攘夷戦争で戦ってたの知ってるでしょ?その時に知り合ったの。それ以来あまり連絡取ってなかったけど……ていうか、あの人桂だったの?知らなかったよ」

 

「ほーう?あくまで知らねェと言うんだな?」

 

「だから、ホントに知らなかったの。悪い?」

 

冷たい目で、沖田を見つめる。

肩にまわされた腕を退かして、彼を振り返らずピラピラと写真をはためかせながら言った。

 

「そもそも私は、攫われた友達を助けただけ。それ以外何もしてない」

 

写真を両手で持ち、ビリビリと破り捨てる。

沖田はジッと彼女の背中を見つめていたが、肩を竦めて背を向けた。そして、部屋の隅に座り込み、アイマスクをかけた。

 

「そーかィ。疑って悪かったなァ、嬢ちゃん」

 

沖田は一言詫びると、眠り始めた。

志乃は肩越しに彼を見てから部屋を出ようとしたが。

 

「あ、そうだ嬢ちゃん」

 

沖田が跳ね起き、一枚のディスクを志乃に見せた。そして、ニヤリと怪しげな笑みを浮かべる。

 

「悪ィが、いくら写真破っても無駄だぜィ。ここにデータが入ってるから、いくらでも焼き増し出来るんでさァ」

 

「んなっ……!!」

 

衝撃の事実に、志乃は思わずバッと振り返った。

迂闊だった。あの性悪男なら、写真の焼き増しくらいやりかねなかった!

 

志乃はすぐに、ディスクを奪おうと沖田に襲いかかる。しかし、ひょいと彼にかわされてしまう。

 

「お前っ、それよこせ!!」

 

「無防備な嬢ちゃんが悪いんでさァ。そんなんじゃ、ストーカーに狙われるぜィ」

 

「堂々と盗撮してた奴が言うんじゃねーよ!!てめっ、バズーカで体ごと吹き飛ばしてやろーか!?」

 

「面白ェ。やってみろィ」

 

「ちょっ、沖田隊長も志乃ちゃんも落ち着い……ぎゃあああああああ!!」

 

ーーその後、志乃と沖田はディスクをめぐって大乱闘を繰り広げる。ディスクは志乃の手によって見事破壊されたものの、屯所の一部が損壊する事態となった。

志乃と沖田は互いに責任をなすりつけ合い、結果二人まとめて給料がカットされたのだった。




次回、星海坊主篇です。頑張るぞォ!!

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