IS - イチカの法則 -   作:阿後回

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またギリギリになってしまいました。
次回から気を引き締めていきたいと思います。


第5話 誇り

Madoka side

 

兄さんは『人間界のゴミ』(『女尊男卑の女』)からの言葉の性か、私の知らない顔になっていた。

数ヶ月前の女性を相手にした時とは桁違いの殺気が周囲に発せられている。

(多分、神を決める戦いの頃の性格に戻ったのだろう。)

「あなた何なんですの!?私がどういう立場にいると思っていらっしゃるのですか?」

女尊男卑(ゴミ)が何か言っていた。

「立場?どうでもいいですね。俺はこの世界のゴミがなんと言おうと関係ありません。ゴミが1人や2人消えることになっても俺には興味ありませんから。」

「なんですって!!私をゴミ扱いするなど、男程度がしていいわけがありませんわ!」

「流石にそれはダメだろ!女性に対してそんなこと言っていいはずがない!」

兄さんに対し、ゴミ2人がなんか言って来た。

「はあ、少し静かにして欲しいですね。そんなに大声を出す必要もないでしょう?あなた方の声は耳ざわりなんですよ。そんなことに気付けないなんてやはりゴミのようですね。それに織田君でしたっけ?こんなクラスの半分以上が日本人なのに、日本に対して差別発言する女性などはっきり言いますと女性扱いしたくないのですよ俺は。あと君は、俺に謝っていませんよね?そのことに関していうことはありませんか?」

兄さんは煽りを混ぜながら的確に織斑の言葉を止めた。

「オレの名前は織斑だ!それになんでオレがお前に謝らなら無ければならない?」

兄さんはその言葉に怒りを覚え更に憤怒を撒き散らしていた.........

 

 

Madoka side end

 

 

Ichika side

「それになんでオレがお前に謝ら無ければならない?」

こいつの今言ったことに対し俺は更に怒りを覚えた。

(なんでゴミ共は相手のことを考えない?)

俺は織斑に対して最低の評価を下した。

「織斑君、さっき俺が言っていたことを覚えていますか?」

俺は織斑に聞いた。

「オレがISを起動した所為であんたがこの学園に入学することになったことだろう?それがどうしたっていうんだ?」

(本当にこいつは何も考えていないんですね。)

「織斑君、君が起動したのが確か君の受験日で、受験会場を間違えてIS学園の受験会場でISを見たので興味本意に触れてしまった所為でここにいるのですよね?」

「ああ、そうだ。でもそれがどうオレがお前に謝ることに繋がるんだ!」

(ああ織斑って、自分の犯したことについて理解していないんですね?)

俺はこいつらと血の繋がりがあるあることに関して恥ずかしくなっていた。

 

「君が考えなしに起動したおかげで俺が見つかってしまったんですよ?それは、君がもう少し頭を働かせて受験について考えていれば俺はこの学園に通う必要がなかった!もっと普通に生活いけたんですよ!君がくだらない興味本意でISなんてものを起動してしまったおかげで人生が狂ってしまったんですよ!君はどう責任を取るつもりなんですか?俺はハピネスにいましたから安全でした。でももし3人目が見つかったらどうするつもりですか?君や俺は後ろ立てがあるから安全でしょう。もし3人目が後ろ立てがなく実験体されたり、女尊主義者に殺されてしまったら君はどう責任を取るつもりですか?」

織斑は何か答えようとするだが、

「オレは「ああ、君の答えなんて聞いていません。聞いたところで意味はありませんですから。つまり君は俺以外の誰かが見つかり殺された場合、全ての責任とは言いませんが『君が殺したもの』と同じなんですよ。だからこそ俺は君はもう少し責任感を感じるべきだというのに君はそれすら微塵も感じていない!そんな人間を許すどころか仲良くなるほど、俺は優しいつもりはありませんし君に対して優しくするつもりはありません!」

 

「ですから、これからは必要最低限の接触は認めますが、もう二度と『仲よくなりたい』などという妄言は口に出さないでくださいませんか?」

 

「好き勝手言いやがって!オレだって好きでISを起動していないんだよ!」

織斑はどうやら逆ギレしてきたようだ。

 

「もういいです。君はさっきのことを考えてくれればいいのですから。それとクズ女。」

「それは私のことを言っていますの⁉︎」

クズ女はさっきの言葉に圧倒されていたようだが、俺の言葉に怒り出したようだ。

「君がどう思おうと関係ないありませんが、君は俺の家族や仲間を侮辱したんですよね?」

「ええ、そうですわ!あなたみたいな『臆病者の家族』などクズだといったのですわ!」

俺はもうこいつを許す気はない。マドカ達や先生方はどうやら俺の殺気で会話に介入出来ないらしい。だから俺は.........

「さっき決闘とかいってましたよね?」

「ええそうですわ?」

急な話題の変更にオルコットはついて来れないようだ。

「ではその決闘に参加します。」

「ようやくその「ですが参加するにあたって俺は俺の命を賭けて戦います。

君は何を賭けて戦いますか?」

マドカ達以外の先生方を含めた全員が驚いていた。

「ふざけないで下さい!私はそんな賭け「いいですよ別に賭けなくて戦っても。俺はその場合、君は『命を賭けて戦う』ということと考えますから。」

「くっ......わかりましたわ。私はISを賭けて戦います!」

 

だが、 俺はもうこいつを殺すことを確定して戦いをすることを決めている。

 

 

俺の家族を、

 

『僕と一緒に世界を滅ぼさないかい?』

 

『君は、ボク等守り人一族の一員だ。』

 

『兄さんとまた暮らしても良いんですか?』

 

仲間を、

 

『お前は全力(マックス)で倒す!』

 

『“知恵”と“力”両方を兼ね備えてこそ、真の“(おとこ)”となり得るのだ。』

 

『イチカ君、君が来ることは予想していました。予定通りです。』

 

『君と僕とは目的が違うし、君のことは理解出来ない。それでも僕等は仲間だ。』

 

友を、

 

『俺は『(スジ)を通す』ためにお前についていく!』

 

『イチカっち、ハイジっち、仲間になってくれてありがとう』

 

『イチカ君、君はもう苦しまなくていいんだよ。』

 

 

誇りをバカにした。

絶対に許す訳にはいかない!!!

 

 

 

「おっとそれは『(スジ)』が違ぇんじゃねぇか。イチカ?」

ふと教室、にそんな声が聞こえてきた。

 

Ichika side end




イチカ視点が終わりました。
次回、あのキャラが出ます!

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